Dr.STONE(ドクターストーン)のアイテム・発明品まとめ

『Dr.STONE』とは、原作:稲垣理一郎、作画:Boichiによる漫画作品である。
ある日、地球を怪光線が包んだ。その光線は人類全てを石化させてしまう。それから3700年後、石神千空という少年が石化から解ける。千空は卓越した科学力を持っており、石化した人類、崩壊した文明を取り戻そうとする。
千空は試行錯誤しながら、様々なアイテムを開発していく。

コンディショナー

ハチミツとレモンとココナッツなどを用いて作成したコンディショナー。
剛毛だったコハクの髪もこれでサラサラになった。

ラメ、ファンデーション、香水、口紅

すべて化粧品。
透明な雲母を細かく砕けばラメ、白い絹雲母と赤・黄色の酸化鉄を砕いて混ぜて肌色の粉にすればファンデーション、ココナッツやはちみつ、ジャスミン等を組み合わせて香水・口紅を作った。
これらのメイク道具で美少女となったコハクと銀狼は、アマリリスと共に宝島の後宮に潜入することに成功した。

インカム

ワインから採ったロッシェル塩という結晶をイヤホンにして、銅銭をグルグル巻いたコイルに石をつけると受信専用のインカムになる。石はなんでもよく、10円玉でも作れる。
宝島の後宮に潜入するコハクに耳飾りに偽装したインカムを持たせ、千空たちの指令を伝えた。

モーター

宝島の石化装置を奪うため、空中でキャッチするドローンを作ることにした千空。
鉄の棒に銅銭をグルグル巻きつけて電気を流すと、電磁石ができる。コの字型の電磁石の間に短い電磁石を設置すると、磁石のN極S極が電気で切り替わり、短い電磁石が回転し続ける。これでモーターの完成だ。

ネズミニ四駆

モーターのテストのために千空たちが作った、ネズミに偽装したミニ四駆。宝島の後宮に潜入するコハクたちとの連絡手段となった。
コハクから千空たちにメッセージを送ったり、石化されバラバラに砕かれてしまった龍水の体を千空たちに送る等、大活躍した。

石膏/無音爆弾(サイレント・ボム)

硫酸と無水硫酸カルシウムを混ぜて作る。コンクリートの塊に細い穴を開けて硫酸と無水硫酸カルシウムを入れると、穴の中で石膏となり、1平方センチあたり300kgもの力で膨張、内部から爆裂する。
現代の住宅街などで、騒音をなるべく起こさずにコンクリートを破壊する工事等に使われる仕組みで、正式名称を「静的破砕材」という。
3700年前、千空の父である石神百夜が宝島に残した「宝箱」がコンクリートの塊だった。石膏を使うことで宝箱を開けた千空は、父から科学文明のための遺産を受け取ることになる。

プラチナ

3700年前、人類を襲った石化現象から逃れた石神百夜が、遠い未来に石化から復活した息子へ託すため、「宝箱」に保管した。
百夜いわく、「仮に人類の文明が滅亡したとき、もう一度ゼロから科学文明を起こすことは不可能だ」という説がある。地球の表面近くの採りやすいところに埋まった鉱物は現代の人類があらかた掘りつくしてしまったため、文明を新たにスタートさせることができない、というものだ。
川で砂金を採ると、場所によってはごくまれにプラチナの粒が混ざっていることがある。地殻1トンあたりたった0.001gという割合のプラチナを、白夜は何十年もかけて川をさらい、死の間際まで集め続けた。
百夜は科学の未来のために働く宇宙飛行士だ。自身が報われるかどうかに関わらず、人類の未来のために、彼の次の「飛行士」となる誰かのために働くのが彼の信条だった。科学が大好きな息子がいつか石化から目覚めたとき、必ず石化の秘密を解き明かして科学文明を復活させると信じていた。
3700年経った今、百夜の集めたプラチナは確かに次の「飛行士」、千空の手に渡ったのだった。

硝酸

百夜が残してくれたプラチナを使い、「オストワルト法」という方法で硝酸を人工で作れるようになった。
石化復活液(ナイタール液)を作るために不可欠な硝酸は、作中では「奇跡の水」と呼ばれるほど希少なものだったが、百夜のプラチナのおかげで無制限に生成が可能となった。

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