ユースタス・キッド(ONE PIECE)の徹底解説・考察まとめ

ユースタス・キッドは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE(ワンピース)』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィと同時期に台頭してきたルーキー海賊・超新星(最悪の世代)の一人。”キャプテン”キッドという異名を持つ。鋭い目つきをした凶悪な人相をしており、凶暴で好戦的な性格をしている。相手が誰であろうと怯むことなく挑んでいくタイプの海賊であり、四皇・赤髪のシャンクスとの戦いで左腕を失った。ワノ国編で、トラファルガー・ローと共にビッグ・マム/シャーロット・リンリンを倒した。

ルフィ達は次の目的地・魚人島へ行くため船に”コーティング”というものをしなければならいとハチに教えられる。そして知り合いのコーティング職人を紹介してもらえることになった。その人物がいるという13番GR(グローブ)の「シャッキー'S ぼったくりBAR」へルフィ達は向かったが、店主のシャッキー/シャクヤクからはその人物が留守であることを告げられる。ルフィ達はその人物シルバーズ・レイリーを探すついでにシャボンディ諸島を観光することになった。だが少し目を離した隙にケイミーが人攫い屋に攫われてしまう。人魚は高額で取引され、誰かに買われれば一生奴隷として生きていかねばならないとパッパグから聞かされたルフィ達は、諸島中に散らばってケイミーを探すことになった。

ケイミーは1番GRにある人間屋(ヒューマンショップ)に連れて来られていた。そこにはケイミーのようにオークションに出品される人達がおり、会場のほうはどんな奴隷が出品されるかワクワクするといった様子の貴族達で溢れていた。その中には世界貴族と呼ばれる誰も逆らってはならない”天竜人”の姿もある。キッドは会場の一番後ろからキッド海賊団の戦闘員キラーや他の仲間と共にオークションの開始を待っていた。すると会場の一角にキッドと同じ超新星の一人であり、ハートの海賊団の船長であるトラファルガー・ローが自身の仲間達と共に座っていた。キッドとローはここで初めて出会う。キッドが見ていることに気がついたローは、中指を立ててキッドに挨拶をした。

ケイミーが売られる番が来た。会場に到着していた麦わらの一味・ナミ達は、オークションのルールに従ってお金でケイミーを買うことで取り返す作戦を立てていた。しかし”天竜人”のチャルロス聖が珍しい人魚を手に入れるためにいきなり5億ベリーという巨額を提示する。ナミ達の所持金は約2億ベリー。とてもではないが全然足りない。ナミが絶望に顔を青くしてると、ルフィが遅れて到着した。周囲の事情も知らずにケイミーを取り返そうとルフィは舞台に近く。それを止めたのはハチだった。しかし慌てたハチはシャボンディ諸島に到着してからずっと隠していた四本の腕をうっかり出してしまう。

それを見た観客達は大騒ぎを始めた。シャボンディ諸島には魚人に対する差別意識が強く残っており、近年まで魚人は魚に分類されていた。魚人の命なんて魚と同程度にしか思っていないのだ。ハチが慌てていると、チャルロス聖がハチに向けて銃を撃った。撃たれたハチは血を流しその場に倒れる。それを見たチャルロス聖は大喜びだ。魚人がタダで手に入ったと、まるで子供がおもちゃを手に入れたかのようにはしゃいでいる。それに怒ったルフィがチャルロス聖に向かおうとしたが、ハチはそれを止めた。シャボンディ諸島に入った時に「何があっても、誰が殺されても”天竜人”には逆らわない」とルフィに約束させていたからだ。場を混乱させてしまい、ルフィ達を巻き込んでしまったことを泣いて謝るハチ。チャルロス聖はそんなハチをあざ笑いながらまた銃を向けた。堪忍袋の緒が切れたルフィはその場で”天竜人”であるチャルロス聖を殴り飛ばすのだった。

それを見たキッドは大いに喜ぶ。キッドは以前から”麦わらのルフィ”に興味があり、一度見てみたいと思っていたのだ。それがまさか”天竜人”を殴り飛ばすほどのイカれたやつだったとは。キッドは満足げに笑う。
ルフィが”天竜人”を殴ったことで衛兵や”天竜人”の護衛の人間が麦わらの一味を捕らえようと動き始める。観客達はみんな外へ逃げようとし、会場の中は大混乱だ。その混乱の中でチャルロス聖の父・ロズワード聖も頭上から降ってきたウソップに潰されて気を失う。父や兄達を傷つけられた原因は人魚のケイミーだと激昂したチャルロス聖の妹のシャルリア宮はケイミーに銃を向けるが、突然その場で気を失って倒れてしまった。それは舞台の奥から現れたシルバーズ・レイリーの覇気(はき)のせいだった。レイリーは続けて会場中に覇気を放ち、その場から一歩も動かずに衛兵達を全て倒してみせる。ルフィ達はこの時点では覇気については何も知らなかったので、レイリーがどのような手を使ったのかわからず、怪訝そうな表情でレイリーを見つめていた。

レイリーは覇気を使ってケイミーの首輪を外すと会場を見渡す。ルフィ達以外にもキッド海賊団とハートの海賊団のメンバーはレイリーの覇気に耐えきっていた。現れたレイリーを見てキッドは高揚する。「…”冥王”シルバーズ・レイリー…!!!間違いねェ なぜ こんな所に伝説の男が…」と呟く自分の素性を知っているらしいキッドに、レイリーはあまりその名で呼ばないでほしいと笑った。

そうこうしている内にヒューマンショップはすっかり海軍に囲まれてしまう。それどころかキッドやロー達は”天竜人”を手に掛けたルフィ達の共犯者にされていた。モタモタしていると海軍大将がやってくる。レイリーは正体がバレると困るためもう手助けをしないと公言すると、キッドは一番最初に会場の外へと足を向けた。背後にいるルフィ達に手を振りながら、「もののついでだ。お前ら助けてやるよ!表の掃除はしといてやるから安心しな」と言う。キッドのその言葉にルフィとローは「カチーン!!」と来る。

キッド、ルフィ、ローは堂々と入り口前に三人並ぶ。その様子を見て海軍達はざわめいた。いきなり頭である船長達が三人雁首揃えて出てきたからだ。ルフィが腕を組んでキッドとローに「お前ら…下がってていいぞ」と言うと、キッドは「お前ら二人に下がってろと言ったんだ」と返す。それにローは「もう一度俺に命令したらお前から消すぞ。ユースタス屋」と冷たく言い放った。子供のように張り合いつつ、キッド達はそれぞれ海軍との戦闘に入る。「3船長」の初めての不本意な共闘だ。

キッドは磁気を操る悪魔の実「ジキジキの実」の能力を使って敵を倒していく。飛んできた砲弾に手をかざし、「反発(リペル)」を発動させ大砲の弾を押し返した。磁気の反発の作用を利用して、自分から砲弾を遠ざけたのだ。さらにキッドは磁気の引き合う作用を利用して、海軍の銃や剣といった武器を取り上げて無力化し、その取り上げた武器で巨大な手のひらを形成し攻撃する。ルフィやローもそれぞれ戦い、ヒューマンショップの前に立つ海軍は一人もいなくなった。しかしすぐに援軍が駆けつける声が聞こえてくる。キッドはルフィに「それじゃあな麦わら…!!お前に一目会えてよかった…」と言い、「次に出くわした時は容赦しねェ………!!」と続けた。ルフィはそれに笑って「………ふーん。でも『ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)』はおれが見つけるぞ!!!」と答えた。

キッドはここまでの旅を思い返す。キッドの故郷、南の海(サウスブルー)では、そんな事を言うと大口を開けて笑われた。キッドはそれが気に入らなかったため、自分達を笑う人間を皆殺しにしてきた。「この先は…それを口にする度胸がねェ奴が死ぬ海だ…!!”新世界”で会おうぜ」とキッドは言い残し、ルフィやロー達と別れた。

王下七武海バーソロミュー・くまとの戦闘

キッド達はヒューマンショップを離れ、追手が来ないように橋を壊しながら進む。しかし後ろからは追いかけてくる海軍の声がやまなかった。ふとした瞬間、キッドは何者かの攻撃を左足に食らう。何者だと顔を上げると、そこには王下七武海の一人バーソロミュー・くまが立っていた。海賊がたくさん往来するこのシャボンディ諸島に溢れんばかりの海軍がいるのは理解できるが、何故王下七武海がいるのかわからず、キッドは顔に焦りの色を浮かべた。

そこに後からロー達ハートの海賊団がやってくる。キッドが誰かと戦っている様子を見てローは相手に視線を滑らせた。そしてキッドと同様、何故こんなところに王下七武海がいるのかわかりかね、驚きの声を上げる。くまはローを見つけた途端攻撃をしかけた。手当り次第に攻撃するくまに対して、キッドは不本意ながらローと共闘する形でくまと戦うのだった。

マリンフォード頂上戦争編

詳しい描写はなかったが、王下七武海バーソロミュー・くまを凌いだキッド達は、その後もシャボンディ諸島に滞在した。そしてルフィが、海軍に捕まり公開処刑をされることになった義兄ポートガス・D・エースを救うために、海軍本部のあるマリンフォードで起こした頂上戦争の中継を見ていた。そして頂上戦争が終わる頃には既に新世界へ出発。マリンフォードを遥か遠くに見ながら、「始まるんだよォ!!!誰も見た事ねェ”新しい時代”が!!!」と歓喜の声を上げた。

パンクハザード編

マリンフォードでの頂上戦争が終わってから2年。ルフィ率いる麦わらの一味は2年間の修行期間を設けて再始動を始めた。シャボンディ諸島へ再び集結し、魚人島・リュウグウ王国へと出発。そして海底での大冒険を経て、偉大なる航路(グランドライン)後半の海”新世界”へと突入した。そして最初に選んだ島がパンクハザードと呼ばれる島だった。

パンクハザードではその残忍さから世界一の科学者Dr.ベガパンクに科学班を追放されたシーザー・クラウンという科学者が世界政府に隠れてさまざまな実験を行っていた。シーザーは人をより多く殺す兵器を開発することを至上の目的としており、自身の部下や迷い込んだ麦わらの一味達を巻き込んで、「シノクニ」という恐ろしい化学兵器の実験を行うことにした。その実験映像はシーザーの化学兵器に興味を持つ仲介人(ブローカー)達に生中継される。キッドはその実験映像を見ていた。部下の一人が「お頭…殺戮兵器に興味が…?」と尋ねると、一間置いて「……いや……知っておいて損はねェだろ!!?」と答える。

実験中継が進むにつれて、映し出されたのはシーザーによって牢に捕らえられた王下七武海の座に就いたトラファルガー・ロー、ルフィ、麦わらの一味の考古学者で”悪魔の子”と呼ばれるニコ・ロビン、そして海軍本部G-5に所属する悪魔の実「モクモクの実」の能力者”白猟のスモーカー”だった。それを見てキッドは「やっと動き出したな”麦わら”!!!」と嬉しそうな声を上げる。そこで実験中継を見るのをやめたキッドは側にいたキラーと共に別室に移動した。待っていたのはキッドやキラーと同じ最悪の世代のスクラッチメン・アプーとバジル・ホーキンスだった。

キッドはアプーとホーキンスに同盟の話を持ちかけるために隠れ家に招いていた。しかし”海賊の同盟”に裏切りはつきもの。アプーはキッドが来る前に用心のためと言って一暴れし、キッドの隠れ家をめちゃくちゃにしていた。「見ろキラー だからおれはコイツに声をかけるなと言ったんだ!!!」と怒りを顕にするキッドを、キラーは「まァ落ち着け。力のある男だ…」とたしなめる。しかしキッドの怒りは収まらず、アプーのほうもキッドを挑発するような言葉を並べた。それを見て呆れたホーキンスが帰ろうとしたので、キラーは慌ててそれを止める。「お前らいい加減にしろ!!!…我々3つの海賊団で”同盟”を組もうって話だ!!!話し合いもできねェのか お前ら!!!」と、まるで子供を叱るようにキッド達に声を上げるのだった。

ドレスローザ編

パンクハザードでルフィ率いる麦わらの一味はローと同盟を組み、ローの作戦に沿って科学者シーザー・クラウンを誘拐し、研究施設を破壊。そしてワノ国出身の侍・錦えもんと光月モモの助に出会い、一緒に旅をすることになった。次の目的地はドレスローザ。王下七武海のドンキホーテ・ドフラミンゴが支配する王国だ。

ルフィ達は平和そうなドレスローザの裏でドフラミンゴがしてきたことを暴き、一味の仲間やロー、ドレスローザで開催された悪魔の実「メラメラの実」が優勝賞品とされた決闘に集まった海賊達で力を合わせて、ドフラミンゴとその配下の海賊達を全て倒した。ドレスローザは元国王であるリク王が再び治めることになり平和を取り戻す。キッドはアプーやホーキンスと共に卓を囲んで、ドフラミンゴが負けたというニュースを聞いた。キラーが間を取り持つことで海賊同盟の話はなんとかまとまりつつあるようで、それぞれの配下の海賊達も酒を酌み交わして宴をする様子が描かれていた。

ドフラミンゴのバックには四皇の一人、カイドウがいる。それを怒らせることになるルフィ達の一連の行動を見て、ルフィ達がカイドウの首を取ろうとしていることをキッド達は予想した。それと同時に狙いが被らなくてよかったと少し安堵する。キッド達の標的は同じ四皇でも別の人物。かつてルフィに麦わら帽子を託した男、赤髪のシャンクスだ。同じ獲物を狙って潰し合いになれば戦力を無駄にする可能性もあったためそこは安心した様子を見せたキッドだった。

キッド達が同盟に関する話し合いを進めていると、突然空から巨大な何かが降ってきた。何が起きたかわからずキッド達は慌てて武器を取る。空から降ってきた何かは地面に巨大な人型の大穴を作っていた。その衝撃は凄まじく、停泊していた船が一隻転覆するほどだった。身構えるキッド達の目の前に穴から巨大な何かが這い出てくる。頭に生えた巨大な角に、携えられた長い鯰髭。現れたのは世にも珍しい空島からの自殺を謀った、四皇の一人”百獣のカイドウ”だった。

ホールケーキアイランド編

ドンキホーテ・ドフラミンゴを倒したルフィ達は、次の目的地・幻の島ゾウへと向かい、先にゾウに向かっていたナミ達と合流を果たした。しかしそこにはコックのサンジの姿はない。ナミから事情を聞くところによると、サンジは実は海遊軍事国家ジェルマ王国の第三王子で本名をヴィンスモーク・サンジと言った。そしてジェルマ王国の王子として、四皇”ビッグ・マム”シャーロット・リンリンの35女シャーロット・プリンと結婚をすることになったという。サンジの様子からもう戻ってこないのではないかと心配するナミの言葉を聞いて納得できないルフィは、次の目的地ワノ国へ向かう前にビッグ・マムの治める万国(トットランド)へ行きサンジを連れ戻すことにした。

一方ドフラミンゴがルフィに敗れて海軍に捕まり、ドレスローザにあった人工悪魔の実「SMLE」の工場が破壊されたという報がワノ国にいるカイドウの耳に届いた。酒を飲み酔っ払って泣いたり怒ったりと激しく気性を変化させるカイドウはとある牢獄の中に視線をやる。牢の中には血まみれでボロボロになったキッドの姿があった。

突然空の上から降ってきたカイドウに対して、キッド、アプー、ホーキンスはそれぞれの行動を取っていた。何者にも頭を下げないキッドはカイドウに果敢に立ち向かう。ホーキンスは自身の占いの結果を見て、その場ですぐにカイドウの傘下に入ることを決断した。そしてアプーは、なんとキッド達と同盟の話をしに来た時には既にカイドウの傘下に入っていたことが判明した。カイドウがキッド達のところへ降ってきたのは偶然だったのかは不明であるが、キッドからすればアプーが自分達を騙していたことになる。これによりキッドはもともとそりが合わなかったアプーのことを完全に敵視するようになった。

キッドはカイドウとの戦いに敗れる。だが気概のあるキッドを気に入ったカイドウは、キッドをワノ国へ連れ帰り心を徹底的に折ってキッドを自身の配下に加えようと目論んだ。

ワノ国編

ルフィとの再会

ビッグ・マムの元からサンジを無事に連れ戻すことができたルフィ達はワノ国へとやってきた。入国の際にはぐれたりといろいろあったが、全員がワノ国への入国に成功。その後先にワノ国に入っていたトラファルガー・ローや錦えもん、実はワノ国の将軍家・光月家の跡取りだった光月モモの助達と合流を果たした。しかしルフィはその合流の前に既に町で一騒動起こしており、それを聞きつけカイドウが現れた。

カイドウと初めて対峙したルフィは、果敢に戦いを挑むも敗北する。気を失いながら覇王色の覇気を放ち自分を睨みつけてくるルフィに興味を抱いたカイドウは、ルフィをワノ国の兎丼(うどん)という場所にある囚人採掘場へと送るのだった。ルフィは兎丼へ送られ、そして放り込まれた牢の中でキッドと再会を果たす。「覚えてろ…カイドウ…!!!」と二人の声が重なり、キッドとルフィは互いの存在に気がついた。

囚人採掘場ではたくさんの囚人達が働いていた。囚人達の食事は歩合制であり、石運びで大岩を五回運べばきびだんごが一つもらえるという仕組みだった。キッドとルフィは悪魔の実の能力を封じる力がある海楼石(かいろうせき)の錠を付けられた状態で大岩をどんどん運ぶ。「どけどけどけどけ!!」「邪魔だ てめェらひき殺すぞ!!!」と二人ですごい勢いで大岩を運ぶものだから運搬する船にも乗り切らない。看守達は二人が運んだ数を500まで数えてやめた。悪魔の実の能力が使えなくても素の力が凄まじいということを物語っている。しかもキッドに関しては「ジキジキの実」で作っていた左腕の義手がない状態だ。

たくさんの引換券で山盛りのきびだんごをもらったキッドとルフィは、どちらが多くの大岩を運んだかケンカをしながら食事をする。兎丼に来た頃はキッドもルフィも大怪我をしていたのに、何日か働いて食べて寝てを繰り返す内にすっかり健康体になっていた。元気になった二人の食べっぷりは凄まじく、兎丼の倉庫の食糧を食べ尽くしてしまう。兎丼の副看守長であり、真打ち(しんうち)と呼ばれる百獣海賊団の幹部「カバのSMILE」の能力者ドボンはそれに怒りを顕にする。そしてきびだんごの食べすぎで身体が風船のように大きくなったキッドとルフィは犯人としてドボンの前に突き出された。ドボンはキッド達がきびだんごを食べ過ぎたせいで自分の食糧がないと言う。ドボンが怒っている間にどういう理屈なのか、キッドとルフィは食べたきびだんごを消化し、風船がしぼむように元の体型に戻った。

ふざけた態度のキッド達にとある看守が言う。看守に盾突いた場合は一回目で両腕切断、二回目で両足切断、三回目で死刑が確定するというルールが存在する。つまり看守には逆らうなということだ。倉庫の食糧が尽きたことを咎められたキッドは、自分達は海楼石で力を防がれた弱者であり、きびだんごは囚人採掘場のルールに則って得た正当な報酬だと主張する。しかしそんなことは関係ないとドボンは身体についた巨大なカバの口にキッドとルフィを含んだ。ドボンのカバの口の中は「惨殺部屋」と言われており、食われれば最後命はない。

はずだったのだが、突然ドボンが倒れて中からは平気な顔をしたキッドとルフィが出てきた。看守達はその様子を見て口々に死刑を叫ぶが、カバの口で起きたことなんて誰も見ていない。キッドは看守達に「証拠は?」と言い、ギロリと睨みつける。看守達はそれに対して何も言い返せなかった。
翌日もキッドやルフィは採掘場で働く。懸命につるはしをふるって働くルフィの側にカリブーという海賊がすり寄ってきた。カリブーは新世界に入ってから登場した海賊であり、新世界編における億超えのルーキー海賊。ルフィ達が魚人島に出発する前から付け狙っており暗殺に失敗しており、ルフィに何度かぶっ飛ばされた経験を持つ。ルフィ達より前から採掘場で働いているカリブーはルフィに子分にしてくれ、脱獄するなら一緒に連れて行ってくれと頼んだ。ルフィは「ギザ男(キッド)と組めばいいだろ」と突き放すが、カリブーはキッドには大した実績がないと言い難色を示す。

カリブーが聞いているキッドに関する噂は、「ビッグ・マムに挑むもその部下に腕をもがれて逃げ出した」というものだった。と、そこへキッド本人が現れてカリブーの言う噂を否定する。キッドはビッグ・マムの首を狙ったことはなく、「将星」と呼ばれるビッグ・マム海賊団の幹部を手負いにして奪うべきものを奪っただけであり、左腕はその前の四皇シャンクス率いる赤髪海賊団との抗争で失ったと語った。そしてそれに続き、「そしてこれから!!カイドウを討ち 名を上げるのがおれだ!!!」とルフィを睨みつける。ルフィはそれを聞くや否や、「それはおれだ!!!」と怒って叫んだ。

変わり果てたキラーとの再会

詳しい描写はされていないが、ある日キッドは囚人採掘場から逃亡していた。しかしすぐに戻ってくることになる。逃げた道中で兎丼に連行される花の都のお尋ね者”人斬り鎌ぞう”の姿を見つけたからだ。あまりに早いキッドの帰還に、採掘場の看守達や前日ルフィやキッドの心を折るために兎丼にやってきていた百獣海賊団の大看板と呼ばれる大幹部の一人クイーンが大笑いをする。ルフィも戻ってきたキッドに驚いた様子を見せていた。

「ファッファッファッ」と笑い声を上げながら自分の前を歩く鎌ぞうに、「お前よォ…自分の…その笑い方が嫌いで…いつ頃からか…大笑いする事をやめたよな」とキッドは言う。キッドは鎌ぞうと顔見知りだった。「その笑い方を笑った奴を皆…半殺しにしてた…いつからかマスクで素顔を隠す様になった…」とキッドは続けるが、鎌ぞうは「ファーーーッファッファッファッ」と笑うだけ。「ーーーなのにどうしちまったんだ!?おれと離れた後カイドウに何をされた!?オロチか!?みんなはどこへいった!?答えろよ!!!おい!!キラー!!!」とキッドは叫ぶ。鎌ぞうの正体は、キッド海賊団の戦闘員でキッドの幼馴染であり最も信頼の厚いキラーだったのだ。

鎌ぞう/キラーはキッドの言葉に返事ができず、泣きながら自分の大嫌いな笑い方で笑う。キラーの精神はそれほどまでに不安定になっていたのだ。そんな相棒であるキラーの変わり果てた姿を見て、「何をされたらここまで変わり果てる。誰がおれの相棒をこんな目に遭わせたんだ!!!」とッドは怒りを顕にした。人の名前や姿を覚えるのが苦手なルフィもキラーのことを覚えていたようで、あまりの変わりように驚愕していた。

キラーはキッドを助けるチャンスがほしければ「SMILE」を食べるようにオロチに言われ、それに従って「SMILE」を食べたのだ。「SMILE」を食べた者は適合すれば強大な力を得ることができれば、不適合だと笑う以外の感情を表に出すことができなくなるという辛くて悲しい副作用があった。キラーは「SMILE」に適合しなかったため、笑うことしかできなくなったのだ。

鎌ぞうと名を変えたキラーは、オロチの命令に従っていた。しかし先日オロチを笑い馬鹿にしたワノ国の花魁・小紫(こむらさき)の付き人の禿(かむろ/遊女見習いの幼女)おコトを殺せという司令に失敗し、罪人として兎丼に送られてきたのだ。脱獄犯のキッドと罪人のキラーは水攻めの刑にあう。それを見ていたクイーンは面白いことを考えたと、ルフィ達に課していた大相撲地獄(おおずもうインフェルノ)という刑にルールを追加した。キッド達を水瓶に沈め、ルフィ達が生きている間は水に沈めたままにするというものだ。つまりルフィ達が死なない限り、キッド達を水から引き上げないということになる。それはキッドかルフィ、どちらかが確実に死ぬという実に理不尽な内容だった。

ルフィはキッド達は自分と関係ないとクイーンに抗議をする。しかしいくらか動揺を見せるルフィを見てクイーンはそれを指摘し、自分に楯突くルフィに怒りを顕にする。するとそこへ突然地響きが鳴り響いた。四皇”ビッグ・マム”シャーロット・リンリンが現れたのだ。これにはクイーンやルフィを始め、その場にいた全員が驚いた。

ビッグ・マムはルフィ達を追いかけてワノ国へと来ていた。しかしカイドウの許可なくワノ国に立ち入ろうとしたため、百獣海賊団の大看板の一人で、動物系古代種の悪魔の実「リュウリュウの実 モデル“プテラノドン”」の能力者であるキング/アルベルによって海に艦(ふね)ごと落とされた。ビッグ・マムはその時頭を打ったのか記憶を失っていたのだ。その状態のビッグ・マムに遭遇した麦わらの一味の船医トニー・トニー・チョッパーは兎丼に収監されたルフィを助けるためにビッグ・マムを利用することにした。兎丼におしるこがあるとビッグ・マムに言い、モモの助やワノ国の少女・お玉(おたま)、赤鞘九人男の一人・菊の丞(きくのじょう)/お菊(おきく)と共に遥々やってきたのだ。

おしるこはクイーンの大好物。クイーンは絶対に渡せないと言い、ビッグ・マムに戦いを仕掛ける。その激しい戦闘の際、キッドやキラーを沈めていた水瓶が破壊され、二人は水から脱出することができ命拾いした。
クイーンはビッグ・マムに渾身の一撃を食らわせ気を失わせることに成功。しかしいつ目を覚ますかわからないため、クイーンはビッグ・マムをカイドウの元へ連れて行くべく多くの部下を連れて早々に兎丼を立ち去った。その後残った看守長や看守達とルフィ達との戦いが始まる。戦いの最中、キッドは赤鞘九人男の一人・雷ぞうから海楼石の錠の鍵を渡され錠を解くことができた。

ルフィ達が兎丼の制圧に成功した後、敵の放った病原菌(ウイルス)兵器でヘロヘロになたルフィにキッドは問う。「また戦る(やる)のか、カイドウと」。ルフィはそれに笑って「お前も一緒にやるか!?」と答えた。しかしキッドは既に同盟を組もうとしてホーキンスとアプーに裏切られた過去がある。キッドは「同盟もウンザリ。もう誰も信用しねェ!!今ここでお前(ルフィ)を殺さねェ事を寛大だと思え!!」と吐き捨てる。キッドは悪魔の実「ジキジキの実」の能力で左腕を再構築して、「おれ達はおれ達の道を行く!!!」と言い残すと、「行こうぜ、キラー。仲間達取り戻しに!!」と言いキラーと共に兎丼を出ていった。

決戦の日・火祭りの夜

ワノ国を治める将軍家・光月家の正統な後継者・光月モモの助を筆頭にした侍軍団は、カイドウと黒炭オロチを討つために密かに動いていた。武器を集め、カイドウの居城・鬼ヶ島に渡る船を直し、ワノ国で年に一度行われる火祭りの夜に常影港(とかげみなと)に集合するはずだった。しかしモモの助や錦えもん達が約束の時間に常影港で待っていても誰も現れない。何故仲間が来ないのかわからない。しかし例え仲間が来なかったとしても錦えもん達は鬼ヶ島に行くしかなかった。錦えもん達はモモの助を岸に残して小舟で海に出る。その船の上では赤鞘九人男達の中に内通者がいるのではないかという話題になった。そしてそれが誰かが早々に明かされる。実は赤鞘九人男の一人のカン十郎はオロチのスパイだったのだ。

カン十郎の流した情報から、カイドウの手下達が船に乗って錦えもん達を海に沈めようとやってくる。絶体絶命のピンチかと思われたその時、海賊船が三隻現れた。モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味のサウザンド・サニー号、トラファルガー・ロー率いるハートの海賊団の潜水艦ポーラータング号、そしてユースタス・”キャプテン”キッド率いるキッド海賊団のヴィクトリアパンク号。キッド達はカイドウの手下の船に大砲の砲弾を浴びせる。ルフィは「結局来んのかよ ギザ男(キッド)!!」と言われたキッドは、「カイドウの首をてめェにやるか!!」と返した。

シャボンディ諸島での邂逅から2年。今再びキッド、ルフィ、ローの3船長による不本意な共闘が始まった。
自分達の海賊船よりも遥かに大きな百獣海賊団の戦艦に対してキッド達は怯みもせず向かっていく。ルフィは悪魔の実「ゴムゴムの実」の能力を活かして、ローは悪魔の実「オペオペの実」の能力を使って、そしてキッドは悪魔の実「ジキジキの実」の能力の金属同士が引き合う力を利用して敵艦に単身乗り込んでいく。ルフィはキッドとローに、「おい来るな おれがやれば一撃なんだからよ」と言う。それにカチンときたキッドは、「こっちが一撃じゃねェ様に聞こえるな」と返す。そんなキッドとルフィに呆れたようにローが「トロい お前ら2人が敗者でいいだろ」と吐き捨てると、キッド達は「は・い・しゃ!?」と怒りを顕にした。

キッド達は言い合いながらそれぞれの技を繰り出す。キッドは「ジキジキの実」の能力で自身に金属を集積し鎧のようにまとう技「磁気魔人(パンクロットン)」で百獣海賊団の戦艦に大ダメージを与える。爆炎立ち上る壊された戦艦の甲板では、最早周りが見えていないキッド達3船長が言い合いを繰り広げていた。
常影港ではなく、刃武港(はぶみなと)の波止に隠れていた侍達がルフィ達に合流。そしたルフィ達がカン十郎に攫われたモモの助にかまったり、これからの作戦行動について確認している間にキッド達は百獣海賊団の艦隊をあらかた沈め、船を鬼ヶ島に進めた。しかし取り逃がした一隻の百獣海賊団の戦艦から長距離砲が放たれた。このままでは集まった侍達の船が沈められてしまうためルフィ達は急いで前進しようとする。だがキッドは侍の船が何隻沈もうが知ったことではないと涼しい顔をしていた。

すると百獣海賊団の戦艦の横っ腹を何かが突き抜けに穴を開けた。それはルフィの麦わらの一味に入るためにやってきた元王下七武海のジンベエの攻撃だった。”海峡のジンベエ”として名を馳せた懸賞金4億3800万ベリーの大物が麦わらの一味に入るのを聞き、先程まで涼しい顔をしていたキッドは顔色を変え、「(ジンベエが)”麦わらの一味”に入るのか!!?」と驚きの声を上げた。

キッドやルフィ達は船を進める。キッドは「誰にもカイドウの首は渡さねェ!!!だよなキラー!!!」と船に乗る相棒のキラーに声をかける。トレードマークのマスクで顔を隠した姿に戻ったキラーは大嫌いだった「ファッファッファッ!!ああ」と答えた。合流したキッド海賊団のメンバーも共に「ファッファッファッファ!!」と高らかに笑い声を上げる。その様子にキラーは少し照れた様子だった。そんな声を聞きながらキッドはカイドウを討ち取り、船首にその首を飾ってやると息巻いた。

カイドウの居城・鬼ヶ島に突入

鬼ヶ島の船着き場に船を進めたキッド達は、錦えもんの悪魔の実「フクフクの実」の能力の大技「フクフクの『錦ちゃん呉服店』」により服装が変えられた。錦えもんの「フクフクの実」の能力は、対象者の服装を自在に変えることができるというものだった(ただし服を脱いだり、破損すると元の服装に戻る)。キッドは錦えもん達と協力関係にないが、敵とは戦力差もあるので変装した状態での行動を錦えもんは勧めた。キッド達は百獣海賊団達の着る衣装に身を包んでそのまま静かに城内へと侵入する。

鬼ヶ島城内のライブフロアではクイーンが取り仕切って宴が始まっていた。既に酔っ払っている者も多く、変装したキッド達が堂々と歩いていても誰も気づかない。そんな中ルフィとゾロがフロアのど真ん中で暴れだしてしまった。折角隠密にことを運べているのに暴れだすルフィ達を見てキッドは呆れる。が、ルフィ達が暴れて敵の意識がそちらに向くのは好都合だ。キッド達はそのままカイドウがいる城の奥を目指して歩みを再開する。

ライブフロアでDJを務めていたスクラッチメン・アプーはクイーンにルフィ達の存在を知らせる。それによってアプーの存在に気がついたキッドは激昂した。止めようとするキラーの声も聞かずに、悪魔の実「ジキジキの実」の能力で周囲の金属を集めて巨大な右手を形成する。「あの裏切り者が…全ての元凶だぞ!!!」と叫びながら、「磁気弦(パンクギブソン)」でアプーを押しつぶす。結局キッドも大暴れをしたため、キッド海賊団の所在も明らかになってしまった。
キッドはアプーに掴みかかった。四皇のシャンクスの首を取ろうと同盟の話をした時に、アプーは率先してその話に乗ってきた。その時アプーは既にカイドウの傘下で情報屋として動いていたのだ。自分達が手を組んだ程度で四皇は倒せない、海賊の同盟はハッピーエンドを迎えることはない、とアプーはキッドを煽り攻撃を仕掛ける。それを皮切りにライブフロアでの戦闘が激化した。しかし大将であるカイドウと戦う前にこれ以上無駄な体力を消費を避けるべく、キッドやルフィ達は城の奥へと進もうとする。そこへ再びアプーが攻撃を仕掛け、キッド達の行く手を阻んだ。

アプーは悪魔の実「オトオトの実」の能力者で、攻撃範囲は”音が聞こえる距離”だ。耳を塞いで音を聞こえないようにしていれば問題はないが、仲間同士の意思疎通も困難になる。アプーの攻撃を避けながらキッド達が奥へ進もうとした時、敵がキラーを発見し笑い声を上げた。キラーが人口悪魔の実「SMILE」を食べて適合できずにただ笑うことしかできなくなったことを馬鹿にしたのだ。それが耳に入ったキッドが、「何がおかしい!!!」と笑う者を攻撃するものだからなかなか進めなかった。

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『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。海賊王の名称と、ひとつなぎの大秘宝「ワンピース」を目指し、主人公モンキー・D・ルフィが仲間たちと冒険を続ける物語。本編には広く世に名を轟かせる海賊や海兵が多く登場する。彼らはその特徴や能力を元にした異名、通り名、二つ名、別名を持つ。麦わら帽子を被ったルフィが「麦わらのルフィ」と呼ばれるように、異名は各人の特徴を示し、キャラクターの魅力を一層味わい深いものにする。

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『ONE PIECE(ワンピース)』は、世界的な人気を誇る少年漫画。海賊を題材としており、世界の大半が海である架空の世界が舞台だ。作中では様々な生物や植物、種族が登場し、ユニークでオリジナリティ溢れる世界観を引き立てる。海が舞台であるため水棲生物が多いが、各島特有の陸上生物や鳥類も多数登場。植物も面白い特性を持つものが多く、人々の生活を支えている。人間以外の種族も登場し、見上げるほど大きな巨人族から、手のひらに乗る小人族まで活躍する。

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ONE PIECE(ワンピース)の巨兵海賊団まとめ

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ONE PIECE(ワンピース)の病気・奇病まとめ

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大人気海賊漫画『ONE PIECE(ワンピース)』の作中には、様々な病気・奇病が登場する。それらの中には「壊血病(かいけつびょう)」のように実在するものもあれば、「樹熱(きねつ)」や「珀鉛病(はくえんびょう)」のように『ONE PIECE』にだけ登場する架空のものも存在する。架空の病気の多くは、モデルとなっている現実の病気もあり、読者の間でも考察が繰り広げられている。またウソップの持病「~してはいけない病」やボア・ハンコックの「恋煩い」など、ユニークな病気も多数登場する。

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ONE PIECE(ワンピース)の電伝虫まとめ

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電伝虫(でんでんむし)とは、漫画家・尾田栄一郎が描く、大人気海賊漫画『ONE PIECE』(ワンピース)に登場する生物の1つ。電波(念波)で他の個体と交信する性質を持つカタツムリのような生物で、『ONE PIECE』の世界で欠かすことができない通信手段である。もともと野生の生物で、受話器などは人間が後付けしている。擬態機能があり、人間が受話器に喋ると、受信側の個体が喋っている人間の声や表情を真似する性質があり、同じ電伝虫でも使用者によって外見が異なっている場合が多い。

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ONE PIECE(ワンピース)の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

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『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎原作の少年漫画及びアニメ。主人公のモンキー・D・ルフィが海賊王を目指し、仲間たちと共に「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡る海洋冒険ロマンである。作中の恋愛シーンはあまり多くなく、公式のカップルも少ない。しかし恋愛あるなしに関係なく、特別な絆で結ばれているカップルが多く存在し、命をかけて守る仲間として描かれている。主人公・ルフィは恋愛に興味がないが、複数の女性から好意を寄せられている。

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ONE PIECE(ワンピース)の武装色の覇気が使えるキャラクターまとめ

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「覇気」とは、尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE』に登場する意志の力である。「武装色の覇気」はその1つで、気合により「見えない鎧をまとう」イメージを持つことで攻撃力、防御力が飛躍的に向上する。鍛えようによっては細身の女性でも鋼鉄の壁に穴を開け、炎や雷撃にも耐える防御力を得る。使用者の体のみならず武器にも纏わせることができ、ただの矢に鋼鉄並みの硬度を与えるとも可能。武装色の覇気使用時、覇気を纏わせた部分、武器が黒く硬化する。

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尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中では様々な武器を用いて戦いを行っているキャラクターが沢山登場している。「剣」「刀」「銃」などのほか、毒ガスなどの化学兵器や、人体改造の末に生み出された人間兵器など多岐にわたる。また作中で大きな謎の一つにあげられている三種の「古代兵器」も、重要な要素だ。本記事では『ONE PIECE』に登場する武器・兵器をまとめて紹介する。

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『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎による海洋冒険漫画である。海賊王の称号と「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を目指し、海賊たちが鎬を削る。登場人物は出身地や食べ物の嗜好、年齢などが設定されている。一部の誕生日はその人物の性格、名前、嗜好や信条、能力を基にした記念日や語呂合わせで考えられており、キャラクターへの親しみが増す。作中では2年間が経過している為、各人2歳ずつ年を重ねている。

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ONE PIECE(ワンピース)の扉絵連載・短期集中表紙連載まとめ

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少年漫画『ONE PIECE』(ワンピース)には、各話の扉絵を利用して描かれる扉絵連載・短期集中表紙連載が存在する。本編と並行して連載されることがあり、内容は本編での活躍を終えたキャラクター達を主役に据えたサイドストーリーだ。 扉絵連載・短期集中表紙連載に描かれたキャラクターは、本編に再登場する可能性が高い。またストーリーの重要な伏線が描かれたり、本編未登場のキャラクターが先行して登場することがあるため、本編同様に目が離せない内容になっている。

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ONE PIECE(ワンピース)の劇場版・映画作品まとめ

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『ONE PIECE(ワンピース)』とは、世界的な人気を誇る尾田栄一郎による少年漫画。1997年に『週刊少年ジャンプ』にて連載を開始し、2年後の1999年にTVアニメがスタートした。翌年の2000年にシリーズ初の劇場版『ONE PIECE』が公開され、21.6億円の興行収入を記録。そこから不定期に劇場版が作成・公開されるようになった。劇場版15作品目となる『ONE PIECE FILM RED(ワンピース フィルム レッド)』は興行収入100億円を超える大ヒットを記録している。

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ONE PIECE(ワンピース)の能力・武術まとめ

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大人気海賊漫画『ONE PIECE(ワンピース)』に登場するキャラクターは、それぞれ特殊な能力や武術を使う。代表的な能力は、食べれば不思議な力が宿るとされる悪魔の実の能力だ。圧倒的実力者を持つキャラクターは、悪魔の実の能力者であることが多い。しかしそれ以外にも魚人や人魚が使う武術があったり、各々が自己流で磨いた剣術があったりする他、強者と恐れられる実力者達は、人の内なる潜在能力である「覇気(はき)」という能力などを使いこなす。

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ONE PIECE(ワンピース)の夢・野望・理想・正義まとめ

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『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。ひとつなぎの大秘宝「ワンピース」を巡り、あまたの海賊たちが鎬を削る。主人公のモンキー・D・ルフィやその仲間たちも含め、登場人物たちは各々夢や野望を持っている。「海賊王」の名称を狙う海賊は多いが、誰よりも自由な海賊を目指すルフィに対し、「黒ひげ」と名乗るマーシャル・D・ティーチが海賊の支配を望むように、夢や野望、理想や正義は各キャラクターの人物像に更なる深みを与える要素となっている。

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ONE PIECE(ワンピース)のタイヨウの海賊団・魚人海賊団まとめ

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尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中ではマリージョアに暮らす「天竜人」たちは、地上の人々や魚人・人魚族を蔑み、奴隷として支配している。ボア・ハンコック姉妹やコアラなども奴隷のうちの一人だったが、そんな彼らを解放してまわっていたのが「魚人島の英雄」フィッシャー・タイガー率いる「タイヨウの海賊団(魚人海賊団)」である。本記事では「タイヨウの海賊団(魚人海賊団)」に所属していたメンバーをまとめて紹介する。

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ONE PIECE(ワンピース)のドーピングまとめ

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尾田栄一郎によって描かれた大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中では現状の実力では敵わない相手を倒すため、しばしばドーピングしてパワーアップする描写がみられているのだ。ルフィのように「ゴム人間」としての能力を生かしたものや、「ランブルボール」「エネルギー・ステロイド」などの薬を用いるものなどその形態は多岐にわたっている。本記事では『ONE PIECE』に登場したドーピングの内容を、まとめて紹介する。

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『ONE PIECE』(ワンピース)は、日本の漫画家・尾田栄一郎が描く海賊を題材にした少年漫画。主人公のモンキー・D・ルフィを始めとする多くの海賊が登場する。そして海賊を取り締まる組織として海軍という組織がある。ただ海賊に敵対する主な存在は海軍だけではない。賞金稼ぎという職業の人間もいる。賞金稼ぎは海賊を捕まえ、海軍にその身柄を引き渡すことで懸賞金をもらって生計を立てている人物だ。麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロも、ルフィの仲間になって海賊になる前は賞金稼ぎをしていた。

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