27クラブ(The 27 Club)まとめ

「27クラブ」は、27歳で亡くなった有名な音楽家や芸術家たちを指す総称で、特に1960年代後半から1970年代にかけてこの現象に注目が集まった。ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリンなど名だたるメンバーが多く、いずれも各界で絶大な影響力を持ち、短期間で大成功を収めた人物ばかりだ。彼らの死は大きな衝撃を与えただけでなく、死亡した年齢が27歳と共通しており、都市伝説や陰謀諭などが囁かれることとなった。アーティストなどの短い人生の儚さと、その才能への敬意を示す言葉としても知られている。

ニコール・ボグナーは2012年1月6日に病気により亡くなった。病名は未公表だが重病を患っていたとされている。闘病生活の末に最後を迎えたことが、死後に発表されたバンドのコメントで明らかとなった。

スラジャ・グドゥラシュ(Slađa Guduraš)

名声・肩書:ボスニア・ヘルツェゴビナのポップシンガー/俳優/看護師

ボスニア・ヘルツェゴビナ・スルバツ出身。1987年8月11日生まれ。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のポップシンガー、俳優、看護師でもあった。短い音楽のキャリアでセルビア人ラッパーのジュースをフィーチャーしたシングル『Silikoni i kubici』の1枚のみをリリース。ジュースのミュージックビデオに出演したほか、ボスニアの人気コメディ番組『ルド』、『ジェンブチェン』、『ノーマラン』、『クリザ』にも俳優として出演していた。

ジャンル:ポップ/ダンス

スラジャ・グドゥラシュの音楽は、ポップとダンスミュージックおよびバルカン音楽のジャンルに分類される。彼女の楽曲はリズミカルでメロディックな要素を持ち、聴く人が身体を思わず動かしたくなるようなものだった。彼女の歌声とパフォーマンスは、ボスニア・ヘルツェゴビナの音楽シーンにおいて独自のスタイルを確立し、多くのファンを引きつけた。

影響:ボスニア・ヘルツェゴビナの音楽シーンで独自のスタイルを確立

スラジャ・グドゥラシュの美しい歌声とパフォーマンスは、ボスニア・ヘルツェゴビナの音楽シーンにおいて独自のスタイルを確立し、多くのファンを引きつけた。

彼女の影響力は音楽だけでなく、俳優の世界やメディアにもおよび、コメディ番組に出演していたことから多くの人々に笑いと感動をもたらしたとされている。

死因:自殺(2014年12月10日没)

スラジャ・グドゥラシュは2014年12月10日に行方不明になり、フォルクスワーゲン・ゴルフがスレムスカ・ミトロヴィツァの運河で発見された。交通事故により亡くなったとされているが、元ボーイフレンドのドラガン・ペリッチが彼女の失踪に何らかの関係があるのではないかなど、多くの臆測を呼んだ。

トーマス・ロウ(Thomas Lowe)

名声・肩書:ロックバンドのリードシンガー

イギリス・ワーリントン出身。1989年9月10日生まれ。イギリスのインディーロックバンドであるヴィオラ・ビーチのベーシスト。ヴィオラ・ビーチでは、バンドのベースラインをしっかりと支え、エネルギッシュなライブパフォーマンスを披露。グルーヴィーでリズム感のある演奏スタイルが特徴的なベーシストだったとされている。

ジャンル:インディーロック/インディーポップ

トーマス・ロウは、バンドのジャンルのインディーロックやインディーポップに分類される。ヴィオラ・ビーチの楽曲は、リズミカルでメロディックな要素が特徴であり、バンドのサウンドは幅広いジャンルに影響を受けながらも独自のスタイルを確立。その中でトーマス・ロウのベースプレイは、バンドの音楽にしっかりとした低音と深み、そして力強さを加えていた。

影響:ビートルズなどに影響を受けた新しいサウンド

2015年にオリジナルメンバーのベースだったジョニー・ギブソンが脱退し、そのあとを継ぐ形でトーマス・ロウが加入。バンドは未発掘の新たな才能をサポートするプロジェクト、BBCミュージック・イントロデューシングによってサポートされており、レディング・フェスティバルとリーズ・フェスティバルにも出演。

ザ・ズートンズ、ビートルズなどに影響を受けたバンドで、楽曲もそれらの影響が色濃く現れており、その後のインディーロックなどにも同様なサウンドやメロディラインが取り入れられることとなった。

死因:交通事故(2016年2月13日没)

トーマス・ロウは2016年2月13日に自動車事故で亡くなった。スウェーデン・ノーショーピングで開催された音楽フェス「ホエア・ザ・ミュージック?フェスティバル」に出演した翌日に、アーランダ空港のホテルに戻っていたところ、セーデルテリエ運河に自動車ごと転落。

マネージャーのクレイグ・タリーが運転し、メンバー4人全員が乗車。クレイグ・タリーにアルコールなどが検出されず、なぜ事故が起きたのかは不明となっている。

トーマス・フェケテ(Thomas Fekete)

名声・肩書:サーファー・ブラッドのギタリスト

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