Aerosmith(エアロスミス)の徹底解説まとめ

Aerosmithは1970年にボストンで結成されたロックバンドだ。地元のバンドでドラムを担当していたスティーヴン・タイラーと、Gt.のジョー・ペリーを中心に活動を開始。1973年のシングル『Dream On』など、ヒット曲を連発して成功を収めた。1980年代前半にはメンバーの薬物問題で一時活動が停滞したが、1980年代後半に克服。その後、アルバム『Pump』など再び支持を得て、復活を果たす。全米のみならず世界でその人気を確立し、ロック界のレジェンドバンドとして知られている。

ポップロック調の楽曲の中で最も人気の高い曲の1つ。2002年の第44回グラミー賞の最優秀ロックパフォーマンス賞にもノミネートされた。失恋や心の痛みに対して「疲れた(jaded)」という気持ちが歌われており、1人のうんざりしている女性が本来の自分を取り戻したいと奔走する姿が強い印象を残した。

Girls Of Summer

ベスト盤『O, Yeah!The Ultimate Aerosmith Hits』からシングルとして発売された1曲。Aerosmithの唯一のサマーソングで、真夏のビーチにいる女性の魅力などをハスキーボイスで歌い上げた。ミュージックビデオではマイアミビーチの南に位置するサウスビーチで、200人以上の女性モデルが登場する形で撮影され、ビーチから始まりレストランやクラブなどでの人間模様が描かれている。

Aerosmithの名言・発言

スティーブン・タイラー「ステージに上がって観客に受け入れられるように活動してきたわけだけど、言い換えれば戦争に行くようなものだ。今ではある意味PTSDみたいになっているけど、それが生き抜いている証拠でもあるんだ。」

雑誌『Auto Living』のインタビューでの発言。ライブでの気持ちなどを問われて、簡単にこなしているが、さまざまな困難や葛藤などを乗り越えて今があるという彼の心のうちが垣間見えた一言となった。

スティーブン・タイラー「ジョン・ケリー(大統領候補)とは仲が良くてよく話すんだ。民主党大会で演奏してくれと頼まれたけど、残念ながらその日はライブがあるから、大統領に当選することができたら就任式で演奏してやるよ」

日刊紙「Boston Herald」のインタビューで語った内容。大物議員を前にしても物怖じしない言葉を発する彼は、バンド内でも自由奔放だったといわれており、その大物ぶりが窺い知れる発言となった。

スティーブン・タイラー「人生の中で何度も手に負えない事態や出来事はあった。でもそれがあったからこそ今の俺がここにいるんだ。」

音楽誌のインタビューでこれまでの人生について語った際の一言。事故や薬物依存などさまざまな出来事があったにせよ、今はそれについて全く後悔していないこと、そして過去があるから今があるという彼の力強い気持ちが示されたときだった。

スティーブン・タイラー「ロックは自由の象徴だ。だから制限があるもの、制限をかけるものはロックで全て排除しようぜ。」

音楽誌のインタビューで音楽に対する向き合い方や考え方を問われて発した名言。彼の自由奔放な精神と自由の象徴とするロック、それが絡み合ってAerosmithの名曲の数々が生まれたのかもしれないと思わされる言葉だ。

ジョー・ペリー「俺らはバンドとして1980年代を迎えるための準備が不十分だ」

楽器関連の雑誌で脱退した際の心境を語った際の一言。当時登場したギターヒーローのエディ・ヴァン・ヘイレンの演奏に感銘を受け、新しいアイディアが必要だと思ったことも脱退した原因の1つだったとし、いつでも一息を入れて準備する重要性を訴えた。

Aerosmithの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

スティーヴンとジョーの愛称は「トキシック・ツインズ」

スティーヴン・タイラーとジョー・ペリーはそれぞれ薬物依存によってバンド活動に影響がでてしまった過去がある。これらを皮肉って「トキシック・ツインズ」という愛称が付けられた。

スティーブン・タイラーは女優のリヴ・タイラーの父親

向かって右側がリヴ・タイラー

スティーブン・タイラーは、映画『アルマゲドン』でヒロインを務めた女優、リヴ・タイラーの父親で、「I Don't Want to Miss a Thing」のミュージックビデオの中で見事共演を果たしている。

日本の番組やCMのタイアップ曲としても多数起用

Aerosmithのエネルギッシュな楽曲は日本でも人気が高く、バラエティ番組「踊る!さんま御殿!!」のメインテーマとして「Walk This Way」、2005年のフジテレビ系列の月9ドラマ「エンジン」オープニングテーマに「Angel」、2004年には日本コカ・コーラのCMソングとして「Jaded」が起用された。

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