『太閤立志伝』シリーズまとめ
コーエーのヒットタイトル『太閤立志伝』シリーズの作品一覧。 ナンバリングタイトルごとの特色や追加された要素、後の作品に引き継がれていったシステムなどを解説しています。
高い自由度の歴史ゲーム『太閤立身伝』
『太閤立志伝』シリーズとは光栄(現・コーエーテクモゲームス)から発売されているゲーム作品です。『信長の野望』と同じ歴史シミュレーションですが、『太閤立身伝』は国よりも個人としての武将の生き方に焦点を当てた作品であり、”○○家による天下統一”ではなく”○○(武将)による天下統一”をコンセプトにしたものです。
個人の武将が戦国時代を生き抜く作風なので、自由度もかなり高いことが特徴です。主君からの主命をこなしつつ、修行して能力を磨いたり、他家の武将と仲良くなったり、酒場で賭博をしたりなど、やれることがたくさんあります。
自由度の高さは初代からの伝統であり、評定で主命をこなす以外は原則としてそれ以外の時間は何を行っても構わない。主命と主命の間の時間を利用して、同僚や町などの施設を利用して能力や技能を自ら磨くこともできる。『II』以降では、信長から離反して他の大名に仕えたり浪人して旅をしたりすることも可能である。『IV』『V』ではさらにプレイヤーとして選べる人物の幅も広がり、商人や忍者になるなど自由に生き方も変更できる。
出典: ja.wikipedia.org
太閤立志伝
1992年に発売された、「太閤立志伝シリーズ」の第1作。 初代から700名以上の武将が登場し、街道を歩く人を辻斬りしたり、商人と結託してあくどい儲け方をするといった悪事も実行できるなど、自由度の高さは初代から目指していたようです。
後の作品よりも難易度が高めで、ゲームオーバーになりやすいです。信長の信頼度が下がると斬り捨てられたり、調略に失敗すると逆に命を狙われたりするなど、全体的に死にやすい。 また「織田信長以外の大名に仕えることはできない」、「信長も含め大名をも辻斬りできる」、「大名家の姫に話しかけられる」、「遊女と一夜を共にしたりする」といった、本作にしかない要素もあります。
プレイヤーは織田信長配下の足軽頭木下藤吉郎として尾張・清洲城を拠点に、原則、毎月初めに開かれる評定に出席すると与えられる信長からの主命を受けてこなしていく。柴田勝家や佐々成政などは秀吉のいじめ役として登場し、立身出世の野心を掻き立てる設定になっている。
出典: ja.wikipedia.org
「本能寺の変」以外でも史実の動きを追う上でも秀吉のイベントは既にかなり充実しており、墨俣一夜城や金ヶ崎の退き口など、その後もほぼ変わらぬ形で受け継がれているイベントも少なくない。
出典: ja.wikipedia.org
本作での個人戦は従来のRPGのようにコマンド入力方式で、後の作品と違ってアクション性やシミュレーション性は低い。野戦・攻城戦は正方形マス上で展開されるヘクス戦になっているが、攻城戦では『II』とは異なり高低の概念が小さく平面的なものである。
出典: ja.wikipedia.org
太閤立志伝II
1995年発売の太閤シリーズ2作目。 マップに「四国」・「九州」・「東北地方」が追加され、全国規模に拡大しています。 柴田勝家や明智光秀、エディット武将でのプレイが可能となり、伊達・北条・上杉・武田・徳川・長宗我部・毛利・島津の各家に仕官することが出来るようになったのも本作からです。
主命をミニゲームで進める要素も登場し、本作以降はミニゲームの数も増えていきます。 さらに本作だけの要素として、家臣の1人を同行者として連れ歩くことが出来る『同行者システム』があります。
初代の評定に出席し主命をこなしていく以外は何をするのも自由なシステムをほぼそのまま継承しており、評定が毎月初めに行われることや辻斬りが可能な点、場合に応じて謀反が可能なことなどは変わらない。一方で前作では可能だった大名居城にて姫の居室に潜入することや、大名を辻斬りすることなどは本作ではできない。
出典: ja.wikipedia.org
本作では家臣の1人を同行者にでき、次のようなことができる。
町の施設で一緒に技能を修得する
用心棒として自分の代わりに戦ってもらう
主命の手助けをしてもらう(新田開発や敵城潜入の際など)
宿屋に宿泊した際に技能を師事してもらう
この「同行者システム」は、ゲーム進行上有用であったが、後のシリーズ作品には取り入れられなかった。
出典: ja.wikipedia.org
Mobile太閤立志伝
太閤立志伝IIをベースにした携帯電話専用ゲーム。 一部のシステムが削除・使用変更され、グラフィックが『太閤立志伝V』に近いものに差し替えられています。
太閤立志伝III
Related Articles関連記事
信長の野望シリーズ(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『信長の野望』とは、コーエーテクモゲームスから発売されている日本の戦国時代を舞台にした歴史シミュレーションゲームであり、これまでシリーズ化されている。ゲームプロデューサーはシブサワ・コウ。プレイヤーは戦国大名となり、内政開発や軍備増強をして、他の大名と戦って勢力を拡大し、最終的には日本全国を統一するのがゲーム目標となる。
Read Article
信長の野望・新生(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『信長の野望・新生』はコーエーテクモゲームスが開発・販売している歴史シミュレーションゲームである。 『信長の野望』シリーズの16作品目である。 2023年7月20日には編集機能・攻城戦・籠城戦等を実装した『パワーアップキット』が発売された。 戦国時代の1大名となって全国統一を目指す戦略的国盗りゲームであり、今作では「AI」がパワーアップし武将たち自らが意志を持った「生きた武将」として行動するのが魅力である。
Read Article
【どうしてこうなった】『信長の野望』シリーズに登場する酷い顔グラ集【顔グラフィック】
『信長の野望』に登場する酷い顔グラ集まとめ。 凛々しい顔グラばかりかと思いきや、中にはとんでもない顔グラにされた武将がいます。 そうした武将の顔グラを一挙紹介! ネットで一躍有名になった「あの武将」もモチロン紹介しています。
Read Article
【内政or合戦?】ゲーマータイプ別『信長の野望』のオススメタイトルまとめ【イベントorキャラ重視?】
何作も登場している人気作品、『信長の野望』は、タイトルごとに様々な特徴があります。 このまとめではゲーマーの趣向を「内政がしたい人、戦争がしたい人、イベント重視の人、キャラ重視の人」の4つに分け、それぞれのタイプにオススメできる作品を紹介しています。
Read Article
ゲームで手に入り、実生活に役立つ4つの知識
ゲームで遊んでいると、無意識の内に色々な知識が手に入ります。 そしてその中にはゲーム内だけでなく、実生活でも役立つものがいくつかあるものです。 このまとめでは「ゲームで手に入る、実生活に役立つ知識」を紹介します。
Read Article