黒執事(枢やな)のネタバレ解説・考察まとめ
『黒執事』とは、月刊Gファンタジーにて連載中の著・枢やなによる漫画作品。 19世紀末期のイギリス、名門貴族ファントムハイヴ伯爵家の幼い領主シエル・ファントムハイヴと、シエルと契約した悪魔、執事セバスチャン・ミカエリスが、シエルの過去やイギリス女王からの依頼など事件に巻き込まれつつ真相を探ろうとするダークファンタジー。 2017年に「豪華客船編」のアニメ映画上映が決定している。
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『黒執事』とは、2006年10月号から『月刊Gファンタジー』(スクウェア・エニックス)で連載を開始した、枢やなによるダーク・ファンタジー漫画である。本作は19世紀末のイギリスを舞台にしたミステリーやオカルト、アクションの要素が強く、作者は「いわゆるパラレルワールド的な世界」と語った。コミックスは32巻刊行され、2021年時点で累計発行部数は3,000万部を超えた。
物語は英国裏社会の秩序を守る「女王の番犬」として任務にあたる12歳のシエル・ファントムハイヴが、悪魔で執事のセバスチャン・ミカエリスと契約し、汚れ仕事をしながら自らの復讐を果たそうとする姿を描いている。
本作は「第54回小学館漫画賞」の少年漫画部門にノミネートされた。また2010年に「ジャパン・エキスポ・アワード」で最優秀少年漫画部門、2011年にはドイツの「Animagic」でBest International Manga賞を受賞。
2007年と2008年にドラマCDが発売され、テレビアニメは2008年に第1期、2010年に第2期、2014年に第3期が放送された。実写映画も制作され、2014年1月18日に公開された。映画は作者の承認のもとオリジナルストーリーになっており、セバスチャン・ミカエリス役を水嶋ヒロ、シエル・ファントムハイヴ役を剛力彩芽が演じた。
『黒執事』とは、月刊Gファンタジーにて連載中の著・枢やなによる漫画作品。 19世紀末期のイギリス、名門貴族ファントムハイヴ伯爵家の幼い領主シエル・ファントムハイヴと、シエルと契約した悪魔、執事セバスチャン・ミカエリスが、シエルの過去やイギリス女王からの依頼など事件に巻き込まれつつ真相を探ろうとするダークファンタジー。 2017年に「豪華客船編」のアニメ映画上映が決定している。
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2024年4月から放送を開始する春アニメを50音順に紹介する。2024年4月春アニメは、注目の新作アニメや人気シリーズの続編などが多数ラインナップされている。アニメのタイトルや放送情報、キャスト声優やスタッフなどの情報をわかりやすくまとめた。
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あまりにも酷すぎる実写集めてみました。
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原作1巻~最新話までの双子説の伏線と思われる台詞、シーンをまとめました。重大ネタバレ有るので気を付けてください。原作ファン向け。原作とアニメ(1期、2期)はストーリーも設定も異なるので注意です。ぜひ最後までご覧ください!
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ゴシックで耽美な世界が大好物な方はまずハマる「黒執事」。原作者の枢やなが描き下ろした麗しのショットです。
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今も高い人気を誇る「黒執事」、その人気の高さからシエルやセバスチャンのドールが色々なメーカーから発売されていますが、今回もの凄いクオリティのドールが発売されます。このクオリティの高さは必見です。
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人気マンガである「黒執事」の作者、枢やな先生がお仕事の合間に描いた美しすぎて『落書き』と呼べないイラストをまとめた。主に“つなビィ”で披露し、『落書き』なのに超ウマイと話題になった。練習用の自作キャラや、「刀剣乱舞」「アナと雪の女王」「スタジオジブリ」など、見たことのあるイラストが盛りだくさんである。
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枢やな先生の大人気漫画「黒執事」に登場する死神のグレルや使用人のセバスチャンなど、様々な個性を持ち合わせたキャラクターのランキングを紹介。初めて行われたキャラクター人気投票で、どの登場人物・キャラクターがファンから支持を獲得するのか票数と共にまとめた。
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人気漫画「黒執事」の作者である枢やな先生の描いた他マンガのイラストをまとめた。「黒子のバスケ」のイラストが美麗と話題になり、その他に「進撃の巨人」「デュラララ!!」「イナズマイレブン」「Fate/Zero」「銀魂」「ペルソナ4」「ヴァルヴレイヴ」などたくさんのキャラクターを自身のブログなどで披露している。
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人気漫画「黒執事」の作者である枢やな先生が、仕事の合間に描いた『練習イラスト』や『落書き』をまとめた。Twitterで披露し、美しいイラストであると話題になっている。貴重な作品のラフ画や設定画、ファンの為に描いた自作キャラ、「FGO」「ヒロアカ」「とうらぶ(刀剣乱舞)」「ツイステッドワンダーランド」など、多数の作品を描いている。
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『黒執事』とは枢やなによるダークファンタジー漫画作品。『月刊Gファンタジー』にて2006年から連載されている。2008年、2010年、2014年にアニメ化、2009年に舞台化、2014年に剛力彩芽、水嶋ヒロ主演で実写映画化もされた人気作品である。ここでは主人公の1人、ファントムハイヴ伯爵家現当主の少年、シエル・ファントムハイヴに関する伏線・考察を解説していく。
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人気ダークファンタジー漫画『黒執事』の作者である枢やな先生がリヴァイ兵長とアルミンのイラストを描いたとのことで、多くのファンが盛り上がりました。超美麗なイラストは流石の一言です。
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ここでは、漫画『黒執事』やゲーム『ツイステッドワンダーランド』で知られている枢やなの描いた『黒子のバスケ』のイラストを紹介する。自身のブログで公開したファンアートで、主人公をはじめとする「キセキの世代」を描いている。枢ならではの美しいタッチで描かれた黒バスキャラはネット上で話題になった。
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12歳にして両親を亡くしたシエル・ファントムハイヴは、代々家族が経営している会社「ファントムハイヴ社」を率いる当主。しかしこれはシエルの表の顔としての事業で、裏の顔である「悪の貴族」としての活動を隠蔽する役割も果たしています。シエルは女王の番犬として裏社会の掃除屋として暗躍しているのです。そんな彼に仕えるのが、完璧な執事セバスチャン・ミカエリス。その正体は悪魔であり、シエルの魂と引き換えに契約を結んでいます。圧倒的な戦闘能力と知識を持つセバスチャンは、シエルをあらゆる危険から守り、数々の女王から依頼された難事件を解決へと導いていきます。シエルとセバスチャンが次々と難事件を解決していく中で、徐々に明らかになっていく謎と陰謀。シエルは両親を殺した真犯人を見つけ出し、復讐を遂げるという目的を果たす為、持ち前の冷静さと判断力で、数々の難事件を解決していくのです。シエルはセバスチャンの助けを借りて、真犯人にたどり着くことができるのでしょうか。
ダークファンタジー、ミステリー、アクション、そしてユーモアを融合させた「黒執事」は、老若男女問わず楽しめる作品。残虐で美しい独特の世界観は、読者を魅了し続けています。
『黒執事』は、漫画家・枢やなが世に送り出したダーク・ファンタジー漫画だ。
物語の舞台となるのは、19世紀末の英国。主人公の少年シエルは、英国裏社会の秩序を守る特殊な貴族・ファントムハイヴ家の伯爵だ。シエルに付き従うのは、彼が死の淵で召喚した悪魔。その悪魔はセバスチャン・ミカエリスという名前を与えられ、ファントムハイヴ家の執事として活動している。
シエルがセバスチャンを召喚したのは、家族を殺し自分に屈辱を与えた者たちを見つけ出し復讐するため。黒幕を見つけるべく、シエルとセバスチャンは英国内で起こる様々な事件に関わり、真相を暴いていく。
『黒執事』の魅力は、英国に関係する実際に起こった事件・事故、有名な物語、実在した人物などを下敷きとしたエピソードが多く描かれている点だ。
例えば、シエルとセバスチャンが「ジャック・ザ・リッパー」と呼ばれる連続通り魔を追うエピソードがあったり、ニューヨーク行きの豪華客船が氷山にぶつかって沈没するエピソードがあったりする。豪華客船のエピソードが「タイタニック号沈没事故」から着想を得ていることは明らかだろう。有名なモチーフがどのようにアレンジされているのか、ぜひ確認してほしい。
本作はシエルとセバスチャンの主従関係、シエルの復讐の行方というオリジナルストーリーを楽しみながら、英国に関する知識を楽しく取り入れることができる作品だ。
「あくまで、執事ですから…」。この言葉を聞いてあなたは、何を思いますか。
『黒執事』は名門貴族ファントムハイヴ家の当主・シエルと、家事から戦闘まで完璧にこなすセバスチャンがイギリスの女王陛下から命令を受け、様々な未解決事件や奇妙な現象の真相を暴く物語が描かれています。
イギリス文化もイラストに取り入れられ、繊細で大胆な描写が魅力的です。
物語の根底には人の卑しい感情に焦点が充てられ、エピソードの終わりにはとても考えさせられる内容になっています。
その卑しい感情を知ったところでシエルとセバスチャンはどうするのか。女王の番犬と呼ばれるシエルは厳しい判断を下すことが多いと思います。しかし、それはイギリス社会の為であり、ひいてはシエルの為になっています。
12歳の少年にはとてつもない重責だと思います。
また、個性豊かな登場人物たちも魅力的です。
ファントムハイヴ家にはセバスチャンを除いて4人の使用人がいます。その4人ともみんな訳あり…。
広いお屋敷で5人は少ないし、色々と失敗も多いですが全てセバスチャンが補っています。
使用人のほかにも各エピソードでは訳ありな登場人物たちが登場します。
最後には戦闘になることが多いですが、セバスチャンは悪魔で感情がないため、最強です。
「YES マイロード」。悪魔と主人の契約を果たすため、命令をされればセバスチャンは何でもやります。
契約が果てるとき、シエルはどうなるのか。
このうえない執事漫画をあなたへ…。
まだ子どもの主人であるシエルと、その執事セバスチャンがメインとなる漫画です。代々女王の番犬として裏社会を管理しているファントムハイヴ家当主であるシエルを守るため、セバスチャンの他にも凄腕の殺し屋3人が屋敷で雇われています。
ここまでは最初の設定の話です。巻数が進んでいくにつれ、英国やドイツで起こる事件にどんどん巻き込まれていくのですが、一つ一つの事件はもちろん面白いですし、この漫画の特徴はなんといっても伏線の回収の仕方がすごい!
普通に前の話で何の違和感もなく読んでいた話が、後から、これはこういう意味もあったんだ、とか、この発言はそのままの意味じゃなくてこういう意味だったんだ、などとたくさんの意味を想像させてくれます。なので、読み返しても、もしかしてここも伏線!?ってなることが多いので何回でも楽しめる漫画になっています!
ここからは少々具体的になってしまうのですが、例えば、アンダーテイカーの正体、や、シエルは本当は誰なのか、などの話は1巻から何度も何度も伏線が潜んでいて数え切れないほどです。何度読み返しても新しい伏線を発見できるので、本当に楽しいですよ!
執事漫画で、ここまで話の内容が凝っていて面白い漫画は黒執事くらいしかないですし、作画もとても綺麗なので、とってもオススメです。ぜひ読んでみてください!
月刊Gファンタジーで2006年から連載が開始された漫画『黒執事』はご存じでしょうか?
現在も大人気連載中で、作者は枢(とぼそ)やな。
舞台は19世紀松のイギリス。「あくまで執事ですから」が決め台詞の執事セバスチャンと、その主シエル・ファントムハイヴによるダークファンタジーストーリーです。
完璧執事なセバスチャンとこども領主シエルの日常もののように始まる本作ですが、実はセバスチャンは悪魔。シエルは両親や使用人を何者かに殺され、自身も誘拐・慰み者になっていた過去をもち、復讐のためにセバスチャンとともに行動しています。
ファントムハイヴ伯爵家は、代々政府の汚れ仕事を引受け、英国裏社会の秩序を守る悪の貴族です。若きシエルも領主として「女王の番犬」として女王の命を秘密裏にこなします。その任務を行ううちに、復讐の糸をつかんでいきます。
こちらの漫画が素晴らしいのはまずは画力!一切妥協のない美麗な漫画となっており、キャラクターの魅力もさることながら、19世紀イギリスの豪華絢爛な暮らしを堪能できることでしょう。
何よりも伏線のはり方がすごい。実はシエルは双子というのは最近判明したのですが、物語序盤からそれを裏付けるヒントはたくさんありました。しかし、普通に読むだけではわからない、鳥肌のたつような描写で描かれているのです。
まだ連載中のためすべての謎は解き明かされていませんが、既刊の漫画内に伏線がはりめぐらせれていることでしょう。
完結してほしいようなしてほしくないような魅力的な作品です。
今回は枢やな原作の漫画『黒執事』の主人公セバスチャンミカエリスについてレビューしていきます。
セバスチャンミカエリス(以下セバスチャン)はシエルファントムハイヴ(以下シエル)に仕える執事です。その正体はなんとシエルと契約をした悪魔。契約者シエルの望みが叶った暁には代償として魂を喰らう契約です。優秀で残忍な一面がある一方猫を愛でるシーンもありユーモア溢れた執事なのです。
口癖は『あくま(悪魔)で、執事ですから』や『御意、ご主人様(イエス、マイロード)』作品を読んだ方は言われてみたいと一度は思ったことがあるはず。そう、彼はとてつもなくイケメンなのです!アニメでは小野大輔が声優を務めており一層イケメンさが増したといっても過言ではありません。黒髪に長身、言葉遣いは丁寧で仕事は完璧そしてボディガードもできてしまうという天才ぶり。
作中死神や天使など登場して苦戦を強いられる場面もありますが最強の執事は伊達ではありませんね。
この黒執事という作品、人気のあまり映画化、舞台化、実写化もされています。実写化のセバスチャン役は水嶋ヒロ。やはり実写化となると多少のコスプレ感が否めなかったですが世界観はとても漫画に近かったかと思います。気になる方は是非ご覧ください
私が思う黒執事の一番の魅力はあのダークさです。
通常の漫画とは異なり、身近な人も敵も簡単に死にます。可哀そうで痛々しい、あまりにも無慈悲なシーンも出てきますが、これが現実だなぁとある意味理解させてくれます。執事のセバスチャンだからこそできる戦いも見どころです。
キャラクター設定もほんとに魅力的で、上手に主人公のシエルを引き立たせます。登場人物は悪魔、死神、エリザベス女王、などなどみんな濃いキャラクターです。
また、なんといっても、デザインの可愛さです。黒執事は、19世紀末期のイギリスを舞台としており、キャラクター達が着ている洋服、町の様子、全てが凝っていてほんとに可愛いです。
ストーリー展開についてですが、終盤で思いもしなかった大どんでん返しもたくさんあるので、読んでて非常に楽しいです。今となっては当たり前の事柄も19世紀当時では違うこともあり、その新鮮さを味わうこともできます。なんとなく歴史を学んだ気分になれます。ストーリーが進むにつれて解き明かされていくファントムハイヴ家の真実や、シエルの過去にも目が離せません!
漫画もそうですが、アニメも非常に良いです。アニメでは、漫画とは異なる進み方をしており、また違った展開を楽しめます。主題歌も、黒執事の世界観に合っていて、その世界観の没頭できます。アニメだけでなくWebラジオ、舞台、実写映画などにも展開しており、様々な楽しみ方ができます。
黒執事はぜひとも人生で1回はせめて読んでほしい作品です。私にとってはストーリー良し、絵よし、全てよしの作品です!
この漫画は、とにかく登場人物が全て美しいです。主人公のシエルやセバスチャンだけでなく、脇役からチョイ役までも全てが美しい。一人ひとりの身にまとっている衣装が、豪華で、細かく時代背景に沿って描かれているため、それだけで楽しいです。そしてストーリーも、かなり興味深い。悪魔で執事のセバスチャンに守られているシエルは、いつも強く気高い。セバスチャンとシエルの関係が、とても良いコンビでかっこ良く大好きですが、実はセバスチャンはシエルのことを美味しく食べるために全力で守っているのです。それを考えると、結末はどうなってしまうの?セバスチャンはやっぱり悪魔だから、情は生まれないの?本当に最後は食べちゃうの?気になって仕方ありません。シエルとセバスチャンの仲間達もそれぞれ味があり面白いです。一人一人、特殊な能力の持ち主であり世の中から虐げられていたところを、セバスチャンとシエルに助けられたからこそ、強い仲間となり、大きな信頼のもと、一緒に戦っていくんでしょうね。この仲間達との暮らしは、シエルにとってもかけがえのないものになっているはずです。とにかく最後まで登場人物全ての結末が気になる漫画です。ダークファンタジーの分類になるのでしょうが、美しくも冷たい世界のメルヘンだと思います。
『黒執事』は、2006年から2021年現在にかけて連載されている、枢やなによる漫画作品。
あらすじ
19世紀末のイギリス。優雅なお屋敷に、若き13歳の伯爵と黒服の執事が住んでいた。表向きはおもちゃのファントム社を経営しているが、その裏の顔は「女王の番犬」として英国の裏社会の事件を始末する家系だった。先代が何者かに襲撃された際、主人公シエルはさらわれ黒魔術の儀式のいけにえになりかけた。しかし、召喚された悪魔と自ら契約を交わし、目的を遂行した際は魂を捧げることを条件に、自身が復讐を遂げるその時まで忠実なしもべとなるよう命じたのだった。シエルは完璧な執事セバスチャンとなった悪魔と共に、数々の事件を解決する。
魅力その①:美麗なイラスト
本作の最大の特徴として挙げられるのは、イラストの美麗さだろう。19世紀末のイギリスという舞台設定にピッタリの、優美で退廃的なタッチだ。連載期間が長いため、初期よりもさらに絵柄に固さがなくなってきている。
魅力その②:読み応えのあるストーリー
伏線やミスリードが大変多い印象。長期連載にもかかわらず、初期から物語の根幹に関わる重大な伏線が張られている。物語の展開を考察しがいのある重厚なストーリーとなっている。
シエル・ファントムハイヴは、パッと見は驚くくらい愛らしく幼気な美少年。しかし、その実はファントムハイヴ伯爵家現当主であり、玩具・製菓の一流メーカー経営者。そして、英国ヴィクトリア女王の番犬でもあり、世にも恐ろしい悪魔との契約者でもあったのです。悪魔の名はセバスチャン。シエルと契約した彼は、普段は超万能な執事として働いています。シエルとセバスチャンは、女王のお願いを忠実に実行しますが、周りに知られたらかなりまずいことになるような汚れ仕事や、命の危機にさらされるような危険な任務も少なくなく、二人は多くのトラブルに巻き込まれていくことになります。この作品の魅力は、二人の前に立ちはだかる敵たちとの緊迫した駆け引き、そして、ハラハラドキドキな展開の後に待っている、意外性満点の勝利の「スカッと感」だと思います。ずるくて手ごわい敵に苦しめられつつも、シエルの頭脳とセバスチャンの超人的な能力でそれをやりこめたときには、胸がすくような思いがします。また、シエルの使用人たちや、敵として登場する死神など、サブキャラも一癖も二癖もある人物ぞろいなのも魅力の一つです。ただし、かなり残酷な描写も多いので、苦手な人はご注意ください。
『黒執事』は、ヴィクトリア女王が君臨する1890年代のイギリスが舞台となっています。幼くして英国名門貴族のファントムハイヴ家の当主となったシエルは、両親を殺害されたうえに自分自身も誘拐され、慰み者になってしまうという残酷な過去を有しており、その際に自身の魂を対価に悪魔と契約を結びました。その悪魔こそが、シエルのもとでファントムハイヴ家の執事長を務めているセバスチャンです。両親を殺害した敵への復讐を果たすべく、正体を追いつつ、英国裏社会の秩序を保つための「女王の番犬」としての任務もこなしていくというのがこの物語の大まかな流れです。
私がこの漫画をオススメする最大の理由は、とにかく絵が綺麗だということです。人物の顔はもちろんのこと、彼らが身に付けている洋服、建物内の装飾品の細部まで抜かりなく綺麗な絵で構成されています。時折出てくる戦闘シーンも綺麗なままなので、少年漫画などにありがちな、何が起こっているのかわかりづらい、ということもなく非常に読みやすいです。また、ストーリーも作り込まれており、読み始めるとハマってしまうこと間違いなしです。ただ、内容が少しグロテスクな部分もあるので、人によっては軽くトラウマになるかもしれません。グロい系が苦手な方にはオススメできません。
漫画から、アニメ化、さらには映画化、実写映画化と爆発的に知名度を上げている作品です。アニメ版の素晴らしい所は漫画では見られない優雅なアクションシーン!しかもアクションをこなすのは燕尾服を来た執事というありえないシチュエーション!シルバーのナイフやフォークで戦うなんて普通にありえないですが、華麗なアクションシーンとふてぶてしい態度に思わずリピートして見てしまうほどです。
舞台は執事といえばイギリス。という事で、英国王室を裏から支える女王の番犬と呼ばれる幼い伯爵が仕事をこなしつつ復讐に向けて動いていく、というお話。その伯爵を支えるのが執事、セバスチャンなんですが、実はこの執事、人間ではなく正真正銘の悪魔というまさかの正体。悪魔だから何でもできます。一瞬で料理を作ったり、ぼろぼろになったお屋敷を瞬時に元に戻したり。銃弾受けても死にません、悪魔なので。もはや無敵すぎる執事ですが、意外と苦戦するシーンもあったり、とただただ無双状態なわけでもなく。脇を固めるキャラクターも個性的で、それぞれに実は深い過去があり…と毎回毎回見る度に新しい展開にドキドキします。悪魔が出てくるだけあり、天使も出てきて、死神も出てきて…とファンタジー要素も満載。しかも、ただの天使や死神というわけではありません。どのキャラクターもえ?そんな仕事なの!??というびっくりするような設定です。美しいアクションシーン、面白い伯爵と執事の軽快なやり取り、次々に登場する魅力的なキャラクター。スチーリーは勿論ですが、是非とも優雅なアクションシーンを見て欲しいです!
私は黒執事を友達に借りて読み始めたのですが、だんだんとハマってしまい、自分でも集めるようになりました。最初は所謂「腐女子受けを狙ったマンガ」と思い自分はハマるものか!と思っていたのですが、だんだんと展開が熱いものとなっていきました。
お話としては幼い伯爵であるシエル、彼に仕える万能執事のセバスチャン。一見完璧人間なのかと思いきやセバスチャンはなんと悪魔だったのです。それ故人ならざる力によりあらゆる難敵からシエルを護衛し、命令をこなしていきます。最初はセバスチャンのその万能感を存分に表現していくマンガなのかな。と思って読んでいたのですが、その敵として死神が出てきたりと物語は熱い展開へ行きます。そこはまだ想定内でした。けれど物語当初から気になっていたシエルとセバスチャンが何故主従関係にあるのか。これは長いことぼかされ続けますが、なにやら血なまぐさい理由があるみたいですごく知りたくなります。シエルとセバスチャンは何もとても仲の良い関係、と言えるものではなく、あくまで主従関係。お互いに嫌味を言い合ったりもします。ある時はシエルを試すようなことをしたりとセバスチャンは意地悪なことをしたりもします。その関係がとてもこ気味よく、なんで悪魔の執事と人間のシエルが主従関係なんだ?と続きを読みたくなってしまいます。そしてその内容はとてもとても重く、ギャグパートとは比べ物にならないほどのものでした。とてつもなくおすすめです。
黒執事は青年コミックではありますが、内容的には女性が好みそうな作品だと思いました。その為、男性で青年コミック的な要素を求めている人には少し合わないなと思う部分もあるかもしれません。
セバスチャンという、悪魔で執事のハイスペックなキャラクターが女性に人気を集めるからだと思います。女性キャラに比べて圧倒的に男性キャラが多く、性別が無く、人間ではないキャラは美形に描かれているキャラが多いからだと思います。
また、セバスチャンと契約者である少年シエルの関係性が色々な事情があるにせよ、尊く感じます。命令とあれば絶対にシエルの言うことを聞き、守り通すセバスチャンと自分の魂を投げ出しても目的の為に動き、何だかんだ言いながらもセバスチャンを信じているシエルの関係は主従を超えた物があると思います。腐女子が読んでも、萌えるなと思う瞬間が多々あります。
敵対関係にある存在と戦っているバトルシーンもさることながら、悪魔や死神が多数登場するなどファンタジー要素も含まれていて、色々なジャンルが織り交ぜられた作品が読みたい人にはお勧めです。主人公達の秘密は徐々に明かされていくので謎解き要素も入っています。船上、サーカス団、寄宿学校など様々な場面を舞台にしているので各編毎に新しい気持ちで読めるのも良いと思います。
最初は、声優さんをみて観てみようかなぐらいのカンジでしたが、観ていく度にハマってしまいました。なかでも、私は福山さんファンなのでグレルが出てくるのが楽しみでした。
初めてグレルが登場したのは、マダムレッドの執事としてで、めっちゃ頼りなくってしゃべり方もボソボソしたカンジだったのに、死神に変身してからのグレルは最高にかっこいいです。やっぱり福山さん最高です。グレルはオカマですが、女の私も惚れちゃいます。
もちろん、主人公の黒執事のセバスチャンもかっこいいです。
初めのうちは、「あくまで、執事ですから」の意味がわからなかったのですが、「悪魔で、執事ですから」と意味がわかってからはセバスチャンがそのキメ台詞を言うたびに、クスッとしてしまいました。
ストーリー的にも、次を早く観たくなるようなカンジです。
女王の番犬、セバスチャンとシエルの関係、死神グレルと気になることがたくさんです。
キャラソンやドラマCDなど、関連商品も魅力的です。特に、グレルのキャラソンを聴いてもらいたいです。乙女として、かっこいい死神としての2曲それぞれ素敵です。
誰目線で観るかにもよってかわってくると思いますが、シーズン3まで続き映画化もされている黒執事1度観る価値はあると思います。