まともじゃないのは君も一緒（映画）のネタバレ解説・考察まとめ

美奈子が婚約者の宮本と香住が一緒にいるところに鉢合わせしてしまった後、大野に「宮本に別れを告げてきます」と伝えてその場を後にした。

宮本の浮気現場を目撃し、大野といい感じになっている美奈子だった。
「普通」なら、宮本と別れ大野と付き合うという流れのようだが、美奈子は別れず宮本と仲直りしていた。

大野は美奈子に会いにいき、「本当にこのままでいいのか」と尋ねました。
美奈子の父と宮本は仕事上の付き合いもあるので簡単には別れられなかったのだ。美奈子は「いいんです、このままで」と大野に伝えた。

この映画は「普通とは何？」がテーマであり、このシーンも、「普通」の流れなら美奈子は宮本と別れて大野と付き合っていたはずだった。
しかし、「普通」の基準は人それぞれで、美奈子にとって「宮本とは別れずそのまま婚約者として生きていく」ことが「普通」だった。

大野「君は傷つかなかったの？ 普通に縛られる必要はないだろ」

美奈子が宮本の本性を知り「別れを告げてくる」と大野に話した後、大野は「香住が宮本と美奈子を別れさせるために自分と美奈子を引き合わせたのではないか」と香住に尋ねた。
大野はこの作戦に利用されたというよりも、香住が宮本にひどいことをされていないかと怒っていた。

珍しく怒っていた大野に、「宮本さんは美奈子さんの父と仕事上の付き合いもあるから簡単に別れないよ。それが普通でしょ？」と話した。
そこで大野は「君は傷つかなかったの？ここで普通に縛られる意味はないだろ」と香住に伝えた。

森の中で耳を澄ませて森の音を聞く香住と大野

自然の音を聞きにたまに森へいくという大野に香住は、「私も森へ行きたい」と言い連れて行ってもらった。

目を閉じて森の自然の音を聞く2人。自然を感じながら森の中を歩いている途中で、香住は大野に告白したが、突然の告白に大野は戸惑っていた。大野の相変わらずの恋愛の不慣れさに思わず笑ってしまう香住だった。

『まともじゃないのは君も一緒』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

出演者によるアドリブシーン

冒頭の予備校のシーンで、香住が大野に向けてペンでシッシッと追い払うような仕草をするシーンはアドリブ。
また、美奈子が宮本に膝蹴りをしたシーンのあとの「膝蹴りかよ」という宮本のセリフもアドリブだったという。

綿密な打ち合わせで生まれた大野の奇妙な笑い方

映画でも何度か出てくる、大野の奇妙な笑い方。
この笑い方は、監督である前田と成田凌の2人で綿密な打ち合わせの上、生まれたものであるという。

無音でずっと笑っている人など、3パターン出した。最終的に決まったのが、映画でも出てくる引き笑いのような奇妙な笑い方だった。

『まともじゃないのは君も一緒』の主題歌・挿入歌

主題歌：THE CHARM PARK『君と僕のうた』