【黒執事】シエル双子説の伏線まとめ!【原作ファン向け】

原作1巻~最新話までの双子説の伏線と思われる台詞、シーンをまとめました。重大ネタバレ有るので気を付けてください。原作ファン向け。原作とアニメ(1期、2期)はストーリーも設定も異なるので注意です。ぜひ最後までご覧ください!

シエル双子説とは?

簡単に説明すると「現在シエル・ファントムハイヴを名乗っている子(坊ちゃん)は実は本当のシエルではなく、その双子の弟。本物のシエルは3年前に悪魔降霊の儀式で腹部を刺されて死んだ」という説。
→ファンの間では2011年頃から盛んに話題になっていたが、最新刊(26巻)で遂に確定した。

原作者の枢先生は双子説に関してノーコメント!しかし…?

伏線とは?
最近、ストーリー本線(ラスボスとか、設定とかの)伏線ってどこから考えてました?っ聞かれることが増えたんですが、大雑把に答えると、一巻です(笑)
ただ、しっかりと伏線シーンとして強調し始めたのは3巻か4巻で「何章か続けられる」ってなってからでした。
1巻なんかはほぼ出てはないです。
キャラのセリフとかリアクションとか、ビジュアルとか背景でしか織り込んでません。

出典: yanatoboso.tuna.be

で、なんでそんなやり方してるかというと、回収されない伏線って嫌じゃないですか(笑)
気にさせるだけ気にさせて、「…で、あれ何だったの?」となるのはなあーって。
だったら、回収出来なくても気にならないけど回収し始めたら「ああ!」ってなれるように作ろうと思ったんですよね。
気になりすぎても読者さんがずっとモヤモヤしそうなので、「ん?なんか違和感だけど、まあいいかー」と先に進める程度にしてました。
章ごとの結末にはあまり影響しないというか。

なので、まあ、深く考えず…、気になる方は深く考えてもらってもいいんですけど。(笑)
お好きなスタンスで楽しんでくだされば。
伏線はそのうち回収されますしおすし。

出典: yanatoboso.tuna.be

初期から坊ちゃんが双子だという設定はあった模様。
実際に原作2話の段階で双子説の伏線が確認できる。

2016年のインタビューでの担当熊氏の発言

「黒執事」は縦軸と横軸のある物語の作り方をしています。◯◯編というひとつのエピソードで楽しめる横軸と、章が終わる度にセバスチャンとシエルの関係性、またはシエルの生い立ちの物語が少しずつ進む縦軸がある。今章(青の教団編)は、その縦軸の部分がダントツに進むように作りたいなと思っています。

出典: natalie.mu

その後、実際に坊ちゃんの過去が明らかに。

検証してみると分かる!枢先生の伏線の張り方がすごい!

双子説の伏線まとめ(1巻~26巻まで)

※ただ読むだけだと意味不明だと思うので、是非原作を片手に検証してみてください。

便宜上、
坊ちゃん = 双子の弟で現シエル(生き残ってセバスチャンと契約した方)
シエル = 双子の兄で本物のシエル(儀式で死んだ方)とします。

性格、境遇の違いなど:

坊ちゃん(本作の準主人公)
・本名不明
・幼少の頃は病弱であまり外出したことがなかった(32話、62話、枢先生のブログ絵参照)
・人見知りが激しく大人しい性格だった(32話、101話)
・次男で、ファントムハイヴ家を継ぐ予定はなかった
・ガトーショコラが好き
・3年前に双子の兄を亡くし、それ以来兄の名前である「シエル」を名乗っている

シエル
・病弱ではない(特典漫画「その執事、看病」伏線)
・明るく社交的な性格(32話)
・少し怖い(病んでる)一面も?(特典漫画「その執事、看病」伏線)
・婚約者(リジー)がいる
・長男で、父ヴィンセントの後継者になる筈だった
・苺がのったショートケーキが好き
・3年前にセバスチャンを召喚する「渡り賃」としてカルト集団に生贄にされる
・一度死んだが何らかの形で復活している(葬儀屋作のビザールドール?)

前髪に注目

坊ちゃん=前髪が左に流れている
シエル=前髪が右に流れている

表情や言動に大きな違いが。

幼少の頃の坊ちゃんは基本的に大人しく自信がなさそうな表情。
逆にシエルは明るく、自信に満ちた表情が多い。

原作1巻(あくまで執事編)

出典: www.amazon.co.jp

双子説の伏線は原作第2話から

元々「黒執事」は全4話の短期連載の予定だったそうですが、ちゃんと1巻にも伏線ありました!

2話
※「エリザベス!」「リジーって呼んでっていつも言ってるじゃない!」
→呼び方の違い。エリザベスと仲の良かった兄シエルは「リジー」と愛称で呼んでいたが、坊ちゃんは兄の婚約者である彼女を「エリザベス」と本名で呼んでいた(58話参照)

※「指輪がなくともファントムハイヴ家当主は”シエル・ファントムハイヴ”〈この僕〉だ」
→「シエル・ファントムハイヴ」という名前に引用符、そしてルビ。
これ以降も、作中何度も坊ちゃんは自分の名前が「シエル」であることを強調している。

「この指輪は何度も主の死を見届けてきた 祖父…父…そして…」
→続く言葉は「兄(シエル)」と思われる。

「これは幾度なく当主の断末魔を聞いてきた 目を閉じると聞こえるんだ …あの叫びが」
→儀式で殺されたシエルの断末魔のこと(19話の回想を見る限り、坊ちゃんは父ヴィンセントの断末魔を聞いていない)

坊ちゃんの「ファントムハイヴ家当主は”シエル・ファントムハイヴ”〈この僕〉だ」のシーンを思い出し怪しく笑うセバスチャン
→坊ちゃんが"シエル"ではないと知っている

4話
「捧げられた犠牲と享楽を引き換えに」
→あの日捧げられた犠牲=兄シエルの死

「"犠牲" "願い" そして"契約"によって私は主人に縛られる」
→「犠牲」がシエルの死、「願い」が坊ちゃんの復讐、「契約」が坊ちゃんの魂

2巻(赤執事編)

出典: www.amazon.co.jp

お墓の数の謎

62話と比べるとお墓が1つ減っている

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