信長の野望シリーズ(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『信長の野望』とは、コーエーテクモゲームスから発売されている日本の戦国時代を舞台にした歴史シミュレーションゲームであり、これまでシリーズ化されている。ゲームプロデューサーはシブサワ・コウ。プレイヤーは戦国大名となり、内政開発や軍備増強をして、他の大名と戦って勢力を拡大し、最終的には日本全国を統一するのがゲーム目標となる。

政策「惣無事令」により達成する。
「惣無事令」は『信長の野望・創造』、『信長の野望・創造 戦国立志伝』に登場する政策の一つで、山城国を含む全国30か国以上の本城を統治し、なおかつ最大勢力の時に発令が可能。

城の区別

『信長の野望・覇王伝』より領地単位は国から城になった。作品により、規模などによって「本城」や「支城」といった区別がされている。

『信長の野望・革新』の画面。「二条御所」と「佐和山城」が本城、坂本城が支城である。
グラフィックも本城より支城のほうがやや簡素である。

本城

「尾張国」や「美濃国」といった国の中で中心となる城のことを言う。

『信長の野望・覇王伝』では支城にコマンド指示を出す拠点になっている。
『信長の野望・烈風伝』では、日本全国の本城を全て統治すると武力統一を達成したことになる。その代わり、後述する支城を統治する必要はない。
同盟統一する場合も支城は統治する必要はなく、一定以上の本城を統治さえすればよい。
内政をする際には、城を取り囲む5×5のマスの中に施設を建設して行う。
『信長の野望・革新』や『信長の野望・天道』ではコマンド指示などを出す中心拠点であると同時に、城の改築などが行える。
この2作品も同盟統一の場合、過半数以上の本城を統治していれば達成できる。
『信長の野望・創造』や『信長の野望・創造 戦国立志伝』では政策「惣無事令」を発令する条件の一つとして、山城国を含む30カ国以上の本城を統治していることが挙げられる。

支城

「尾張国」や「美濃国」といった国の中で本城以外の城のことを言う。
『信長の野望・覇王伝』では本城からのコマンド指示の対象となる。
『信長の野望・烈風伝』では内政できる範囲が、城を取り囲む3×3のマス内で可能であり、本城より狭い。
また、合戦や外交で取り込める「独立勢力」も支城を拠点として登場する。
『烈風伝』や『信長の野望・革新』、『信長の野望・天道』、『信長の野望・創造』では「築城」コマンドを使うことで建設可能。このうち『烈風伝』と『革新』、『天道』では城の改築はできず、前線基地や中継地としての意味合いが強い。『創造』では改築が可能。
そして、この4作品では支城を廃城することができる。廃城した場合、その城の収入や物資が失われる。

行動力系

戦略系のコマンドを行うのに必要なポイントのようなもの。登場する作品と登場しない作品がある。

行動力

画面は『信長の野望・天翔記』。画面左上の情報欄にある「行動力」の隣の数字が現在の行動力である。

『信長の野望・戦国群雄伝』や『信長の野望・武将風雲録』、『信長の野望・天翔記』で採用されているシステム。
武将の能力値に応じて行動力が算出され、戦略系のコマンドを行う際にはコマンドにあらかじめ設定されている必要行動力を消費する。
現在の行動力がコマンドの必要行動力より低い場合、そのコマンドを行うことができない。行動力は能力値に応じて毎ターンに回復する。

『群雄伝』:各武将(大名も含む)に設定される。
『風雲録』:国ごと(大名や城主)に設定される。
『天翔記』:軍団ごと(大名や軍団長)に設定される。

労力

主に内政系のコマンドで労力(上部にある力こぶマークの隣の数字)を消費する。画面は『信長の野望・創造 戦国立志伝』。

『信長の野望・創造』や『信長の野望・創造 戦国立志伝』、『信長の野望・大志』で採用されているシステム。
これらの作品の内政系コマンドを行う際には、設定されている労力を消費する。
労力は勢力の人口に応じて算出され、労力が不足しているとコマンドを実行できない。
ただし、『戦国立志伝』では労力の基本値が決まっており、勢力の人口が極端に少なくても労力は一定になる。

『信長の野望』のシリーズ一覧

パソコン・家庭用ゲーム機版

パソコンや家庭用ゲーム機向けに発売された作品について紹介する。
この作品群では最初にパソコン版が発売された後、家庭用ゲーム機版でも発売されることがほとんどである。
またパソコン版、家庭用ゲーム機版が同日に発売された作品もある。
発売日は対応機種で最も早かった日にちを掲載する。
なお、対応機種には携帯ゲームも含まれる。

『信長の野望』

『信長の野望』の戦略画面。

シリーズ第1作目で、パソコン版で1983年3月30日に発売された。
中部地方と近畿地方を中心に17カ国が登場する。
選択できる大名は織田信長と武田信玄のみ。
内政で国力を高め、合戦を行い領地を拡大していき、全ての国を統治することでゲームクリアになる。
このシステムはシリーズで共通しているが、顔グラフィックやBGMは存在しない。

『信長の野望リターンズ』

『信長の野望リターンズ』の戦略画面。

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