サー・クロコダイル／Mr.0（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

サー・クロコダイル（Mr.0）の概要

サー・クロコダイルは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。偉大なる航路（グランドライン）の三大勢力の一角だった王下七武海のメンバーだった。王下七武海は世界政府公認の7人の海賊の総称であり、政府に収穫の何割かを納めることで、海賊および未開の地に対する海賊行為が特別に許されている。クロコダイルは懸賞金8,000万ベリーの時に王下七武海へ加入した。

”仲間”や”信頼”といった言葉からは程遠い人物であり、自身の目的のためであれば味方も犠牲にすることを厭わない。残虐非道で冷酷な性格をしている。王下七武海に加入する前は8,000万ベリーの懸賞金が賭けられるほどの実力者だった。王下七武海制度撤廃後は、悪魔の実「スナスナの実」という強力な自然系の悪魔の実の能力者であることや、知力や統率力などが評価され、懸賞金が19億6500万ベリーという四皇にも近い金額になった。

大人しく王下七武海の責務を全うする裏では、秘密犯罪会社「B・W（バロックワークス）」を設立し、偉大なる航路にある砂漠の国・アラバスタ王国の乗っ取りを目論んでいた。当時まだ麦わらの一味に加入していなかった考古学者ニコ・ロビンと手を組み、アラバスタにあるという古代兵器「プルトン」を手に入れるために暗躍する。しかし主人公モンキー・D・ルフィに敗れて、王下七武海の座を追われた。その後、大監獄インペルダウンに収容される。

しばらくして、ルフィの義兄であり、四皇”白ひげ”エドワード・ニューゲート率いる白ひげ海賊団の2番隊隊長であるポートガス・D・エースが海軍に捕まり、インペルダウンに収容された。ルフィはエースを助けるためにインペルダウンに侵入。その際にクロコダイルと再会し、脱獄まで一時的に協力関係を結んだ。インペルダウン脱獄後、そのまま当時海軍本部があったマリンフォードへと同行。エースを巡って繰り広げられたマリンフォード頂上戦争に参戦後、元バロックワークスの社員・Mr.1／ダズ・ホーネスと共に新世界へと繰り出す。

長らく活躍を見せなかったが、世界会議で王下七武海の制度が撤廃されててんやわんやしている道化のバギーの前に、元王下七武海のメンバーであるジュラキュール・ミホークと共に現れる。ワノ国編が終わった後。バギーは「クロス・ギルド」という組織を起ち上げ、クロコダイルとミホークはその傘下に入っていることが報じられた。この時のクロコダイルの懸賞金は、19億6500万ベリーへと跳ね上がっている。世間では「クロス・ギルド」はバギーが起ち上げたとされている。本当はクロコダイルが起ち上げようとした会社であったが、世間がそれを知る由はない。

サー・クロコダイル（Mr.0）のプロフィール・人物像

異名：”砂漠の王”
コードネーム：Mr.0
懸賞金：元8100万ベリー → 19億6500万ベリー（ワノ国編終了後）
悪魔の実：スナスナの実
所属船：バロックギュスターブ号
性別：男
誕生日：9月5日
年齢：44歳（初登場時）→ 46歳（新世界編）
身長：253cm
星座：おとめ座
血液型：S型
出身：”偉大なる航路（グランドライン）”
所属船：バロックギュスターブ号
好きな食べ物：ワニの肉、トマト
一人称：おれ
笑い方：クハハ
CV：大友龍三郎

表向きは”アラバスタの守り神”と賞賛されているが、裏の姿はバロックワークス社長”Mr0”。古代兵器「プルトン」を狙い軍事支配を画策する謀略家。敵味方問わず他人を一切信用せず、長年連れ添ったパートナーでさえ不要な存在となれば容赦なく消す。自身が経営するカジノ”レインディナーズ”内の巨大水槽で飼育いている“バナナワニ”に、失態を犯した部下を”エサ”と称し与えるなど、残虐非道且つ冷酷な性格である。顔面には鼻の上を通って顔を横一線に走る傷跡があり、オールバックの髪型と葉巻をくわえた姿が特徴的。左手には大きな鉤爪を携えており、戦闘においてもスナスナの実の能力に掛け合わせ、鉤爪を上手く使った攻撃を仕掛ける。過去にはカマバッカ王国の女王”エンポリオ・イワンコフ”との因縁があり、何らかの”弱み”を握られている。「サー・クロコダイル」の「サー」は愛称であり、『VIVRECARD ～ONE PIECE図鑑～ BOOSTER PACK 終結！秘密結社バロックワークス』内での説明では「何処（いずこ）で得た”サー”の愛称を湛えB・Wを興した砂を統べる男！！」と含みを持たせる記述がされている。

サー・クロコダイル（Mr.0）の能力・必殺技

サー・クロコダイル（コードネーム：Mr.0）は悪魔の実「スナスナの実」の能力者。砂を自由自在に操る他、触れたものに”乾き”を与えることもできる。戦場が砂地でなくても、”乾き”を与えることで建物などを砂塵と化すことが可能。砂で刃を形成する技を持つ。刃の形状や大きさは砂さえあれば自由に調整ができるので、近接～中距離をカバーできる。砂で竜巻を起こし相手の行動を制限したり、牽制したりすることも可能。周囲のもの全てに”乾き”を与えて、辺り一面を砂に変える広範囲攻撃もある。知略に長けているので、冷静に状況を判断して技を使用して戦う。

サー・クロコダイル／Mr.0（ONE PIECE）の能力・必殺技まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

サー・クロコダイルとは、尾田栄一郎による海賊漫画『ONE PIECE』（ワンピース）の登場人物。知力や統率力に優れており、若くして王下七武海への加盟を果たした。秘密犯罪会社「バロック・ワークス（B・W）」を設立し社長に就任して、Mr.0というコードネームで暗躍。アラバスタ王国乗っ取り計画を進めていたが、主人公モンキー・D・ルフィに妨害されて計画は失敗。海軍に逮捕された。脱獄後はバギーが座長を務める「クロス・ギルド」に所属している。自然系悪魔の実「スナスナの実」の能力を十全に使いこなす。

サー・クロコダイル（Mr.0）の武器

鉤爪

通常

クロコダイルはスナスナの実の能力に加えて、左手の鉤爪を武器として使用する。その汎用性は高く、スナスナの実の能力を掛け合わせた攻撃パターンも多い。左腕を砂に変化させた状態で鉤爪を飛ばし、飛ばした先にいる対象を鉤爪に引っ掛けて捕らえ自分の元へ引き戻すといったことも可能である。

毒針

鉤爪のフック部分は取り外すことができ、その中にはサソリの猛毒を含んだ毒針が仕込んである。岩をも溶かすほど強力な猛毒は最終戦においてルフィを苦しめた。

秘密犯罪会社”バロックワークス（B・W）”

「”理想国家”の建国」を目的に、クロコダイルが立ち上げた”秘密犯罪会社”。この組織こそがクロコダイルの最大の武器でもある。バロックワークスで手柄を立てた者には、後にクロコダイルが造りあげる”理想国家”で要人の地位が約束される。主な仕事は諜報・暗殺・盗み・賞金稼ぎ。任務においては全て社長・クロコダイルの指令で動くが、社員は誰一人として”社長”の顔も名前も知らない関係である。社員はお互い与えられたコードネームで呼び合い、コードネームの数値が"0"に近い程、後に与えられる地位も高く、強さを示すバロメーターともなっている。基本的に与えられるコードネームは男女別であり、男は”Mr.〇（○は数字）”、女は"ミス・○（○は曜日や記念日を表す英単語）"である。男女は実力の近い者同士でペアを組み、任務の際は二人一組で行動をする。例外としてペアを組まず一人で男女を兼任する”Mr.2・ボン・クレー”が存在する。また、Mr.13とミス・フライデーは任務失敗者への仕置人という特別な立場である。構成員は、Mr.5以上を”オフィサーエージェント”、それ以下を”フロンティアエージェント”と呼ぶ。オフィサーエージェントは重要な任務の時にしか動かず、そのほとんどが悪魔の実の能力者である。フロンティアエージェントは社員を率いて”偉大なる航路（グランドライン）”の入り口で会社の資金集めをするのが役目となっている。オフィサーエージェントには”ビリオンズ”と呼ばれる200人の部下、フロンティアエージェントには”ミリオンズ”と呼ばれる1800人の部下が付いている。かつて、賞金稼ぎをしていた時代のロロノア・ゾロをスカウトしてるがゾロはスカウトを蹴っている。

サー・クロコダイル（Mr.0）の来歴・活躍

過去

ダグラス・バレットとの戦い（26年前）

2019年に公開された『ONE PIECE』劇場版アニメ第14作品『ONE PIECE STAMPEDE』（ワンピース スタンピード）に登場。入場者特典『ONE PIECE』10089巻にて、当時20歳だったルーキー海賊・クロコダイルが、映画オリジナルキャラクターのダグラス・バレットと戦ったことがあることが明かされた。バレットは元ロジャー海賊団の船員で、「鬼の跡目」という異名を持つ実力者。そのあまりの実力に海軍はバレット1人に対して「バスターコール」を放ったという。それほどまでの実力者にまだ海賊としては駆け出しだったはずのクロコダイルが戦って生きているというのは、クロコダイルが若い頃から相当の実力を持っていたことがうかがえる。

王下七武海に加盟（26年 ～ 22年前）

正確な時期は定かではないが、20代前半で王下七武海に加入。当時の懸賞金は8100万ベリーだった。その後白ひげ（エドワード・ニューゲート）に挑むも惨敗している。