あくまで、執事ですから…
「あくまで、執事ですから…」。この言葉を聞いてあなたは、何を思いますか。
『黒執事』は名門貴族ファントムハイヴ家の当主・シエルと、家事から戦闘まで完璧にこなすセバスチャンがイギリスの女王陛下から命令を受け、様々な未解決事件や奇妙な現象の真相を暴く物語が描かれています。
イギリス文化もイラストに取り入れられ、繊細で大胆な描写が魅力的です。
物語の根底には人の卑しい感情に焦点が充てられ、エピソードの終わりにはとても考えさせられる内容になっています。
その卑しい感情を知ったところでシエルとセバスチャンはどうするのか。女王の番犬と呼ばれるシエルは厳しい判断を下すことが多いと思います。しかし、それはイギリス社会の為であり、ひいてはシエルの為になっています。
12歳の少年にはとてつもない重責だと思います。
また、個性豊かな登場人物たちも魅力的です。
ファントムハイヴ家にはセバスチャンを除いて4人の使用人がいます。その4人ともみんな訳あり…。
広いお屋敷で5人は少ないし、色々と失敗も多いですが全てセバスチャンが補っています。
使用人のほかにも各エピソードでは訳ありな登場人物たちが登場します。
最後には戦闘になることが多いですが、セバスチャンは悪魔で感情がないため、最強です。
「YES マイロード」。悪魔と主人の契約を果たすため、命令をされればセバスチャンは何でもやります。
契約が果てるとき、シエルはどうなるのか。
このうえない執事漫画をあなたへ…。