Aerosmith(エアロスミス)の徹底解説まとめ

Aerosmithは1970年にボストンで結成されたロックバンドだ。地元のバンドでドラムを担当していたスティーヴン・タイラーと、Gt.のジョー・ペリーを中心に活動を開始。1973年のシングル『Dream On』など、ヒット曲を連発して成功を収めた。1980年代前半にはメンバーの薬物問題で一時活動が停滞したが、1980年代後半に克服。その後、アルバム『Pump』など再び支持を得て、復活を果たす。全米のみならず世界でその人気を確立し、ロック界のレジェンドバンドとして知られている。

1998年7月29日発売

1. I Don't Want to Miss a Thing
2. Animal Crackers
3. Taste of India

大ヒット映画『アルマゲドン』の主題歌として世界中に知れ渡ったバラード曲。バンドにとっては初の全米チャート1位を獲得したシングルで、最も成功したバラード曲の1つとなっている。相手の全てを見守り、感じ取りたいという純粋な愛を歌っており、映画を観た人の涙を誘ったことだろう。

『Jaded』

2001年2月20日発売

1. Jaded
2. Angel's Eye

アルバム『Just Push Play』に収録され、2000年代のバンドを象徴する楽曲の1つ。キャッチーなメロディラインとスティーブン・タイラーの独特なボーカル、ジョー・ペリーのクセになるギターリフで魅了されたリスナーも多いはずだ。ミュージックビデオも話題となり、ファンだけでなく、ほかのリスナーからも幅広い支持を得た。

『Girls of Summer』

2002年8月22日発売

1. Girls of Summer
2. Jaded(album version)
3. Walk This Way(live '97)
4. Girls of Summer(video version)

夏を感じさせるバンドのロックチューンで、夏の楽しい雰囲気と魅力的な女性について歌っている。軽快でポップなメロディが特徴で、バンドの中でも珍しいポップロック調の曲に仕上がった。ビルボード・メインストリームロックチャートでの最高順位は11位で、2000年代も衰えを感じさせない勢いを見せつけた。

『Can't Stop Lovin' You』

2013年4月6日発売

1. Can't Stop Lovin' You
2. Under My Skin

エアロスミスのバラードの中でも特に感情が豊かで、スティーヴン・タイラーの力強いボーカルが特徴的な1曲。アメリカン・アイドルのシーズン4で優勝し、2007年グラミー賞最優秀新人賞を獲得したカントリーミュージシャンのキャリー・アンダーウッドとのデュエット曲で、スティーブン・タイラーと女性ボーカルとのかけ合いは珍しく、斬新で美しくもあり、聴き入ってしまう人が多くいたことだろう。

アルバム

『Aerosmith』

1973年1月5日発売

1. Make It
2. Somebody
3. Dream On
4. One Way Street
5. Mama Kin
6. Write Me a Letter
7. Movin' Out
8. Walkin' the Dog

Aerosmithのデビューアルバムで、バンドのサウンドとスタイルを最初に示した1枚として今もファン間では人気が高い。ブルースとロックに影響を受けて制作された楽曲が多く、収録曲の「Mama Kin」はロック界の代表曲にもなっており、当時はジョー・ペリーのギターリフが頭に焼き付いて離れないといった人が多くいたことだろう。全米アルバムチャートの最高位は166位。

『Get Your Wings』

1974年3月15日発売

1. Same Old Song and Dance
2. Lord of the Thighs
3. Spaced
4. Woman of the World
5. S.O.S.(Too Bad)
6. Train Kept A Rollin'
7. Seasons of Wither
8. Pandora's Box

プロデューサーにジョン・レノンの楽曲制作に携わったジャック・ダグラスを迎え、バンドの新しい姿を示そうとした2ndアルバム。発売当時はアルバムとして大きな商業的な成功を収めなかったものの、ファンに長く愛されライブでも頻繁に演奏される楽曲「Same Old Song and Dance」や、「Train Kept A-Rollin'」などが収録されている。全米アルバムチャートで74位。

『Toys in the Attic』

1975年4月8日発売

1. Toys in the Attic
2. Uncle Salty
3. Adam's Apple
4. Walk This Way
5. Big Ten Inch Record
6. Sweet Emotion
7. No More No More
8. Round and Round
9. You See Me Crying

この3rdアルバムによってAerosmithの名前が世に知れ渡ったと言っても過言ではないほど、重要な作品となった。バンドの代名詞とされる楽曲「Walk This Way」と「Sweet Emotion」が収録されており、その人気は衰えることなく現在でもラジオなどで聴くことができる。初めて全米チャートのトップ20入りを果たし、全米チャート11位。

『Rocks』

1976年5月3日発売

1. Back in the Saddle
2. Last Child
3. Rats in the Cellar
4. Combination
5. Sick as a Dog
6. Nobody's Fault
7. Get the Lead Out
8. Lick and a Promise
9. Home Tonight

Aerosmithの初期のキャリアの中でも特にエネルギッシュなロックサウンドと、スティーブン・タイラーのハスキーボーカルが響き渡るアルバム。「Back in the Saddle」や「Last Child」などは、バンド初期の勢いを象徴するような代表的な曲としてファンから大きな支持を得ている。全米チャート3位。

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