HUNTER×HUNTER（ハンター×ハンター）の具現化系能力者まとめ

CV：小山剛志（GI編OVA） / 吉野裕行（2011年版アニメ）

大富豪バッテラに雇われたグリードアイランド（念能力者がゲームの中に入ってプレイするゲーム）のプレイヤーで、ゲーム内で使用するカードを他のプレイヤーから奪うなどしてクリアを目指すグループのメンバー（通称ハメ組）でもある。残忍な性格で頭が切れる。念、体術共に卓越しており、生半可な念能力者が束になっても敵わないと評される。
ハメ組結成時からのメンバーだが、5年間メンバーを欺きスパイ活動を続け、90種類の指定カードを集めたところでチームを裏切り除念師アベンガネ以外を殺害。大量の指定カードを入手した。ゲームに参加していたハンターのツェズゲラ組との駆け引きの果て、ゴンたちに狙いを定める。最終的にはゴンと直接対決をし、極限まで追い詰めるがこれを逆手に取った策にはまり敗北、捕縛された。
駆け引きに関しては「如何に冷静でイカレてるかを相手に理解させるのがコツ」との信条を持ち、それがために考え付いても普通は実行しないようなことを実行してしまうゴンの自分以上のイカレ具合に怯んでしまったことが敗因であった。
仲間であるサブとバラへの思いやりの心はあり、「やばい橋を渡る時は三人一緒」と言い、捕縛後重傷を負った彼らの治療を懇願した。

一握りの火薬（リトルフラワー）

手でつかんだものを爆発させる。厳密には変化系の能力である。握った手の内側に対し爆発を起こすもので、掴めるものの上限はバスケットボール大。対人攻撃用の技で、オーラによる防御が足りなければ機能の喪失、場合によっては丸ごと吹き飛ばす威力を持つ。
自分の手と密着した状態での爆発である為、そのままでは自分もダメージを負うが、この問題をクリアする為攻撃の爆発分のオーラと、それ以上の量の凝による手の防護オーラという二種類のオーラを併用する。

命の音（カウントダウン）

相手の体に念で作った時限爆弾を取り付ける。
まず対象に触れながら「ボマー」と言い、対象に能力の説明をする。条件はこの二つで、前後しても発動する。複数の人間にセットすることができる。ゲンスルーに触れながら「ボマー捕まえた」と言えば能力は解除される。
爆弾のタイマーは対象の心拍数と連動しており、6000回カウントすると爆発する。威力は「一握りの爆薬」の10倍。

解放（リリース）

ゲンスルーの仲間のサブ、バラと三人で互いの親指をつけ合い「解放（リリース）」と言うことで作動中の爆弾を強制的に起爆させる。初めは「爆弾の解除」と偽っていた。

アベンガネ

CV：平川大輔（GI編OVA） / 花輪英司（2011年版アニメ）

他者の念能力を解除する除念師で、グリードアイランドに参加している。頭の回転が速く切れ者で、やや他者を見下したような思考をしている。当初はハメ組に属していたが、ゲンスルーの裏切りに遭う。自身の能力でゲンスルーの能力から逃れ唯一生き残った。解除の前に、ゴンたちにゲンスルーの能力を教えた。これは彼らに期待していたわけではなく、少しでも勝算を増やす為だった。
ゴンがゲンスルーを捕縛した後、ヒソカと交渉してクロロにかけられた念を除念する為に現実世界へと戻った。

除念の念獣（正式な能力名不明）

念能力を食らう念獣を作り、他者にかけられた念能力を食わせる。
森で儀式を行い、森の精霊の力（森に潜んでいる生物のオーラ）を具現化させて念獣を生み出す。念獣の大きさや風貌は、放った念の性質や強さに準ずる。念獣は、外した念の本来の解除条件を満たすか外した念の使用者が死なない限り消えずにアベンガネに付きまとう。既に術者が死んでいる場合は解除できない。

ヂートゥ

CV：高城元気

チーター型のキメラアントで、師団長。大雑把な性格をしており、人間を狩ることを好む。「スピードキング」を自称するように脚力と瞬発力に優れており、目前に迫った銃弾を座った状態からでも回避できる。
女王の死後、自分が王となるべく一時単独行動をするが、NGLの国境付近でハンターのモラウとナックルに待ち伏せされナックルの能力であるポットクリンを付けられる。後に仲間の除念でポットクリンを外してもらい、王への忠誠と引き換えに王直属の護衛であるシャウアプフから新たな能力を与えられた。
後にモラウと再戦するも未熟な精神と能力設定のずさんさを指摘されて敗北し、逃走。討伐隊が宮殿に突入した際、モラウ・ナックルにリベンジをすべく高所に上る。しかし、本来の目的のモラウ・ナックルではなくキルアの祖父・ゼノを見つけ新たな能力で挑もうとしたが返り討ちに遭う。

サバンナの念空間（仮）

対象者と自分をサバンナのような念の空間の閉じ込める。対象者に触れることで発動する。中央には砂時計が設置されており、8時間以内にヂートゥに触れなければ外には出られない。発動中もヂートゥは攻撃ができず、一度でも解除されるとこの能力を失ってしまう。
王宮周辺でハンターのモラウに対し発動させたが、煙で作り出されたモラウの偽者に気を取られている間に本物にタッチされ解除される。制限時間が長いが、ヂートゥ自身が集中力に欠ける性格である為相性の悪い能力といえる。モラウはこの能力を「脚力の戦いではなく心の削り合い」と評した。

ボウガンとクロウを具現化する能力（正式な能力名不明）