デイダラ(NARUTO)の徹底解説・考察まとめ
デイダラとは『NARUTO』に登場する敵キャラクターであり、10人で構成される忍組織「暁」のメンバーの一人。岩隠れの里の抜け忍で、ナルトやサスケといった主要人物たちと戦ったことがある。暁の中では屈指の人気キャラで、人気投票では3位を獲得したこともある。「芸術は爆発だ」というセリフが有名で、そのセリフ通りに爆発する粘土である起爆粘土を主に使い、相手を攻撃する。
サソリ
砂隠れの里の抜け忍でデイダラの相棒だった。砂隠れの里に所属していた時は傀儡部隊の天才造形師といわれ、「永く後々まで残ってゆく永久の美」を芸術と考えている。デイダラを暁へ勧誘し、デイダラが暁が加入した後はコンビを組んだ。2人のコンビは「芸術コンビ」と呼ばれている。通称、「赤砂のサソリ」で彼が操る傀儡によってあたり一面の砂が血に染まったことからである。せっかちな性格で、人を待たせるのも待つのも嫌いだと述べている。幼少時に、ナルトの上官・はたけカカシの父親である「木の葉の白い牙」と謳われるはたけサクモに戦争時に両親を殺されており、肉親のぬくもりを感じるためにはじめて傀儡を作った。それは両親の姿を模した傀儡で、それが彼の傀儡作りのルーツである。傀儡の扱いを学んだのは、祖母であるチヨバアからである。チヨバアも傀儡使いとしての能力は高く、サソリとの戦闘の際には毒が絡んだ攻撃を見事サクラを操ってかわしていた。傀儡を扱う能力と傀儡を作る能力の二つにたけている。傀儡師(傀儡を使って戦う忍)は自分の代わりに傀儡を操って戦うため、傀儡を操っている間自分が丸腰になってしまうこと、熟練者相手だと操る指の動きで傀儡の動きを見切られてしまうことの弱点がある。それらを隠すためにサソリは人型の傀儡「ヒルコ」にその身を潜め、戦闘を行う。人間を傀儡へ変える「人傀儡」を唯一作れる人物で、人間を殺しては人傀儡へと作り変え、サクラとチヨバアをもし殺して人傀儡へと作り変えていたらそのコレクションは300人になる。抜け忍となる際、歴代の風影で当時最強と有名だった三代目風影を殺害し、その死体を人傀儡へと作り変えていた。三代目風影は磁遁という磁力の術を用いる相手であるため、砂金を傀儡の関節部分などへ入れてしまえば傀儡の力は無力化できる。そのため、相当サソリは苦しんだ様子である。実年齢は35歳だが、自身の体も傀儡へと作り変えており容姿は里を抜けた15歳のままで永遠に年を取ることのない体になっていたことが、サクラとチヨバアとの戦闘の際にヒルコを破壊されたときに判明した。最終的に、チヨバアに操られたサソリの最初の作品「父と母」によって敗北するが、その後砂隠れの里の優秀な傀儡使い・カンクロウによって傀儡として用いられている。
うちはイタチ
うちはイタチとは、木の葉隠れの里出身の忍で、うちは一族の血を引く存在である。ナルトの親友・うちはサスケの実の兄であり、うちは一族を大量虐殺したことから木の葉隠れの里を抜けた。うちは一族に伝わる特殊体質「写輪眼」が開眼しており、さらに万華鏡写輪眼ももつ。万華鏡写輪眼の瞳術「月読」という幻術を使い、質量、空間、時間さえも意のままとなる幻の世界で相手に精神的なダメージを与えることが可能である。うちは一族を殺した際、サスケは両親を殺しているイタチを目撃し、サスケもこの月読をかけられてしまう。その世界では長い間両親が殺される映像を見続けることを強いられた。満身創痍のサスケへイタチは「いつか同じ眼を持って、オレの前に来い」と残し去った。そのため、サスケに復讐の対象となる。
暁のリーダーからデイダラを勧誘するように命じられ、イタチ、イタチとコンビを組む鬼鮫、デイダラと後にコンビを組むサソリの3人で向かった。デイダラに「オレが勝ったらお前を”暁”へ連れていく」と勝負を仕掛け、幻術をかけることで圧勝する。そのため、デイダラは暁へ加入することになり、同時にイタチを恨むようになる。
うちはサスケ
『NARUTO』において重要な人物で、主人公・ナルトの親友でありライバルでもある。うちは一族の生き残りで、両親とうちは一族の皆を殺害したうちはイタチに復讐するためだけに生きていた。天才肌の持ち主で、火遁と雷遁の術を得意とする。幼いころは兄・イタチを慕っており、よく手裏剣や術の修行に付き合ってとお願いしてはイタチから「許せサスケ、また今度だ」とよく額を二本の指で小突かれていた。ナルトのことを下に見ていたが、徐々に力をつけていくナルトに焦り、また自分の弱さにイラつき、木の葉隠れの里を抜けた。復讐に必要な力を得るためなら何でも利用しようと考え、うちは一族の特殊な体質などに目をつけていた大蛇丸のもとへ自分で向かった。大蛇丸のもとで力をつけたサスケは、力は十分だと感じて大蛇丸を殺害し、イタチに復讐するためにイタチ探しを行う。その捜索を行っている最中をデイダラたちに発見され、デイダラたちからイタチの居場所を聞くために戦闘を行った。デイダラに勝利したのち、イタチを発見し、復讐を果たすが、イタチは木の葉隠れの里とうちは一族との間で戦争が起きそうでそれを防ぐために自らが犠牲となって一族を殺し、最愛のサスケだけは殺せなかったという真意を知る。真相を知ったサスケは木の葉隠れの里を恨むようになる。しかし、暁と五大国の間の第四次忍界大戦では、ナルトたちと共闘し、暁から世界を救う。最後は、ナルトと戦い自分の間違いやずっと自分のことを親友だと思い、考えていてくれたナルトに敗北し、和解した。
トビ
サソリの死後、デイダラの相棒となったトビ。暁の中で一番の新入りでデイダラのことを「デイダラ先輩」と呼ぶ。新入り以外のどこの国出身などの情報は一切不明である。体がすり抜け一切の体術や物理攻撃はあたらず、面から見える右目には写輪眼が宿っている。後に、自身のことを忍者の世界をつくり、創世記に存在した伝説の人物・うちはマダラと名乗るようになる。写輪眼以外は顔を面で隠しており、またうちは一族はサスケ以外イタチによって滅ぼされていたことから、周囲の人間は徐々にそう信じるようになる。実はトビは暁のリーダーに指示を出していた暁の黒幕であり、世界へ第四次忍界大戦を仕掛けると宣言した人物である。第四次忍界大戦では、捕らえていなかった九尾と八尾を捕らえる目的で動き、ナルトたちと戦闘を行った。その戦闘中にナルトによって面を破壊され、その正体は「うちはオビト」であることが判明した。うちはオビトははたけカカシに左目の写輪眼を託して戦死した人物だが、実は生き残っていたのだ。しかし、自分の好きな人である「野原リン」がはたけカカシによって殺害されてしまうシーンを目撃し、この世界に絶望し、尾獣をすべて手に入れ、世界を征服しようと企むようになった。
デイダラの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「芸術は爆発だ」
デイダラがはじめてその爆発の能力を見せたときのセリフで、デイダラを表す象徴的なセリフとなっている。「芸術は爆発だ」と喝というセリフで起爆粘土が爆発した。また、サスケとの戦闘で自爆を行った際にも「芸術は…爆発だ!!」と残しており、デイダラの芸術を表す代表的なセリフであることがわかる。元ネタは岡本太郎であり、それもこのセリフを有名にしている要因である。
「死んでオイラは芸術になる!」
デイダラがサスケとの戦闘で最後にC0によって自爆する際のシーン。究極の芸術は爆発であるとの自分の考えのもとで「死んでオイラは芸術になる!」とセリフを残し、自爆した。文字通り究極の芸術を生み出したデイダラの名セリフである。
「これは…芸術だ…」
暁に勧誘しに来たイタチとの戦闘に敗れた際に、デイダラが、後光が差すイタチに芸術を感じた場面。「これは…芸術だ…」と不覚にも他人の能力に見入ってしまった。しかしデイダラはイタチを認めたくなく、それ以来、幻術に対抗するすべを磨いてきた。デイダラが爆発以外のものに芸術を見出し、見入ってしまう唯一のシーンである。
デイダラの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
「芸術は爆発だ!」の元ネタは岡本太郎
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目次 - Contents
- デイダラのプロフィール・人物像
- デイダラの来歴・活躍
- 岩隠れの里を抜けるまで
- 禁術とは
- 暁に所属
- 暁の目的
- 尾獣狩り・一尾
- ナルトとはたけカカシとの交戦
- 写輪眼とは
- 尾獣狩り・三尾
- うちはサスケとの戦闘
- 第四次忍界大戦
- デイダラの能力・術
- 起爆粘土
- 「C0」
- 「C1」
- 「C2」
- 「C3」
- 「C4」
- デイダラの関連人物・キャラクター
- 我愛羅(があら)
- サソリ
- うちはイタチ
- うちはサスケ
- トビ
- デイダラの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「芸術は爆発だ」
- 「死んでオイラは芸術になる!」
- 「これは…芸術だ…」
- デイダラの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「芸術は爆発だ!」の元ネタは岡本太郎
- キャラクター人気投票で3位を獲得
- 起爆粘土は「爆遁」ではなく「土遁」