最高の人生の見つけ方(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『最高の人生の見つけ方』とは2007年にアメリカで公開されたハートウォーミングストーリー。全く違った人生を歩んできた2人の男が、ガンで余命宣告されたことをきっかけに、人生でやり残したことにチャレンジしていくという冒険物語。最後の旅を通して2人の間にはかけがえのない友情が芽生え、人生で一番大事なことは何かということに気付いていく。誰しも避けては通れない死というテーマを扱いながら、友情、冒険、家族愛など、人生で一番大事なエッセンスがギュッとつまった心温まる感動的なヒューマンドラマとなっている。

エドワード・コール(演:ジャック・ニコルソン)

吹き替え:勝部演之(ソフト版)/内海賢二(テレビ朝日版)

皮肉屋で人を見下してばかりいる傲慢な病院の経営者。
裸一貫から10億ドル稼いだヤリ手のワンマン起業家だ。
神や人を信じず、いつも横柄な態度をとってばかりいる。
結婚は4回したが、どれも長続きしなかった。
ガンに侵され、自らの病院に入院した時、カーターと出会う。
その後、余命を知った彼は自らの莫大な財産を使って、カーターと共に「棺おけリスト」の旅に出る。
旅を通してカーターと過ごすうちに、彼の生き方に触れ、思いやりの心が芽生えてくる。
そしてカーターの死を通じて、仲違いしていた娘のエミリーと和解し、温かな人生の最期を過ごすことができた。

エドワードを取り巻く人々

トマス(演:ショーン・ヘイズ)

吹き替え:横堀悦夫(ソフト版)/藤原啓治(テレビ朝日版)

エドワードの秘書。
本名が聖書に出てくる人物マタイ=マシューと同じ名前であったため、聖書嫌いのエドワードになぜかトマスと呼ばれている。
いつもエドワードに悪態をつかれているが、飄々とした態度でかわしている賢くスマートな男性だ。
エドワードとはお互いに悪口を言い合ってはいるが、その実深い信頼関係で結ばれている。
エドワードの入院やカーターとの旅行に付き添い、身の回りの世話から運転まですべてをこなした。
カーターとエドワードの死後は、彼らの遺灰をエベレストの頂上に運び、「棺おけリスト」の達成に一役買った。

エミリー・コール(演:ジェニファー・デフランシスコ)

仲直りしようとエミリー(右)を訪ねたエドワード(左)

エドワードと別れた妻の間の娘。
妻と離婚後もエミリーは父親であるエドワードと交流をしていた。
しかし、エミリーの婚約相手が気に入らず、結婚を反対したことから父親を式には呼ばなかった。
その後、夫が暴力を振るい始め、エミリーは窮地に立たされる。
そこでエドワードが無理やり2人を別れさせたことで、エミリーは父親と絶縁する。
しかしカーターの死をきっかけに、父親と和解し、自分の娘つまり孫娘と彼とを引き合わせる。

エドワードの孫娘(演:テイラー・アン・トンプソン)

エドワードがずっと仲違いしていた娘エミリーの子ども。
エドワードが勇気を振り絞ってエミリーと和解した際に、エドワードは初めてこの子に会うことができた。
この子をエドワードは「世界一の美女」と感じ、抱きしめキスをすることで「棺おけリスト」の1つを達成する。

リチャード(演:ジョナサン・マンガム)

エドワードの部下。
エドワードと共に理事会や会議に出席している。
しかしエドワードにはいまだに名前を憶えてもらえていない。

カーターの家族

バージニア・チェンバーズ(演:ビヴァリー・トッド)

吹き替え:野沢由香里(ソフト版)/玉井碧(テレビ朝日版)

カーターの妻。
長年カーターと寄り添い、3人の子供を育て上げた。
余命宣告後、家族を放って旅に出てしまうカーターを激しく非難した。
そしてエドワードに彼を返してほしいと懇願する。
カーターが帰宅した後は、彼を温かく迎え、家族団らんを味わう。
彼女の存在こそが彼の人生の象徴であった。

ロジャー・チェンバース(演:アルフォンソ・フリーマン)

カーター(左)を見舞うロジャー(右)

カーターの長男。
職業は税理士で、病気の父を見舞う優しい息子だ。
ロジャーの息子、つまり孫がマスタングのキーホルダーをカーターにプレゼントした。
ロジャー役を演じたアルフォンソはカーター役のモーガン・フリーマンの実の息子で、この映画で親子共演を果たした。

リー・チェンバース(演:ブライアン・コープランド)

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