魔界塔士 Sa・Ga(The Final Fantasy Legend)のネタバレ解説・考察まとめ

『魔界塔士Sa・Ga』とは、1989年12月15日に現・スクウェア・エニックスから発売されたゲームボーイ(GB)専用ソフト。ジャンルは当時、携帯機のGBでは不可能といわれた初のRPGで、当社初のミリオンソフトとなった。
サガシリーズの記念すべき第1作目。経験値やレベルの概念がなく、キャラクターの種別によって成長方法が異なるという斬新なシステムで注目された。舞台は1本の塔によって結ばれた4つの世界。その塔の頂上には楽園があるという。その楽園を求めて主人公は塔への冒険に旅立つ。

世界の中心には23階建ての塔があり、それぞれの階層は別の世界に繋がっている。
1つの世界から別の世界へ行くには、塔を登っていくしかない。
特に、塔の第1階層、第5階層、第10階層、第16階層には、大きな世界が広がっている。
また、これらの階層には四天王と呼ばれる魔物のボスが巣くっている。
塔の頂上は楽園へ通じていると言われている。

第1階層

今作のスタート地点となる「大陸世界」。
この世界では、「剣の王」「鎧の王」「盾の王」と呼ばれる3人の王たちいて、それぞれがこの世界の覇権を賭けて争っている。
そのため、この世界では戦争が続いており、人心も荒れ果てている。
この階層にある塔への入り口は現在は閉ざされている。

第5階層

「海洋世界」とよばれる海の世界。
海底の竜宮城にはこの世界を支配する四天王の1人・青龍が住んでいる。
海は海賊がいて船を出せない状態であり、移動には浮島に乗っていく必要がある。

第10階層

「空中世界」と呼ばれる雲の上に広がる世界。
雲の中に島があり、移動にはグライダーを使う。
この世界は、浮遊城に住む四天王の1人・白虎が支配している。
レジスタンスという白虎に反抗する組織があったが、白虎によって壊滅寸前に追い込まれている。

第16階層

「都市世界」とよばれる近代的な都市の世界。
「アキバ」や「シンジュク」「アメヨコ」といった東京の地名が付けられており、原子力発電所や東京タワーのようなタワーもある。
四天王の1人・朱雀によって支配されている。
朱雀を倒そうと、ゾクと呼ばれる暴走族たちが立ち上がっている。

『魔界塔士 Sa・Ga』の登場人物・キャラクター

第1階層

盾の王

英雄の像が持っていた「キングのたて」を所有している。猜疑心が強く、城に来る者を拒む性格が災いしてか、大臣の裏切りにより殺される。

大臣

盾の王の側近の大臣。盾の王を殺し、「キングのたて」を奪い、王位簒奪を企てる。王殺しの現場を主人公たちに見られたため、彼らに罪を着せ、殺害しようと企てる。

剣の王

英雄の像が持っていた「キングのつるぎ」を所有している。
城に来る者すべてが自分の剣を奪おうとしていると思い込んで、来る者を皆殺しにしてしまうという恐ろしい人物。

鎧の王

英雄の像が身に着けていた「キングのよろい」を持っている。
南の村で一番の美人の娘に求婚しているのだが、断られていて悩んでいる。

村一番の美人

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