伝説のクソ映画・実写版『デビルマン』まとめ

ここでは「クソ映画」の金字塔とも言うべき傑作(?)実写版『デビルマン』についてまとめた。永井豪の漫画『デビルマン』は日本の漫画史に残る傑作として名高いが、その実写映画はB級映画の顔ともいうべき作品に仕上がっている。そのクオリティは、実写版『デビルマン』を観れば大抵のB級作品は普通に観られる、とまで言われるほどだ。

「おまえどうしておれのいばしょがわかったんだ」→「でーもんだからなぁー」

「りょう!いきてたのか! 」→「さたんだからなぁー」

KONISHIKI「デーモン万歳!」

「コレなんだよぉ」 →「おやじだよぉ」

???

チクショウ。テキガホシイ。タタカイタイ。

出典: cuburafit.info

「あー!あー!」→「あー!あー!」→「あー!あー!」→…以下省略

※一応真剣な戦闘シーンです

特に意味の無い小林幸子(セリフも一言だけ)

逆に評価すべき点は?

メインキャストではススム役の染谷将太氏とミーコ役の渋谷飛鳥氏の演技はマトモ(あとコメントも良い意味で素敵。あと、この2人は俳優業でもそれなりに成功しているようである)。あとエキストラの皆さんや下のスタッフ達も限られた状況の中で頑張っている。彼らを責めるのは酷というモノである。

出典: dic.nicovideo.jp

邦画の世界に最底辺を呈示した点

出典: dic.nicovideo.jp

「ガッチャマン」も「ルパン三世」も「デビルマンよりはマシ」とよく言われていますね

原作が傑作でも映画にしてみたらゴミ以下になり得る可能性を証明して見せた点

出典: dic.nicovideo.jp

「愛と誠」や「ビブリア古書堂」がそんな感じでしたね

『キャシャーン』等に代表される当時出ていた漫画・アニメ原作の駄作特撮映画が救われた点。

出典: dic.nicovideo.jp

個人的には「キャシャーン」はエヴァ旧劇場版のような陰鬱な感じで好きでした

娯楽映画を作る上で、やらない方がいい点・やってはいけない点がほぼ全て網羅されている。

出典: dic.nicovideo.jp

「棒読み俳優を使う」「過剰なオリジナル設定」「よくわからない豪華ゲスト」などなど…

出典: pds.exblog.jp

渋谷飛鳥(ミーコ)

今では美人女優として活躍していますね。昔から可愛いです。

で、結局この映画って見た方が良いの?

『死霊の盆踊り』と『シベリア超特急』を2連続で見た方がマシ。もちろん寝るな。
シュールな死霊ヌードと水野晴郎氏の迷演を見て頭を抱える方が精神衛生上マシ。
デビルマンのファンはなおさら見てはいけない。発狂しても知らないぞ。
クソ映画好きもやめとけ。

出典: dic.nicovideo.jp

個人的には、サークルの友達かなんかと集まって、酒でも飲みながら「これはねーわwww」とか「ほろびよ、でーもん!」とか言いながら観る分には良いと思います。

一人で見るのは完全に時間の無駄です。デーモンになってしまうので絶対にやめましょう。

出典: www.amazon.co.jp

というか、この映画を探して観る暇があったらデビルマンの本を探せ。
某所では連載時の形をほぼそのままコミックスにした「KCコミックス版」を探せ、と言われている。
現在主に流通しているバージョンは永井氏による校正が入った改訂版だが、連載時を知る人にとっては不評らしい。

出典: dic.nicovideo.jp

www.amazon.co.jp

misaki5701
misaki5701
@misaki5701

Related Articles関連記事

デビルマン(劇場版DEVILMAN)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

デビルマン(劇場版DEVILMAN)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2004年公開の永井豪原作の『デビルマン』実写映画。PG-12指定作品。制作費10億円、CGと実写の融合だけではなく手描きのカットを差し込む実験的映画で、双子がデビルマン(アモン)とサタンを演じるとあって話題作となった。 「デビルマン」になった不動明が人間と敵対するデーモンを討伐するために立ち上がり、最後は世界の終末のような場所で持てる限りの力を使いサタンである了と最終決戦に臨む。

Read Article

デビルマン(漫画版DEVILMAN)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

デビルマン(漫画版DEVILMAN)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『デビルマン』(漫画版DEVILMAN)とは、永井豪が『週刊少年マガジン』に連載した漫画である。デーモンとの戦いを通して人間の弱さや邪悪さが露呈し、その過程で本当に守るべきものは何か、本物の悪魔とは何かを問う作品となっている。おとなしい高校生の不動明は友人飛鳥了の提案により、200万年の眠りから目覚めたデーモン軍団から人間を守るためにデビルマンとなり戦うことを決断する。デビルマンとなった明はデーモンから人間を守りたいと戦うが、追い詰められた人間が見せる剥き出しの残虐さに絶望していく。

Read Article

デビルマン(DEVILMAN)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

デビルマン(DEVILMAN)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『デビルマン』とは、70年代にアニメの企画と並行して誕生した漫画作品で、原作者である永井豪の会心作の一つである。 悪魔を主人公にした斬新な設定と、ハードなアクション、そして後半のヨハネ黙示録を元にした終末観溢れるストーリーが話題を呼び、いくつもの派生作品が生まれた。 人、悪魔、そして神とは一体何か、本作の登場人物の言葉にその秘密が隠されている。

Read Article

クローズZERO II(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

クローズZERO II(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『クローズZERO II』とは、漫画家の高橋ヒロシの作品『クローズ』を原作とした映画。前作『クローズZERO』で鈴蘭高校の覇権争いを制した滝谷源治たちと、ライバル校・鳳仙学園との間で抗争が発生。鈴蘭をまとめるために苦心する源治、彼に敗れて以降沈黙を貫く芹沢、2年前の仇を討つため虎視眈々と鈴蘭を狙う鳳仙の頭・鳴海の3人を軸にストーリーが展開される。葛藤を抱えながら喧嘩に臨む高校生達を描く。小栗旬や山田孝之、桐谷健太など人気俳優が多数出演したことでも話題となった。監督は三池嵩史。

Read Article

DEVILMAN crybaby(デビルマン クライベイビー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

DEVILMAN crybaby(デビルマン クライベイビー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『DEVILMAN crybaby』は、永井豪原作漫画「デビルマン」のアニメ化作品。監督は世界的にも有名な湯浅政明。 Netflix限定配信で、2018年1月5日より一挙配信。泣き虫な少年、不動明が悪魔の力を持つ人間、「デビルマン」となり、愛情、欲望の間で葛藤しながら世界のために戦う物語。ネット配信であることを生かした暴力的、性的な描写は、原作に忠実なダークな印象を鮮烈にした。

Read Article

罪の声(小説・漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

罪の声(小説・漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『罪の声(映画)』とは塩田武士の同名小説を2020年に土井裕泰監督、小栗旬主演で映画化されたサスペンス映画である。1984年に実際に起こった「グリコ森永事件」を題材にした、フィクションでありながらも限りなく事実に近い作品としてサスペンスフルに仕上がっている。実際の事件でも犯人が使用した「子供の声」を中心に、自分の声が使われていたことを知ってしまった人物と過去の大事件の犯人を追うジャーナリストの2人の視点から犯人を追い詰めていく物語である。

Read Article

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』とは2001年に公開された日本の怪獣映画である。ゴジラシリーズ第25作品目。監督は金子修介、主演を新山千春が務めた。ゴジラ復活と共に、日本を守るため護国聖獣であるモスラやキングギドラ、バラゴンが蘇るのだった。そして命を懸けた死闘が始まる。見所は、ゴジラと戦う3体の怪獣と、番組スタッフとして仕事をまっとうしようとする由里、防衛軍としての役割をまっとうしようとする泰三の父と娘の姿である。

Read Article

映画『クローズZERO II』に登場する美藤真喜雄(びとうまきお)のプロフィール・画像まとめ

映画『クローズZERO II』に登場する美藤真喜雄(びとうまきお)のプロフィール・画像まとめ

ここではヤンキー映画『クローズ』のシリーズ作品『クローズZERO II』の回想シーンに登場する美藤真喜雄(びとうまきお)のプロフィール・人物像や画像をまとめた。俳優は山口祥行。鳳仙学園のボスとして鈴蘭に立ち向かい、ナイフで刺されて死亡したというキャラクターだ。

Read Article

目次 - Contents