トゥワイス/分倍河原仁(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

トゥワイス/分倍河原仁(ぶばいがわら じん)とは、漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場する、何でも2倍にすることができる個性「2倍」を有する敵(ヴィラン)。過去に自分を2倍にし過ぎたトラウマで二重人格になってしまい、発言した後はすぐにそれと真逆のことを喋る支離滅裂な喋り方が特徴だ。自分に自信がない故に、自分を受け入れてくれた敵連合を大事にしており、仲間意識が大変強い。常にハイテンションなキャラクターで、特に気の合う仲間の渡我被身子(とが ひみこ)を「トガちゃん」と呼び、好意を示している。

トゥワイス/分倍河原仁の概要

トゥワイス/分倍河原仁(ぶばいがわら じん)とは、『僕のヒーローアカデミア』に登場するキャラクターの1人。ヒーローと敵対する敵連合(ヴィランれんごう)の一員で、全身を覆うラバースーツが特徴的な人物だ。敵連合の仲間たちを大切に思っており、特に渡我被身子(とがひみこ)には特別な想いを抱いている。根からの悪人ではなく、環境のせいで敵(ヴィラン)にならざるを得なかった悲しい人物。「何が正義で何が悪なのか」という『僕のヒーローアカデミア』の重要なテーマの1つを象徴するキャラクターである。

トゥワイス/分倍河原仁のプロフィール・人物像

敵名:トゥワイス
本名:分倍河原仁(ぶばいがわら じん)
個性:2倍
誕生日:5月10日
年齢:31歳
身長:178cm
好きなもの:煙草
性格:ハイテンションで支離滅裂の仲間思い
CV:遠藤大智

『僕のヒーローアカデミア』に登場する敵連合の1人。常にハイテンションで明るいキャラクターだが、実は自分に自信がない二重人格者。黒とグレーのラバースーツを身に纏い、顔には全体を覆うようにマスクをかぶっている。
敵連合に加入したのは、ブローカーの義欄(ぎらん)の紹介によるものだった。当時、社会復帰もままならず途方に暮れ、自分に自信をなくしていたトゥワイスだったが、そんな自分を受け入れて仲間として迎えてくれた敵連合は彼の大切な居場所となった。
同じ敵連合の渡我被身子(とが ひみこ)と気が合うようで、渡我被身子はトゥワイスのことを「お兄ちゃん」と思っているのだが、トゥワイスのほうは「結婚しよう」など、よく求愛する様子が見られる。
過去に寂しさから自分自身を2倍・4倍と増やしすぎたために、一体自分が本物なのか偽物なのか分からなくなってしまうという経験をしている。現在の二重人格はその時のトラウマによるものだ。そのため、何でも2倍に増やすことが出来る能力でありながら、自分自身を分身させるということは出来ないでいた。
後の異能解放軍(まだ個性が「異能」と呼ばれた時代にできた過激派組織。初代指導者のデストロのもと、異能の自由行使は人間の権利と訴えた。現代のヒーロー社会に不満を抱いている。現在の指導者はデストロの息子のリ・デストロ)との戦いの最中に、傷つけられた渡我被身子を守るため、このトラウマを克服して大きく反撃に出ることが出来た。
敵という立ち位置でありながら、とても心優しくて情に厚い仲間思いの性格が、大変魅力的なキャラクターである。

読み方:ぶんばいがわら

トゥワイスの本名は分倍河原仁(ぶばいがわらじん)という。「ぶんばいがわら」ではなく「ぶばいがわら」という読み方なので、注意が必要だ。基本的に作中、彼は周囲からトゥワイスと呼ばれているが、渡我被身子はトゥワイスを「仁くん」と呼んでいた。

アイテム:メジャー(巻き尺)

トゥワイスは左腕にメジャー(巻き尺)をつけている。これは個性「2倍」を発動するために必須のアイテム。トゥワイスの個性はあらゆるものを2つに増やすが、増やすには対象の詳細なデータが必要だ。対象の高さや大きさなどを測るため、トゥワイスは常にメジャーを携帯している。

声優:遠藤大智

遠藤大智は、2006年から活動している声優。トゥワイスは異なる人格が同時に存在する特殊なキャラクターだ。1人の体を使って別々の人格が喋る、という演技は難易度が高く、遠藤の声優人生でトップクラスに難しい役だったという。

トゥワイス/分倍河原仁の能力:個性「2倍」

死穢八斎會組合員の個性により、自分の個性を喋らされてしまうトゥワイス

個性は「2倍」
・1つのものを2つに増やすことができる
・同時に増やせるのは2つまで
・個性で増やしたものは、実物より脆い
・対象の外見を測った時点の姿で再現する
2倍するのに必要なのは「データ」と「イメージ」で、対象物を細かく測ってデータを集め、イメージしなければならず、それらが足りないと失敗して役に立たないゴミになってしまう。
2倍にする対象が人間の場合、その人物の身長・体重・胸囲や足の長さなど、沢山の個性データが必要であるが、人格までコピーすることができる。大人の男性であれば、骨折程度のダメージを受けると、ドロドロになって崩れてしまい、消滅する。林間学校に奇襲を掛けた際には、自身と時を同じくして敵連合に参入した荼毘を2倍にしてプロヒーローの足止めをするが、荼毘が倒されたことを離れた茂みから察知していることから、2倍にした対象物のことは、常に把握できる様子。
対象の外見を測った時点の姿で再現するため、少しでも以前測った時とデータが違うと再現することが出来ない。異能解放軍と敵連合の戦いである再臨祭で瀕死の重傷を負った渡我被身子に輸血するために、渡我被身子を2倍にしようとしたが、成長期のため以前とデータが違っており、再現することが出来なかった。再び測り直して再現した渡我被身子は、データがアップデートした時の姿で再現されるため、瀕死の重傷を負った姿の渡我被身子だった。

トゥワイス/分倍河原仁の必殺技:無限増殖 哀れな行進(サッドマンズパレード)

覚醒し、「無限増殖 哀れな行進(サッドマンズパレード)」を発動したトゥワイス。

異能解放軍との戦いの最中、過去のトラウマを克服したことにより発動することに成功した技。
また、この時、異能解放軍の攻撃を受けていた瀕死の渡我被身子の存在があったことも大きかった。
個性により自分自身を作り出し、更にその作り出した自分は再び自分を2倍に増殖させる。この事で自分が無限に増え続けることが出来る。本来であれば2倍にする対象をきちんと測る必要があるのだが、自分自身を2倍にする場合は測る必要はなく、瞬時に作り出すことができる。
この必殺技により、あっという間に異能解放軍の敵数を上回る数の自分を作り出すことに成功したトゥワイス。それらの数は戦闘地である泥花市を埋め尽くす程だった。
また、個性「2倍」で作り出したトゥワイス達は記憶も共有することができるため、すぐに連携を取ることが出来る。
これまでと同じように、骨折程度のダメージで消えてしまう特徴がある。トゥワイスは「もし自分が作り出された偽物だとしたら、ダメージや痛みを負うと消えてしまうかもしれない」という思いから、痛みやダメージを受けることを恐れ、極力避けて戦闘をしてきた。しかし今回、本体であるトゥワイスが痛みを克服したことで自我を確立、複製を仲間への盾にすることも可能になった。今までは同時に二つまでしか作れなかったのだが、味方も複数人同時・無限に作り出すことが可能になった。

トゥワイス/分倍河原仁の来歴・活躍

雄英高校林間合宿での奇襲

ブローカーの義爛(ぎらん)の紹介で新たに敵連合に加わったトゥワイスは、開闢行動隊の一員として初登場する。雄英高校の夏の林間合宿に奇襲をしかけ、ヒーロー社会に不信感を与える一石を投じ、脅かすことが目的だった。
そのために計画されたのは、大・爆・殺・神・ダイナマイト/爆豪勝己(ばくごう かつき)の誘拐だ。
トゥワイスは自身と時を同じくして敵連合に参入した荼毘(だび)とともに、1年A組担任であるプロヒーロー・イレイザーヘッド/相澤消太(あいざわ しょうた)とB組担任のブラドキング/管赤慈郎(かん せきじろう)を合宿宿舎に足止めするために動いた。トゥワイスの2倍の個性によって荼毘のコピーを作り、イレイザーヘッドに奇襲をかけるも、イレイザーヘッドの軽やかな身のこなしにあっという間に決着がついてしまう。
この戦いにより、開闢行動隊の目的が生徒の誘拐であることに気付いたイレイザーヘッドは、生徒たちの救出に向かった。途中で、『僕のヒーローアカデミア』主人公で、林間学校に来ていた雄英高校1年A組のデク/緑谷出久(みどりや いずく)に出会う。他の開闢行動隊の敵と対峙し、無事に保護することに成功した少年・出水洸汰(いずみ こうた)を緑谷出久から受け取ることになる。ここで、緑谷出久の負傷具合をみて事態が深刻であると察知したイレイザーヘッドは、生徒全員に戦闘許可を与える指示を出すということを緑谷出久に伝言した。
出水洸汰を連れてひとまず宿舎に戻るも、宿舎内では再びトゥワイスの作り出した、コピーの荼毘とブラドキングが戦闘しているところだった。しかしこれも、圧倒的な戦力差で複製の荼毘を消すことに成功する。時は一刻を争っていた。
トゥワイスと荼毘の計画は成功し、プロヒーローの足止めをした所で、当初の計画の時間になっていた。爆豪勝己の捕獲に成功したことを、仲間の黒霧(くろぎり)から報告を受けたのだ。
トゥワイスと荼毘はすぐにその場から退散し、仲間との約束の集合場所に戻る。まもなく、黒霧の個性「ワープ」が発動した。最後まで爆豪勝己の救出を諦めなかった緑谷出久始め、テンタコル/障子目蔵(しょうじ めぞう)・ショート/轟焦凍(とどろき しょうと)の健闘むなしく、開闢行動隊の爆豪勝己の誘拐は、成功を収めたのだった。

死穢八斎會への参入と裏切り

死穢八斎會への出向を命じられ、キレ気味のトゥワイス。

爆豪勝己の誘拐に成功した敵連合であったが、そのあとのプロヒーローと警察の働きにより、すぐにアジトと素性を暴かれてしまう。敵連合の黒幕・ボスであるオールフォーワンと、ナンバーワンヒーロー・オールマイトとの激しい戦闘の末、多くのヒーローの活躍と、その場に駆けつけていた緑谷出久・インゲニウム/飯田天哉(いいだ てんや)・烈怒頼雄斗(れっどらいおっと)/切島鋭児郎(きりしま えいじろう)・クリエティ/八百万百(やおよろず もも)のおかげで、爆豪勝己は救出された。オールフォーワンは投獄され、すんでのところでオール・フォー・ワンから逃された敵連合は、壊滅的な状況に追い込まれていた。
そんな時にトゥワイスが出会ったのが、死穢八斎會(しえはっさいかい)のオーバーホール/治崎廻(ちさき かい)だ。死穢八斎會は、治崎廻の娘・壊理(えり)の個性をもとに、個性を壊す麻薬の製造をしていた。死穢八斎會が大きな戦力になり得ると感じたトゥワイスは、治崎廻を敵連合の新しいアジトに案内する。しかしそこで、交渉が始まる前に、威嚇された治崎廻によって、仲間のマグネ/引石健磁(ひきいし けんじ)が木端微塵に分解され、それを見て応戦しようとしたMr.コンプレス/迫圧紘(さこ あつひろ)の左腕もまた、分解されてしまった。仲間を大切にしていたトゥワイスは、自分のせいで死んでしまったマグネと左手を失ったMr.コンプレスに、責任を感じ絶望した。
その後、敵連合と死穢八斎會との間で再び話し合いの席を設けられた。この話し合いで、2つの組は協力して動くということになる。トゥワイスと渡我被身子は重要な戦力として、死穢八斎會への「出向組」として動くことになった。

渡我被身子のハンカチ

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プレゼント・マイク/山田ひざし(やまだ ひざし)とは、漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場するプロヒーローであり、主人公の高校生・デク/緑谷出久(みどりや いずく)のクラスの英語教師である。個性”ヴォイス”で、桁外れに大音量の声量で戦う。ラジオのDJも勤め、生徒のことをリスナーと呼んだり、体育祭や試験のときには突然ハイテンションな実況を始めたりと、とても明るくて親しみやすいキャラクターだ。緑谷出久のクラス担任・イレイザーヘッド/相澤消太(あいざわ しょうた)とは高校生の時の同級生。

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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』とは、堀越耕平原作の人気漫画を映画化した作品で、ヒロアカ映画シリーズの第3弾。興行収入は劇場版最高である33.9億円を記録。主人公デクら若きヒーローが個性抹殺を企む組織「ヒューマライズ」を止めるため国際的任務に挑む。異国の地「オセオン」で作戦行動中、ある事件に巻き込まれた緑谷はなんと大量殺人犯として全国指名手配されてしまう。ヒロアカ史上最大の危機が世界を襲う。

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烈怒頼雄斗/切島鋭児郎(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

烈怒頼雄斗/切島鋭児郎(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

烈怒頼雄斗/切島鋭児郎(レッドライオット/きりしまえいじろう)とは、『僕のヒーローアカデミア』に登場する1年A組の生徒であり、「硬化」の個性で身体を自在に硬くすることができる。その硬度を活かした正面戦闘が得意だ。味方の盾になったり、硬いこぶしでパンチを繰り出す。一方で、遠距離での戦闘が苦手である。切島は、まっすぐで男気の良い性格から、クラス内での評判も高く、全員と分け隔てなく仲は良い。特に、爆豪勝己とは入学時からコミュニケーションが取れており、心をあまり開かない爆豪が唯一心を許している。

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インゲニウム/飯田天哉(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

インゲニウム/飯田天哉(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

インゲニウム/飯田天哉とは、主人公(緑谷出久)が在籍する雄英高校ヒーロー科1年A組の学級委員長である。彼の個性は、「エンジン」。ふくらはぎに爆速を可能とするエンジンが付いており、驚異的なスピードを出すことができる。兄であるプロヒーロー飯田天晴に憧れ、雄英高校に進学した。のちに、兄のヒーロー名「インゲニウム」の名前を受け継ぐ。個性豊かな1年A組をまとめる委員長にふさわしく、規律を重んじ、誠実な性格の持ち主である。それにより、クラスメイトからの信頼も厚い。

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クリエティ/八百万百(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

クリエティ/八百万百(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

クリエティ/八百万百(やおよろず もも)とは『僕のヒーローアカデミア』の登場人物で、雄英高校ヒーロー科1年A組に在籍する生徒である。「創造」と呼ばれる個性を持ち、自身の体内から様々な無生物を創り出すことができる。雄英高校に推薦入試で合格した実績を持つ優等生。クラスでは副委員長を務め、クラスメイトから「ヤオモモ」という愛称で慕われている。ナイスバディー、お嬢様のような口調が特徴的である。性格は上品で落ち着いているが、負けず嫌いで打たれ弱い一面もある。「クリエティ」は彼女のヒーロー名である。

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ネジレチャン/波動ねじれ(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ネジレチャン/波動ねじれ(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ネジレチャン/波動ねじれ(はどう ねじれ)とは『僕のヒーローアカデミア』の登場人物で、雄英高校ヒーロー科3年A組に在籍する生徒である。「波動」と呼ばれる個性を持ち、ねじれた衝撃波を放つことができる。プロヒーローに劣らない実力の持ち主で、雄英高校ではトップに君臨する「ビッグ3」に入っている。また、美貌も兼ね備えており、雄英高校文化祭のミスコンでは毎年上位を獲得している。話すことが大好きであり、好奇心旺盛な性格をしているため、質問攻めやマシンガントークを繰り広げることが多々ある。

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ルール/小大唯(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ルール/小大唯(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ルール/小大唯(こだいゆい)とは、漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場する雄英高校ヒーロー科1年B組に所属するヒーロー志望の高校生で、個性は触れた物の大きさを変える「サイズ」。ほとんど口をきかず、何事にも動じない。肝が据わっているのか、単にあらゆる物事に無関心なのかは不明だ。中学生の頃から男子生徒に絶大な人気を誇る美少女だが、本人は一切関心がなく、ファンクラブが結成されていたことにすら気付かずに卒業した。

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