アリス・ギア・アイギス(アリスギア)のネタバレ解説・考察まとめ

『アリス・ギア・アイギス』とは、コロプラより配信されているスマートフォン用ゲームアプリである。機械生命体ヴァイスの襲撃により地球を捨て宇宙船団による航海を続ける人類は、ヴァイスに対抗し得る高次元兵装「アリスギア」を開発。それから3世紀、若い女性だけが操作できるアリスギアによって宇宙船団の平和は守られてきた。その船団の一つ「東京シャード」のヴァイス対策企業「成子坂製作所」に新たな隊長が赴任したことで物語が始まる。

冷戦期である20世紀後半のモスクワを再現したシャード。AEGiSと提携する科学アカデミーの所在地。
再現した時代のせいか政治意識が冷戦時代のソ連そのままであり、「書記長」の指導により旧共産圏のシャードと協力しながら他の欧米諸国を元とするシャードと政治的に対立している。
旧ソ連の物資不足まで再現しているため、シャードの一般市民は貧しい生活を余儀なくされている。
メインストーリー「侵食編」において、地球では果たせなかった世界共産革命を実現するためにヴァイス信奉者集団「SIN」と協力関係を結んでいることが判明した。

バチカンシャード

バチカン市国を再現したシャード。中世からの歴史と伝統を色濃く残すシャードであるが、その裏では貴族主義の亡霊ともいうべき秘密結社が今なお活動を続けている。

テキサスシャード

アメリカのテキサス州を再現したシャード。再開発によって19世紀末の文化水準となっており、西部開拓時代をテーマにした観光地として賑わっている。
メインストーリーの「陰謀編」において蛙坂来弥が持ち帰ったパンフレットから、ノーブルヒルズ・コーポレーションが再開発を担当したことが伺える。

アルフライラシャード

中東各地を再現した連結型巨大シャード。再現範囲はイランからエジプト北部までの多岐にわたる。
ムーンシャードによる地球脱出作戦の最初期に建造されたシャードであるが、民族・宗教の差異を考えずに一つのシャードに多数の国を内包したことで、以降300年続く紛争地帯としてアウトランドの悩みの種となっている。
首都近辺は最大の軍事勢力を誇るベトロラム王家の氏族によって平穏が保たれているが、シャード内の大半は渡航制限措置がかかっている危険地帯である。
また、シャード深奥部はヴァイス信奉者集団「SIN」の勢力下にある。
主な産業はシャード建造時に地殻ごと持ち込まれた石油、そしてアルフライラシャードが所有する資源天体から産出するプラズマ燃料「燃素(フロギストン)」である。これらの資源を輸出することによりベトロラム王家は巨万の富を得ている。

ヴィーナス諸島シャード

「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」コラボに登場。
南方のリゾート地であるヴィーナス諸島を再現したシャード。女子ビーチバレー大会「ヴィーナスフェスティバル」で知られる。
普段はヴァイスが寄り付かない辺境にあることからAEGiSが設置されておらず、ヴァイスが現れた時にはリゾート施設の従業員がアクトレスとして駆除を行っている。
施設のオーナーは成子坂製作所の隊長と旧知の仲であり、その縁があって成子坂製作所のアクトレスたちが招待されることになった。

資源衛星

資源採取を目的としてシャード周辺に配置された小天体。地球における鉱山や油田などの地下資源にあたり、所有権を巡ってトラブルが起きることも少なくない。

シャード内地域紛争

移民船で宇宙を彷徨する時代になっても人類同士の紛争が収まることはなく、現在も各シャードで小規模紛争は頻発している。しかしシャード自体を危機に陥れるような大規模破壊兵器の使用は不可能であり、超兵器であるアリスギアの紛争投入はアウトランドにおける重大な犯罪行為となっている。そのため、紛争における戦闘行為は21世紀初頭レベルの火器を使用した歩兵による陸戦が主体である。
とはいえ一部の紛争地帯では巨大企業の傭兵や列強国の特殊工作員、またはヴァイス信奉者集団のテロ組織によるアリスギア同士の戦闘が発生している。

フロンティア・プロジェクト

シャードの航路近辺にある宙域を調査し、居住可能惑星や資源採掘が可能な小惑星を探査する任務。
高確率でシャード近辺に出現するヴァイスとの戦闘を伴うため、アクトレスを雇用している企業に一任されている。
アクトレス企業にとっては「収入や資材の実入りが良く旨みのある仕事」とされているが、担当するアクトレスには臨機応変の判断力が要求されるため実績があり信頼のおける企業にしか発注されない。

宇宙船

シャードの外はもちろん宇宙空間であるため、シャード間の移動や輸送には宇宙船が使用されている。アクトレスも調査宙域への移動は専用の宇宙輸送船を母艦として行うことになる。アリスギア以外にヴァイスに有効な兵装が存在しないこともあり、対ヴァイスの警護はアクトレスにより行われる。ヴァイス対策が行き届いた現在でも、ヴァイスの襲撃によって輸送宇宙船が破壊され物資が届かないという事件が稀に発生する。
稀に航路設定ミスやスペースデブリとの衝突、またはヴァイスの襲撃により無人宇宙船がシャードに激突する事故が発生することがあり、発生場所がシャード外壁の強度が弱い部分だとシャード内部の施設に影響する事態に発展することもある。

公共団体

アウトランド

全シャードを統括する国際機関。ムーンシャード建設に尽力したかつての月面自治政府を母体としており、ヴァイスの監視・研究を主な任務としている。アリスギアの動力源となるエミッションコアの製造はアウトランドのみが行っており、エミッションコアの構造解析は禁忌とされている。
組織の様式はかつての国際連合に倣っており、緊急時には各国の代表を集めた安全保障理事会を開催する等の類似点を見せる。

月面自治政府

21世紀末の月を統治していた政府。宇宙移民船ムーンシャードの建設に尽力した。
3世紀前に起きたヴァイスの大規模侵攻によって人工知能「アリス」と共に施設が消失したため現存していないが、その後継機関としてアウトランドが設立された。

トラベルオーダー

アウトランド傘下の行政機関。各シャードの自治を担当する。

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