インゲニウム/飯田天哉(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ
インゲニウム/飯田天哉とは、主人公(緑谷出久)が在籍する雄英高校ヒーロー科1年A組の学級委員長である。彼の個性は、「エンジン」。ふくらはぎに爆速を可能とするエンジンが付いており、驚異的なスピードを出すことができる。兄であるプロヒーロー飯田天晴に憧れ、雄英高校に進学した。のちに、兄のヒーロー名「インゲニウム」の名前を受け継ぐ。個性豊かな1年A組をまとめる委員長にふさわしく、規律を重んじ、誠実な性格の持ち主である。それにより、クラスメイトからの信頼も厚い。
雄英高校体育祭
雄英高校体育祭は、テレビでも放映される日本の一大イベントである。そのため、この体育祭で活躍すれば、プロヒーローからのスカウトもあり、生徒のアピールの場としても最高のイベントである。その第一種目の障害物競走では、上位42名が通過するが、飯田天哉は6位という好成績で難なく突破する。
第2種目である騎馬戦では、クラスメイトの轟焦凍、上鳴電気、八百万百とチームを組み、競技へ挑む。飯田天哉チームは、それぞれが持っている個性を最大限生かし、他のチームを翻弄する。そして、最後の最後に、飯田天哉が持っている個性の全力を出し、「レシプロバースト」という技で、緑谷出久からポイントを奪い、1位に躍り出る。
その結果、飯田天哉は決勝トーナメント進出が決まった。そして、決勝トーナメント第一試合では、雄英高校サポート科の発目明との対決となったが、サポートアイテムを企業に向けて宣伝することが目的であった発目明は、アイテムの性能に満足し、自らリタイアした。準決勝の相手は、クラスメイトの轟焦凍。飯田天哉は、自身の持つ個性を生かしたスピードで轟を場外負けにしようとした。しかし、轟の個性「半冷半燃」により、ふくらはぎのエンジンを凍らされてしまい、なすすべなく敗退。体育祭4位という結果に終わる。
職場体験
体育祭が終わり、プロヒーロー事務所での職場体験が始まる。その直前、兄であるプロヒーロー「インゲニウム」が「ヒーロー殺し」の異名を持つ敵の「ステイン」に襲撃され、ヒーロー引退に追いやられる。その一報を聞いた主人公、緑谷出久に心配されるが、飯田天哉は正直な気持ちを打ち明けようとしない。そして、兄が襲撃された保須市のヒーロー事務所を職場体験の場所に選び、ステインへの復讐を決意。その飯田天哉の気持ちに気付いたプロヒーロー「マニュアル」に、私情で怒りに任せて動くのは良くないと忠告される。しかし、その忠告を受け入れる心の余裕はなく、怒りに飲み込まれてしまった飯田天哉は、偶然パトロール中にステインの存在を見つけてしまう。周りの見えていない飯田天哉は、職務を放棄し、ステインのもとに向かい、奇襲を仕掛ける。しかし、相手は何人ものヒーローを倒してきた強敵であり、まったく歯が立たない。また、ステインの個性「凝血」(相手の血を舐めることで、相手の行動を止める)により、絶体絶命のピンチに追いやられる。そこに、クラスメイトの緑谷出久と轟焦凍が駆けつける。しかし、飯田天哉はクラスメイトに自分の私情で戦わせたくないと言い、2人の加勢を拒む。その怒りに囚われている姿が、父親への嫌悪に囚われていた頃の自分と重なった轟焦凍は、飯田に向かって「なりてえもん、ちゃんと見ろ!」と叫ぶ。その言葉に心を動かされた飯田は再び戦いに挑む。ここでの3人のやり取りはとても盛り上がるシーンである。そして、立ち上がった飯田天哉の必殺技「レシプロエクステンド」により、ステインを撃退する。
誠実そのものであった飯田天哉が、怒りにより闇落ちした姿から、さらに成長した姿を見ることができる。
林間合宿
期末試験も終わり、本格的な夏が始まる。そんな中、毎年恒例の林間合宿が行われた。この林間合宿の目的は、「個性」を伸ばすことであり、とても厳しい訓練が待っていた。飯田天哉は、エンジン機能を強化するべく、ひたすら走りこむことに専念する。訓練2日目の大変な自炊生活に対して、これも訓練の一環だと言い聞かせるなどの意識の高い発言をする。このような文句を言わず、素直に行動してくれる飯田天哉のことを担任教師の相澤消太は、便利だと表現している。
そして、過酷な訓練も終わり、お楽しみの肝試しをすることになった一行は、森林にバラけることになる。そのとき、タイミングを見計らったかのように、ヴィラン連合が襲撃。ヴィラン連合のメンバーの一人であるマスタードによって、森林中に毒ガスを蔓延され、生徒たちはピンチに陥る。飯田天哉自身は、委員長として生徒の安全確保に努めた。
しかし、最終的には、ヴィラン連合にクラスメイトの爆豪勝己がさらわれてしまう。
爆豪勝己救出作戦
目の前でクラスメイトの爆豪をさらわれ、緑谷出久たちは悔しさをあらわにする。そこで、八百万百が敵に付けた発信機をたどり、爆豪を救出しようと計画を立てる。本来、ヒーロー免許を持たない生徒が敵(ヴィラン)との戦闘や個性を使用したヒーロー活動は禁止されており、緑谷出久たちが計画していることはルール違反である。また、その危険でルール破りの計画に対し、激怒した飯田天哉は、この件はプロヒーローに任せるべきと判断し、緑谷たちを説得する。この判断は、爆豪を見捨てる冷たい判断のように見えるが、実際は、これ以上クラスメイトの犠牲者を増やしたくないという委員長としての思いやりから来るものであった。そんな気持ちも裏腹に、緑谷たちは救出作戦を決行する。見かねた飯田天哉は緑谷たちの監視役として同行し、危険を感じれば即退散させるという条件でのみ、救出作戦を認めた。
そして、発信機の現場に到着し、そこにヴィラン連合と爆豪、さらには強敵オール・フォー・ワンまでもが現れる緊急事態となった。これ以上、現場に居ては危険だと誰もが感じる中、平和の象徴、ナンバー1ヒーロー、オールマイトが登場。オール・フォー・ワンとの対決になる。そのような混戦の中、緑谷のアイデアによって、飯田天哉の爆発的なエンジンと轟焦凍の氷を活かして、爆豪の救出作戦に成功する。1年A組の熱い友情を見ることができる場面だ。
仮免試験
林間合宿を終え、ますますヒーローになりたいという気持ちが強まったA組のメンバーたち。ヒーローのなるための第一関門が、緊急事態でのみ個性の使用が認められる「仮免」の取得である。そして、A組生徒全員が仮免試験へ挑むこととなった。仮免一次選考は約1500人の中から100人のみ勝ち抜けられる過酷なものである。また、雄英高校体育祭のテレビ中継で個性を知られているA組はより過酷な試験となった。しかし、数々の修羅場をくぐり抜けたA組は、次々に勝ち抜けていく。飯田天哉も順当に勝ち抜けられる状況だったが、これまでの過ちと挫折を乗り越え、兄に近づくために、自分の合格だけではなく、窮地に陥っていたクラスメイトの青山をも助け、見事A組全員一次試験を突破することができた。この場面では、成長した新しい学級委員長を見ることができる。飯田天哉はその後の二次試験も及第点を受け、仮免の取得に成功している。
ヒーローインターン編
仮免に合格したA組のメンバーは、本格的なヒーローインターンに行くこととなった。飯田天哉は、職場体験のときと同じく保須市のプロヒーロー「マニュアル」のもとで活動することになる。
この章では、主に、主人公(緑谷出久)のインターン先での物語がメインとなるので、飯田天哉の活躍は少ない。
雄英高校文化祭
プロヒーローのもとでのインターンを終え、文化祭の季節になる。飯田達ヒーロー科が主役だった体育祭とは違い、文化祭は普通科が主役のイベントである。A組は出し物を準備する必要があり、クラスメイト耳郎響香の音楽の才能を買い、バンドをすることになる。A組のメンバーはそれぞれバンド組、ダンス組、演出組に分かれ、出し物の準備をする。飯田天哉はダンス組である。
文化祭当日、多くの問題を起こしているA組への不平不満を持っている生徒たちの批判的な視線もあり、プレッシャーがかかる。
しかし、爆豪の「音で殺る」というテーマを掲げ、そのプレッシャーをものともしないパフォーマンスで会場を魅了する。ここでの飯田天哉のロボットダンスは必見である。
A組のメンバーは、普段のヒーロー活動とは違った穏やかなひと時を過ごした。
A組B組合同戦闘訓練
A組B組の合同訓練が始まる。その訓練場所は工場地帯で、4人ないし5人1組になり、戦闘を行う。勝利条件は4人を牢屋に入れることであった。
そして、戦闘訓練が始まる。第1試合、第2試合と両者譲らぬ接戦が続くなど、成長したB組は一筋縄ではいかない模様である。
次に第3試合、飯田天哉たちのチームが登場する。メンバーは、飯田、轟、障子、尾白である。飯田天哉は兄から授かったチューニングを行った成果により、今まで以上のスピード向上、持続時間の増加を可能にし、必殺技「レシプロターボ」を繰り出すなど、B組を油断させ翻弄した。また、轟焦凍も今まであまり使ってこなかった「半燃」の個性を駆使し、強力な炎でB組の鉄哲徹鐵を追い込んだ。
激しい戦いが続く中。最後は、A組(飯田、轟)B組(骨抜、鉄哲)の両チーム2名の気絶・行動不能により引き分けに終わった。
合同訓練の勝敗としては、第4試合、第5試合ともに、A組が活躍した。結果、A組の勝利となった。
超常解放戦線掃討作戦
全国各地に潜伏する異能解放軍。彼らは、自らの個性(異能)を国家によって規制されていると考え、その個性を自由に使える社会にするために、反乱をたくらむ。そして、異能異能解放軍の復活の狼煙として、「再臨祭」と称したヴィラン連合の討伐が始まる。この対決において、異能解放軍のリーダー、リ・デストロは、ヴィラン連合の死柄木弔に倒され、ヴィラン連合に降伏し、仲間に加わることとなる。そして、異能解放軍を取り込んだヴィラン連合は、超常解放戦線と呼ばれる大規模な組織になってしまう。その組織にスパイとして侵入していたプロヒーロー、ホークスの情報入手により、ヒーローらによる超常解放戦線一斉討伐作戦が決行される。今回の討伐作戦では、飯田天哉の活躍はない。しかし、担任教師の相澤消太の活躍や、他のプロヒーローたちの熱い戦いを見ることができる。
インゲニウム/飯田天哉の関連人物・キャラクター
飯田天晴(いいだ てんせい)
飯田天晴とは、飯田天哉の兄であり、プロヒーロー「インゲニウム」として活動を行っている。彼の個性は、飯田家伝承の「エンジン」。サポートメンバーを中心とした「チームIDATEN」を組織し、市民の不安を取り除くために、日々活動していた。しかし、ヒーロー殺しステインの襲撃により、ヒーロー引退を余儀なくされる。そして、「インゲニウム」のヒーロー名は弟である飯田天哉に受け継がれた。飯田天晴は、弟天哉が憧れる人物であり、非常に人望が厚く、東京のヒーロー事務所に65人ものメンバーを引き連れていた。
そしてヒーロー引退後、飯田家に伝わるエンジンチューニング方法を弟天哉に伝え、弟の更なる活躍を期待する。
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ネジレチャン/波動ねじれ(はどう ねじれ)とは『僕のヒーローアカデミア』の登場人物で、雄英高校ヒーロー科3年A組に在籍する生徒である。「波動」と呼ばれる個性を持ち、ねじれた衝撃波を放つことができる。プロヒーローに劣らない実力の持ち主で、雄英高校ではトップに君臨する「ビッグ3」に入っている。また、美貌も兼ね備えており、雄英高校文化祭のミスコンでは毎年上位を獲得している。話すことが大好きであり、好奇心旺盛な性格をしているため、質問攻めやマシンガントークを繰り広げることが多々ある。
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ルール/小大唯(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ
ルール/小大唯(こだいゆい)とは、漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場する雄英高校ヒーロー科1年B組に所属するヒーロー志望の高校生で、個性は触れた物の大きさを変える「サイズ」。ほとんど口をきかず、何事にも動じない。肝が据わっているのか、単にあらゆる物事に無関心なのかは不明だ。中学生の頃から男子生徒に絶大な人気を誇る美少女だが、本人は一切関心がなく、ファンクラブが結成されていたことにすら気付かずに卒業した。
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目次 - Contents
- インゲニウム/飯田天哉の概要
- インゲニウム/飯田天哉のプロフィール・人物像
- インゲニウム/飯田天哉の能力
- 個性:エンジン
- インゲニウム/飯田天哉の必殺技
- レシプロバースト
- レシプロエクステンド
- レシプロターボ
- インゲニウム/飯田天哉の来歴・活躍
- 雄英高校入学試験
- 雄英高校体育祭
- 職場体験
- 林間合宿
- 爆豪勝己救出作戦
- 仮免試験
- ヒーローインターン編
- 雄英高校文化祭
- A組B組合同戦闘訓練
- 超常解放戦線掃討作戦
- インゲニウム/飯田天哉の関連人物・キャラクター
- 飯田天晴(いいだ てんせい)
- 緑谷出久(みどりや いずく)
- 相澤消太(あいざわ しょうた)
- 爆豪勝己(ばくごう かつき)
- インゲニウム/飯田天哉の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「1-Aクラス委員長飯田天哉、ただいま戻りました!」
- 「俺は…至極悪いぞぉ。」
- 「いらぬ心労をかけてすまなかったな」
- 「インゲニウム…お前を倒すヒーローの名だ!」
- 「俺だって悔しいさ!心配さ!当然だ!俺は学級委員長だ!」
- インゲニウム/飯田天哉の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 個性「エンジン」の燃料はオレンジジュース
- 飯田のメガネストックは大量