サンクチュアリ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『サンクチュアリ』とは原作・史村翔、作画・池上遼一による漫画である。2人の主人公、相楽系の直属組織、北彰会初代会長からどんどんと躍進する裏社会に生きる北条彰(ほうじょうあきら)と民自党代議士の秘書から国民全体を動かすまでに成長を遂げる表社会に生きる浅見千秋(あさみちあき)が共同して世の中を変えていこうとする社会派ドラマの漫画である。1990年代の日本社会を反映した内容であり、無気力に陥る国民を鼓舞しようと二人の主人公が奔走、躍進する姿は日本人に大きな影響、勇気を与えている。
第1巻3話から登場する。
民自党ベテラン議員佐倉秀一の娘。
田代優美(たしろゆみ)
第1巻7話から登場する。
北彰会ニ代目組長田代の嫁。とても前向きで明るい性格の持ち主である。
田代光一(たしろこういち)
第1巻7話から登場する。
北彰会ニ代目組長の田代の息子。北条にも慣れている。
佐倉千代(さくらちよ)
第1巻7話から登場する。
ベテラン民自党議員佐倉の妻。病床に伏し入院している。
水口(みずぐち)
第1巻8話から登場する。
元ヤクザで佐倉が画策した浅見襲撃において実行犯の東南アジア人に支持を与えた人物。大東信用金庫の不正融資先企業のトップ。
松下(まつした)
第1巻8話から登場する。
若手区議会議員であり浅見千秋後援会の会員。浅見にスキャンダルを暴露された佐倉の浅見に報復を企てる。その報復の一環で殺害される。佐倉が理事を勤める大東信用金庫の不正融資先の東南リゾートクラブのトップで元ヤクザの水口に頼み、その水口が雇った東南アジア系の刺客により殺される。本来は浅見を殺害するはずであったが、松下が先に浅見の部屋に向かったことで殺害されることになる。結果的に浅見の身代わりになる。
亀山(かめやま)
第3巻3話から登場する。
浅見グループ出身の大蔵省官僚。
小暮(こぐれ)
第3巻3話から登場する。
浅見グループ出身の外務省官僚。
武井(たけい)
第3巻3話から登場する。
浅見グループ出身の法務省官僚。
塚原(つかはら)
第4巻1話に登場する。
浅見当選のための一環で北条が田代に指示し用意した鉄砲玉。浅見演説する選挙カーで浅見の太ももをナイフで刺す。これにより浅見は民衆から同情票を得、当選を確実にする。
狩谷俊一(かりやしゅんいち)
第5巻1話に登場する。
狩谷久雄の長男。久雄から東大合格を強いられている。しかし久雄が「団塊の世代がナマクラだった」と浅見に指摘されたことを機に久雄から禁止されていた野球やサッカーを解禁される。
大江有紀(おおえゆき)
第8巻4話から登場する。東京大学在学中の浅見の後輩。ロックバンドのボーカルを務める。
金沢静夫夫人(かなざわしずおふじん)
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目次 - Contents
- 『サンクチュアリ』の概要
- 『サンクチュアリ』のあらすじ・ストーリー
- 北条の相楽連合2代目総長就任
- 政界へ進出する浅見
- 襲撃をくらう北条
- 北条襲撃からの復帰と神戸山王会三代目総長緒方の引退
- 立風会の民自党入党
- 選挙戦への立候補を表明する北条と浅見の病発症
- 北海道における抗争とロシアン・マフィアの進出
- ロシアと手を結ぶ北条
- 白旗を上げる伊佐岡
- 『サンクチュアリ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 北条彰(ほうじょうあきら)
- 浅見千秋(あさみちあき)
- 暴力団関係者
- 渡海(とかい)
- 田代(たしろ)
- 村田(むらた)
- 相楽(さがら)
- 市島陽介(いちじまようすけ)
- 緒方栄蔵(おがたえいぞう)
- 伊吹英明(いぶきひであき)
- 宮村政信(みやむらまさのぶ)
- 大西英二(おおにしえいじ)
- 中城規介(なかしろきすけ)
- 岩田浩徳(いわたひろのり)
- 瀬川(せがわ)
- 赤間(あかま)
- 木村(きむら)
- 渡海悠子(とかいゆうこ)
- 石塚(いしづか)
- 今井睦夫(いまいむつお)
- 河津清介(かわづきよすけ)
- 松田守隆(まつだもりたか)
- 加藤辰巳(かとうたつみ)
- 徳田貞幸(とくださだゆき)
- 飯田(いいだ)
- 亀井修一郎(かめいしゅういちろう)
- 長崎重好(ながさきしげよし)
- 大島悠大(おおしまゆうだい)
- 武藤昇一(むとうしょういち)
- 石坂(いしざか)
- 足立(あだち)
- ツトム
- 辰男(たつお)
- 政界関係者
- 伊佐岡紀元(いさおかのりもと)
- 望月(もちづき)
- 狩谷久雄(かりやひさお)
- 仙石慎一郎(せんごくせんいちろう)
- 吉川秀丸(よしかわひでまる)
- 五木克彦(いつきかつひこ)
- 佐倉秀一(さくらしゅういち)
- 原口賢二(はらぐちけんじ)
- 岡村(おかむら)
- 池内(いけうち)
- 佐川和子(さがわかずこ)
- 河合圭三(かわいけいぞう)
- いいだ好秋(いいだよしあき)
- あだちちえ子(あだちちえこ)
- 水戸(みと)
- 岸本(きしもと)
- 仙石辰巳(せんごくのちち)
- 朝間(あさま)
- 鯨井隆(くじらいたかし)
- 坪田条一(つぼたじょういち)
- 岡崎三男(おかざきみつお)
- 宋(そう)
- 大沢晴男(おおさわはるお)
- 河井俊輔(かわいしゅんすけ)
- 蜂谷義孝(はちやよしたか)
- 警察、警視庁、検察関係者等
- 石原杏子(いしはらきょうこ)
- 尾崎(おざき)
- 熊谷(くまがい)
- 平山隆(ひらやまたかし)
- 石垣和義(いしがきかずよし)
- 金沢静男(かなざわしずお)
- 細山(ほそやま)
- 白井(しらい)
- 巻田(まきた)
- 赤岡(あかおか)
- 水口(みずぐち)
- 鹿浜勇介(しかはまゆうすけ)
- 高木源一郎(たかぎげんいちろう)
- 新川将司(あらかわしょうじ)
- 渡辺伸二郎(わたなべしんじろう)
- 塚山喜朗(つかやまよしろう)
- 河内信介(かわうちしんすけ)
- 田丸洋一(たまるよういち)
- 金融会社関係
- 青木(あおき)
- 海野(うみの)
- 水沢(みずさわ)
- 香港の暴力団、華僑
- 黄志陽(こうしよう)
- 黄のボス
- 江東輝(こうとうき)
- アメリカ政府高官
- ビセット
- クリフ
- ロシアンマフィア、ロシア政府高官
- ウラジミール・ソロコフ
- ザチャーミン
- エルツェン
- グリノフスキー
- その他
- 食い詰めたカメラマン
- 佐倉由香(さくらゆか)
- 田代優美(たしろゆみ)
- 田代光一(たしろこういち)
- 佐倉千代(さくらちよ)
- 水口(みずぐち)
- 松下(まつした)
- 亀山(かめやま)
- 小暮(こぐれ)
- 武井(たけい)
- 塚原(つかはら)
- 狩谷俊一(かりやしゅんいち)
- 大江有紀(おおえゆき)
- 金沢静夫夫人(かなざわしずおふじん)
- 『サンクチュアリ』の用語
- 裏社会組織
- 北彰会(ほくしょうかい)
- 相楽連合(さがられんごう)
- 渡海組事務所
- 関東武山連合(かんとうたけやまれんごう)
- 東日本土門会(ひがしにほんどもんかい)
- 神戸山王会(こうべさんのうかい)
- 表社会組織
- 大東信用金庫
- TOKYO WORLD
- 北都銀行
- ブルーワールド
- ブルーワールドフィットネスクラブ
- フューチャーランド北海道
- 新北リゾート開発
- 北拓ファイナンス
- 大北新聞
- (株)相楽連合会警備保障部
- 政党、政治組織等
- 民主自由党
- 社会民主党
- 日本共産党
- 社民新党
- 佐倉秀一後援事務所
- 政治派閥
- 伊佐岡派
- 金沢派
- 塚山派
- 望月派
- 70年会
- 立風会
- 新日本
- その他
- ジャンケン
- 符牒
- 盃事
- クラブ美々
- IWATAYA手提げバッグ
- 東南リゾート開発
- 新北リゾート開発関連資料
- ロシアンロビー
- 週刊太陽
- 週刊早春
- 華僑
- 和僑
- 『サンクチュアリ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 佐倉秀一「ヤクザに犯されようが…財界のバカ息子に嫁にやるのと大した変わりはない!!」
- 伊佐岡紀元「政治家に常識は要らん。自分の尻の穴を見せるのを恥ずかしがっとる様じゃ政治家にはなれん」
- 北条彰「どこの世界も喰うか喰われるかなんだよ!!」
- 中城規介「力に翻弄され、てめえの意志とてめえの手足で動かなきゃ、屈辱と後悔しか残らねえ!!」
- 伊佐岡紀元「動くだけが政治ではない!動かぬこともまた政治なのだ!」
- 市島陽介「去るも器量…継ぐも器量…そして…守り切るのもまた器量!」
- 北条彰「頭に立ったこれからがオレが汚れる時なんですよ!」
- 伊佐岡紀元「…俺は10年、日本の政治を遅らせたわ…」
- ビセット「…私の惚れた男はどんな逆境にも負けない!…必ず蘇る!」
- 伊佐岡紀元「敗北を認めるのは最後まで見届けてからでも遅くはない!!」
- 『サンクチュアリ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者の「史村翔」という名前は『北斗の券』などで有名な「武論尊」の別ペンネーム
- 実業家ガーシーの構想「ネオトウキョウ構想」は本作の影響から
- 立憲民主党の最大派閥の名称が「サンクチュアリ」