ブルックリンの恋人たち(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブルックリンの恋人たち』(原題『SONG ONE』)とは2014年に公開された、出会うはずのなかった2人の期間限定の恋愛を描いたヒューマンドラマである。人類学博士号を目指しモロッコに住んでいたフラニーは、弟の事故の知らせを受けニューヨークに戻る。昏睡状態の弟の身の回りをたどって行く中、弟が憧れていたというミュージシャンのジェイムズと出会う。2人は弟についてや音楽を通じ惹かれ合って行くが、ツアー中であるジェイムズと過ごす時間は限られていた。別れが迫る中、2人が出した決断とは。
『ブルックリンの恋人たち』の概要
『ブルックリンの恋人たち』(原題『SONG ONE』)とは、2014年に公開された期間限定の大人の恋を描いたヒューマン・ラブ・ストーリー映画である。
人類学博士号を目指すフラニーは、モロッコで生活をしていた。ある日、弟のヘンリーが交通事故に遭い昏睡状態だと母親から連絡が入る。
急遽フラニーは故郷であるニューヨークに戻り、家族と再会した。
ヘンリーと疎遠になっていたフラニーは、弟のことを何も知らないことに気付き、悔やんでいた。ヘンリーが何を感じ日々生活をしていたのかを少しでも知ろうと、フラニーはヘンリーの日記を手にする。そこには、ミュージシャン志望のヘンリーが憧れているミュージシャン、ジェイムズのライブのチケットが挟まっていた。ライブへ足を運んだフラニーは、公演後のジェイムズに話しかける。
ヘンリーのことや音楽のことを話していく内に、次第に惹かれ合って行く2人。しかし、ジェイムズはツアー中だったため、別れが迫って来ているのだった。
多くを語らない主人公たちと、ゆっくり進んで行く物語。大きな展開や派手な演出はないが、舞台となるブルックリンの街並みや景色がエッセンスとなり、この映画を引き立たせてくれる魅力となっている。
出会うはずのなかった大人の男女の、たった7日間の恋を描いた甘く切ない恋愛映画である。
アン・ハサウェイがプロデューサーを務め、『プラダを着た悪魔』で監督アシスタントを務めたケイト・バーガー=フラインドの初監督作品である。
主人公フラニーを『レ・ミゼラブル』のアン・ハサウェイ、ジェイムズをイギリスの俳優、ミュージシャンのジョニー・フリンが演じている。
本作は世界興行収入408万918ドル(約4億7400万円)を記録した。
『ブルックリンの恋人たち』のあらすじ・ストーリー
弟の事故
人類学博士号を目指すフラニー・エリスは、モロッコで暮らしていた。ある日、母親のカレンから連絡が入る。弟のヘンリーが交通事故に遭い、入院しているという知らせだった。
フラニーは故郷のニューヨークに戻り、ヘンリーが入院している病院へ向かう。
ヘンリーが眠っているベッドのそばにはカレンがすでにいて、フラニーとカレンは抱擁を交わす。
ヘンリーは頭に強い衝撃を受け、昏睡状態だと医師から説明を受けるフラニー。「待つしか方法がない」と医師は言った。
フラニーは実家に戻り、ヘンリーの部屋を使用することになった。ヘンリーの部屋には「ジェイムズ・フォレスター」というミュージシャンのポスターがたくさん貼られてある。
ヘンリーは、ミュージシャンを夢見ていたのだ。ヘンリーと疎遠になっていたフラニーは、弟のことを何も知ろうとしていなかったことに気付く。フラニーは自責の念に駆られ、涙を流していた。
そして、ふと手にしたヘンリーの日記帳に「ジェイムズ・フォレスター」のライブのチケットが挟まっているのを見つける。フラニーはライブへ足を運んだ。
ライブ会場は満員だった。フラニーはたくさんの観客に混ざって、ジェイムズ・フォレスターの歌に聴き入っていた。
終演後フラニーは、グッズ売り場にいたジェイムズに声をかける。「弟が事故に遭って…ヘンリーっていうの。あなたの大ファンなのよ」とフラニーが言うと、ジェイムズは「無事なの?」とヘンリーの身を案じていた。フラニーは入院先と、昏睡状態であることを説明し、ヘンリーの自作のCDを渡す。「回復を祈ってる」と言うジェイムズにお礼を言い、フラニーはその場を立ち去って行った。
それからフラニーはヘンリーの日記を手にしながら、ヘンリーがよく歩いていた道や、通っていた店などをたどって行く。そうすることで、ヘンリーに近付けるような気がしていたのだ。
日記に書いてあった、ヘンリーのお気に入りのパンケーキを持って病院へ向かうフラニー。しばらくすると、ヘンリーの入院している部屋にジェイムズが見舞いにやって来た。
驚くフラニーに、「近くまで来たから寄ってみようかと思って」とジェイムズが控えめに声をかける。そして「ヘンリーの曲を聴いた。とても素晴らしかったよ。気に入った」と話すジェイムズ。フラニーは「いい曲でしょ?」と嬉しそうに笑顔を見せた。そして、意識の戻らないヘンリーを見て「あなたを見たらきっと驚くわ」とつぶやく。するとジェイムズが「迷惑じゃなければ何か歌おうか?」と尋ねると、「最高よ。弟も喜ぶわ」とフラニーは言った。ジェイムズは持っていたギターを取り出し、一曲披露する。フラニーは祈るような気持ちでヘンリーを見つめていた。
フラニーがジェイムズを見送る時、「今夜弟が好きだったクラブや店に行くの。よければ一緒に」とジェイムズを誘う。ジェイムズは快く引き受けた。
夜、合流するフラニーとジェイムズ。ヘンリーが好きだったダイナーで、お互いのことを話す。
ジェイムズは1年前に恋人と別れてから思うように曲が書けないでいること、フラニーは人類学博士号を目指し、モロッコの遊牧民を専門として研究していることなどを話し合う。
そして、フラニーはヘンリーの日記を見たことをジェイムズに切り出し、「弟の考えや思いを知った。弟が行った場所を訪ねて、馴染みがありそうな音を録音してるの。正気じゃないわね」と話す。フラニーの表情は沈んでいた。続けてフラニーは「初めて本気のケンカをしたの」と言った。
ミュージシャンになるために大学を辞めたというヘンリーと口論になり、それはとんでもない過ちだと言ってフラニーはヘンリーを責め立てた。それからフラニーとヘンリーは半年もの間、口をきいていないのだった。
それから2人はヘンリーがよく通っていたショーレストランへ向かう。ヘンリーのことを考え涙ぐむフラニーの手を、ジェイムズはそっと握った。
外に出た2人は、堤防に座り話をする。
「いつまでニューヨークに?」とツアー中のジェイムズに聞くフラニー。「ステージがあと2回」とジェイムズが答える。それが終わったらレコーディングでベルリンに行く予定だが、今のままで曲が書けるか分からないと不安な心境を吐露した。そして、「歌うことは素晴らしいんだ。失いたくない思いがあるのにそれを残す方法が分からない時、歌うことでその思いを残せるような気がする」とジェイムズが話す。するとフラニーが「何かテーマを見つけて曲を書いてみたら?」と、スランプ気味のジェイムズを慮って提案する。「たとえば”鼻”や”耳”」とフラニーが言うと、ジェイムズが即興でギターを弾きながら歌う。似た音の単語をお互いに歌い合い、2人は楽しそうに笑っていた。
フラニーは夜明けのブルックリンの街の音を録音していた。そして朝になり、フラニーはヘンリーの元へ向かう。眠っているヘンリーに「許してヘンリー。間違っていたのはあなたじゃなくて私よ。ごめんなさい。私はたまに偉そうなことを言ってしまう。頑固すぎるの。あなたなら大丈夫よ」と涙ながらに口にした。
そしてフラニーはずっと、録音した街の音をヘンリーに聞かせていた。
惹かれ合っていくフラニーとジェイムズ
翌日はヘンリーのハーフバースデイだった。病室を飾り付けするフラニー。カレンもやって来て、家族でヘンリーのハーフバースデイを祝う。するとそこにジェイムズが訪ねて来た。カレンは驚きつつもすぐに歓迎した。
ジェイムズも加わり、3人はヘンリーの側に座って雑談をする。するとカレンがふいに、フラニーのヘンリーに対する献身的な姿勢に疑問を口にする。「電話して謝ろうともしなかったのに」と、今のフラニーの様子が不思議だと言わんばかりだった。フラニーは「ママは大学を辞めるのがいい考えだと思ったわけ?」と尋ねる。「ヘンリーが大学が嫌だったのよ。あなたは半年間も音信不通だったわ」とカレンが非難めいた口調で言った。「電話もメールもしたわ」とフラニーが反論する。口論が始まる2人の様子を心配そうに眺めていたジェイムズだったが、ジェイムズの気の利いた一言がきっかけでフラニーとカレンに笑顔が戻った。
その日の夜、ジェイムズのライブに足を運ぶフラニー。控室にいるジェイムズの元を訪ねると、ジェイムズはフラニーが来たことをとても喜んでいた。
終演後フラニーとジェイムズは落ち合いデートを楽しむ。その夜2人は結ばれるのだった。
翌日、カレンはジェイムズを夕食に招待する。
思い出話に花を咲かせていると、酔ったカレンがフラニーに「子供の頃四六時中歌ってたお気に入りのあの曲は?歌って。とても上手だった」とせがむ。ジェイムズも「聞きたい」とカレンに賛同した。嫌がるフラニーをよそにレコードを流し始めるカレン。フラニーが恥ずかしそうに歌う様子を見て、カレンは思わず涙ぐんでいた。予想外のカレンの反応に何も言えずにいるフラニー。
明るく振る舞っていたカレンだったが、今回の事故がショックだったこと、そして想像以上にフラニーとヘンリーのことで気を揉ませていたのだと改めて気付いたフラニーだった。
ジェイムズは、明後日のフィラデルフィアのライブが終わったらニューヨークを離れると言った。フラニーは何も答えない。フラニーとジェイムズは、2人の今後については一切の話をしなかった。
近付く別れの時
いつものようにフラニーがヘンリーのいる病院に行くと、結婚式の余興の仕事を終えたジェイムズもヘンリーの見舞いに訪れた。そして作りかけの新曲を披露する。まだメロディだけのその曲を、ギターと鼻歌で演奏していたその時、ヘンリーの目が開いた。そのことに気付いたフラニーは大急ぎで医師を呼びに行く。しかし、ヘンリーは再び目を閉じてしまった。フラニーは取り乱し、何度もヘンリーの名前を呼ぶ。カレンもすぐに駆けつけ、ヘンリーのそばを離れなかった。ジェイムズは心配そうに、廊下で様子を伺っていた。
しばらくして再び目を覚ますヘンリー。フラニーの呼びかけにも反応し、意識がはっきりあるようだった。フラニーは涙を流して「ごめんなさい」と伝えた。
ジェイムズに知らせようと病室を出るフラニーだったが、ジェイムズの姿はどこにもなかった。
その夜フラニーは、ジェイムズの最終公演に向かった。しかし、当日券は完売しており、会場の中に入ることは出来なかった。
すると入り口に設置してあるモニターから、「ニューヨークで出会った人のために作った曲だ」と話しているジェイムズの声が聞こえる。フラニーは食い入るように、モニターに映るジェイムズを見つめていた。
「未完成だし歌う予定じゃなかった曲だけど、この思いを僕なりに吹っ切ろうと思うんだ」とジェイムズが話す。そして、あの日病室で演奏してくれたメロディに歌詞を付け、ジェイムズは最後にその曲を歌った。
「起きて。夢見る人。もう起きなくては。その目を開けて」と歌い出すジェイムズの様子を切なげに見つめるフラニー。
「心の奥深くまで君を追いかけた。あてもなくさまよい続けた。よく考えもせず他人の人生に踏み込んだ。今僕は神秘的な力を感じる。この世界は別の世界と繋がっている」と歌うジェイムズを見て、フラニーはやがて笑顔を見せる。
ジェイムズの気持ちを受け取ったフラニーは、何かが吹っ切れたようなすっきりとした表情を浮かべ、会場を後にした。
ライブを終えたジェイムズが車に向かうと、ワイパーに封筒が挟まっていた。中には”ありがとう”のメッセージと、フラニーと一緒に即興で作った歌のCDが入っていた。
ジェイムズは車の中で、フラニーは帰りの電車の中でそれぞれ2人の思い出を聴きながら、静かに微笑んでいた。
『ブルックリンの恋人たち』の登場人物・キャラクター
主人公
フラニー・エリス(演:アン・ハサウェイ)
日本語吹替:小松由佳
人類学博士号を目指し、モロッコの遊牧民を専門として研究している。モロッコで暮らしていたが、疎遠だった弟ヘンリーの事故の知らせを受け故郷のニューヨークに戻る。
ヘンリーとは進学のことでケンカをして以来、半年間口をきいていない。ヘンリーの日記を見て、彼の思いや考えを知る。弟のことを何も知ろうとしなかったことを悔やみ、日記を頼りにヘンリーの好きだった店を訪れたり、よく歩いていた街の音を録音するなどして、ヘンリーのことを分かろうとする。
ヘンリーが憧れていたミュージシャンのジェイムズと知り合い、ヘンリーのことや音楽を通じて親しくなって行く。
ジェイムズ・フォレスター(演:ジョニー・フリン)
日本語吹替:津田英佑
ヘンリーが敬愛しているミュージシャン。
5年前に出したアルバムがインディーズ界で有名になり人気を博す。普段はメイン州の山小屋に住んでいる。1年前に恋人と別れてからあまり曲を書けなくなっていた。
ツアー中に訪れたニューヨークでフラニーと出会い、交流を深めて行く。
その他の登場人物
カレン・エリス(演:メアリー・スティーンバージェン)
日本語吹替:高島雅羅
フラニーの母親。本の執筆に追われ、ヘンリーを気にかけてやれなかったことを後悔している。フラニーと時々口論になるが、子供たちを何よりも大事に思っている。
ヘンリー・エリス(演:ベン・ローゼンフィールド)
日本語吹替:斉藤壮馬
フラニーの弟。ジェイムズに憧れている。ミュージシャンを目指すために大学を辞めると言い出したことでフラニーとケンカになってしまい、半年間口をきいていない。
理解してもらおうと、自分の作った曲や映像を何度もフラニーに送っている。
路上ライブを終えた帰り道、交通事故に遭う。昏睡状態に陥るが無事意識を取り戻した。
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目次 - Contents
- 『ブルックリンの恋人たち』の概要
- 『ブルックリンの恋人たち』のあらすじ・ストーリー
- 弟の事故
- 惹かれ合っていくフラニーとジェイムズ
- 近付く別れの時
- 『ブルックリンの恋人たち』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- フラニー・エリス(演:アン・ハサウェイ)
- ジェイムズ・フォレスター(演:ジョニー・フリン)
- その他の登場人物
- カレン・エリス(演:メアリー・スティーンバージェン)
- ヘンリー・エリス(演:ベン・ローゼンフィールド)
- 『ブルックリンの恋人たち』の用語
- ジェイムズ・フォレスター
- 日記帳
- 『ブルックリンの恋人たち』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- フラニー「弟の考えや思いを知った。弟が行った場所を訪ねて、馴染みがありそうな音を録音してるの。正気じゃないわね」
- ジェイムズ「歌うことは素晴らしいんだ。失いたくない思いがあるのにそれを残す方法が分からない時、歌うことでその思いを残せるような気がする」
- 夜明けのブルックリンの街の音
- フラニーとヘンリーに捧げた曲
- 『ブルックリンの恋人たち』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ブルックリン生まれのアン・ハサウェイ
- 脚本の書き直し
- 『ブルックリンの恋人たち』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):Johnny Flynn『Iris, Instilled』
- エンドロール:Johnny Flynn『In April』
- 挿入歌:Johnny Flynn『Bulb Went Black』
- 挿入歌:Johnny Flynn『Big Black Cadillac』
- 挿入歌:Johnny Flynn『Little Yellow Dress』
- 挿入歌:Johnny Flynn『Silver Song』