おとななじみ（漫画・映画）のネタバレ解説・考察まとめ

蓮見伊織「ハルなんかやめて俺にしろよ」

楓は鈍感なハルに対していら立ちを感じ、泣きながら出来事を伊織に話す。そんな楓に伊織は突然キスをし、「ハルなんかやめて俺にしろよ」と楓に伝え、楓の驚いた様子が描かれている。

青山春「これからはずっと俺のそばにいてほしい」

ハルは楓のことを待っている間、もう二度と会えないのではないかと不安になり、楓に一瞬でも隣にいないと寂しいことを伝える。その際に「これからはずっと俺のそばにいてほしい」と伝える。その言葉に驚いて、眠りにつけない楓であった。

加賀屋楓「私もハルが好きだよ」

ついにハルから好きだと気持ちを伝えられた楓だったが、なかなか返事をするタイミングが見つからなかった。返事はいらないと言われていたが、「私もハルが好きだよ」とやっと言葉にしてハルに伝えることができたシーンである。

『おとななじみ』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

『おとななじみ』着想のきっかけは「遠慮なく話せる関係性」

作者の中原アヤは、漫画を描くときに会話のテンポを一番大事にしたいと思っている。作品を一から創る場合、キャラが知らない者同士だとあまり会話が弾まずいきなり躓いてしまうことが多いそう。ある程度顔見知りで遠慮なく話せる関係性をと考え、中原が昔から好きな設定である「おさななじみ」を描くことになった。
また、掲載誌の読者が大人女子であるため、大人になったおさななじみのお話になったという背景がある。

キャラクター設定に詰め込まれた細かい挑戦

中原は、描いたことのない女性キャラクターを描いてみようと思い、主人公が最初から相手のことを一途に好きな設定にした。以前の作品では、長い時間をかけて誰かを好きになるという作品を描くことが多かったため、はじめての挑戦だった。
主人公の名前は一番多く書かないといけないのでいつもカタカナなど簡単に書ける名前にしていたが、今回は画数の多い漢字にしている。にぎやかな主人公が多かったので少し控えめな性格に、といった細かいところではじめての挑戦を詰め込んでできたのが楓というキャラクターである。

実写映画のプチ炎上

小戸森美桜役を演じた浅川梨奈は、SNSで共演者の名前を出す際に青山春を演じた井上瑞稀だけ「みずき」呼びする投稿を行った。これに対し、一部のユーザーはなぜ井上だけ呼び捨てなのかと疑問を抱いた。その後投稿は編集され、浅川の“みずき呼び”は“炎上”とまではいかない段階だった。しかしその後、井上がブログで「俺の周りの人を傷つけないで」と注意喚起したことにより、かえって浅川を擁護したのではないかという臆測を呼ぶ事態に発展している。
ネット上のファンも、「ファンよりも共演した女優のほうが大事なのか」と落胆を感じていた。

『おとななじみ』の主題歌・挿入歌

主題歌：Kis-My-Ft2「Sweet Melody」

実写映画の主題歌はKis-My-Ft2の「Sweet Melody」である。ポップで乗りやすいメロディーが特徴的で、作品のイメージにぴったりな楽曲。