ファイナルファンタジーX-2(FF10-2)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジーX-2」(FFX-2)はスクウェア・エニックスより2003年にPlayStation2用ソフトとして発売されたRPGで、「FFX」からの正当な続編。
世界観は「X」から引き継いているが、キャラクター演出などのノリはかなり軽い。ドレスアップなど新たなシステムを搭載している。
「FFX」から2年後、ユウナはティーダに似た青年が映ったスフィアを見て、再び旅に出る。
レン(CV:倖田來未)
1000年前のザナルカンドの歌姫で召喚士。
歌姫のドレスフィアの元のモデル。
召喚士として、1000年前の機械戦争時に劣勢だったザナルカンドの前線に出されることになっていた。
彼女のために敵国に潜入した恋人のシューインを止めようと追いかけていったが、敵兵に追いつめられてシューインとともに撃たれて亡くなってしまう。
その時、レンが伝えられなかったシューインへの想いは、ユウナの歌姫のドレスフィアに宿っている。
システム
バトルシステム
「FFX」で採用されていたCTB(カウント・タイム・バトル)に代わり、従来のFFシリーズのATB(アクティブ・タイム・バトル)を採用している。
今作のATBは魔法・アイテムなどのコマンドの入力後、更にゲージが表示され、待機時間を要する。
待機時間はアイテムや魔法の種類によって変化する。
オーバーソウル
オーバーソウルとは、同種族の魔物を討伐し続けると、突如その種族の魔物が強力になる現象のこと。
オーバーソウルするためのポイント蓄積値は魔物の種族によって違い、オーバーソウルした魔物を倒す事でリセットされる。
ただし、種族によってオーバーソウルするものとしないものがある。
オーバーソウルすると能力・行動パターンのほかに戦利品なども変化する。
味方が特定の技を使用することにより、強制的にオーバーソウル状態になることもある。
また、オーバーソウルの条件を満たしている種族が2体以上いる場合は1体しかオーバーソウルしない。
ドレスアップ
FFX-2独自のジョブシステム。
ドレスフィアとリザルトプレートを使って行う。
ジョブ=衣装に着替える、ということで、戦闘中に着替えるシーンが挿入される。
戦闘中に敵に合わせてジョブが変更できるのはシリーズ初。
ドレスフィア
「ドレスフィア」は「FFX」からゲーム中に登場する「スフィア」とは扱いの違うシステム寄りのアイテムであり、それぞれのドレスフィアに対応した能力が得られる。
ドレスフィアはそれ単体では使用できず、後述のリザルトプレートにセットして使用する。
ドレスフィアでキャラクターが着用できるドレスにはそれぞれ複数の追加アビリティが設定されており、各アビリティを習得するために一定数のAP(アビリティ・ポイント)をためる必要がある。
APは敵を倒したりコマンドを実行したりすると、着用中のドレスに対して与えられる。
ドレスフィアはストーリーの進行に従って自動的に入手したり、アイテムとして拾得したりできる。
また、各キャラに1着ずつ「スペシャルドレス」が用意されている。
リザルトプレート
「リザルトプレート」とは、ドレスフィアを装着する石板のことで、2〜6個の穴があり、この穴にドレスフィアをはめ込むことができる。
ドレスフィアを装着した状態でリザルトプレートを装備し、セットされたドレスフィアの内の1つを選択することで、ドレスアップが可能となる。
またリザルトプレート装備時固有の付加効果も得られる。
ドレスフィアをはめ込む穴と穴同士を繋ぐライン上に存在する「ゲート」は、通過することで、戦闘中に限り、各ゲートに対応する付加効果を得ることができる。
全ての穴を埋めることで、スペシャルドレスへのドレスアップが可能になる。
なお一部のリザルトプレートには、持っているだけで何らかの効果を得られるものもある。
リザルトプレートは多数存在し、各プレートごとに穴の数やラインの形状、ゲートの数、得られる付加効果が異なる。
また、リザルトプレートは複数のキャラクター同士で共有することが可能。
ファイナルファンタジーX-2 インターナショナル
「FFX-2」の北米版を基にしたバージョン。
ドレスフィア2種、リザルトプレート4種が追加された。
新たにクリーチャークリエイトと魔物コロシアムが追加され、それ限定のエンディングも2種追加されている。
追加搭載された「LAST MISSION」はダンジョン型RPGで、本編とは別のシステム。
HDリマスター版はこのインターナショナルバージョンを採用している。
LAST MISSION
インターナショナル版に追加されたFFXシリーズの最終作となる物語。
本編とはシステムが異なり、ダンジョン型RPGとなっている。
本編のクリアデータをロードして始めると、それらのクリアデータで迎えたエンディングが反映され、セリフが一部変わる。
エンディング後のユウナ、リュック、パインそれぞれの想いや過去、未来などを語り合う内容となっている。
『ファイナルファンタジーX-2』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
テーマソングは歌手の倖田來未が歌う「real Emotion/1000の言葉」が採用されたが、本編中のキャラクター・レン役も演じており、倖田來未自身がレンのモーションキャプチャーも演じていた。
当時、倖田來未はブレイク前だったため、FFチームのモーションキャプチャースタッフのほとんどが彼女のことを知らなかった。
今作は初のシリーズ続編となったが、制作されることになった理由は、莫大な製作費を少しでも抑えるためであった。
また、演出サイドから出た「キューティハニー」や「セーラームーン」などのような変身シーンをやりたいというアイデアがあったからでもある。
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目次 - Contents
- 『ファイナルファンタジーX-2』の概要
- 世界観
- 幻光虫とスフィア
- 永遠のナギ節
- 『ファイナルファンタジーX-2』のあらすじ・ストーリー
- ストーリーレベル0
- ストーリーレベル1
- ストーリーレベル2
- ストーリーレベル3
- ストーリーレベル4
- ストーリーレベル5
- エンディング分岐
- 『ファイナルファンタジーX-2』の登場人物・キャラクター
- ユウナ(CV:青木麻由子)
- リュック(CV:松本まりか)
- パイン(CV:豊口めぐみ)
- ヌージ(CV:神奈延年)
- バラライ(CV:蘇武健治)
- ギップル(CV:鈴村健一)
- ルブラン(CV:安原聡美)
- シューイン(CV:森田成一)
- レン(CV:倖田來未)
- システム
- バトルシステム
- オーバーソウル
- ドレスアップ
- ドレスフィア
- リザルトプレート
- ファイナルファンタジーX-2 インターナショナル
- LAST MISSION
- 『ファイナルファンタジーX-2』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話