ボインゴ（ジョジョの奇妙な冒険）の徹底解説・考察まとめ

オインゴ

CV：保村真（TVアニメ版）、小野大輔（TVアニメ版偽承太郎）、藤本たかひろ（ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』）、高木渉（ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 3部格闘ゲーム』）

ボインゴの兄。顔だけではなく声、身長、体重、臭いに至るまで他者そっくりに変身できるスタンド「クヌム神」を持つ。
「本能的にムカつく顔」をした人物を殴るなど乱暴な一面があるが、内気な弟に対しては過保護に接する。トト神の予言能力を信じ切っており、事故に遭うとの予言が出たバスには乗らなかった。「承太郎の顔が、オレンジに仕掛けた爆弾で真っ二つに割れる」との予言に従いオレンジに爆弾を仕掛け、承太郎たちの車に紛れ込ませようとしたが、彼の仲間が戻ってきたため咄嗟に承太郎に変身。このままでは予言通りに割れてしまうのは、自分の顔ではないかと思い至る。口実を作って車から降りるも、変身を解く前に捨てられた爆弾入りのオレンジを踏んでしまい予言の通り顔を吹き飛ばされる。
自分1人でも承太郎たちを倒すと決めたボインゴに感心するが、殴った男が屈強な仲間を連れ報復に来たため兄弟揃って重傷を負う。

ホル・ホース

CV：木内秀信（TVアニメ版）、大塚義忠（ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』）、安原義人（ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 3部格闘ゲーム』）、若本規夫（OVA版）、難波圭一（ドラマCD）

ガンマン風の男。「NO.1よりNO.2」が信条で、誰かと組んで真価を発揮するとは本人談。自在に出し入れでき、弾道の操作も可能な拳銃型のスタンド「皇帝（エンペラー）」を持つ。
初めは金で雇われてDIOに従っていたが、彼の力の前に戦慄し、改めて忠誠を誓う。
承太郎たちを抹殺すべくボインゴをさらい、強引にコンビを組む。初めはトト神の予言内容に懐疑的だったが、半信半疑ながらも指示通りにして良い結果になった為予言を信じるようになる。
承太郎抹殺の機会を得るも、「正午ちょうどに撃つ」という指示を（時計が進んでいたことで）守れなかった為、自分が弾丸を食らい病院送りにされた。
スピンオフ小説『クレイジー・Dの悪霊的失恋』（著：上遠野浩平）に再登場し、オウム探しの依頼遂行の為ボインゴをまたも強引に連れ出した。

DIO

CV：子安武人（TVアニメ版 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』 / ゲーム『ジャンプフォース』）、千葉一伸（ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 3部格闘ゲーム』）、田中信夫（OVA版）、若本規夫（ドラマCD版）、塩沢兼人（スーパーファミコンゲームCM）

Part3におけるラスボス。時を止めるスタンド「ザ・ワールド」を持つ。吸血鬼となり、義兄弟となったジョナサンの首から下の肉体を奪い生きてきた。
圧倒的なカリスマ性と資金で多くのスタンド使いを部下にしている。ボインゴと作中での絡みはないが、承太郎の強運ぶりを見たボインゴは「ああいう奴に敵うのはDIO様くらいだろう」と独り言ちている。

空条承太郎（くうじょう じょうたろう）

CV：小野大輔（TVアニメ版 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』）、高森奈津美（TVアニメ版幼少期）、梁田清之（CDドラマ・ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 3部格闘ゲーム』）、小杉十郎太（OVA版）

Part3の主人公。凄まじいスピードと緻密な動きができるスタンド「スター・プラチナ」を持つ。
トト神により「爆弾を仕掛けたオレンジで顔が真っ二つに割れる」「皇帝の銃弾で頭部を撃たれる」と予言されたが、いずれもオインゴ、ホル・ホースの不手際が元で結果的に回避している。ボインゴのことは存在すら知らなかった。

イギー

CV：福薗美里（TVアニメ版）、千葉繁（ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』）、真殿光昭（ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 3部格闘ゲーム』）

DIO討伐の旅に同行させられているスタンド使いの犬。砂を操るスタンド「ザ・フール」を持つ。
兄の敵討ちに出たボインゴだが、共闘したホル・ホースの自滅を見て復讐の虚しさを悟り、自身の能力を人の役に立つよう使おうと決意する。しかし、それまで隠れていた木箱を蹴った際、それがイギーに当たってしまった。怒ったイギーはボインゴに嚙みつき、彼を「前以上に暗ーい性格」に変えてしまう。

花京院涼子（かきょういん りょうこ）

『クレイジー・Dの悪霊的失恋』に登場。承太郎たちの仲間だった花京院典明（かきょういん のりあき）のいとこで、彼の墓参りの帰りにトト神を拾う。

ボインゴの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「ウケッウケッウケコッ…」

「僕の占いは必ず当たる」と言い、ボインゴは「ウケッウケッウコケッ…」とひきつったように笑う。あまり笑い慣れていないのか不自然な笑い方で、不気味な印象も与える。弟に対し過保護な兄オインゴも何とも言い難い表情をしていた。

「ぼくの…ト…"トト神"のマンガの予知は…ぜっぜっぜっぜっぜっ絶！！っ対！！ひゃくパーセントです」

ホル・ホースから予言の内容が信じられないと言われたボインゴは、「ぼくの…ト…"トト神"のマンガの予知は…ぜっぜっぜっぜっぜっ絶！！っ対！！ひゃくパーセントです」と返す。兄以外とはまともに話せないほど気弱なボインゴだが、自分の能力には絶対の自信がある。その自信をつっかえながらも口にしたシーンで、ボインゴなりの強い意志が伺える。