メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(MGS2)のネタバレ解説・考察まとめ

『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』は、コナミコンピュータエンタテインメントジャパンが開発したステルスゲーム『メタルギアシリーズ』の4作品目である。前作『メタルギアソリッド』で起きたシャドー・モセス島事件の後の世界を描いている。「ミーム(文化的遺伝子)」をテーマとした作品で、インターネット社会における問題を予見したような展開がみられることが特徴的。次々と明らかになる事実により任務の目的が揺らぎ、プレイヤーを疑心暗鬼にさせる物語が話題を呼んだ。

本編を一度クリアすると選べるようになる最高難易度。
表示は変わらないが、プレイヤーのライフがEASYの半分になっている。
表示上の変化はないが、敵兵の視界が広い。
ボスのライフと行動パターンが増え、プレイヤーのライフが全快状態でも即死する可能性がある。
回復手段のレーションがマップに落ちておらず、ホールドアップ等で敵兵から奪うしかない。
監視カメラの数がHARDより多い。

『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』の登場人物・キャラクター

主人公

ソリッド・スネーク

タンカー編の主人公。元FOXHOUND隊員。世界中にメタルギアの亜種が拡散した現状に対して、反メタルギア財団フィランソロピーを組織し、世界中のメタルギアを破壊し回っている。ビッグ・ボスの体細胞を用いたクローンであるため、生まれた時点での肉体年齢がすでにビッグ・ボスと同じであり、その影響で老化が異常に進んでいることが明らかとなった。「刃物は趣味ではない」と語り、今作中でナイフなどを武器にすることはない。

イロコィ・プリスキン

ビッグ・シェルを占拠したテロリストの鎮圧のために投入されたアメリカ海軍特殊部隊SEALs・チーム10 (SEAL10) の隊員。階級は中尉。テロリストの迎撃をくぐり抜けたSEAL唯一の生き残りを自称していたが、正体はソリッド・スネーク。階級や装備、任務の食い違いを指摘されたり、SEAL隊員では知りえない情報を口にする場面もあった。名前と階級の由来は小島お気に入りのSF映画『ニューヨーク1997』に登場する主人公、スネーク・プリスキンで、外見はゲーム作品『メタルギア』のパッケージに描かれていたスネークと同じ。

雷電

プラント編の主人公。FOXHOUNDの新入隊員。
コードネームの由来は、第二次世界大戦中の日本海軍の局地戦闘機「雷電」で、同機に連合国軍の付けたコードネームが「ジャック」だった。本名さえコードネームのように扱われている点は、「愛国者達」にとって彼が唯の兵器に過ぎないという意図が込められていた。

重要人物

ハル・エメリッヒ

スネークの最高のパートナーにして友人。シャドー・モセス島事件後、スネークとともに反メタルギア財団「フィランソロピー」を設立し、世界中に拡散したメタルギアの亜種を根絶すべく活動している。
プラント編にて義妹エマの最期を見届けた後、輸送ヘリka-60カサッカでビッグシェルの人質を救出した。「オタコン」の由来は「オタク・コンベンション」から。

メイ・リン

シャドー・モセス島事件後に大学を卒業し、現在はSSCEN(陸軍兵士システムセンター)に勤務している。スネークらフィランソロピーの活動に賛同し、彼らの支援のため自身が開発した装備品を密かに横流ししている。本作では声のみでの出演。タンカー編でのセーブ回数が一定以上に達するとオタコンとの会話が聞ける。

ローズマリー

陸軍の内勤データアナリストで、雷電の恋人。作戦中はセーブを担当する他、雷電を精神的に支える。献身的な女性だが自意識過剰で、自己中心的なところがあるほか、料理の腕前は、雷電に「俺はローズの手料理より、ずっとレーション(不味いと言われる軍用食)で過ごしたい」と言われるほどひどい。プラント編をプレイ中、「女子トイレに忍び込む」「人質のスカートの中を覗く」などの行為に及ぶと冷たい態度をとるようになり、セーブを拒否されることがある。
もともとは「愛国者達」の命を受けて雷電に接近していた下級工作員であり、任務の枠を逸脱して雷電に好意を抱いていた事を告白した。その直後、通信を遮断されて身柄を拘束されたが、ソリッド・スネークの手で救出され、ニューヨーク市街地で雷電と再会している。劇中では、雷電を混乱させるためにアーセナルギアのAIが作り出した偽のローズの人格も登場する。
雷電の趣向に基づき、目の色(カラーコンタクト)や髪形を変えていた。
オルガの子同様、彼女の体にもナノマシンが入っており、雷電が死亡すると彼女も死亡するようになっている。

その他

大佐

雷電の上官。ビッグ・シェル占拠事件の作戦指揮を執る。冷静沈着な判断を下すが、ローズにセクハラ紛いの言動をする事もある。外見はシャドー・モセス島事件後に軍と縁を切ったはずの元FOXHOUND司令官ロイ・キャンベルに酷似しており、雷電もキャンベル本人だと認識していた。
その正体は偽のローズ同様、アーセナルギアのAI、G.Wが、雷電の脳内のナノマシンを操って生み出した架空の人格。容姿をキャンベルに似せたのは、S3計画実行のため、雷電をスネークと同じ環境に置くためだとされている。コンピュータウイルスによってG.Wが崩壊した後は、G.Wとは別のAI、J.F.Kが大佐の幻を見せ、「愛国者達」の代弁者として今回の事件の全貌と目的を説明した。

ピーター・スティルマン

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