信長の野望シリーズ(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『信長の野望』とは、コーエーテクモゲームスから発売されている日本の戦国時代を舞台にした歴史シミュレーションゲームであり、これまでシリーズ化されている。ゲームプロデューサーはシブサワ・コウ。プレイヤーは戦国大名となり、内政開発や軍備増強をして、他の大名と戦って勢力を拡大し、最終的には日本全国を統一するのがゲーム目標となる。

他の大名家に戦いを挑むことで、「出陣」などで攻め込む。
全国統一を果たすためには避けては通れず、相手大名家との兵力差や事前の外交や調略がものを言う。
もちろん、内政を充実させて国力を上げることも必要である。
合戦中は兵糧を消費するため、金銭収入だけでなく兵糧収入にも注視したい。兵糧不足になると戦意が落ちてしまい、兵が脱走することもある。
逆を返せば他の大名家が兵糧不足の場合は攻め込むチャンスであるということである。

合戦は戦略画面以外の専用マップで行われることが多いが、作品によっては戦略画面と同じ画面・マップ上で行われることもある。

戦略と合戦が1枚マップの『信長の野望・革新』。城(画面下の建物)付近で戦闘が行われている。

出陣

『信長の野望・天道』の出陣画面。出陣させる武将及び兵数などを選択する。

部隊を出陣させるコマンドで、作品によって出陣できる部隊の数に差がある。基本的には城から出陣する。
部隊編成をする際には、必ず武将と兵士が必要で、出陣する兵科によっては軍馬や鉄砲などが必要である。
作品によっては、「足軽隊」、「騎馬隊」、「鉄砲隊」などのように兵科で部隊が分けられることもあったり、乗船する艦船を選択できたりするものもある。
出陣準備が完了すると、合戦が開始される。

交戦

『信長の野望・創造 戦国立志伝』の進行画面。
巻物のようなマークが出ている城の手前の街道で、自軍(青)と敵軍(赤)が交戦している。赤い数字は交戦により減った兵士数。

自家の部隊(自部隊)と相手大名家の部隊(敵部隊)が戦いを交えること。
自軍が敵軍、または敵軍が自軍に攻撃を仕掛けることで交戦状態になる。
合戦中では一部隊ずつ指示を与えることができる。

主な攻撃方法を紹介する。

通常攻撃:敵部隊を直接攻撃する通常の攻撃。威力は少ないが、こちらの被害も少ない。
突撃:敵部隊に対して突撃攻撃を行う。威力は大きいが、こちらの被害も大きい。
射撃:鉄砲などを編成しているときに使用できる攻撃方法。敵部隊と接触せずに攻撃できる。
一斉攻撃(挟撃):複数部隊で敵部隊を取り囲み攻撃する。威力が通常攻撃より大きく、こちらの被害も少ない。

作品によっては「戦法」を駆使して戦うこともある。
この「戦法」は「敵部隊への攻撃」や「自部隊の強化」、「敵部隊への妨害」などの効果があり、交戦を優位に進めることができる。

合戦の種類

『信長の野望・革新』での津軽海峡の海戦。攻撃側が「鉄甲船」2部隊で敵部隊と交戦している。海戦では「鉄甲船」のように乗船する艦船が強力であれば、多少の戦力差をひっくり返すこともある。

合戦は戦う場所によっていくつか種類がある。主なものを紹介する。

・野戦:ゲームでは平原や山地、街道沿いで行われる合戦。一番発生しやすく、基本的には兵力の多い勢力が有利である。
・攻城戦(籠城戦):攻撃側からは攻城戦、守備側からは籠城戦である。ゲームでは城で行われる合戦で、攻撃側の場合、野戦で敵を蹴散らした後に行われることが多い。攻撃側が圧倒的な兵力でない限り、基本的には守備側が有利である。
・海戦:海上で行われる合戦。瀬戸内海や浦賀水道、津軽海峡など以外ではあまり発生しない。野戦と同じく基本的には兵力の多い勢力が有利である。

調略

『信長の野望・烈風伝』での攻城戦(籠城戦)。マップ左上で火の手が上がり、延焼して部隊近くまで迫っている。

合戦中でも戦略面のコマンドと同じく敵部隊に対して調略を行い行動を妨害させることができる。「戦法」を使うことで行えるものも含む。
以下は一例である。

・内応:あらかじめ寝返りの約束をしていた敵武将を寝返らせる。部隊ごと寝返ることもある。
・挑発:敵部隊を自部隊に誘導させる。
・混乱:敵部隊を行動不能にさせる。
・火攻(放火):攻城戦や籠城戦で火を放つ。延焼することがあり、敵味方関係なく火の中にいる部隊の兵が減る。
・鼓舞:士気を上げて、部隊の攻撃力を上げる。
・同士討ち:2部隊以上の敵軍を同士討ちさせ、兵を減らす。
・治療:自部隊の兵力を回復させる。
・暗殺:敵武将を暗殺する。部隊ごと消滅することが多い。

勝敗の決まり方

『信長の野望・天翔記』の攻城戦(籠城戦)の場面。メッセージは敵の城を落としたときに表示される。

合戦の勝敗の決まり方には作品によって違いはあるが、だいたい以下のような方法が挙げられる。

1:どちらかの部隊が全滅した場合、全滅させた側が勝利、全滅した側が敗北。
2:どちらかの部隊の総大将部隊(大名の部隊など)が壊滅した場合、壊滅させた側が勝利、壊滅した側が敗北。
3:どちらかの城が落城した場合、落城させた側が勝利、落城した側が敗北。
4:どちらかの城が降伏した場合、降伏させた側が勝利、降伏した側が敗北。

また、合戦が決められたターンで進むシステムの場合、特に攻城戦(籠城戦)で勝敗が決まらずに引き分けになることがある。
その場合、基本的には両軍とも兵を一端引くが、作品によっては次のターンで合戦が再開されることもある。

なお、敵部隊が壊滅したり、敵城が落城または降伏した場合、敵武将を捕縛することがある。
合戦終了後にその処遇を決める。

処遇

捕縛した敵武将の処遇を決めている。

合戦が終了した時点で、捕縛した敵武将の処遇を決める。処遇には以下のようなものがある。

・登用:敵武将に対して、自家の配下武将になるように説得する。成功すると、自家の配下武将になる。
・解放:敵武将を逃がす。敵大名家が存在する場合にはそこに戻っていくが、滅亡した場合は浪人となる。
・処断:敵武将を処断する。処断された武将はゲームには二度と登場しない。

「登用」に応じない場合は「解放」か「処断」のいずれかを選ぶ。作品によっては大名は「登用」に応じず、「解放」か「処断」を選ぶことになることもある。

武将

『信長の野望・大志』の武将情報画面。表示されているのは「三好長慶」。

『信長の野望シリーズ』の登場人物である武将。能力値などが設定されており、それぞれ特徴がある。
身分が設定されていて、大きく分けて大名、一般武将、浪人などに分けられる。
コマンドを実行したり、合戦を行うのに人手は必要となるため、武将を多く自家で抱えることができれば、それだけ他勢力に差をつけることができる。

武将を増やす方法

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