Aerosmith(エアロスミス)の徹底解説まとめ
Aerosmithは1970年にボストンで結成されたロックバンドだ。地元のバンドでドラムを担当していたスティーヴン・タイラーと、Gt.のジョー・ペリーを中心に活動を開始。1973年のシングル『Dream On』など、ヒット曲を連発して成功を収めた。1980年代前半にはメンバーの薬物問題で一時活動が停滞したが、1980年代後半に克服。その後、アルバム『Pump』など再び支持を得て、復活を果たす。全米のみならず世界でその人気を確立し、ロック界のレジェンドバンドとして知られている。
『Just Push Play』
2001年3月6日発売
1. Beyond Beautiful
2. Just Push Play
3. Jaded
4. Fly Away from Here
5. Trip Hoppin'
6. Sunshine
7. Under My Skin
8. Luv Lies
9. Outta Your Head
10. Drop Dead Gorgeous
11. Light Inside
12. Avant Garden
13. Won't Let You Down
14. I Don't Want to Miss a Thing
2000年代に入って新しいバンドの挑戦を示すかのようにロックとエレクトロニクスの要素を融合させた曲が収録されたアルバムで、デジタルエフェクトやサンプリングなどを駆使し、従来のハードロックの枠を超えたサウンドが作り上げられた。また、映画『アルマゲドン』のヒットによって主題歌「I Don't Want to Miss a Thing」も大ヒットすることとなり、同曲が収録されてるこのアルバムも爆発的な人気を得た。全米アルバムチャート2位。日本でのオリコンチャート4位。イギリスとオーストリアではアルバムチャート7位。
『Honkin' on Bobo』
2004年3月30日発売
1. Road Runner
2. Shame, Shame, Shame
3. Eyesight to the Blind
4. Baby, Please Don't Go
5. Never Loved a Girl
6. Back Back Train
7. You Gotta Move
8. The Grind
9. I'm Ready
10. Temperature
11. Stop Messin' Around
12. Jesus Is on the Main Line
Aerosmithのルーツとも言えるブルース、その楽曲のカバーでほとんど構成されているアルバム。レコーディングは全て一発録りだったとされており、バンドの臨場感あふれるサウンドが楽しめる。唯一のオリジナルの新曲「The Grind」も収録。ブルースにあまり興味がない人でも、その新曲を聴くために同アルバムを購入した人も多くいたようだ。全米チャート5位。日本のオリコンチャート6位。
『Music from Another Dimension!』
2012年11月6日発売
1. Luv XXX
2. Oh Yeah
3. Beautiful
4. Tell Me
5. Out Go the Lights
6. Legendary Child
7. What Could Have Been Love
8. Street Jesus
9. Can't Stop Lovin' You
10. Lover Alot
11. We All Fall Down
12. Freedom Fighter
13. Closer
14. Something
15. Another Last Goodbye
Aerosmithが活動休止前に発表した最後のアルバムで、バンドの原点に立ち返ったハードロックサウンドが聴ける曲がずらりと並んでいる。スティーブン・タイラーの歌唱力、バンドとしての演奏力も衰えることを知らず、新旧のファンの心を同時につかみ、2012年になっても依然として人気が高いことを証明した1枚となった。全米チャート5位。イギリスのアルバムチャート14位。ドイツのアルバムチャート5位。
ベスト盤
『Greatest Hits』
1980年11月11日リリース
1. Dream On
2. Same Old Song and Dance
3. Sweet Emotion
4. Walk This Way
5. Last Child
6. Back in the Saddle
7. Draw the Line
8. Kings and Queens
9. Come Together
10. Remember(Walking in the Sand)
初めてリリースされたベストアルバムで、1972年のデビューからわずか8年で既に多くの名曲を生みだしていたことが見てとれる。1曲目の「Dream On」から時代が異なっているので、スティーブン・タイラーの歌い方やバンドのサウンドなど、ちょっとした変化を楽しむことも可能だ。
『O, Yeah!The Ultimate Aerosmith Hits』
2002年7月2日発売
Disc 1
1. Mama Kin
2. Dream On
3. Same Old Song and Dance
4. Seasons of Wither
5. Walk This Way
6. Big Ten Inch Record
7. Sweet Emotion
8. Last Child
9. Back in the Saddle
10. Draw the Line
11. Dude(Looks Like a Lady)
12. Angel
13. Rag Doll
14. Janie's Got a Gun
15. Love in an Elevator
16. What It Takes
Disc 2
1. The Other Side
2. Livin' on the Edge
3. Cryin'
4. Amazing
5. Deuces Are Wild
6. Crazy
7. Falling in Love(Is Hard on the Knees)
8. Pink
9. I Don't Want to Miss a Thing
10. Jaded
11. Just Push Play
12. Walk This Way(Run–D.M.C. version)
13. Girls of Summer
14. Lay It Down
ファンに聞けばコレというほど、びっしりと代表曲や名曲が詰め込められた2枚組のベストアルバムだ。「I Don't Want to Miss a Thing」や「The Other Side」など、ファンでなくとも知っている曲が多く収録されていることもあり、コロムビア・レコード時代の楽曲とそうでない時代のものを含むオールタイムベストとなっている。
『Devil's Got a New Disguise:The Very Best of Aerosmith』
2006年10月17日発売
1. Dream On
2. Mama Kin
3. Sweet Emotion
4. Back in the Saddle
5. Last Child
6. Walk This Way(Run-DMC Version)
7. Dude(Looks Like a Lady)
8. Rag Doll
9. Love in an Elevator
10. Janie's Got a Gun
11. What It Takes(CHR remix/edit)
12. Crazy (LP edit)
13. Livin' on the Edge(closer to the edge CHR edit)
14. Cryin'
15. I Don't Want to Miss a Thing(pop mix)
16. Jaded
17. Sedona Sunrise
18. Devil's Got a New Disguise
「I Don't Want to Miss a Thing」のポップミックスやRun-DMCバージョンのWalk This Wayなど、さまざまなバージョンで幾つかの有名曲が聴けるベストアルバム。また、新曲「Sedona Sunrise」や「Devil's Got a New Disguise」も収録されており、新たな曲を聴きたい一心でCDショップ店に駆け込んだファンも多くいたことだろう。
『Tough Love:Best of the Ballads』
2011年5月10日発売
1. Angel
2. Amazing (orchestral edit)
3. Love in an Elevator (single version)
4. Cryin'
5. What It Takes
6. Rag Doll
7. Crazy
8. Deuces Are Wild
9. Livin' on the Edge
10. Blind Man
11. Janie's Got a Gun (single version)
12. Dream On
Aerosmithのバラード曲の数々を1枚に集めた究極のバラードベストアルバム。「Amazing」がオーケストラバージョンになっており、ブルース調のギターオブリガードがぴったりとハマっている。1曲目の「Angel」から最後まで、涙なしでは聴けない曲ばかりだ。
Aerosmithの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
Sweet Emotion
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目次 - Contents
- Aerosmithの概要
- Aerosmithの活動経歴
- Aerosmithの原点
- バンド結成からデビューまで
- 3rdアルバムからチャート上位に入る有名バンドに変貌
- 1980年代前半はメンバーの薬物問題などで低迷期が続く
- 第2次黄金期を迎えてヒット作を連発
- 映画の主題歌に楽曲が起用され爆発的な人気を獲得
- 2017年にフェアウェル・ツアーの開催を発表
- Aerosmithのメンバー
- 現メンバー
- スティーヴン・タイラー(Steven Tyler)
- ジョー・ペリー(Joe Perry)
- ブラッド・ウィットフォード(Brad Whitford)
- トム・ハミルトン(Tom Hamilton)
- ジョーイ・クレイマー(Joey Kramer)
- 旧メンバー
- レイモンド・タバーノ(Raymond Tabano)
- ジミー・クレスポ(Jimmy Crespo)
- リック・デュファイ(Rick Dufay)
- Aerosmithのディスコグラフィー
- シングル
- 『Dream On』
- 『Walk This Way』
- 『Dude(Looks Like a Lady)』
- 『Angel』
- 『What It Takes』
- 『The Other Side』
- 『I Don't Want to Miss a Thing』
- 『Jaded』
- 『Girls of Summer』
- 『Can't Stop Lovin' You』
- アルバム
- 『Aerosmith』
- 『Get Your Wings』
- 『Toys in the Attic』
- 『Rocks』
- 『Draw the Line』
- 『Night in the Ruts』
- 『Rock in a Hard Place』
- 『Done with Mirrors』
- 『Permanent Vacation』
- 『Pump』
- 『Get a Grip』
- 『Nine Lives』
- 『Just Push Play』
- 『Honkin' on Bobo』
- 『Music from Another Dimension!』
- ベスト盤
- 『Greatest Hits』
- 『O, Yeah!The Ultimate Aerosmith Hits』
- 『Devil's Got a New Disguise:The Very Best of Aerosmith』
- 『Tough Love:Best of the Ballads』
- Aerosmithの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- Sweet Emotion
- Cryin'
- Crazy
- Amazing
- The Other Side
- Dude(Looks Like a Lady)
- Angel
- I Don't Want to Miss a Thing
- Jaded
- Girls Of Summer
- Aerosmithの名言・発言
- スティーブン・タイラー「ステージに上がって観客に受け入れられるように活動してきたわけだけど、言い換えれば戦争に行くようなものだ。今ではある意味PTSDみたいになっているけど、それが生き抜いている証拠でもあるんだ。」
- スティーブン・タイラー「ジョン・ケリー(大統領候補)とは仲が良くてよく話すんだ。民主党大会で演奏してくれと頼まれたけど、残念ながらその日はライブがあるから、大統領に当選することができたら就任式で演奏してやるよ」
- スティーブン・タイラー「人生の中で何度も手に負えない事態や出来事はあった。でもそれがあったからこそ今の俺がここにいるんだ。」
- スティーブン・タイラー「ロックは自由の象徴だ。だから制限があるもの、制限をかけるものはロックで全て排除しようぜ。」
- ジョー・ペリー「俺らはバンドとして1980年代を迎えるための準備が不十分だ」
- Aerosmithの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- スティーヴンとジョーの愛称は「トキシック・ツインズ」
- スティーブン・タイラーは女優のリヴ・タイラーの父親
- 日本の番組やCMのタイアップ曲としても多数起用
- 親交の深いバンドやアーティストはGuns N' RosesやLenny Kravitz
- B'zの楽曲制作への参加やライブでの共演も多数