月島蛍(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
月島蛍(つきしま けい)とは、『ハイキュー!!』に登場する烏野高校バレー部の1年生。約190cmの長身と冷静な分析力を生かし、チームのブロック攻撃の要となる。「ブロックはシステム」と語り、烏野のトータルディフェンスを成功に導く。性格はシニカルな毒舌家。周囲に刺々しい発言ばかりするが、真正面から話をされるのが苦手で、ストレートな物言いには大人しくなる。音駒の黒尾や梟谷学園の木兎からブロックの技術やバレーの楽しさを教わる。チームメイトの山口とは、少年バレー時代からの幼馴染で親友である。
攻めの烏野に対し守りの音駒。お互いに強靭な矛と盾で戦い、非常にリラックスした状態で実力を発揮、長い長いラリーが続く。1セット目は烏野が音駒をリードする展開になるが、25-25に追いつかれ最後は烏野がミスで自分たちのコートでボールを落とす。27-25で音駒高校が先取する。
音駒は1セット目を先取して勢いづく。そして烏野は2セット目のはじめに、この試合で日向の助走を削ぐ徹底した日向潰しが行われていることに気づく。日向を狙ったサーブレシーブやリベロや前衛を狙った返球で、日向に助走を取らせない=スパイクを打たせない=得点させない、という方針に気づいたのだ。そのような中でも、月島はマイペースで淡々とブロックやアタックを決める。このセットの後半で、日向は影山の上げたオープントスでスパイクを決めるというシンプルかつ新しい方法で窮状を脱した。日向のセンターオープンパスからのスパイクでブレイク。このとき、クレバーブロッカー月島はこう分析している。「高く跳ぶってことは、長く空中に居るってこと。他のスパイカー相手の時と同じようなタイミングで跳べば、先に落ちるのはブロッカーの方だ」。烏野は2セット目を取り返す。
烏野と音駒はよきライバルであり、チームメイトそれぞれが個々に友情を築いてきた関係にある。今まで両チームは、共に良い時間を歩んできた。両チームが春高全国大会という大舞台で互角の勝負をすることは、合同合宿や練習と同様に、最高に楽しい時間を共有することなのだ。セットポイント1-1で迎えた3セット目は、勝負がつくまで最高に楽しい時間の共有が続くご褒美タイムである。両者とも最高のバレーボールをしようと張り切る。
月島は、ブロックはもちろんセンターからの速い攻撃やフェイント、レシーブなど、攻守共に大活躍。いよいよ3セット目は24-21で烏野のセットポイントを迎える。最後は長いラリーの末、相手セッターの子爪がトスを汗で滑らせてボールを落とし試合終了。セットカウント2-1で烏野の勝利。烏野バレー部はベスト8に駒を進める。
春高全国大会、鴎台戦
春高全国大会準々決勝、鴎台戦(長野県代表)。烏野はこの時点で全国ベスト8。魔の3日目は、勝ち進むと2試合戦わなければならない。烏野は、音駒戦のあとの鴎台戦になった。鴎台高校は、伊達工業と同じブロックの強いチーム。この試合で鴎台はバンチリードブロックで挑んできた。バンチとは束という意味。月島は「たとえどんな優秀なブロッカーが1人居ても、訓練された組織には敵わない」と言っている。
試合開始後すぐに月島はブロックを決める。これには、相手方チームのブロックの要である「不動の昼神」も「やるねー」と感嘆の声を漏らした。
烏野は、鴎台のブロックが完成する前にどれだけ離されずに食らいついていけるかが勝負だと思っている。ここでまた、月島を要とする烏のブロックがエース星海光来のスパイクをドンピシャで叩き落す。20点まで互角の争いをしているように見えが、しかし、そのあと星海は調子をどんどん上げていき、小柄であるからこそ磨き抜かれたスパイクの技術で得点を重ねていく。あっという間に烏野は20-25と鴎台に1セット先取されてしまう。
第2セット目は、烏野は月島と日向をチェンジさせ、鴎台の最強ブロックには日向の攻撃を突破口として当てる。対して、月島は影山とのコンビで最強の2枚ブロックで鴎台のスパイクをシャットするシフト。このローテーションはうまく機能する。2セット目中盤ブロックに捕まりつづけた東峰もその間に自らブレイクスルーして調子を戻す。2セット目、最後はブロックアウトを狙ってスパイクを打ってきた星海に対して、月島がそれをよけてスパイクアウト。25-22で烏野が1セットを取り返す。
3セット目も接戦は続く。月島のブロックも大活躍。そして日向の囮に鴎台のブロックが全員引っ掛かり、田中がノーマークでスパイクを決める。その後、日向がスパイクを決め14-13で烏野がブレイクして1点リードした瞬間、日向が高熱で倒れてしまう。
日向が抜けたあと、月島はレシーブに2段トスに全力で活躍するが、スパイクを打とうとしたところで足が攣ってしまい、一時コートを抜ける。23-24、鴎台のセットポイント。最後は星海のスパイクが決まり試合終了。この年の烏野の最終成績は春高全国大会準々決勝敗退となった。
月島、大学4年生になる
烏野バレー部は、その後も強豪チームとして毎年春高全国大会に出場し、月島は烏野バレー部ブロックの要として活躍する。月島、日向、影山、山口が3年生のとき、烏野バレー部は春高全国大会で準優勝を飾る。その時の月島の背番号は3。
烏野高校を卒業し、大学に進んだ月島は、卒業後に仙台市博物館に就職予定である。また同時にVリーグの仙台フロッグスにも内定している。
月島蛍の関連人物・キャラクター
日向翔陽(ひなた しょうよう)
日向翔陽(ひなたしょうよう)は『ハイキュー!!』のダブル主人公の内の一人。烏野高校バレー部の1年生で月島とは同期。ポジションは月島と同じミドルブロッカー、背番号は10。冷静沈着な月島に対し、感情表現豊かな日向の性格は対照的である。身長は162.8㎝(高校1年4月)と小柄だが、類稀な運動能力と身長をカバーするジャンプ力で、烏野バレー部の得点を叩き出す「最強の囮」。武器は、セッター影山との速攻のほか、ワイドブロードや2段トスからのスパイクなど、多種多彩である。バレーボールの試合経験が少なかったので、はじめはレシーブが苦手だったが、1年生の春の高校バレー全国大会で覚醒してからはレシーブも上達した。
日向は小学生のとき、春高全国大会で見た烏野バレー部の「小さな巨人」に憧れてバレーボールを始めた。中学校の男子バレー部はたった1人で、3年生になるまで練習試合すら経験できなかった。それでもめげずに「小さな巨人」のいた烏野高校に入学し、バレー部に入部する。「小さな巨人」とは、当時の名将鵜飼一繋監督率いる烏野バレー部の2年生レギュラーで、身長は170センチそこそこにもかかわらず、ネット際の駆け引きが上手な強豪烏野バレー部のエースだった人物・宇内天満(うだい てんま)のことである。
烏野バレー部が春高全国大会に出場したとき、月島の兄は3年生だった。中学生では主将でエースの月島の兄も、強豪烏野バレー部ではベンチ入りさえ許されず、兄が同じポジションを小柄な2年生エースに奪われたことから、月島は低身長の日向をライバル視している。特に月島は、日向と影山のコンビが織りなす変人速攻を止めてみたいと常時思っている。日向と月島はミドルブロッカーという同じポジションだが、月島がリードブロックの要なのに対し、日向はブロックというよりスパイク中心の攻撃の要である。日向は、影山や月島と同様1年生から烏野バレー部のレギュラーだ。
日向や月島が3年生のとき、烏野バレー部は春高全国大会で準優勝する。背番号は5。高校卒業後バレーボールが大好きな日向は、白鳥沢学園の鷲匠監督の紹介で、リオデジャネイロで2年ビーチバレーの修行をする。帰国後はプロ1部リーグのムスビィブラックジャッカルに所属し、日本代表選手としてオリンピックにも出場する。
日向翔陽(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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日向翔陽(ひなた しょうよう)とは『ハイキュー!!』に登場する、烏野高校のミドルブロッカーだ。そしてこの物語の主人公だ。ミドルブロッカーとしては低身長だが、常人離れした瞬発力とずば抜けたジャンプ力を合わせ持つ高い身体能力を活かし、相手をかき乱す”最高の囮”として活躍する。向上心が強く努力を怠らない性格で高校卒業後は、単身ブラジルへ渡りビーチバレーで技術を磨く。そして日本代表ではオポジットとして活躍し、その翌年には海外へ行き、世界クラブ選手権に出場する。
影山飛雄(かげやま とびお)
影山飛雄(かげやまとびお)は、『ハイキュー!!』のダブル主人公の内の一人で烏野バレー部の1年生。ポジションはセッター、背番号は9。小学校2年生から祖父のススメでバレーボールを始め、中学生では天才セッター現ると言われながら大きな活躍が見られなかった遅咲きの天才。影山が1年生のとき烏野バレー部は春高全国大会に出場するが、その年の全日本ユース強化合宿にも召集されている。
月島とは相性が悪くいつも衝突している。入部当時、影山が気にしていた「コート上の王様」発言をしたのも月島である。「コート上の王様」というのは、当時中学生だった影山のバレー部のチームメイトがつけたあだ名で、横暴で自分勝手なバレーをする人という意味である。しかし初対面の月島に「コート上の王様」と言われた際には、影山は月島を相手にしなかった。影山は、烏合の衆のような一見バラバラに見える個性豊かな烏野バレー部でチームメイトに恵まれたからこそ、その才能が開花したのだ。
影山は、高校卒業後大学には進学せず、プロ1部リーグのシュヴァイデンアドラーズに所属し、全日本代表選手として活躍する。2019年には、イタリア・セリエA1のAli Romaに所属していた。
影山飛雄(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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影山飛雄(かげやま とびお)とは『ハイキュー!!』に登場する、烏野高校のセッターだ。天才的な技術でゲームを支配する”コート上の王様”。試合前に爪を研ぎ指の状態を整えたり、試合後バレーノートをつけるなどバレーに対してストイックだ。正確無比なトスワークを誇る、セッターとして秀でた素質を磨き続け、多彩な攻撃を自由自在に使い分ける。脅迫(しんらい)と自負を手に強靭なスパイカーを伴ってコートを統べる”真の王様”となった。日本代表のセッターとして活躍し、その翌年には海外へ行き、世界クラブ選手権に出場する。
山口忠(やまぐち ただし)
山口忠(やまぐちただし)は、『ハイキュー!!』に登場する烏野バレー部の1年生、背番号は12。1年生ではピンポイントサーバーとして活躍する。山口は、不規則な変化でレシーブを困難にするジャンプフローターサーブの使い手で、サーブの師匠は烏野バレー部OBの嶋田。嶋田は烏野商店街にあるスーパー「嶋田マート」の経営者の息子で、現在は親からこれを家業として受け継いでいる。山口は部活の後、嶋田マートに足しげく通い、嶋田からジャンプフローターサーブを教わった。
月島とは小学校の同級生。気の弱い山口を月島が助けたことから(月島には自覚なし)仲良くなる。山口が少年団のバレーボールチームで月島と再会してからは、本音で語り合える親友となる。お互い一緒にバレーボールができることを何より楽しんでいる。試合中、山口がピンポイントサーバーとして出てくると、月島のブロックは一段とキレキレになり、バレーボールの理想的な形であるサーブ&ブロックが見られることが多い。
高校3年生では、山口はバレー部主将となりチームを引っ張る役割を担う。背番号は1。ややネガティブで積極性に欠ける性格だが、自己主張が激しい同期の中では最も気遣いができる常識人として描かれている。バレー歴は長いが特出したパワーやスピードがないところを努力で補う「努力の人」。高校卒業後は大学へ進学し、地元の家電メーカーに就職予定である。バレーボールを続ける月島とは、バレー以外でも仲が良く付き合いは続いている。
山口忠(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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山口忠(やまぐち ただし)とは『ハイキュー!!』に登場するキャラクターで、「落ちた強豪、飛べない烏」と呼ばれている「烏野高校」のミドルブロッカー。身長が高くクレバーな月島、天才の影山、最強の囮日向と同期であり、レギュラーに入ることもできず、当初は目立たない存在であった。しかし、自分だけの武器を見つけるべくサーブを特訓し、チームで欠かせない選手に成長。変人だらけの烏野1年の中で一番まともな性格をしており、よくツッコミ役に回る。しかし幼馴染の月島のことになると熱くなってしまう一面も持つ。
月島明光(つきしま あきてる)
月島蛍には、6歳(学年は7つ)上の兄、明光がいる。明光は中学生ではバレー部主将でエースだった。月島は兄に憧れバレーボールを始める。
強豪烏野バレー部に入った兄は、バレーボールに悩みレギュラーにもなれず苦しんでいた。ある日、月島が兄にだまって試合を見に行くと「エースの兄」の姿はなく控えの選手にもいない。気が付くと正面応援席に兄の姿があった。「ガツーン」と来たと月島は回想している。
その後、兄弟はぎくしゃくするが、月島が烏野バレー部に入ってから帰省した兄と久しぶりに会話をする機会があった。兄は、高校生のときバレーボールについて消化不良だったから、社会人チームに入って現在でもバレーボールを続けていると月島に言う。月島はその後、兄の社会人チームに交じって練習するようになった。兄弟は、月島がバレーボールに正面から向き合うようになるのと同時に、お互いに分かり合えるようになったのだ。
月島明光(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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月島明光(つきしま あきてる)とは『ハイキュー!!』シリーズで主人公の日向翔陽(ひなた しょうよう)が入学する宮城県立烏野高校バレーボール部のOB。そして日向の同級生の月島蛍(つきしま けい)は弟で、蛍からは冷たい態度を取られつつも、いつも明るく応援している。中学時代はエースで主将を任される程の活躍をみせるも当時白鳥沢学園と互角とまで言われていた烏野では一度もメンバーになれず引退となってしまう。それでもバレーボールへの情熱は冷めず高校卒業後は社会人チームでプレーを続けている。
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山口忠(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
山口忠(やまぐち ただし)とは『ハイキュー!!』に登場するキャラクターで、「落ちた強豪、飛べない烏」と呼ばれている「烏野高校」のミドルブロッカー。身長が高くクレバーな月島、天才の影山、最強の囮日向と同期であり、レギュラーに入ることもできず、当初は目立たない存在であった。しかし、自分だけの武器を見つけるべくサーブを特訓し、チームで欠かせない選手に成長。変人だらけの烏野1年の中で一番まともな性格をしており、よくツッコミ役に回る。しかし幼馴染の月島のことになると熱くなってしまう一面も持つ。
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灰羽リエーフ(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
灰羽リエーフ(はいば りえーふ)とは、『ハイキュー!!』の登場人物で、東京の強豪、都立音駒高等学校男子バレー部に所属する1年生。日本人とロシア人のハーフだが日本生まれ日本育ちのため、ロシア語は話せない。名前のリエーフはロシア語で”獅子”を意味する。 バレーは高校に入学してから始めたため、周りから下手だと言われているが、生まれ持った高身長、身体能力、バレーのセンスを兼ね備えている。 主人公の日向翔陽がいる宮城県立烏野高等学校と”ゴミ捨て場の決戦”を実現させるため全国大会への出場を目指していく。
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夜久衛輔(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
夜久衛輔(やく もりすけ)とは『ハイキュー!!』内で登場する音駒高校のリベロ(R)。主人公日向翔陽(ひなた しょうよう)の所属する烏野高校とは因縁の関係であり、何度も試合を行っており、互いを高め合うよきライバルである。リベロとしての能力が非常に高く、その存在だけで相手のスパイカーにプレッシャーを与えるほどの存在感がある。個性豊かなチームメンバーをまとめるおかん的な役割をしていることが多いが、後輩を叱ったりする一面から鬼先輩と呼ばれることもある。
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白布賢二郎(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
白布賢二郎(しらぶ けんじろう)は漫画『ハイキュー!!』の登場人物で、宮城県の絶対王者といわれた白鳥沢学園高校バレー部の2年生セッター。中学生のとき、1学年上のスパイカー牛島若利(うしじま わかとし)に憧れて、一般入試で入学した秀才。2年生で正セッターの座を射止めた努力家でもある。派手さはないがミスの少ないトスが持ち味で、強力なスパイカーを生かすトス回しが特徴。“シンプル・イズ・ベスト”を追求する白鳥沢学園のコンセプトにマッチするセッターだ。目立たないが気が強く、実力のある選手たちを支える。
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目次 - Contents
- 月島蛍のプロフィール・人物像
- 月島蛍のポジション・能力
- 月島蛍の来歴・活躍
- 小学生時代
- インターハイ予選宮城県大会まで
- 春高宮城県大会決勝進出を決めるまで
- 春高宮城県大会決勝、白鳥沢戦
- 春高全国大会、稲荷崎高校戦まで
- 春高全国大会、音駒高校戦
- 春高全国大会、鴎台戦
- 月島、大学4年生になる
- 月島蛍の関連人物・キャラクター
- 日向翔陽(ひなた しょうよう)
- 影山飛雄(かげやま とびお)
- 山口忠(やまぐち ただし)
- 月島明光(つきしま あきてる)
- 黒尾鉄朗(くろお てつろう)
- 月島蛍の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「そんなに気張んないでさ、明るく楽しく程々にやろうよ。たかが部活なんだからさ」
- 「どうも、普通の方です。1人時間差。うちの野生児は騙せても、僕には通じないんで。よろしくどうぞ」
- 「さっき僕は怯んだのか。いや、負けると思ったんだ。それが当然であるように」
- 「あの、3枚ブロックのときのタイミング、僕に任せてくれませんか?」
- 「相手セッターにブロックを欺いてやったという快感も達成感も与えてはならない。執拗に執念深く、且つ敏捷に。絶対にタダでは通さない。プレッシャーを、ストレスを与え続けろ!」
- 「はあ!?別に張り合ってないし」
- 「ほんのわずか、苛立ちと焦りを含んだほころびを待ってたよ」
- 「よっしゃあああああああああああ」
- 「どうも」
- 「ワンチ!」
- 「こんなの馬鹿じゃないの、日向じゃあるまいし。最後まで戦ってみたいなんて」
- 「コレ、止めてみたかったんですよね」
- 「僕1人で勝とうなんて1㎜も思ってません」
- 月島蛍の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 月島蛍(つきしま けい)と山口忠(やまぐち ただし)との友情
- 月島のスポーツグラス
- 作者・古舘春一が作品に込めた想い