【エレファントマン】忍び寄る恐怖…精神的に怖い映画27選!【時計仕掛けのオレンジ】

フィクションだからこそ、「現実ではありえない」あるいは「現実であってはほしくない」出来事を描けるのも映画の特徴。時に感動したり、時に戦慄したり、日常ではなかなか味わえない強烈な感情に浸るのは楽しいものです。
そこで人間の醜さ、心の闇を描いた、救われない映画27作をまとめて紹介します。胸糞悪かったり後味が悪かったりする問題作が多いので、視聴する場合は自己責任でお願いします!

◆ファニーゲーム◆

出典: www.amazon.co.jp

不快です…ホラー映画ファンには二重に不快な映画かも…

監督:ミヒャエル・ハネケ

ある夏の午後、バカンスを過ごすため湖の畔の別荘へ向かうショーバー一家。
別荘に到着し、台所で夕食の支度をする妻・アナの下に、ペーターと名乗る見知らぬ青年が現れ……。

リアリティを追求しているのかと思えば、それをやっちゃあ……というトンデモな力技が出てきたりと、先の展開が読めません。
物語も充分不快なのですが、それに加えて、所々に出てくるメタフィクション的な演出に神経を逆撫でされた方もいるのでは……(というか、少なくとも私はされました)。

1997年カンヌ出品時、あまりに衝撃的な展開に途中で席を立つ人が続出

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フレンチホラーの問題作「マーターズ」の監督パスカル・ロジェは「ファニーゲーム」を名指しで批判

フランスの若き鬼才監督、カンヌ常連の巨匠に激怒「ホラー好きを心底軽蔑している」

(「クランクイン!」より http://p.tl/emWL

“一番嫌いな作品は?と聞くと、考える間もなく「ミヒャエル・ハネケ監督の映画『ファニーゲーム』です」と即答する”

“彼は観客を上から目線で見て、全然知的じゃないくせに頭がいいような顔をする”

“ハネケ監督はホラー映画を娯楽とする人種に対するアンチテーゼとして「ファニーゲーム」を撮ったが「あれはホラーファン全員を侮辱している作品”

“あいつは知りもしないで上からモノを言うだけ。心底嫌なヤツだと思いますね」と徹底的に批判”

「ファニーゲーム」予告

2008年、ミヒャエル・ハネケ監督自身が「ファニーゲーム U.S.A」としてアメリカでリメイクをしました(オリジナルはオーストリア)。

◆ピアニスト◆ (オススメ!)

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アンチ恋愛映画

監督:ミヒャエル・ハネケ

エリカは、国立音楽院の厳格なピアノ教授。
学生ワルターは彼女に恋して授業を受けるが……。
http://goo.gl/XLfzp2

パッケージは大人の恋愛映画風になっていますが、騙されてはいけません。監督は前出「ファニーゲーム」のハネケ監督です。
「ファニーゲーム」がアンチホラー映画だったように、この映画は「アンチ恋愛映画」として作られたのではないかと思います。
恋愛要素だけでなく、母や教え子との関係もドロドロ。さわやかな部分はひとつもありません。
主演のイザベル・ユペールの演技が見事です。

美しいピアノ演奏が流れる中、屈折した女の変質的な愛を痛切に描ききる

出典: cinema.pia.co.jp

The Piano Teacher Official Film Trailer - YouTube

The Piano Teacher……「ピアニスト」の英題です。

◆アレックス◆

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理不尽すぎて泣けてくる……

監督:ギャスパー・ノエ

マルキュスとピエールが、ゲイバーで1人の男を捜している。
2人は偶然、救急車で運ばれる女性を目撃。
無惨な姿のその女性は、マルキュスの婚約者アレックスだった。
http://goo.gl/Tmd7HV

時間が逆行する構成になっています(「メメント」のような感じ)。
時系列順でも充分衝撃的だったと思いますが、導入のインパクトを考えるとやはりこの順番が正解なのかもしれません。
激しいカメラワークやエグいシーンがあるので、体調万全、かつ胸糞悪くなりたい時以外は観ない方がよろしいかと思います。

この映画は暴力とポエジー、地獄とエクスタシーなのよ。
人生がそうであるように

出典: www.cinematopics.com

主演女優、モニカ・ベルッチさんの言葉。

映画 アレックス 予告編 (''Irreversible'' Japanese Trailer) - YouTube

原題「IRREVERSIBLE」は「取り返しがつかない」というような意味があるそうです。

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