マニアックなサー・クロコダイルの裏設定・都市伝説・トリビアまとめ【ONE PIECE】

サー・クロコダイル（ONE PIECE）の概要

サー・クロコダイルは尾田栄一郎の海賊漫画『ONE PIECE』に登場する元王下七武海の1人。王下七武海に在籍していた頃は秘密犯罪会社「バロックワークス」の社長「Mr.0」として暗躍し、アラバスタ王国をものにしようと企んでいた。しかし主人公のモンキー・D・ルフィに敗れて海底大監獄インペルダウンに収監される。ルフィが兄ポートガス・D・エースを助けるためにインペルダウンにやってきた際は彼を説得して脱獄。エースが捕まったことをきっかけに起きたマリンフォード頂上戦争を生き残り、新世界へと向かった。
新世界編では同じく王下七武海だったジュラキュール・ミホークを勧誘して新会社「クロスギルド」を設立。クロスギルドの幹部を担う。

クロコダイルはルフィを2度も破った悪役として存在感を示し、マリンフォード頂上戦争前後でその人間性が描写されたことで多くの人気を獲得した。人気に反し、その過去については謎めいた部分が多い。また裏設定を窺わせる意味深な描写も数多く存在している。

サー・クロコダイル（ONE PIECE）の裏設定・都市伝説・トリビア

サー・クロコダイルは元女説

クロコダイルには元女性説が存在している。その根拠とされる描写は複数ある。
さらに踏み込んで、女性時の名前は「アイル」とする説も存在する。

胸を隠すクロコダイル

『ONE PIECE』では、エースのように、上半身が丸出しのキャラも目立つ。しかしクロコダイルはさらしを巻いたりして胸を隠している。

クロコダイルとイワンコフの会話

インペルダウン編で、サー・クロコダイルと革命軍幹部エンポリオ・イワンコフが会話するシーンがある。イワンコフによると、クロコダイルには”弱み”があり、それをイワンコフが知っているのだという。その”弱み”はクロコダイルのルーキー時代のもの。渋々でもイワンコフに従うところを見るに、その”弱み”はクロコダイルにとって決して人に知られたくない内容であることがうかがえる。

この会話から、「クロコダイルはイワンコフに女から男にしてもらったのではないか」と言われている。イワンコフは自分や他者のホルモンを自由に操ることができる悪魔の実「ホルホルの実」の能力者である。それによって他者のホルモンバランスを操作することで、性別を自在に変化させることも可能。実際に作中ではイワンコフ本人や副官のイナズマの性別が変わる場面がある。クロコダイルがルーキーだった時というのも説得力があり、駆け出しの女海賊だったクロコダイルが、夢である海賊王になるためにイワンコフに性別を変えてもらったという考察は有名である。

クロコダイルのモデルである『ロマンシング サ・ガ2』の七英雄・ワグナス

『ONE PIECE』（ワンピース）の王下七武海は、RPGゲーム『ロマンシング サ・ガ2』に登場する七英雄がそれぞれモデルだと言われている。クロコダイルのモデルは七英雄のリーダー的存在であるワグナスだ。

ワグナスは性別は男性である。しかしワグナスは自らの魂を別の肉体に移し変えることができる「同化の法」を用いて、女性タイプが多い妖精や鳥系のモンスターとたくさん取り込んだ。そのため性別は男性だが、容姿は美しい女性の姿をしている。そのためワグナスは女性という印象が強い。

この性別が定まらないキャラクターであり、なおかつ女性というイメージが強いワグナスがモデルであることもクロコダイルが元女性であるのではという考察に繋がっている。

通称における「サー」の使用

クロコダイルは、世間からサー・クロコダイルと呼ばれている。サーは英語で、「sir」。これはヨーロッパ系での男性への敬称として用いられる言葉である。クロコダイルは身長253cmの大柄な男であり、どこからどう見ても男性だ。それなのに”男”であることをわざわざ強調するかのように「サー」とわざわざついていることに違和感を覚える読者も多い。元女性だったクロコダイルが、自らが男であると言い聞かせているようにも感じられる。

『ONE PIECE』0巻で描かれた若かりし日の姿

2009年12月12日に公開された『ONE PIECE』の劇場版アニメ第10作品目『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』（ワンピース フィルム ストロングワールド）。この作品が公開された時、来場者特典として『ONE PIECE』0巻という冊子が配布された。設定資料などが載るこの0巻には、『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』のボス的存在である金獅子のシキと海賊王ゴール・D・ロジャーの因縁が描かれていた。その中にはロジャーの処刑シーンも。偉大なる航路（グランドライン）の最果ての島・ラフテルに到達したロジャーの処刑場には、後に世界に名を轟かせる海賊達が集まっていた。ドンキホーテ・ドフラミンゴ、バギー、ジュラキュール・ミホーク、ゲッコー・モリア、そしてクロコダイル。しかしこの中でクロコダイルは後ろ姿で描かれており、その時どんな顔をしていたか不明である。このあえてクロコダイルだけが後ろ姿で素顔を隠していることが、クロコダイル女性説に繋がっている。

クロコダイルの幼少期の容姿が中性的

『ONE PIECE』の単行本63巻の読者質問コーナー「SBS」で王下七武海達の幼少期が描かれた。クロコダイルはとても目つきが悪い。しかし性別は男の子とも女の子とも取れる。幼少期が中性的に描かれており、このことから元女性説を裏付けているのではないかという読者もいる。

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