サンクチュアリ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『サンクチュアリ』とは原作・史村翔、作画・池上遼一による漫画である。2人の主人公、相楽系の直属組織、北彰会初代会長からどんどんと躍進する裏社会に生きる北条彰(ほうじょうあきら)と民自党代議士の秘書から国民全体を動かすまでに成長を遂げる表社会に生きる浅見千秋(あさみちあき)が共同して世の中を変えていこうとする社会派ドラマの漫画である。1990年代の日本社会を反映した内容であり、無気力に陥る国民を鼓舞しようと二人の主人公が奔走、躍進する姿は日本人に大きな影響、勇気を与えている。
第1巻6話から登場する。
与党民主自由党幹事長。日本の政界を牛耳る政界の陰の支配者。自身の目的達成のために打つ対策など裏社会を牛耳る市島とは旧知の仲で戦後現在の北条と浅見のような活躍をしていた過去を有する。巣鴨プリズンで過ごした受刑者としての経験も有する。国民の無知に漬け込むような策など講じたりはするものの決して相手を舐め切って終わりということがない。
身長がとても低く推定身長90cmとされる。また好色家でもある。
望月(もちづき)
第4巻6話から登場する。
第代日本総理大臣ではあるが実験は民自党幹事長の伊佐岡に握られている。
狩谷久雄(かりやひさお)
第4巻6話から登場する。
団塊の世代の民自党代議士。超党派の政治団体70年会の代表も務める。望月総理と登場する初登場時には浅見に「団塊世代がなまくらだったから」と指摘され腹を立てる。しかしアメリカ大統領補佐官ベネットへの対応で浅見の政治手腕を目の当たりにすると悔しさのあまりトイレで号泣する。
仙石慎一郎(せんごくせんいちろう)
第4巻3話から登場する。
北海道出身の元民自党代議士である故仙石辰巳を父に持つ。父親を自殺へ追い込んだ新北リゾート開発の事実が伊佐岡の裏金工作である事実が発覚すると伊佐岡と新北リゾート開発の責任者へ押し上げた原口に並々ならぬ敵対心を抱く。破天荒な性格。
吉川秀丸(よしかわひでまる)
第4巻4話から登場する。
高知選出のとても小柄な国会議員。浅見と仙石が取っ組み合いの喧嘩をしている所に消化器をかけ止めに入る。日本人が日本人として誇りを持ち真の独立を目指すため富国強兵のを掲げる。
五木克彦(いつきかつひこ)
第7巻3話から登場する。
社民新党党首。野党第一党社民党から政治改革を唱え離脱。社民新党を結成し党首となる。
佐倉秀一(さくらしゅういち)
第1巻1話から登場する。
連続7期当選のベテランの民自党代議士。北条により浅見に地盤譲らせるためスキャンダル写真で恐喝し続けられる。
原口賢二(はらぐちけんじ)
第6巻3話から登場する。
伊佐岡派の民自党代議士。通称ハラケン。伊佐岡派に属する前は元首相金沢のコシギンチャクをしており常に時の最大勢力に属しチャンスを窺う野心家。民自党の策士、寝業師ともいわれる。
岡村(おかむら)
第2巻3話から登場する。
伊佐岡の側近。
池内(いけうち)
第3巻9話から登場する。
元通産省官僚。浅見当選阻止のため浅見の選挙区の対抗馬として伊佐岡が送り出す。
佐川和子(さがわかずこ)
第4巻1話に登場する。選挙ポスターとしての登場のみ。
河合圭三(かわいけいぞう)
第4巻1話に登場する。選挙ポスターとしての登場のみ。
いいだ好秋(いいだよしあき)
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目次 - Contents
- 『サンクチュアリ』の概要
- 『サンクチュアリ』のあらすじ・ストーリー
- 北条の相楽連合2代目総長就任
- 政界へ進出する浅見
- 襲撃をくらう北条
- 北条襲撃からの復帰と神戸山王会三代目総長緒方の引退
- 立風会の民自党入党
- 選挙戦への立候補を表明する北条と浅見の病発症
- 北海道における抗争とロシアン・マフィアの進出
- ロシアと手を結ぶ北条
- 白旗を上げる伊佐岡
- 『サンクチュアリ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 北条彰(ほうじょうあきら)
- 浅見千秋(あさみちあき)
- 暴力団関係者
- 渡海(とかい)
- 田代(たしろ)
- 村田(むらた)
- 相楽(さがら)
- 市島陽介(いちじまようすけ)
- 緒方栄蔵(おがたえいぞう)
- 伊吹英明(いぶきひであき)
- 宮村政信(みやむらまさのぶ)
- 大西英二(おおにしえいじ)
- 中城規介(なかしろきすけ)
- 岩田浩徳(いわたひろのり)
- 瀬川(せがわ)
- 赤間(あかま)
- 木村(きむら)
- 渡海悠子(とかいゆうこ)
- 石塚(いしづか)
- 今井睦夫(いまいむつお)
- 河津清介(かわづきよすけ)
- 松田守隆(まつだもりたか)
- 加藤辰巳(かとうたつみ)
- 徳田貞幸(とくださだゆき)
- 飯田(いいだ)
- 亀井修一郎(かめいしゅういちろう)
- 長崎重好(ながさきしげよし)
- 大島悠大(おおしまゆうだい)
- 武藤昇一(むとうしょういち)
- 石坂(いしざか)
- 足立(あだち)
- ツトム
- 辰男(たつお)
- 政界関係者
- 伊佐岡紀元(いさおかのりもと)
- 望月(もちづき)
- 狩谷久雄(かりやひさお)
- 仙石慎一郎(せんごくせんいちろう)
- 吉川秀丸(よしかわひでまる)
- 五木克彦(いつきかつひこ)
- 佐倉秀一(さくらしゅういち)
- 原口賢二(はらぐちけんじ)
- 岡村(おかむら)
- 池内(いけうち)
- 佐川和子(さがわかずこ)
- 河合圭三(かわいけいぞう)
- いいだ好秋(いいだよしあき)
- あだちちえ子(あだちちえこ)
- 水戸(みと)
- 岸本(きしもと)
- 仙石辰巳(せんごくのちち)
- 朝間(あさま)
- 鯨井隆(くじらいたかし)
- 坪田条一(つぼたじょういち)
- 岡崎三男(おかざきみつお)
- 宋(そう)
- 大沢晴男(おおさわはるお)
- 河井俊輔(かわいしゅんすけ)
- 蜂谷義孝(はちやよしたか)
- 警察、警視庁、検察関係者等
- 石原杏子(いしはらきょうこ)
- 尾崎(おざき)
- 熊谷(くまがい)
- 平山隆(ひらやまたかし)
- 石垣和義(いしがきかずよし)
- 金沢静男(かなざわしずお)
- 細山(ほそやま)
- 白井(しらい)
- 巻田(まきた)
- 赤岡(あかおか)
- 水口(みずぐち)
- 鹿浜勇介(しかはまゆうすけ)
- 高木源一郎(たかぎげんいちろう)
- 新川将司(あらかわしょうじ)
- 渡辺伸二郎(わたなべしんじろう)
- 塚山喜朗(つかやまよしろう)
- 河内信介(かわうちしんすけ)
- 田丸洋一(たまるよういち)
- 金融会社関係
- 青木(あおき)
- 海野(うみの)
- 水沢(みずさわ)
- 香港の暴力団、華僑
- 黄志陽(こうしよう)
- 黄のボス
- 江東輝(こうとうき)
- アメリカ政府高官
- ビセット
- クリフ
- ロシアンマフィア、ロシア政府高官
- ウラジミール・ソロコフ
- ザチャーミン
- エルツェン
- グリノフスキー
- その他
- 食い詰めたカメラマン
- 佐倉由香(さくらゆか)
- 田代優美(たしろゆみ)
- 田代光一(たしろこういち)
- 佐倉千代(さくらちよ)
- 水口(みずぐち)
- 松下(まつした)
- 亀山(かめやま)
- 小暮(こぐれ)
- 武井(たけい)
- 塚原(つかはら)
- 狩谷俊一(かりやしゅんいち)
- 大江有紀(おおえゆき)
- 金沢静夫夫人(かなざわしずおふじん)
- 『サンクチュアリ』の用語
- 裏社会組織
- 北彰会(ほくしょうかい)
- 相楽連合(さがられんごう)
- 渡海組事務所
- 関東武山連合(かんとうたけやまれんごう)
- 東日本土門会(ひがしにほんどもんかい)
- 神戸山王会(こうべさんのうかい)
- 表社会組織
- 大東信用金庫
- TOKYO WORLD
- 北都銀行
- ブルーワールド
- ブルーワールドフィットネスクラブ
- フューチャーランド北海道
- 新北リゾート開発
- 北拓ファイナンス
- 大北新聞
- (株)相楽連合会警備保障部
- 政党、政治組織等
- 民主自由党
- 社会民主党
- 日本共産党
- 社民新党
- 佐倉秀一後援事務所
- 政治派閥
- 伊佐岡派
- 金沢派
- 塚山派
- 望月派
- 70年会
- 立風会
- 新日本
- その他
- ジャンケン
- 符牒
- 盃事
- クラブ美々
- IWATAYA手提げバッグ
- 東南リゾート開発
- 新北リゾート開発関連資料
- ロシアンロビー
- 週刊太陽
- 週刊早春
- 華僑
- 和僑
- 『サンクチュアリ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 佐倉秀一「ヤクザに犯されようが…財界のバカ息子に嫁にやるのと大した変わりはない!!」
- 伊佐岡紀元「政治家に常識は要らん。自分の尻の穴を見せるのを恥ずかしがっとる様じゃ政治家にはなれん」
- 北条彰「どこの世界も喰うか喰われるかなんだよ!!」
- 中城規介「力に翻弄され、てめえの意志とてめえの手足で動かなきゃ、屈辱と後悔しか残らねえ!!」
- 伊佐岡紀元「動くだけが政治ではない!動かぬこともまた政治なのだ!」
- 市島陽介「去るも器量…継ぐも器量…そして…守り切るのもまた器量!」
- 北条彰「頭に立ったこれからがオレが汚れる時なんですよ!」
- 伊佐岡紀元「…俺は10年、日本の政治を遅らせたわ…」
- ビセット「…私の惚れた男はどんな逆境にも負けない!…必ず蘇る!」
- 伊佐岡紀元「敗北を認めるのは最後まで見届けてからでも遅くはない!!」
- 『サンクチュアリ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者の「史村翔」という名前は『北斗の券』などで有名な「武論尊」の別ペンネーム
- 実業家ガーシーの構想「ネオトウキョウ構想」は本作の影響から
- 立憲民主党の最大派閥の名称が「サンクチュアリ」