コラソン／ドンキホーテ・ロシナンテ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

壮絶な過去を乗り越えた後、「ナギナギの実」の能力を手に入れたロシナンテは、海軍であるセンゴクに保護され海兵として生きていくことに。海軍本部中佐の地位まで昇進し、兄・ドフラミンゴの暴走を止める為、ドンキホーテ海賊団への潜入調査を開始する。14年前、突如姿を消したロシナンテであったが、”弟”としての信頼の元に疑うことなく、ドフラミンゴは自身の海賊団（＝ファミリー）へと向かえ入れるのであった。
2代目”コラソン”としてファミリーに仲間入りしたロシナンテは、過去のショックな事件から口が利けず、子供嫌いで注意力が足りないマヌケとして認識されていた。しかし、実際のところ「口が利けない」という事実はなく、ロシナンテ曰く「喋れなくなったと説明した事はない、あっち（ドフラミンゴ）が勝手に決めつけてるだけだ」とのこと。

また”子供嫌い”についての真意は、「ドンキホーテ海賊団に所属する子供達に暴力を振るいイジメることで海賊団を抜けさせる」という狙いから。なお、「注意力が足りないマヌケ」については「全部演技だ」としながらも、「ドジは昔からだ治らない おれはドジっ子なんだ」と語っている。
16年前、"北の海（ノースブルー）"港町・スパイダーマイルズにて、珀鉛病の弊害から同じく壮絶な過去を経験した当時10歳のトラファルガー・ローが突如現れドンキホーテ海賊団入りを志願する。ドンキホーテ海賊団の幹部であるディアマンテとトレーボルの”小手調べ”を経て海賊団入りを果たしたローであったが、その直後、帰宅したロシナンテはおもむろにローの頭を掴み、そのまま外へ放り投げ高所から落としてしまう。
これがロシナンテとの最初の出会いであったローの印象は最悪で、「なんだ……あのイカレたやつ…！！！殺してやる！！！」と復讐を誓うことに。あるとき隙を見せたロシナンテの背後からローが迫りそのままナイフで突き刺してしまう。
「コラソンはおれの大切な実の弟！！切り傷一つでも付けた奴にはおれが死を与える！！！」とドフラミンゴが忠告していることから、ドンキホーテ海賊団において”コラソン（ロシナンテ）”への攻撃は絶対的に禁じられた行為であるが、ロシナンテは「てき」と書いたメモをドフラミンゴに見せ、ローに刺されたことを隠すのであった。
自身の本名が「トラファルガー・"D"・ワーテル・ロー」であることを仲間のバッファローとベビー5に打ち明けている所をたまたま目撃したロシナンテは、ローを連れさり「隠し名”D”…それが本当なら出ていけ、ドフィ（ドフラミンゴ）から離れろ！！ローお前は…！！あいつと一緒にいちゃいけねェ人間だ！！！」と突如喋り出し忠告をする。”口が利ける”ことに驚いたローはその事実を問い詰め、ロシナンテから全てを知らされることとなる。それぞれがお互いの秘密を握られた二人は半ば運命共同体となり、珀鉛病を治療する為、ロシナンテは半ば強引にローを連れ出し病院探しの旅に出るのであった。

病院探しの旅～ロシナンテの最期

病院探しの旅に出たロシナンテとローであったが、訪れた各地の病院で医者から珀鉛病による差別的な扱いをことごとく受け、治療までの道のりは難航していた。「”白い町（フレバンス）”の生き残りだ」して医者から世界政府へ”駆除”要請が通達され、二人は追われる身となる。珀鉛病に対する実情を目の当たりにし怒り狂うロシナンテと半ば治療を諦め弱音を吐くロー。病院探しの旅に出て6ヶ月が経ったある日、ロシナンテはローを救ってやれない自分への無力さと愚かさを独り嘆いていた。その独り言をたまたま耳にし、ロシナンテの嘘偽りない”想い”を知ったローは、それから尊敬の念を込めて「コラさん」と呼ぶようになるのであった。
その後、ドフラミンゴからの一本の電話により、”オペオペの実”に関する情報を知ることになり、珀鉛病を治療することのできるオペオペの実を入手する為、ドンキホーテ海賊団を出し抜き、オペオペの実横取りを計画する。オペオペの実を所持していた海賊達の拠点である「ミニオン島」に単身で乗り込んだロシナンテは、ナギナギの実の能力で音を消し去りつつ敵アジトに侵入し、実の奪取に成功する。しかし、その代償として、逃走の際に受けた幾多の攻撃により身体は既に満身創痍の状態となってしまう。
動けなくなったロシナンテは”「ドレスローザ」を救える”という機密文書が入った筒を海兵に渡すようローに伝える。ロシナンテの頼みを受け、ローは機密文書の入った筒を海兵へと渡すが、受け取ったその相手は海兵に扮し海軍に紛れ込んでいたドンキホーテ海賊団・最高幹部にして"初代コラソン"のヴェルゴであった。
全てを理解したヴェルゴは文書を破り捨て、ロシナンテの真の正体をドフラミンゴへと報告。ローの身柄とロシナンテの命を狙いに二人を追うドフラミンゴ。ロシナンテは最後の力を振り絞りローを宝箱の中へ閉じ込め匿う。
やがてロシナンテの元に辿り着いたドフラミンゴは、ローが既にオペオペの実を食べたことを知り「”オペオペの実”を食っちまったんなら…おれの為に死ねる様教育する必要もあるな！！！」と告げる。それに対し、「もう放っといてやれ！！！あいつは自由だ！！！」と怒りを顕に言い放つロシナンテであったが、その叫びも虚しく、父・ホーミング聖と同じくドフラミンゴの手により射殺されてしまう。
ロシナンテが残した「おれは笑顔で死ぬからよ…！！いつかおれを思い出して貰うなら笑顔のほうがいいもんな」といった言葉通り、最期は笑顔で死に行き、ロシナンテの死に際、ローは「愛してるぜ！！」と笑顔で言う彼の姿を思い出すのであった。

コラソン／ドンキホーテ・ロシナンテの関連人物・キャラクター

ドンキホーテ・ドフラミンゴ

異名：”天夜叉”、”ジョーカー”
懸賞金：元3億4000万ベリー
悪魔の実：イトイトの実
所属船：ヌマンシア・フラミンゴ号
性別：男
誕生日：10月6日
年齢：39歳（初登場時）→ 41歳（新世界編）
身長：305cm
星座：てんびん座
血液型：X型
出身：聖地マリージョア
好きな食べ物：ロブスター
一人称：おれ
笑い方：フッフッフッ！！
CV：田中秀幸、半場友恵（幼少期）

ロシナンテの兄でドンキホーテ海賊団の船長、ドレスローザでは国王として君臨していた。天竜人の家系に生まれ、ロシナンテの実兄にあたる。身長305cm、金髪にサングラス、ピンクの羽根のコートを羽織っている。海軍公認の海賊、元王下七武海のひとりで海賊からは「天夜叉」とも言われている。また裏の顔も持ち合わせており、人身売買や武器の密造、また人造悪魔の実「SMILE（スマイル）」の製造・密売といった事業を興し、闇のブローカーとして暗躍する。その際には「ジョーカー」と呼ばれていた。ドンキホーテ海賊団の仲間内では「ドフィ」、「若（若様）」といった愛称で呼ばれている。ドフラミンゴは悪魔の実の能力者で、超人系悪魔の実「イトイトの実」の能力を持つ。その能力は覚醒しており、自分だけでなく周りの建物なども糸に変えることが出来る。覇王色、見聞色、武装色の覇気を使える。幼少期に天竜人から普通の人間になり周りから迫害を受けた過去を持ち、天竜人に戻ろうとするが世界政府に見放されてしまう。選ばれた存在である自分を否定されたことで、世界の破滅を望むようになる。

ロシナンテとは真逆の性格であり、幼少の頃から”悪のカリスマ”の片鱗とも窺えるような言動や行動を見せている。地上に移住して”人間”として生きる選択をした父・ホーミング聖を恨んでおり、人間から迫害を受けた際には「お前っ！！何てことしてくれたんだえ！！！」と暴言を吐き、最終的には自らの手でホーミング聖を殺害している。ロシナンテは最期、兄・ドフラミンゴに撃たれてしまうが彼らの兄弟仲は悪かったわけではない。ドフラミンゴが父・ホーミングを殺した後は彼から逃げ出すものの、それまではお互いに「ロシー」、「兄上」と呼び合う普通の兄弟であった。8歳の時に突如失踪し、14年後再びドフラミンゴの前に現れたロシナンテを、弟であるという理由から疑うことなくドンキホーテ海賊団に加入させる。喋らないロシナンテを見て、ドフラミンゴ自身は過去の凄惨な事件のショックから”口が利けなくなった”と思い込んでいた。
海軍中佐となったロシナンテがドンキホーテ海賊団に潜入した理由も、「弟として兄ドフィの暴走を止めるため」と言っている。一方ドフラミンゴもロシナンテがトラファルガー・ローを連れて海賊団を抜けている間も弟を信じていた。ロシナンテがいた頃は、ドンキホーテ海賊団の居所を海軍は嗅ぎ付け執拗に追ってきたが、ロシナンテが海賊団を抜けている半年間はその追跡も途絶える。そのことからファミリーが「ロシナンテが海軍に情報を流していたのではないか」と疑った時も、「おれも疑いたくはねえよ。実の弟だ。」と言っている。「オペオペの実」をロシナンテが奪いローを逃がした時も、お互いに銃を向けながらもドフラミンゴは「なぜおれが実の家族を二度も殺さなきゃならないんだ！」と、家族であるロシナンテを殺す事態になったことに腹を立てる場面もあった。

ドンキホーテ・ドフラミンゴ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ドンキホーテ・ドフラミンゴとは、『ONE PIECE』（ワンピース）の登場人物で、王下七武海（世界政府に公認された海賊）の一員。
様々に応用可能な鋭利な糸を操るイトイトの実の能力者。天竜人という特権階級の生まれだったが、「人間に貴賤などない」と信じる父がこの立場を返上したことで、奴隷同然に扱ってきた者たちから激烈な悪意と暴力を向けられる。それを上回る悪意と暴力を身に着けることで生き残り、海賊として名を上げ、自身の出自をも利用して様々な勢力と関わりつつ、かつて己を否定した世界を破壊せんとした。

トラファルガー・ロー

異名：”死の外科医”
懸賞金：2億ベリー（初登場時）→元4億4千万ベリー（七武海加入後）→5億ベリー（七武海脱退後）
悪魔の実：オペオペの実
所属船：ポーラータング号
性別：男
誕生日：10月6日
年齢：24歳（初登場時）→ 26歳（新世界編）
身長：191cm
星座：てんびん座
血液型：F型
出身：”北の海（ノースブルー）”フレバンス
好きな食べ物：おにぎり、焼き魚
一人称：おれ
笑い方：無言の笑み
CV：神谷浩史

モンキー・D・ルフィを含む億超えの海賊ルーキー「最悪の世代」と呼ばれる内の一人。ハートの海賊団の船長兼船医、元王下七武海でもある。本名は「トラファルガー・D・ワーテル・ロー」、Dは隠し名、ワーテルは忌み名。悪魔の実の能力者で「オペオペの実」を持ち、「死の外科医」の異名を持つ。全身にタトゥーが彫られており指には「DEATH」の文字。白いファーの帽子を被り大太刀の妖刀を持つ。かつて”北の海（ノース・ブルー）”に存在した「フレバンス王国」の出身で医者の両親と妹・ラミーの4人家族。フレバンスは国の地層から「珀鉛」という鉛の一種が採掘されており、それを加工した食器、塗料、甘味料、化粧品、武器はその質の高さから世界中で注目され、国の一大産業となっていた。しかしその鉛は人体を蝕む毒で、やがて国中が「珀鉛病」で亡くなっていく。そのフレバンスを周辺国及び政府は見捨て、治療を求めてフレバンスから出てくる住人を脱走者として殺害する。ついには「バスターコール」で国を滅ぼした。

ローは幼い時に「バスターコール」によって家族、友達だけでなく故郷の全ての人を失い、世界の全てを憎むようになりドンキホーテ海賊団の入団に志願する。この時ロー自身も病に侵され寿命は3年と自分で診断していた。ドフラミンゴはローの最悪の体験から生まれるその目つきが気に入ったとして、10年後の自身の右腕として鍛え上げると言い、正式にドンキホーテ海賊団の一員に迎え入れる。そして、同じドンキホーテ海賊団に所属するディアマンテの剣術、ラオGの体術、グラディウスの砲術を学び、ドフラミンゴ自身から戦略を教えられ、ファミリーの一員として成長していく。

しかしある時ローがDの隠し名を持つことを知ったロシナンテは、自身の能力やドフラミンゴを騙していたことも全て話し、ローの「珀鉛病」を治す旅に出る。しかしどの病院でもフレバンスの生き残りだと知られると凄まじい勢いの迫害を受け、その都度昔の事を思い出し苦しむローを見て、ロシナンテは同情で病院を連れまわしていることを後悔しロー以上に苦しむ。その姿を知ったローはロシナンテは慕うようになり、またロシナンテもローのために兄・ドフラミンゴから「オペオペの実」を奪いローを生かす。ロシナンテが入手した”オペオペの実”の力により能力者となり、その能力により珀鉛病の治療に成功。その際にドフラミンゴがロシナンテを殺したことから、ドフラミンゴを憎み討つために生きるようになる。

珀鉛病の影響で無差別に家族を殺され、国を滅ぼされたローの心の痛みを理解するロシナンテを”恩人”として敬っている。出会った当初はロシナンテのことを「コラソン」と呼び捨てにしていたが、ロシナンテのローに対する想いを陰で知って以来は「コラさん」と呼ぶようになった。自身の海賊団である”ハートの海賊団”は、ロシナンテのシンボルである”ハート”が由来。

トラファルガー・ロー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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トラファルガー・ローとは、『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物である。ハートの海賊団の船長であり、主人公モンキー・D・ルフィと同時期に台頭してきたルーキー海賊・超新星（最悪の世代）の一人だ。本名をトラファルガー・D・ワーテル・ローといいい、「Dの一族」であることがわかっている。
新世界編では、王下七武海となってルフィ達の前に現れ、麦わらの一味と同盟を組み、強敵たちと激戦を繰り広げていく。ワノ国編ではキッドと共にビッグ・マムを倒して懸賞金が30億ベリーへと跳ね上がった。

ヴェルゴ

異名：”鬼竹のヴェルゴ”
所属船：ヌマンシア・フラミンゴ号
性別：男
誕生日：7月5日
年齢：41歳
身長：247cm
星座：かに座
血液型：X型
出身：”北の海（ノースブルー）”
好きな食べ物：・ハンバーガーセット（ハンバーガー・ポテト・いちごシェイク）
一人称：おれ
CV：諏訪部順一

ドンキホーテ海賊団最高幹部にして”初代・コラソン”。ロー加入時には”極秘任務”の為、ドンキホーテ海賊団から一時離れていた。その”極秘任務”とは、海軍に潜入することであり、最終的には海軍本部中将（G-5支部基地長）の地位まで上り詰めている。「ドレスローザを救うため」の機密情報が書かれた文書を海軍に渡すようロシナンテから託されたローであったが、偶然遭遇した海軍に扮したヴェルゴに渡してしまい、ヴェルゴの手によりその希望が絶たれてしまう。「ヴェルゴ」と呼び捨てにするローに対しては執拗に「ヴェルゴ”さん”だ」と訂正させた上で攻撃を与えている。”鬼竹のヴェルゴ”の異名通り、戦闘では強力な武装色を纏わせた竹竿を武器にしている。パンクハザード編では、その圧倒的な武装色を力に、ローや海軍本部中将・スモーカーといった人物と激闘を繰り広げた。最終的には、ローがドフラミンゴに対し放った「だがおれ達はお前の笑みが長く続くほど予想通りには動かない」といった発言に激昂し、全身に武装色を纏いローに立ち向かうが、ローの一太刀によって真っ二つにされ敗北。クールな言動や見た目とは裏腹に、度々、頬に”食べかす”を付けているのが特徴的な人物であるが、その範疇はもはや”食べかす”の域を超えており、ほぼ丸ごとのハンバーグ、目玉焼き、ウィンナー、果てはスプーンそのものが頬に付いているという珍行動を見せている。

センゴク

異名：”仏のセンゴク”
悪魔の実：ヒトヒトの実 モデル”大仏”
性別：男
誕生日：5月9日
年齢：77歳（初登場時）→ 79歳（新世界編）
身長：278cm
星座：おうし座
血液型：F型
出身：”南の海（サウスブルー）”
好きな食べ物：・ハンバーガーセット（ハンバーガー・ポテト・いちごシェイク）
一人称：私
CV：石森達幸、大川透

元海軍本部元帥として海軍のトップに君臨していた人物。ロシナンテが兄・ドフラミンゴから逃げている時に出会ったのが、当時海軍中将であったセンゴクだ。センゴクはロシナンテを引き取り実の息子のように育てる。ロシナンテが海兵となってからは、上司・部下としての関係性を築いている。その後ロシナンテがドンキホーテ海賊団に潜入している時も、直属の上司であるセンゴクとだけ連絡を取り合っていた。ロシナンテに対し「この件はお前に預けてある。好きに動け」といった発言をセンゴクがしていることから、お互い強い信頼関係で結ばれていたことが窺える。電話での連絡時に、「おかき」「あられ」と言う合言葉を使っていた。また、センゴクの元には海軍支部「G5」への異動を希望するヴェルゴも訪れており、センゴクは開口一番でヴェルゴの左頬についた目玉焼きについて疑問を抱き質問するといったやり取りを繰り広げている。
ロシナンテが「オペオペの実」の事を兄・ドフラミンゴから聞いた時もそのことをセンゴクに報告し、ドフラミンゴとロシナンテが落ち合う日にちと場所を伝え海軍がドンキホーテ海賊団を捕らえられるよう情報を渡している。しかしこの時ばかりはトラファルガー・ローの命を助けるためにセンゴクに背く行動をしている。海軍でもトップシークレットになっていた「オペオペの実」の取引日時と場所をセンゴクから聞き出し、ドフラミンゴとの合流場所にも近づくなとの指令を無視し、「オペオペの実」を奪いに行く。

ドレスローザ編の終盤で海軍元帥を退き大目付となったセンゴクと、麦わらの一味と「海賊同盟」を結びドフラミンゴを討ったトラファルガー・ローがふたりで話す場面でロシナンテの話がされている。”スワロー島”でのオペオペの実を巡る取り引きにて、ドンキホーテ海賊団を一網打尽にすべく計画を練っていたが、ドフラミンゴの手によりロシナンテは殺害され、ドンキホーテ海賊団も取り逃し、センゴクら海軍の計画は失敗に終わる。当時ドフラミンゴが逃げた後、海兵からの報告に「ドンキホーテ海賊団の幹部コラソンの死体がある。」と報告を受けて初めて、その場にロシナンテがいて知らぬ間に死んだことを知る。トラファルガー・ローとの会話の中でその時のロシナンテの行動の真意、そして彼が任務を離れた理由の「珀鉛病の少年」が目の前のトラファルガー・ローであることを確認する。ロシナンテとの思い出を共有できる唯一の男が海賊のローであることを、複雑な思いで受け止めながらも海軍現役を退いた身であるセンゴクはローを捕らえることはせず、「互いにあいつを忘れずにいよう…それでいい…お前は自由に生きればいい…あいつならきっとそう言うだろう…」とロシナンテの思い出はふたりの心に留めて、その場を後にする。

コラソン／ドンキホーテ・ロシナンテの名言・名セリフ／名シーン・名場面

ロシナンテとローの絆