桃太郎電鉄(桃鉄)のネタバレ解説・考察まとめ

『桃太郎電鉄』とは、ハドソン(現在はコナミデジタルエンタテインメント)で発売されていたすごろく形式のボードゲームである。一般的に「桃鉄」と省略されて呼ばれることが多い。生みの親はさくまあきらで、これまでシリーズ化されていた。
プレイヤーは電鉄会社の社長となり、各地の物件を購入して、最終的に総資産額トップを目指す。

エンジェルは「エンジェルカード」を入手すると登場する。毎月プレイヤーに対して一定のお金を与える。
一定の確率でミカエルになることがあり、エンジェルより多い金額を与える(「桃太郎電鉄DX」から)。
エンジェルカードの効果は数ヶ月経つと消え、同時にエンジェルやミカエルも消えてしまう。

リトルデビル・デビル・キングデビル・ラストデビル

デビル系のカードを入手してしまうとプレイヤーに取り付き、毎月一定のお金を奪っていく。
「リトルデビル」、「デビル」、「キングデビル」、「ラストデビル」の順に奪う金額が大きい。
外見もこの順に大きくなり、凶悪さが増す。
数ヶ月経つと、自動的に消滅するが、「おはらいカード」「シュレッダーカード」などでデビル達の対処が可能である。
ただし、「ラストデビル」だけは「おはらいカード」の効果を受けない。
「デビル派遣カード」などのカードの効果、また貧乏神やキングボンビーの悪行によりやってくることもある。

グッスリン

「冬眠カード」などの効果で冬眠状態になったとき、一定の確率で登場する。
サイコロ勝負を持ちかけ、プレイヤー側が勝つと目を覚ましてくれる。負けた場合、もしくはあいこの場合はそのままグッスリンは去っていく。
プレイヤーは眠ったままである。

オナラマン

「オナラカード」を使うことで登場する、メタンガス星雲出身のヒーロー。オナラで列車を飛ばしてしまう。
ときどき「すかしっぺ」になってしまい失敗することもある。効果終了後、メタンガス星雲に帰る。
「桃太郎電鉄2017」では「オナラマンセブン」というキャラクターが登場する。行動はオナラマンと同じ。

号泣馬

「桃太郎電鉄12」での豪速球の名前。

「豪速球カード」を使うことで登場する常に号泣している野球選手。投手のようで、背番号は「59」の左投げである。
自分が投げる豪速球で、他のプレイヤー1人が持っているブロックカード1枚(「桃太郎電鉄HAPPY」)、他のプレイヤーが持っているカードを複数枚(「桃太郎電鉄7」以降)破壊する。
豪速球が当たらず、カード破壊が失敗することもある。
ボンビラス星までには届かない(「桃太郎電鉄12」以降)。
自分の豪速球に名前をつけているがとても長い。

モモトラマン

「モモトラマンカード」を所持もしくは使用することでスタンバイされる、ウルトラマンをモチーフにしたヒーローキャラクター。
ドジラやドジラースが出現したときに出撃して戦ってくれたり、モモスラの卵を除去してくれたりする。
勝つとそのまま残るが、負けてしまうと消えてしまう(「桃太郎電鉄Ⅲ」~「桃太郎電鉄11」)。
モモスラの卵の場合は、除去に成功するとそのまま残るが、失敗すると消えてしまう。
また4年間だけスタンバイ状態になり、勝っても負けても残る(「桃太郎電鉄12」、「桃太郎電鉄G」)。スタンバイが解かれると故郷へ帰ってしまう。
1人のプレイヤーにつき1体のモモトラマンがスタンバイする。
基本赤い体が特徴だが、プレイヤーの汽車の色に応じてスタンバイされるモモトラマンの色及び呼び名が変わる。
青の汽車:アオトラマン、赤の汽車:アカトラマン、黄色の汽車:キトラマン、緑の汽車:ミドトラマン

銀河鉄道カードを使用したときにスタンバイに関係なく、プレイヤーの汽車を銀河鉄道マップに移動させてくれる(「桃太郎電鉄DX」~「桃太郎電鉄jr.」)。

メカボンビーなどのロボット

キングボンビーとロボットの戦闘画面。戦っているのは「メカボンビーRX」。

キングボンビー対策のために作られたロボットで、「カプセルロボ」と「メカボンビー」に大別される。
ロボット研究所で購入し、1~5台まで所有できる(所有数は作品による)。
ロボットを使ってキングボンビーと戦わせることができる。
ロボットが勝つと、キングボンビーは貧乏神に戻る。
負けるとロボットは破壊され、キングボンビーの悪行を受けてしまう。
作品によりロボットの勝率に違いがある。

カプセルロボ

キングボンビーと戦うのはカプセルロボの「ヤマトザムライ」。

ロボットの中でも安価だが、勝率はメカボンビーより低い。
勝敗にかかわらず、戦闘後は壊れてしまう(「桃太郎電鉄DX」~「桃太郎電鉄V」)。
戦闘に勝てば壊れないが、次の戦闘でキングボンビーの攻撃を1回受けると戦闘不能になる(「桃太郎電鉄X」以降)。

・プチキャノン
カプセルロボの中で一番安い。キャノン砲で攻撃を行う。勝率は約3~10%。

・Bコロコロ
プチキャノンより値段が高い。体当たりで攻撃を行う。勝率は約6~25%。

・ヤマトザムライ
カプセルロボの中で一番高い。日本刀で攻撃を行う。勝率は約12~37%。

メカボンビー

ロボットの中で最高の勝率を誇る「メカボンビーRX」。

カプセルロボより勝率が高いが、ロボットの値段も高い。
負けてしまった場合でも、作品によっては50%の確率で廃棄されない。

・メカボンビー
キングボンビーのメカ版と言えるロボット。ミサイルで攻撃を行う。勝率は50%。

・メカボンビーRX
メカボンビーの改良型ロボットで、ロボットの中で一番値段が高い。ヘッドバズーカとヒップバズーカで攻撃を行う。
勝率は75%(「桃太郎電鉄DX」など初期の作品)と高かったが、その後勝率は下げられている。

『桃太郎電鉄シリーズ』一覧

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