アリス・ギア・アイギス(アリスギア)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アリス・ギア・アイギス』とは、コロプラより配信されているスマートフォン用ゲームアプリである。機械生命体ヴァイスの襲撃により地球を捨て宇宙船団による航海を続ける人類は、ヴァイスに対抗し得る高次元兵装「アリスギア」を開発。それから3世紀、若い女性だけが操作できるアリスギアによって宇宙船団の平和は守られてきた。その船団の一つ「東京シャード」のヴァイス対策企業「成子坂製作所」に新たな隊長が赴任したことで物語が始まる。

声:白城なお
属性:重力
得意ギア:ライフル
準得意ギア:片手剣

23歳、派遣事務員。3月14日生まれ。
AEGiSからの派遣事務員であった安藤陽子が成子坂に降りかかったスキャンダルの余波でAEGiSへ帰還せざるを得なくなったため、代わりに採用された事務員。しかしその正体は成子坂の実態を調査するために潜入した自称「正義の怪盗」だった。成子坂のスキャンダルがノーブルヒルズによって仕組まれた謂れなき陰謀であることが判明したため彼女は成子坂を去るが、アクトレスとしての登録は残すこととなった。その後はノーブルヒルズに派遣事務員として潜入、不正の証拠を掴んでマスコミにリークした。現在は成子坂の登録アクトレスとして活動する傍ら、時々事務の仕事を手伝いに来ている。
派遣としての仕事は事務員だけではないようで、イベント「タマちゃん探検隊」では企業ブースのコンパニオンとしてアニメキャラクター『黒猫怪盗シャノワール』のコスプレ姿を披露していた。このことがきっかけでタレントとしての仕事が入るようになり、テレビの旅行番組リポーターなども務めている。
裏の世界ではそれなりに名が知れているようで、カウンタースパイを生業とする忍者の蛙坂来弥やAEGiS情報本部に勤務する籠目深沙希とも交友がある。
特定組織の工作員ではなく「正義の怪盗」として悪徳企業をターゲットにしているのは、企業の不正によって実家の町工場やかつての勤め先を失ったことによるトラウマの代償行為と思われる。
ゲーム内でも絆エピソードの進行で取得できるアクセサリである仮面をつけることで名前を「シャノワール」に変更できる。
モチーフは黒猫。名前の元ネタは「バットマン」に登場するヴィランであるキャットウーマンことセリーナ・カイル。

「ファッションブランドのカリスマ社長」萬場盟華(よろずば めいか)

声:森永千才
属性:焼夷
得意ギア:デュアル
準得意ギア:ハンマー

24歳、アパレルメーカー社長。12月20日生まれ。
強烈なインパクトの外見と口調を誇る黒ギャル社長。株式会社マウンテンウィッチの社長でファッションブランド「ピンクサイクロン」を立ち上げた。資金不足に悩む成子坂製作所のスポンサーに名乗りを上げ、様々なテコ入れを目論むが他のアクトレスと意見が噛み合わず対立。しかしアクトレスとして成子坂のメンバーと共闘したことでお互い理解し合いスポンサー協力することになった。その後ノーブルヒルズの仕掛けたスキャンダルにより社長としては成子坂のスポンサーから撤退せざるを得なくなったが、一個人として成子坂にアクトレス登録して協力することとなる。派手な外見とギャル語とは裏腹に堅実な常識人であり義理人情にも厚く、自分の無茶振りに真摯に対応してくれた文嘉のことを気に入っている。しかし当の文嘉は盟華に対しては苦手意識を持っている。高校時代はバレーボールで全国大会に出たほどの選手であり、その後ファッション誌の読者モデルとアクトレスとしての活動で資金を稼ぎ起業した。アクトレスとしてはブランクが長かったため自身では今の自分の戦闘能力を「素人みたいなもの」と評価している。デザイナーとしては天才肌であり、社長業で多忙にも関わらずアクトレスとして成子坂に出入りしてるのは成子坂への共感や体を動かしてのストレス発散だけでなく、多くの女の子と接することでデザインのインスピレーションを得るためでもあるらしい。契約しているモデルの中にはアクトレスチーム「ドクソン」の君影唯と村尾未羅がおり、覚醒編第5話で念願叶って二人を成子坂の隊長に紹介している。

弱点はバストサイズを盛るためにパッドを入れていること(BカップをDカップに偽装している)。
モチーフは花と蝶。名前の元ネタはかつてギャルの間で流行した「ヤマンバメイク」から。

「籠の外の森ガール」文島明日翔(ふみしま あすか)

声:安済知佳
属性:焼夷
得意ギア:スナイパー
準得意ギア:ランス

17歳、桃陰学園総合高校3年。
AEGiSの鳳加純からの紹介で成子坂製作所の増員として加入したアクトレス。鳥好きを通り越した鳥類マニアで、「鳥のように自由に空を飛ぶ」という夢をかなえるために両親の反対を押し切ってアクトレスに志願した。非常にのんびりした天然気味の性格で、話し方も極めてスローペース。しかし内面はやや厨二病の気があり、難解なポエムを多用する。動物と会話ができる依城えりのことを師匠として尊敬している。加純とは趣味であるバードウォッチングを通じて友人となった。「ピッピちゃん」と名付けたオスの文鳥を飼っており、彼と共に出撃することも。
両親ともかなり過保護で、専用ギアの設計が防御力重視なのは両親の意向が反映されている。しかし明日翔自身は両親の干渉を窮屈に感じているところがある。
モチーフは文鳥。専用ギアのネーミング等も鳥や翼にまつわるものが多い。

ピッピちゃん

明日翔の飼っているオスの文鳥。猫に襲われ負傷したところをえりに助けられる。加純のところへも度々エサをねだりに行っていた。可愛らしい外見だが内面的には女たらしのヒモ野郎といった性格であり、彼の言葉を理解できるえりからはかなり呆れられている。
絆エピソードの進行によって明日翔の専用アクセサリとして装備可能となり、その際は名前が「文島明日翔&ピッピ」となる。

「現代都市型JK忍者」蛙坂来弥(かえるざか らいや)

声:大和田仁美
属性:焼夷
得意ギア:デュアル
準得意ギア:両手剣

16歳、郷湾育英高校2年。3月27日生まれ。
ノーブルヒルズに情報戦を仕掛けられ苦境に陥った成子坂に売り込みをかけてきた「アーバン流忍術」の忍者でスパイ対策を得意とするカウンタースパイ。登場早々にシタラに他作品の忍者ネタでいじられたせいかすっかり怪しい人扱いされてしまい、掴んでくる情報もガセネタや既出情報ばかり。それでもなんとかそれなりに役に立つネタを掴んできた成果報酬として成子坂とのアクトレス契約を結ぶことになった。ハイテク機器と伝統技術を併せ持つアーバン流忍術の免許皆伝だが、忍術修行の方に注力してきたせいか学校の成績の方はいまいち。忍術の腕は高いのに任務は失敗ばかりなのは頭の悪さが原因なのかもしれない。同じ学校に通う日向リンと仲が良い他、同業者である新谷芹菜やバイト先の料理人である王紅花とも交流がある。アクトレスとしての収入は新しい忍術道具に消えてしまうのでいつも金欠気味である。
諜報に関わる忍者であるにも関わらず裏表のないお人よしの善人であり、リンを通じて知り合った怜からも「いい人」と認識されている。
伊賀シャードの出身で故郷に両親と弟がいる。アーバン流忍術だけでなく故郷に伝わる伝統的な古流忍法においても皆伝の腕前。とはいえ実家に伝わる伝統的な忍術衣装がアクトレス用スーツや多目的センサーの付いた鉢金であったり来弥の専用ショットギアに蛙坂家伝来の焼夷ユニットが使用されているなど、伊賀シャードの「伝統的」忍法の由来にはかなり疑念が残る。
モチーフは蛙。名前の元ネタは蝦蟇の妖術を使う忍者「自来也」。

「宇宙を駆けるフォトジャーナリスト」神宮寺真理(じんぐうじ まり)

声:森永千才
属性:電撃
得意ギア:スナイパー
準得意ギア:片手剣

29歳(自称21歳)、フリージャーナリスト。8月12日生まれ。
かねてより成子坂製作所に出入りしているフリーのジャーナリスト。7年前に発生した成子坂製作所でのアリスギア暴走事故についての真相を探っている。自身の目的のために新谷芹菜を焚き付ける、失踪した吾妻楓の姉の行方を追う、事故で死にかけた比良坂夜露の過去を調べる、等様々な手段で成子坂に干渉していた。現在は成子坂の隊長と「真相解明前に成子坂製作所に倒産されては困る」ということで協力態勢を取り、表向きは成子坂のアクトレスをプロデュースするカメラマンとして提携している。アクトレスの撮影は趣味と実益を兼ねており、女の子(可能であれば露出度の高い)の写真を撮ることに執心しているため他の若いアクトレスからは煙たがられている。
7年前までは成子坂製作所と提携していたアクトレスであり、宇佐元杏奈と九品田凪の3人でチームを組んでいた。しかし事故後に凪は失踪。表向きは結婚して他シャードに移住したことになっていたが、そんな事実はなかったことを知る。その後は存在自体を揉み消された凪についての真相を知ることが真理の人生の目的と化した。「アタッカー薫子!外伝 ドリィミー真理」での回想では、メリーバニー結成時に杏奈に先生役としてアクトレスとしての技術を教えていた頃の一幕が語られた。
アリスギアの秘密に深入りすることで自分が消されることも覚悟しており、成子坂の隊長には万一の事態に備えて機密データのキーを預けている。
モチーフは梟。専用ギアのネーミング等の一部はギリシャ神話のアテナに由来する。

「アブソリュート生徒会長」紺堂地衛理(こんどう ちえり)

声:加隈亜依
属性:冷撃
得意ギア:ライフル
準得意ギア:ランス

17歳、聖アマルテア女学院生徒会長。9月17日生まれ。
叢雲工業のアクトレス部門を譲り受けた成子坂製作所に白金地区の担当権を賭けて勝負を仕掛けてきた聖アマルテア女学院アクトレス部門のリーダー。ノーブルヒルズ撤退後のアライアンス結成に際しては当初は北条グループの意図とは裏腹に協力を拒否していたが、成子坂の隊長と密約を結んだことでアライアンスに加盟しヴァイスコロニー攻撃部隊に参加する。冷徹で武人気質だが、生徒会メンバーで友人でもある州天頃椎奈や仁紀藤奏には年相応の少女らしい様子も見せる。また、好きなもの(サバイバルゲーム等)のことになるといつものクールさを忘れて熱弁をふるってしまう。
内心では聖アマルテア女学院が北条グループの手駒を養成する機関になっていることを疎ましく思っており、叛旗を翻す機会を伺っている。成子坂の隊長にはその際の協力者となる約束を取り付け、それを条件にアライアンスに加盟した。紺堂家は北条グループの総帥である北条家と長く姻戚関係にあり、代々北条グループのために武力を以て暗躍してきた家系である。彼女もまた他の紛争地域シャードで北条グループの傭兵として軍務に就いた経験があり、親友である椎奈はそのことを知っている。その経験からか、中東地域のシャードに関する話になると時折取り乱した様子を見せることがある。
比良坂夜露の中にある「何か得体の知れないもの」に最も早く気付いた人物であり、ヴァイスコロニー強襲作戦でそれが確信に変わって以降は夜露に強い恐怖と関心を示す。
モチーフは白馬。名前の由来はイタリア語で傭兵を意味する「condottieri」。裏のモチーフはギリシャ神話の女怪メデューサ。イージスの盾を持った英雄ペルセウスに倒された逸話で知られる。

「剛拳フェミニン生徒会副会長」州天頃椎奈(すてごろ しいな)

声:岩井映美里
属性:電撃
得意ギア:片手剣
準得意ギア:デュアル

17歳、聖アマルテア女学院生徒会の副会長。8月26日生まれ。
あだ名は「コロちゃん」。小柄な体格と常に穏やかで気遣いのできる優しい人柄からそうは思われないが、両親とも空手家の家系に生まれ本人も天賦の才に恵まれた空手の達人である。アリスギア装着時の戦闘スタイルも空手であり、拳型のクロスギアから繰り出すカウンターでヴァイスを叩き潰していく。地衛理とは無二の親友であるが、初めて出会った時は拳と拳のぶつかり合いだった。地衛理がアマルテアの現状を良く思っていないことを理解している。成子坂のメンバーに対しては係争で敵対していた頃から好意的な態度を取っていた。
趣味は料理と映画鑑賞で好物はサツマイモ。非常に信心深くいつも神社に参拝しているが、彼女の「特別な願い事がある時の参拝方法」である「指逆立ちによるお百度詣り」は常人の鍛錬度合いでは不可能である(椎奈にその自覚はない)。
地衛理ほどではないが指揮官としての才にも長けており、ヴァイスコロニー強襲作戦では正反対の気性である文嘉とリンを適所に配置して自分たちの隊の作戦を成功に導いている。
容姿がよく似た弟がおり、やはり姉と遜色ない空手の腕前を誇る。
モチーフはイタチ(雷獣)。名前の由来は不良用語で素手の喧嘩を意味する「ステゴロ」。

「エキゾースト薫る風紀委員」仁紀藤奏(にきとう かなで)

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