信長の野望・新生(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『信長の野望・新生』はコーエーテクモゲームスが開発・販売している歴史シミュレーションゲームである。
『信長の野望』シリーズの16作品目である。
2023年7月20日には編集機能・攻城戦・籠城戦等を実装した『パワーアップキット』が発売された。
戦国時代の1大名となって全国統一を目指す戦略的国盗りゲームであり、今作では「AI」がパワーアップし武将たち自らが意志を持った「生きた武将」として行動するのが魅力である。

『信長の野望・新生』の概要

『信長の野望・新生』は2022年7月21日にコーエーテクモゲームスが発売した戦国時代の大名となって内政や軍事を強化し、外交や調略等を駆使しつつ全国統一を目指すストラテジーゲームである。
史実では天下人は「織田信長」、「豊臣秀吉」、「徳川家康」であるが、歴史通りではない展開が楽しめるのがこのゲームの特徴の1つである。
「上杉謙信」や「武田信玄」といった有名どころはもちろん、弱小国の大名でも腕次第で全国統一することができる。
それに加えて武将を新たに作成することができ、その武将を新勢力の大名としてプレイすることも可能である。
自分の好きな大名を選択し好きな武将を使って戦国時代を生き抜く体験が味わえる。
またこのゲームをプレイすることで歴史に興味を持つことができる。
用意されている「イベント」では実際に起こった歴史やそれによる影響が分かりやすく記されている。
まずは戦国時代から興味を持つことで、その他の時代の歴史を学ぶきっかけとなる。

『信長の野望・新生』のあらすじ・ストーリー

プレイヤーは戦国大名として、天下統一を目指す。

この作品は戦国時代を舞台にした歴史シミュレーションゲームである。
選択した大名で敵勢力を滅ぼし全国を統一することがこのゲームの目的となる。
シミュレーションゲームなので基本的に自由にプレイできるが、歴史の「イベント」を追うことで史実に沿ったプレイをすることも可能である。
織田信長でプレイした場合は「桶狭間の戦い」のイベントが発生することで今川義元を討つことができるし、「本能寺の変」のイベントが発生することで信長が逆に討たれる側となり織田家の勢力が瓦解する。
このように1大名となってそのストーリーを歩むことも可能である。

『信長の野望・新生』のゲームシステム

ここでは『信長の野望・新生 withパワーアップキット』(Windows版)をもとに解説をしていく。

特徴

今作の特徴の1つである知行制。配下の武将に領地を与えることができる。

リアルタイム制の導入

『信長の野望』シリーズでは月や季節ごとに軍事と内政が切り替わるターン制と、リアルタイムに時間が流れるリアルタイム制が導入されているが、今作ではリアルタイム制が採用されている。
時間経過は30日ごとの月単位で12か月で1年となる。
リアルタイム制では自分の好きなタイミングで内政をしたり、軍を出陣させたりすることができるので比較的自由度が高い。
また時間を止めることもできるのでじっくり考えて攻略することができる。

内政面では「知行制」を導入

土地を配下の武将に与える「知行制」が導入されている。
城には城主用の領地がありそこに1人を配置し、それ以外の複数ある領地にもそれぞれ武将を配置する。
武将を配置することでその領地の開発スピードが上がる仕組みになっている。
武将数は2200人登録されているが、この知行制のおかげで無駄な武将がいないというのも今作の特徴である。

戦闘面では大名が参加する「合戦」を導入

3Dの全国マップでの戦闘に加えて別マップでの「合戦」が用意されている。
発生条件は大名の部隊が戦闘の範囲にいることである。
この「合戦」では敵の部隊数を条件に「威風」が発生し、敵の領地や城を寝返らせて自勢力に加えることができる。
城を寝返らせることのメリットは敵が開発した内政状態を引き継ぐことができるため、即戦力としてその城を使うことができる点にある。
反対に「威風」なしで城を落とした場合には条件にもよるが内政はほぼ初期状態に戻り、城の兵数も激減してしまうためしばらくは戦力としては期待できない。
効率よく攻略するためにも「威風」をいかに発生させるかがカギとなる。

戦略面では富国強兵のための「政策」を導入

国を強くするために大名固有のものや汎用的な「政策」が複数用意されている。
部隊の能力をアップさせたり城壁を固くして守りやすくしたり、その他にも色々と用意されている。
またレベルアップさせることが出来るので中盤から後半にかけてさらに強い勢力にしていくことができる。
どの「政策」を優先して選んでいくかで攻略の効率も変わってくる。

軍事面では部隊の腰兵糧に日数制限を導入

城の兵士には腰兵糧の日数が設けられており、日数が0になるとその部隊は壊滅する仕様となっている。
また城と兵士の数は紐づいており他の城に移すことはできないため遠い城は遠征を余儀なくされる。
遠征時には腰兵糧が持たずに部隊が崩壊することもあるので注意が必要である。
ただし救済処置もあって「政策」等で腰兵糧日数の上限を増やすことができる。

クリア条件

三職推任のイベント。「辞退する」を選べば全国統一に向けてゲームを再開できる。

「1. 全国統一」:全ての城を支配する。
「2. 三職推任」:全国の城の過半数と畿内を支配する。「征夷大将軍」・「関白」・「太政大臣」のどれかを選ぶことでクリアとなる。
「3. 従属統一」:全国の城の過半数を支配し残りを全て従属させる。
「4. 地方統一」:ゲームスタート時に決められた地方のみを統一する。ただし地方統一はクリア扱いにならずエンディングも見ることはできない。

ゲームの始め方

シナリオは複数用意されDLCでも販売されている。またクリアしないと出現しないシナリオもある。

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『信長の野望』とは、コーエーテクモゲームスから発売されている日本の戦国時代を舞台にした歴史シミュレーションゲームであり、これまでシリーズ化されている。ゲームプロデューサーはシブサワ・コウ。プレイヤーは戦国大名となり、内政開発や軍備増強をして、他の大名と戦って勢力を拡大し、最終的には日本全国を統一するのがゲーム目標となる。

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