最高の人生の見つけ方（映画）のネタバレ解説・考察まとめ
『最高の人生の見つけ方』とは2007年にアメリカで公開されたハートウォーミングストーリー。全く違った人生を歩んできた2人の男が、ガンで余命宣告されたことをきっかけに、人生でやり残したことにチャレンジしていくという冒険物語。最後の旅を通して2人の間にはかけがえのない友情が芽生え、人生で一番大事なことは何かということに気付いていく。誰しも避けては通れない死というテーマを扱いながら、友情、冒険、家族愛など、人生で一番大事なエッセンスがギュッとつまった心温まる感動的なヒューマンドラマとなっている。
香港の高級ホテルのバーで、カーターが1人で酒を楽しんでいると、隣にアンジェリカという美しく若い黒人の女性がやってくる。
アンジェリカはエベレストの登山経験があり、その壮大さと偉大さをカーターに語った。
彼女の神秘的な話に思わずカーターは引き込まれる。
その後彼女からベットに誘われ、彼は一瞬動揺するが、すぐに落ち着き断ろうとする。
するとアンジェリカは「幸せな奥さまね」と感想を漏らす。
しかしカーターは「私が幸せな夫なんだ」と言い返す。
実はこの女性は最期にいい思いをさせてやろうというエドワードの差し金だったのだが、これによってカーターは人生に一番大事なものに気付くのだった。
そして急に帰国すると言い出し、妻の元への帰り、幸せな最期を過ごすことができた。
『最高の人生の見つけ方』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
二大スターの豪華な共演
主役の2人を演じたモーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンは言わずと知れた国際的な大スターだ。
モーガン・フリーマンは『ドライビング Miss デイジー』（1989）『ショーシャンクの空に』（1994）『セブン』（1995）などの大ヒット映画に次々と出演している
その味がある深い演技で、世界中にファンを持つほどの国際的人気俳優だ。
ジャック・ニコルソンは今までに計12回アカデミー賞ノミネートされ、3回も受賞している。またゴールデングローブ賞も計7回受賞しているまさに実力派スター。
特に1975年に主演した『カッコーの巣の上で』は、英Total Film誌の「映画史に残る演技ベスト200」の第1位に選ばれている。
酸いも甘いもかみ分けたベテラン俳優が紡ぎ出す演技によって、極上のヒューマンドラマができあがった。
リメイク邦画でも大ヒット
日本でも同名タイトルで2019年に邦画化され、こちらも10億円以上の大ヒット作となった。
版権元のワーナー・ブラザーズが「日本のトップ俳優でしかリメイクさせない」と指示したため、天海祐希と吉永小百合という日本の2大女性トップスターの共演が実現した。
カーターは平凡な専業主婦、エドワードは女社長と設定を変えて、それぞれ吉永小百合と天海祐希が演じた。
そした第3の主役ともいえる秘書役のトマスをムロツヨシが演じ、今作でもその個性派ぶりを発揮している。
邦画版では余命宣告を受けた2人が、病院で知り合った難病の少女のやりたいことリストを元に、果敢にさまざまなことにチャレンジするというストーリー展開となっている。
アメリカ版とは少々設定が変わってはいるが、2人がももいろクローバーのライブに突撃するなど、見どころ満載の映画となっている。
『最高の人生の見つけ方』の主題歌・挿入歌
主題歌：John Mayer「Say」
John Mayeはギタリストとしても活躍するアメリカの有名なシンガソングライターである。
2004年にはグラミー賞の主要4部門の1つ、最優秀楽曲賞を受賞した実力派シンガーであり、親日家としても知られている。
挿入歌：The Tokens「The Lions Sleeps Tonight」
カーターとエドワードがアフリカを訪れた際に、広大な大地を車で疾走しながらゴキゲンで口ずさむ曲。
The Tokensが発表した曲で、1940年代には10万枚売れるヒットソングとなった。
日本でもドラマなどの挿入歌として誰もが耳にしたことがある軽快な曲である。
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目次 - Contents
- 『最高の人生の見つけ方』の概要
- 『最高の人生の見つけ方』のあらすじ・ストーリー
- 2人の男の運命的な出会い
- 余命宣告
- 棺おけリスト
- 冒険への旅立ち
- 娘との確執
- 人生で一番大切なものとは
- カーターの死
- 2人でエベレストへ
- 『最高の人生の見つけ方』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- カーター・チェンバーズ（演：モーガン・フリーマン）
- エドワード・コール（演：ジャック・ニコルソン）
- エドワードを取り巻く人々
- トマス（演：ショーン・ヘイズ）
- エミリー・コール（演：ジェニファー・デフランシスコ）
- エドワードの孫娘（演：テイラー・アン・トンプソン）
- リチャード（演：ジョナサン・マンガム）
- カーターの家族
- バージニア・チェンバーズ（演：ビヴァリー・トッド）
- ロジャー・チェンバース（演：アルフォンソ・フリーマン）
- リー・チェンバース（演：ブライアン・コープランド）
- レイチェル・チェンバース（演：セレナ・リーダー）
- カイ・チェンバース（演：アントン・ベリー・ジュニア）
- 病院関係者
- ホリンズ医師（演：ロブ・モロー）
- シン（演：丸山カレン）
- 旅の途中で出会った人々
- アンジェリカ（演：ロウィーナ・キング）
- カイル（演：クリストファー・ステイプルトン）
- タトゥーアーティスト（演：ジョーダン・ランド）
- 『最高の人生の見つけ方』の用語
- コピ・ルアク
- 棺おけリスト
- マスタング
- 『最高の人生の見つけ方』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- エベレストを登る謎の男
- トマス「全財産を秘書に残します」
- 死の恐怖が現実になった時
- カーター「人生に喜びを見つけたか？」
- カーター「私が幸せな夫なんだ」
- 『最高の人生の見つけ方』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 二大スターの豪華な共演
- リメイク邦画でも大ヒット
- 『最高の人生の見つけ方』の主題歌・挿入歌
- 主題歌：John Mayer「Say」
- 挿入歌：The Tokens「The Lions Sleeps Tonight」