モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)の徹底解説・考察まとめ

モンキー・D・ルフィとは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE』の登場人物であり、主人公。左目の下にある傷と麦わら帽子がトレードマーク。「麦わらのルフィ」という異名を持つ。悪魔の実「ゴムゴムの実」の能力者で、全身が伸び縮みするゴム人間である。
海賊王ゴール・D・ロジャーが残した「ひとつなぎの財宝(ワンピース)」を手に入れて海賊王になるという夢を叶えるために17歳で海に出た。そして愉快な仲間達と共に大海原を冒険するのだった。

その後、ルフィ達は『ウォーターセブン』という町へ辿り着く。その時、ゴーイング・メリー号は大きく破損していた為、造船会社『ガレーラカンパニー』にメリー号の修繕を頼む事にした。そんな時、ウソップが『フランキー一家』というならず者に修繕の為の金を奪われ、ボロボロにされてしまう。それを知ったルフィ達はフランキー一家のもとに乗り込み、そこにいた者たちを叩き伏せた。その後、ルフィはガレーラカンパニーの職人からもうメリー号が修繕できないほどの状態だと聞かされ、メリー号を廃船にする事を決定した。それを聞いた一同は納得したが、ウソップだけがそれに反対した。ウソップはメリー号を捨てようとするルフィを決して認めようとせず、喧嘩を始める。激高したルフィはついウソップに一味を脱退するように口走ってしまい、サンジに蹴り飛ばされてしまう。ルフィは咄嗟に謝るが、ウソップは脱退を宣言し、メリー号を賭けてルフィに決闘を申し込んだ。
その日の夜、ルフィはウソップと決闘を繰り広げた。ウソップは工夫しながらルフィに攻撃を仕掛けてるが、最後に立っていたのはルフィだった。ルフィはウソップにメリー号を譲り渡し、自身達は新しい船で航海を続けると告げた。

その後、ルフィは街中でフランキー一家の親分である『フランキー』と遭遇する。子分の敵を討ちにきたフランキーとルフィは戦いを繰り広げるが、その途中でガレーラカンパニーの職人達に襲われる。それは市長のアイスバーグがロビンがに襲われたと話したからであった。ルフィは真偽を確かめる為にアイスバーグのもとへ向かう。
ルフィがアイスバーグの屋敷へと着いた時、アイスバーグは襲撃者に襲われていた。アイスバーグを襲っていたのは、ガレーラカンパニーの職人や、アイスバーグの秘書、町の酒場の店主であった。彼らは世界政府の諜報機関である『CP9』のメンバーであり、アイスバーグが持つ古代兵器『プルトン』の設計図を求めてウォーターセブンに潜入していたのであった。アイスバーグはゴール・D・ロジャーの海賊船を作った伝説の船大工『トム』の弟子であり、トムからプルトンの設計図を渡されていたのだった。ルフィはCP9の『ロブ・ルッチ』と戦うが、ロブ・ルッチに吹き飛ばされてしまう。アイスバーグはプルトンの設計図をもう1人のトムの弟子『カティ・フラム』に渡していた。『カティ・フラム』はフランキーへと名前を変えていた。CP9はフランキーの正体に気づいており、フランキーとその場にいたウソップを世界政府の裁判所が存在する『エニエス・ロビー』へと連行した。ロビンはサンジとチョッパーに別れの言葉を告げ、CP9と共にエニエス・ロビーへ向かった。ルフィ達はロビンと話をしていたアイスバーグから、ロビンが『バスターコール(海軍中将5人と、軍艦十隻を動かして全てを焼き払う攻撃)』の権利を得たCP9からルフィ達を守る為にCP9に力を貸していると聞かされた。ルフィ達はロビンを取り戻す為に、ガレーラカンパニーの職人、フランキー一家と共にエニエス・ロビーへ乗り込むことを決めた。

エニエス・ロビー

一足先にエニエス・ロビーへ侵入したルフィはCP9の1人であるブルーノと遭遇する。しばらくブルーノと戦ったルフィは手を止めた。そして「青キジが現れた時、おれァ思ったんだ。ここから先の海はもっと強くならなきゃ、仲間は守れねェ…。おれには、強くなんかなくったって、一緒にいてほしい仲間がいるから、おれが誰よりも強くならなきゃ、そいつらをみんな失っちまう!力いっぱい戦う方法を考えた。誰一人、失わない様に…。」と告げ、身体から蒸気を立ち上がらせた。ルフィはゴムの体を活かして常人では耐えられないような速度で血液を流し、爆発的な瞬発力を得ていた。それによりルフィの技は威力、速度共に強化されており、ルフィは軽々とブルーノに勝利した。
エニエス・ロビーを突き進んだルフィ達はロビンと対面するが、ロビンは助けられる事を望んでいなかった。ロビンは考古学者の聖地である『オハラ』に生まれた。そのオハラの考古学者は世界政府に禁じられているポーネグリフの解読をしていた。そしてその事実が明らかになった事によりバスターコールでオハラは滅ぼされた。ロビンはオハラの唯1人の生き残りであった。バスターコールの恐ろしさを知っていたロビンは、なんとしてもルフィ達を守ろうとしていたのだった。それを聞いたルフィはそげキング(仮面をかぶったウソップの事。ルフィはウソップだと気づいていない)に世界政府の旗を狙撃するように命じた。それは世界政府への宣戦布告を意味していた。そしてルフィは再びロビンの真意を聞く。するとロビンは「生きたい!私も海に連れて行って!」と涙ながらに叫んだ。それを聞いていたフランキーは隠し持っていたプルトンの設計図を取り出した。フランキーはトムからロビンが古代兵器を復活させる事ができる危険人物だと聞かされていた。そのロビンが世界政府の手に渡り古代兵器が復活した場合、対抗する為に設計図が必要だった。しかし、ロビンを守る仲間がいる事を知ったフランキーは設計図を燃やした。その後、ルフィ達はCP9との戦いを繰り広げる。

ルフィはロブ・ルッチと戦う事になった。『猫猫の実 モデル:ジャガー』の能力者であり、『六式』という特殊な体術を使うルッチは強く、ルフィは『ギア2」と、空気を入れて身体の一部を巨大化させて強力な攻撃を行う『ギア3』を駆使して対抗する。しかし、身体に負担がかかるギア2を使った事と、ルッチな強力な攻撃を受けてルフィは倒れてしまう。その時、ウソップが「ルフィ!!お前何やってんだよォ!!!起きろー!!ルフィ!」「カン違いすんじゃねぇぞ!おれはロビンを助ける為にここへ来たんだ!お前の顔なんか見に来たんじゃねぇ!おいコラ、ボスネコ!!俺様が相手してやる!かかってこい!」と叫んだ。ルフィは「バカか!やめろウソップ、殺されるぞ!こいつはおれがブッ飛ばすんだ!」と止めると、ウソップは「だまれ!じゃあ死にぞこないのお前に、何が出来るってのか!?だったらすぐに立てよ!!!だったら死にそうな顔してんじゃねぇよ!お前らしくねェじゃねぇか!爆炎で黒くたって空も見える、海も見える…ここが地獄じゃあるめぇし!お前が死にそうな顔すんなよ!心配させてんじゃねェよ、チクショー!勝って!みんなで一緒に帰るぞルフィ!」と続けた。それを聞いたルフィは立ち上がり、ルッチを倒すまでギア2を解除しないと宣言した。そしてルフィは死力を果たしルッチを討ち倒した。
CP9の長官であるスパンダムはバスターコールを発動させており、エニエス・ロビーは軍艦からの砲撃が始まっていた。そんな中、メリー号が突如現れ、ルフィ達はメリー号に乗ってエニエス・ロビーを脱出した。

ウォーターセブンへと帰る途中、限界が来ていたメリー号は崩壊を始める。ルフィはそこでメリー号と分かれる事を決め、メリー号に火を付けた。その時、どこからかメリー号の声が聞こえてくる。メリー号は「ごめんね。もっとみんなを遠くまで運んであげたかった…。…ごめんね。ずっと一緒に冒険したかった…。だけど、ぼくは、だけど僕は幸せだった。今まで大切にしてくれてどうもありがとう。ぼくは本当に幸せだった。」と話した。こうしてルフィ達はメリー号と別れた。
ウォーターセブンへと帰ったルフィが眠りこけていると、そこにガープがやって来る。ガープはルフィに合わせたい人物がいると話した。それは海軍に入ったコビーとヘルメッポであった。ルフィ達とコビー達は久々の再会を喜んだ。
その後、ルフィと話をしていたガープはシャンクスが今ではグランドラインの後半の海を統べる4人の海賊『四皇』の1人である事を話した。そして「そういえばルフィお前、親父に会ったそうじゃな。」と切り出した。父親がいる事すら知らなかったルフィは誰かを問う。ガープは「お前の父の名はモンキー・D・ドラゴン。革命家じゃ。」と告げた。それを聞いた誰もが驚愕する。ドラゴンは、世界政府に直接戦いを挑む組織『革命軍』の首領であり、『世界最悪の犯罪者』と呼ばれる人物であった。

ガープ達が去った後、ルフィはフランキーが新たな船をルフィ達に作った事を知らされる。ルフィはフランキーを船大工として仲間に入れようとするが、フランキーはそれを拒んでいた。
フランキーの師であるトムは海賊王の海賊船を造った罪により死罪を言い渡されるも、海列車を作って荒廃していたウォーターセブンを復興させた事によりその罪を帳消しにした。しかしプルトンの設計図を狙っていた世界政府が、当時フランキーが造っていた戦艦を使って司法船を襲撃し、その罪をトム達は着せられた。それによりトムは殺されており、フランキーはその罪滅ぼしの為にウォーターセブンを守ろうとしていたのだった。
フランキーは『自身が船に乗り世界を一周する』という夢を持っていたが、ルフィの勧誘を断った。その時、フランキーの考えを知っていたアイスバーグが「トムさんが許しても、おれがお前を許しても何も変わらない…。もういい加減に!自分を許してやれよ、フランキー!もうてめェの夢に生きていいだろ?」と話した。続いてフランキーの子分達も「おれ達バカだから、ねぇ頭振り絞って一生懸命考えたんですっ!少しぐらい考えたらダメですか!?おれ達みたいなゴロツキを拾ってくれた大恩人の…あんたの幸せも考えたらダメですか!」と続けた。それを聞いたフランキーはルフィの申し出を引き受け、船大工として麦わらの一味に加わった。

その後、ルフィ達は詫びを入れたウソップを再び仲間に加え、新たな船『サウザンド・サニー号』で海に出た。

スリラーバーク編

ルフィ達は霧が立ち込める『フロリアン・トライアングル』へと迷い込む。そこで遭遇した廃船に乗り込んだルフィは動く骸骨『ブルック』と遭遇する。ブルックを見たルフィは素性もよく知らないままブルックを仲間へと勧誘した。サニー号へと招かれたブルックは自身の経歴を話した。ブルックはある海賊団に所属していたが、フロリアン・トライアングルで強敵と出会い、毒を使われて死亡した。『ヨミヨミの実(死んで初めて能力が発動する悪魔の実で、一度だけ復活する事ができる)』を食べていたブルックは魂が肉体に戻ろうとするが、立ち込める霧のせいで肉体を見つける事ができずに1年が経過し、肉体に戻った時には骸骨になっていたのだった。
ブルックは王下七武海の1人であるゲッコー・モリアの『カゲカゲの実(影を操ったり、他者の影を抜き取ってそれを死体に入れる事でゾンビ兵を作れる)』の能力により影を抜かれていた。影を抜かれたままで太陽の下に出ると消滅する為、ブルックは長い間フロリアン・トライアングルから出る事ができないでいた。ブルックは長い間孤独だった為ルフィに仲間に誘ってもらったのを喜んでいたが、この海域から出れない事を理由に勧誘を断った。その時、強い衝撃が起こる。ルフィ達が外に出るとモリアの巨大な海賊船『スリラーバーク』の姿があった。ブルックはルフィ達に小事を立ち去るように告げ、影を取り返す為にスリラーバークへと向かった。ナミやウソップは逃げるように言うが、ルフィは楽しそうな顔を浮かべスリラーバークへと向かった。

スリラーバークを進むルフィだったが、モリアに捕らえられ、影を抜かれてしまう。ルフィの影は巨人族よりも遥かに巨大な身体を持つ『オーズ』という人物の死体に入れられた。その後、意識を取り戻したルフィはブルックと遭遇していたフランキーから、ブルックがかつて出会ったクジラ『ラブーン』と『グランドラインを一周して再びラブーンに会いに行く』という約束を交わした海賊である事を聞き、仲間にする事を決めた。

その後、ルフィを除く麦わらの一味はオーズと戦いを繰り広げる。そこへ100人分の影を取り込んだルフィが現れる。ルフィはモリアから影を抜かれた者達が保有していた影を全て体内に宿し、強大な力を得ていたのだった。その力を用いてルフィはオーズとモリアに大ダメージを与えた。しかし、ゾンビであるオーズは痛みを感じておらず立ち上がる。ルフィは影が抜け出てパワーアップが終了するが、麦わらの一味全員でオーズの背骨をおり、行動不能にした。
その後、モリアはスリラーバーク中の影を取り込み暴走を始める。モリアは島を割るほどのパワーを手に入れるが、ギア2とギア3を併用したルフィの攻撃により、全ての影を吐き出した。こうしてルフィ達は影を取り戻し、ゲッコー海賊団との戦いに勝利した。

ルフィ達はモリアに勝った事で宴を開いた。その最中にルフィは自分たちがラブーンに会った事、ラブーンが今でもブルック達を待っている事をブルックに話した。それを聞いたブルックは涙を流した。そして約束を守り、グランドラインを一周してラブーンの元へ戻る事を決意し、ブルックは麦わらの一味に音楽家として加入した。

シャボンディ諸島編

ログポースが指す次の島は『魚人島』であり、船をコーティング(シャボン玉を船を包む事で海底での航海が可能になる)ルフィ達は人魚の『ケイミー』に出会う。ケイミーは友人を人攫いに捕らえられて困っており、ルフィ達はケイミーに力を貸す事になった。ルフィ達はケイミーの友人を救い出す事に成功するが、その友人とはアーロン一味の幹部である『ハチ』であった。ナミは表情を曇らせるが、ハチ単体はそこまで悪い魚人ではない為、ハチを許した。ハチはコーティング職人に宛てがあり、ルフィ達を『シャボンディ諸島』へと連れて行った。

シャボンディ諸島には『天竜人(世界政府を造った王達の末裔であり、絶大な権力を持っている)』が来訪していた。天竜人は気に入った女性を強引に連れ去るなどの横暴を働いていた。また、島には名を成して億を越える懸賞金を賭けられたルーキーの海賊達が集結していた。
ハチの知り合いのコーティング職人は行方不明となっており、ルフィ達はシャボンディ諸島を探し回る事になる。そんな時、ケイミーが奴隷商人に連れ去られ、ルフィ達はケイミーを取り返そうとする。ルフィ達が奴隷市場に乗り込んだ時、そこには天竜人がおり、ケイミーを落札していた。更に天竜人は魚人のハチをみつけた瞬間にハチを銃撃し、ハチを奴隷として捕まえようとする。それを見たルフィは激怒し、天竜人に歩み寄るが、それをハチが止めた。天竜人への暴行は大犯罪であり、海軍大将が動く可能性があったからであった。しかし、ルフィはハチの静止を振り切り、天竜人を殴りつけた。そこに1人の老人が現れる。その老人は海賊王ゴール・D・ロジャーの船の副船長である『シルバーズ・レイリー』であった。ルフィの姿を見たレイリーは「会いたかったぞ。モンキー・D・ルフィ。」と告げた。
その後、ルフィ達はレイリーが根城にしている『シャッキー』という女性の酒場へ向かった。レイリーはシャンクスからルフィの事を聞いていたと話した。ルフィがシャンクスとレイリーが顔見知りなのか、と聞くと、レイリーはシャンクスとバギーがロジャー海賊団の見習いだった事を話した。そしてレイリーは、ロジャーが不治の病にかかっていた事、双子岬のクロッカスを船医として仲間に加えてラフテルに辿り着いた事、すべての謎を知った事等を話した。
その後、ルフィ達はレイリーが船にコーティングしている間、3日後に集結すると決め、シャボンディ諸島を逃げ回る事にした。

シャボンディ諸島には海軍大将『黄猿』がやってくる。ルフィ達は必死に逃げるが『ピカピカの実(自然系の悪魔の実であり、光の力を得る)』の能力者である黄猿から逃げるのは難しかった。さらにルフィ達の攻撃は黄猿に通じず追い詰められてしまう。そこへレイリーが現れ、黄猿を食い止めた。だが、そこに王下七武海である『バーソロミュー・くま』が現れる。くまは『ニキュニキュの実(手についた肉球で何でも弾き飛ばす事ができる)』の力でルフィ達を別々の場所へ弾き飛ばした。それによりルフィ達は離散する事になってしまう。

女ヶ島編

ルフィは王下七武海の『ボア・ハンコック』が治める女ヶ島『アマゾン・リリー』へと飛ばされた。ルフィは『マーガレット』『スイトピー』『アフェランドラ』という女達に助けられたが、男子禁制の島である為に処刑されそうになる。逃げ出したルフィはハンコックに船を貰ってシャボンディ諸島へ戻ろうとする。
ルフィはハンコックがいる建物へ侵入した。その時、ハンコックは丁度、湯浴みの途中であり、ルフィはハンコックの背中を見る。ハンコックの背中には天竜人の奴隷の証である焼印があった。ハンコックとその2人の妹はかつて天竜人の奴隷であり、だれにもその印を見られないようにしていた。秘密を見られたハンコックは激怒し、ルフィと2人の妹を戦わせ、殺害しようとする。
ルフィが戦っている途中、ハンコックは男を招いた事を理由にマーガレット、スイトピー、アフェランドラを『メロメロの実(ハンコックに魅了された者は石となってしまう)』の能力で石にし、殺害しようとする。それを知ったルフィは激怒し、止めるように叫んだ。すると感染していた女達が次々に気絶し始める。ルフィは『覇王色の覇気』という巣万人に1人しか持ち得ない特殊な力を持っており、その力により女達が気絶していたのだった。それを見たハンコックやその妹達は驚愕していた。その後、戦いの途中でハンコックの妹に火が付き、背中が露出しそうになる。背中を見られるのを嫌っているのを知っていたルフィは咄嗟に背中にしがみついた。ハンコックは妹の秘密を守る為、即座に決闘を中止した。
ルフィはハンコックにマーガレット達の石化を解くように頼んだ。するとハンコックは、石化を解く事と、島から脱出する事の2択を選ばせた。ルフィは即答で石化を解くように答え、ハンコックはそれに驚いた。
その後、ルフィはハンコックの城に呼ばれ、焼印の意味を知らされた。その時、アマゾン・リリーに住む老婆『ニョン婆』が新聞を持って現れ、ルフィが天竜人を殴り飛ばす大事件を起こした張本人である事を告げた。そんなルフィを気に入ったハンコックはルフィをシャボンディ諸島へと送り届けることを約束した。しかし、その夜、ルフィはニョン婆からエースが黒ひげに敗北して海軍に身柄を渡され公開処刑が行われる事、『世界最強の海賊』と呼ばれる『白ひげ海賊団』が船員であるエースを助ける為に海軍と王下七武海と戦争を起こしている事を知らされる。それを聞いたルフィはエースを助ける為に大監獄『インペルダウン』へと向かう事を決めた。その為には海軍から招集を呼びかけられているハンコックがそれに応じ、海軍の船に乗る必要があった。ルフィがハンコックにお願いをしに行くと、ハンコックは即答でそれを了承した。ハンコックはルフィに恋をしていたのだった。ルフィはハンコックの服の中に忍び込み、海軍の軍艦に乗ってインペルダウンへと向かった。

インペルダウン編

インペルダウンへと侵入したルフィは道中で、バギー、クロコダイルの部下であったMr.3とMr.2と出会い、共に行動する事となる(バギーとMr.3はルフィが深部に行こうとしている事を知らず、Mr.2は伝説のオカマである『イワンコフ』を開放しようとしている)。数々の敵を打ち倒しながらもルフィは進むが、そこに署長の『マゼラン』が立ち塞がる。マゼランは『ドクドクの実(身体から様々な毒を放出する事ができる)』の能力者であり、全身に毒を纏った。ルフィは毒を受けながらも攻撃するが、マゼランの前に倒れてしまう。猛毒に侵されたルフィは絶対零度の『極寒地獄』に放置される。そこにMr.2が助けに来るが、極寒地獄に生息している狼に襲われ、2人とも倒れてしまう。それを救ったのがイワンコフとその仲間であった。

イワンコフ達はかつての脱獄者が掘った巨大な穴の中に楽園を築いていた。イワンコフは『ホルホルの実(人間のホルモンを操作できる)』の能力を使ってルフィの治癒力を増し、それによりルフィは復活する。ルフィはMr.2がイワンコフを助けようとしていた事を話した。するとイワンコフはまだ脱獄する気がないと言う。イワンコフは革命軍の幹部であり、首領であるドラゴンが動かない今はその時ではない話す。それを聞いたルフィは自身の父がドラゴンである事を告げた。その事実を知ったイワンコフはルフィの兄のエースの処刑にドラゴンが動く可能性があると考え、ルフィと共に脱獄する事を決めた。

その後、ルフィ達はエースが捕らえられている『LEVEL6』へと辿り着く。しかし、エースはルフィと入れ違いに海軍本部のある『マリンフォード』へと連行されていた。ルフィがそれを追いかけようとするとLEVEL6にいた王下七武海の『ジンベエ(白ひげに大恩がある)』とクロコダイル(以前白ひげに敗北しており、リベンジを考えていた)が同行を申し出る。ルフィはそれを受け入れインペルダウンから脱出しようとする。
その道中、ルフィはインペルダウンに侵入してきた黒ひげ海賊団と遭遇する。ルフィはジャヤであった男が黒ひげだとそこで知る事になった。エースが処刑されるきっかけである黒ひげにルフィは殴りかかる。黒ひげがルフィを地面に叩きつけると、ゴム人間であるはずのルフィが出血する。黒ひげは『ヤミヤミの実(自然系の悪魔の実で、物体や、悪魔の実の能力さえも引きずり込む事が可能)』の能力者であり、黒ひげはその能力でゴムゴムの実の力を無効化していたのだった。ルフィは戦いの途中でジンベエに止められ、脱出を急いだ。そしてMR.2の命を懸けた行動によりインペルダウンからの脱出を果たした。

マリンフォード頂上戦争編

マリンフォードでは白ひげ海賊団が傘下の海賊を率いて海軍と向き合っていた。海軍元帥である『センゴク』はここでエースを処刑する事に大きな意味があると話す。センゴクはエースの出自を語りだす。そしてその最後にエースの父親がゴール・D・ロジャーの息子であることを明らかにした。ルフィは戦争真っ只中のマリンフォードへ辿り着き、エースを助けようと戦いを始める。ルフィの姿を見たセンゴクは、ルフィがドラゴンの息子である事を明らかにして、ルフィを討ち取るように命じた。
戦争には名だたる海兵や、王下七武海などの強者達がいた。ルフィは海軍将校や世界最強の剣士『ジュラキュール・ミホーク』や、モリアなどと激戦を繰り広げながらエースの元へ向かう。しかし、海軍大将に阻まれ吹き飛ばされてしまう。ルフィはインペルダウンからの戦いで疲労の限界に達して動けなくなってしまう。その時、ルフィはイワンコフに興奮ホルモンを注入してもらい動けるようにするように頼み込む。これ以上の戦いはルフィの命に関わると判断したイワンコフはその申し出を断るが、ルフィは「やるだけやって…死ぬならいい…!戦わせてくれ!今、戦えなくて…!もしエースを救えなかったら…!おれは後で…死にたくなる!今…戦う力をおれにくれ!」と叫んだ。それを聞いたイワンコフはルフィにホルモンを注入する。
戦いが繰り広げられる中、センゴクは予定の時刻をよりも早くエースの処刑をしようとする。それを見たルフィは「やめろー!」と叫ぶと共に覇王色の覇気を放ち、処刑人や周囲の者達を気絶させた。それを見た白ひげは、仲間の海賊にルフィをサポートするように叫んだ。ルフィは白ひげ海賊団のサポートを受け、エースに迫る。しかし、その前にガープが立ち塞がった。ルフィは退くように叫ぶが、ガープは自身を殺して先に行けと告げた。そうしてルフィとガープは拳を戦う事になるが、ガープはこれまでのルフィやエースとの想い出が蘇り目を瞑った。そしてルフィはガープを殴り飛ばしエースの元へ辿り着く。ルフィは戦場でハンコックからエースの手錠の鍵を渡されていたが、錠を外す瞬間に黄猿から鍵を破壊される。そして近くにいたセンゴクがルフィに攻撃をした時、ルフィは倒れていた処刑人が変装したMr.3である事に気づく。Mr.3は命をとしてルフィに兄を助けさせようとしたMr.2に報いる為に処刑人になりすましてエースに近づいていたのだった。ルフィはMr.3の『ドルドルの実(蝋を生み出して操る事ができる)』の力でエースの手錠の鍵を作るように命じ、エースを開放した。

その後、重症を負っていた白ひげは自身を置いてマリンフォードを去るように仲間達に告げた。ルフィはエース達と共にマリンフォードを脱出しようとするが、その時、海軍大将である『赤イヌ』が「エースを開放して即退散とは、とんだ腰抜けの集まりじゃのう。白ひげ海賊団。船長が船長…。それも仕方ねェか…!白ひげは所詮…先の時代の敗北者じゃけェ…!」と呟いた。それを聞いたエースは「取り消せよ…!今の言葉…!」と言って立ち止まり、赤イヌと戦いを始める。しかし、『マグマグの実(自然系の悪魔の実であり、マグマの力を得られる)』の能力者である赤イヌは『メラメラの実』の能力者であるエースの身体さえも焼いた。赤イヌは世界的犯罪者の血を受け継ぐエースとルフィだけは逃す気がなく、ルフィに攻撃を仕掛ける。エースはルフィを庇って赤イヌに身体を貫かれてしまう。
ルフィはエースの治療をするように叫ぶが、エースは自身が死ぬ事を悟っていた。エースは最後に「そうだ。お前いつか…ダダンに会ったら…よろしく言っといてくれよ…。何だか…死ぬとわかったら…あんな奴でも懐かしい…。心残りは…一つある…。お前の夢の果てを見れねェ事だ…。…だけどお前なら必ずやれる…!おれの弟だ…!…昔誓い合った通り…おれの人生には…悔いはない!…おれが本当に欲しかったのものは…どうやら名声なんかじゃなかったんだ…。…おれは『生まれてきてもよかったのか』欲しかったのは…その答えだった。もう…大声も出ねェ…。ルフィ、おれがこれから言う言葉を…お前、後からみんなに…伝えてくれ。…!オヤジ…!みんな…!そしてルフィ…。今日までこんなどうしようもねェおれを、鬼の血を引くこのおれを…!愛してくれて…ありがとう!」と残してその生涯を終えた。ルフィは眼前で死亡したエースを見て泣き叫び、意識を失った。

その後、マリンフォードに突如、黒ひげ海賊団が現れる。黒ひげはインペルダウンで大罪人を牢から出して仲間に加えていた。黒ひげはかつて自身の船長であった白ひげと戦いを繰り広げる。白ひげは黒ひげから能力を封じられるも、黒ひげに重症を負わせた。だが、最後には黒ひげ海賊団全員から攻撃を受け、命を落とした。黒ひげは死亡した白ひげに黒い布を被せ、その布の中へ入っていく。そして布から出てきた黒ひげは白ひげの『グラグラの実(超人系の悪魔の実であり、『振動人間』となって地震を起こす事ができる)』の能力を発動させた。そして黒ひげは海軍と戦いを始める。
ジンベエはルフィを抱えながら赤イヌから逃亡していたが、赤イヌはジンベエごとルフィに重症を与えた。その時、『トラファルガー・ロー(シャボンディ諸島にいた億超えの海賊。ルフィが天竜人を殴った際に居合わせており、その後ルフィと一緒に海軍と戦っている)』が潜水艦で現れ、ルフィを自身の船に乗せるように叫んだ。
一方、白ひげやエースが死んだ後でも、戦争は止まらず、次々と死者が生まれていた。その時「もうやめましょうよ!もうこれ以上戦うの!やめましょうよ!命がもったいないっ!」とコビーが叫び、一瞬戦いが止まった。だが、それを聞いた赤イヌは「正しくない海兵はいらん。」と吐き捨て、コビーに攻撃を仕掛けた。その時、1人の男が赤イヌの攻撃を防いだ。それはシャンクスであった。シャンクスは戦争を止めにマリンフォードに来ていたのだった。シャンクスを前にした黒ひげは自身の仲間を率いて立ち去っていった。センゴクも戦いを止めるように海兵に命じた。ルフィはローの潜水艦に乗せられてマリンフォードを離れた。こうして『マリンフォード頂上決戦』が終結した。

ルフィを庇って攻撃を受けるエース

その後、重症を負っていた白ひげは自身を置いてマリンフォードを去るように仲間達に告げた。ルフィはエース達と共にマリンフォードを脱出しようとするが、その時、海軍大将である『赤イヌ』が「エースを開放して即退散とは、とんだ腰抜けの集まりじゃのう。白ひげ海賊団。船長が船長…。それも仕方ねェか…!白ひげは所詮…先の時代の敗北者じゃけェ…!」と呟いた。それを聞いたエースは「取り消せよ…!今の言葉…!」と言って立ち止まり、赤イヌと戦いを始める。しかし、『マグマグの実(自然系の悪魔の実であり、マグマの力を得られる)』の能力者である赤イヌは『メラメラの実』の能力者であるエースの身体さえも焼いた。赤イヌは世界的犯罪者の血を受け継ぐエースとルフィだけは逃す気がなく、ルフィに攻撃を仕掛ける。エースはルフィを庇って赤イヌに身体を貫かれてしまう。
ルフィはエースの治療をするように叫ぶが、エースは自身が死ぬ事を悟っていた。エースは最後に「そうだ。お前いつか…ダダンに会ったら…よろしく言っといてくれよ…。何だか…死ぬとわかったら…あんな奴でも懐かしい…。心残りは…一つある…。お前の夢の果てを見れねェ事だ…。…だけどお前なら必ずやれる…!おれの弟だ…!…昔誓い合った通り…おれの人生には…悔いはない!…おれが本当に欲しかったのものは…どうやら名声なんかじゃなかったんだ…。…おれは『生まれてきてもよかったのか』欲しかったのは…その答えだった。もう…大声も出ねェ…。ルフィ、おれがこれから言う言葉を…お前、後からみんなに…伝えてくれ。…!オヤジ…!みんな…!そしてルフィ…。今日までこんなどうしようもねェおれを、鬼の血を引くこのおれを…!愛してくれて…ありがとう!」と残してその生涯を終えた。ルフィは眼前で死亡したエースを見て泣き叫び、意識を失った。

ルスカイナ編

その後、ローの潜水艦を追いかけたハンコックの計らいにより、一同はアマゾン・リリーへと招かれた。意識を取り戻したルフィは、エースの死を受け入れられずに暴れまわっていた。ジンベエがルフィに声をかけるが、ルフィはジンベエの声に耳を貸さずに殴りかかった。ジンベエはそんなルフィを投げ飛ばし、「今は辛かろうがルフィ…!それらを押し殺せ!失った物ばかり数えるな!無い物は無い!確認せい!お前にまだ残っておるものは何じゃ!」と問う。それを聞いたルフィは「仲間がいるよ!おれには…仲間がいる!…おれ達集合場所があるんだよ。…行かなきゃ…。すぐ会いてェ…。あいつらに会いてェよォオ!」と言って涙を流した。

その後、シャボンディ諸島へと戻ろうとするルフィの前にレイリーが現れる。レイリーはシャッキーのハンコックがルフィを匿っているという推察を聞き、アマゾン・リリーへと来たのであった。レイリーはシャボンディ諸島へと戻ろうとするルフィに「本当にそれでいいのか?あの島でキミ達の身に何が起きた。繰り返す為に…また集まるきか?」と問う。そしてレイリーはある提案をした。

数日後、ルフィはレイリーとジンベエと共に再びマリンフォードへ現れ、『16点鐘(年の終わりと始まりに鐘を8回ずつ鳴らす行為)』を行った。その行為は『新時代の到来』を意味していると考えられていたが、実はルフィから仲間達へのメッセージであった。ルフィの右腕には『3D2Y』という文字が書かれており『3D』にバツ印が書かれていた。それは『3日後にシャッキーの酒場に集合』という約束を2年後に変更するという意味であった。レイリーはルフィに修行をつける事を提案しており、ルフィは強くなる為にそれを了承していた。
ルフィは『ルスカイナ』という猛獣がひしめく島で修業をする事になる。レイリーはルフィに『覇気』という概念を教えた。覇気は攻撃力や防御力を増し、更に自然系の悪魔の実の能力者にも攻撃を可能とする『武装色』、敵の気配や攻撃を読む『見聞色』、対象を威圧して気絶させる『覇王色』の3つがあった。ルフィは「海賊『麦わらのルフィ』はちょっと休養だ。」と言い、レイリーとの修行に励んだ。

新世界編

魚人島編

2年後、ルフィ達はシャボンディ諸島で集結を果たした。2年前にシャボンディ諸島へと集結していた億超えのルーキー達に黒ひげを加えた面々は『最悪の世代』と呼ばれ恐れられていた(麦わらの一味の中ではルフィとゾロが『最悪の世代』である)。ルフィは懸賞金が4億ベリーとなっている事を知る。ルフィはシャボンディ諸島に押し寄せた海軍を討ち倒し、レイリーに別れを告げて魚人島へと向かった。

魚人島へと無事に辿り着いたルフィは、人魚姫である『しらほし』と出会う。しらほしは『バンダーデッケン・九世』という魚人に惚れられていた。バンダーデッケンは『マトマトの実(対象に触れることで、投げた物がその人物目掛けて飛んでいく)』の能力者で、斧などを日夜しらほし目掛けて投げていた為、しらほしは城から出られずにいた。しらほしから母親の墓がある『海の森』へ連れてってほしいと頼まれたルフィは、それを了承した。
ルフィは海の森でジンベエと再会を果たす。ジンベエは2年間の間に『黒ひげが白ひげの代わりに四皇の1人に数えられている事』『海軍元帥の座を巡って青キジと赤イヌが戦い、赤犬が元帥となって、青キジが海軍を去った事』を話した。

魚人島では『ホーディ・ジョーンズ』という魚人が『新魚人海賊団』を結成し、人間と友好を築こうとする魚人を排除しようとしていた。ルフィ達は新魚人海賊団と戦う事になる。奴隷にした人間や、魚人の部下、総勢10万人を率いていた。しかし、ルフィはその半数を覇王色の覇気で無力化した。そして麦わらの一味は新魚人海賊団と激闘を始める。その途中、バンダーデッケンは『ノア』という魚人島に存在するとてつもなく巨大な船をしらほし目掛けて投げた。しらほしは魚人島を守る為に遠く離れていく。ホーディはしらほしを殺害しようとし、ルフィはそれを止める為にホーディを追った。ホーディはノアが魚人島の上空に位置した時に、バンダーデッケンを襲い意識を失わせた。それによりノアは魚人島に落下し始め、魚人島は崩壊の危機が訪れる。

ホーディがこのような行為に及ぶのは、これまでの恨みの連鎖に呑まれていたからであった。
魚人や人魚はこれまで人間に奴隷として捕獲されたり、迫害されてきた。それにより人間に嫌悪感を持つ者が多かったが、それに異を唱える者がいた。それはしらほしの母親である『オトヒメ』であった。オトヒメは魚人や人魚達が人間と手を取り合う平和な世界を目指すように訴えた。最初はオトヒメに同意する者は少なかったが、必死の訴えにより徐々に賛同者は増えていった。そんな時、冒険家である『フィッシャー・タイガー』が魚人島に帰ってくる。フィッシャー・タイガーは天竜人が住む『マリージョア』で天竜人の奴隷達を開放しており、指名手配を受けていた。その後、フィッシャー・タイガーはジンベエやアーロンを率いて『タイヨウの海賊団』を結成する。子供だったホーディやその仲間達はタイヨウの海賊団に憧れていた。フィッシャー・タイガーは、人間を殺害しないように船員達に命じた。
ある日、タイヨウの海賊団は天竜人の奴隷だった『コアラ』という子供を故郷へ送り届けるように頼まれる。コアラは奴隷となっていた経験からどんなに辛い時でも笑顔を浮かべる様になっていたが、タイヨウの海賊団と公開している内に自然な感情を取り戻していった。そしてフィッシャー・タイガーはコアラを故郷へと送り届けた。しかし、村から船に戻る途中で待ち伏せしていた海軍に襲撃を受ける。コアラの母親達は、コアラが天竜人の奴隷だった事を隠してもらう為にフィッシャー・タイガーを売っていたのだった。異変に気づいたジンベエ達がフィッシャー・タイガーを救い出すが、フィッシャー・タイガーは瀕死の状態だった。輸血をすればフィッシャー・タイガーは助かったが、フィッシャー・タイガーは人間の血を受け入れる事を拒否した(フィッシャー・タイガーの血は稀少で、船員で輸血できる者はおらず、人間の血液を使うしかなかった)。その時、フィッシャー・タイガーは『自身が天竜人の奴隷となっていた事』『自身が人間を愛する事ができない事』を打ち明けた。フィッシャー・タイガーはオトヒメの夢を邪魔しない為にも自身の死因を話さないように言い残し、死亡した。だが、ホーディ達は魚人達の恨みだけを引き継いでいた。ホーディは人間から何もされていないにも関わらず、『人間は魚人より下等で劣悪な種族であり、その人間に加担する魚人も粛清対象である』という信念を持っていたのだった。

ルフィはホーディから受けた傷により多量の出血をしながらも、ホーディを倒し、魚人島に落ちるノアを破壊しようとする。破壊の途中で、しらほしが叫び声を上げるとノアの落下が止まった。ルフィが辺りを見渡すと、巨大な海王類がノアを持ち上げていたのだった。しらほしは、海王類を従わせる事ができる伝説の人魚であった。

その後、ルフィは出血により、命の危機に陥る。チョッパーは周囲の魚人に輸血を募るが、人間への輸血は魚人島の法律で禁じられており、手を上げる者はいなかった。その時、ジンベエが輸血に名乗り出た。気を取り戻したルフィは、ジンベエに自身の仲間になるように話した。

騒ぎが収まった事で竜宮城で宴が行われた。ルフィ達が宴を行っている裏で、ロビンは魚人島の王『ネプチューン』を呼び出した。ロビンは空島のポーネグリフに『古代兵器 ポセイドン』が魚人島にあると書かれていた事を話し、しらほしこそがポセイドンではないか、と問う。ネプチューンは重苦しい顔を浮かべながら、それを認めるのであった。
その後、四皇『ビッグ・マム』の傘下の海賊である『ペコムズ』と『タマゴ男爵』が魚人島を訪れる。かつて、魚人島は白ひげ海賊団の保護を受けていたが、白ひげ亡き後は魚人島のお菓子を献上する事を条件にビッグ・マム海賊団から保護を受けており、ペコムズ達はお菓子の回収に訪れていたのだった。しかし、ホーディ達の騒動によりお菓子の製造ができておらず、島に残っていたお菓子は宴に出され、ルフィ達が食べてしまっていた。魚人島にお菓子がないという報告を受けたビッグ・マムは激怒し、魚人島を滅ぼす事を告げた。それを聞いていたルフィはビッグ・マムに喧嘩を売り、標的を自分に向けさせた。
その後、ルフィ達は魚人島を去る事になる。ジンベエは魚人島がビッグ・マムに保護を受けると同時にビッグ・マム海賊団の傘下に入っていた為にルフィの仲間になる事はできないが、ケジメを付けた時にはもう一度仲間に誘うように話した。こうしてルフィ達は魚人島を後にした。

パンクハザード編

魚人島を離れ、会場に出たルフィ達は助けを呼ぶ電波をキャッチし、その電波が発せられる島『パンクハザード』へと向かう。パンクハザードにはマリンフォード頂上戦争でルフィを助けたトラファルガー・ローがいた。ローは2年の間に王下七武海の1人となっていた。ルフィと対面したローは、四皇『カイドウ』を倒す策があると話し、海賊同盟を持ちかけ、ルフィはその同名を受け入れた。カイドウは王下七武海である『ドンキホーテ・ドフラミンゴ』と取引を躱し、人工悪魔の実である『SMILE』を手に入れ、最強の能力者の軍団を作り出そうとしていた。ローはその人工悪魔の実SMILEを作っている科学者『シーザー・クラウン』がこの島にいる事を話し、シーザーの誘拐をするように話した。
シーザーは人を巨人にする薬を開発しようとしており、子供を攫ってきて人体実験を行っていた。さらにルフィ達が攻め込んできた事を知ったシーザーは自身の部下の身を案じる事なく毒ガス兵器を使用する。ルフィはそんなシーザーに怒り、シーザーを討ち倒し、シーザーの誘拐に成功する。ルフィ達はパンクハザードで『錦えもん』と『モモの助』という『ワノ国』出身の侍の親子と出会う。2人はルフィ達が次に向かう『ドレスローザ』に用があり、ルフィ達と行動を共にする事になった。

ドレスローザ編

サボは死んではいなかった

shuichi
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ONE PIECE(ワンピース)の夢・野望・理想・正義まとめ

ONE PIECE(ワンピース)の夢・野望・理想・正義まとめ

『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。ひとつなぎの大秘宝「ワンピース」を巡り、あまたの海賊たちが鎬を削る。主人公のモンキー・D・ルフィやその仲間たちも含め、登場人物たちは各々夢や野望を持っている。「海賊王」の名称を狙う海賊は多いが、誰よりも自由な海賊を目指すルフィに対し、「黒ひげ」と名乗るマーシャル・D・ティーチが海賊の支配を望むように、夢や野望、理想や正義は各キャラクターの人物像に更なる深みを与える要素となっている。

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ONE PIECE(ワンピース)の新世界まとめ

ONE PIECE(ワンピース)の新世界まとめ

「新世界」とは、尾田栄一郎の海洋冒険漫画『ONE PIECE』の航路で、「偉大なる航路(グランドライン)」と呼ばれる航路の後半の海である。グランドラインはでたらめな海流や天候により、通常の航海術が通用しない。新世界は、相応の戦力、精神力が要求されるグランドラインでさえ「楽園だった」と称される過酷な海で、そこを生き抜いた猛者が闊歩する。皇帝のように新世界に君臨する「四皇」と呼ばれる大物海賊たちの傘下に入ることが、新世界を生き抜く術だとされている。

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ONE PIECE(ワンピース)のタイヨウの海賊団・魚人海賊団まとめ

ONE PIECE(ワンピース)のタイヨウの海賊団・魚人海賊団まとめ

尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中ではマリージョアに暮らす「天竜人」たちは、地上の人々や魚人・人魚族を蔑み、奴隷として支配している。ボア・ハンコック姉妹やコアラなども奴隷のうちの一人だったが、そんな彼らを解放してまわっていたのが「魚人島の英雄」フィッシャー・タイガー率いる「タイヨウの海賊団(魚人海賊団)」である。本記事では「タイヨウの海賊団(魚人海賊団)」に所属していたメンバーをまとめて紹介する。

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