刃牙らへん(刃牙シリーズ第6部)のネタバレ解説・考察まとめ
『刃牙らへん』とは、2023年から『週刊少年チャンピオン』で始まった格闘漫画『刃牙シリーズ』第6部の作品であり作者は板垣恵介。シリーズ本編で初めて、主人公の範馬刃牙ではなく、彼の異母兄、ジャック範馬が中心だ。ジャックは骨を継ぎ合わせる危険な外科手術やドーピングを繰り返し、自身の肉体を極限まで改造。前人未到の噛みつき技も開発して、なりふり構わず人の限界を超えようとする。立ち向かう、紐切り空手の鎬昂昇や、白亜紀最強のピクルらシリーズお馴染みの強者達との勝負も異質な匂いを漂わせている。
現代の剣豪9段。身長1m78cm、体重86kg。人を斬った罪で収監された過去がある。過去シリーズの『刃牙道』で現代に甦った伝説の剣豪・宮本武蔵にイメージ上の剣で斬り刻まれて秒殺された経験を持つ。『刃牙らへん』では素手のジャック範馬に対して、自分は日本刀を持って戦ったが、ジャックの歯で己の日本刀を噛み砕かれて、あっさり降参した。
範馬勇次郎(はんまゆうじろう)
地上最強の生物。刃牙やジャック範馬の実父。推定身長1m90cm、推定体重120kg。ジャックの勢いを評価して、『刃牙らへん』では初めて褒める場面も。
ピクル(ぴくる)
およそ1億9000万年前の岩塩層から発見された原人。科学者たちは彼をピクル(塩漬け)と名付けた。推定身長2m、推定体重200kg。かつてジャック範馬を倒し、餌として彼を保存しようとしたことがある。『刃牙らへん』では、路上でジャック範馬と出会い、対戦を要求される。
他の強豪格闘家
範馬刃牙(はんまばき)
『刃牙シリーズ』の主役。地上最強の生物・範馬勇次郎(はんまゆうじろう)の実子であり、ジャック範馬の異母弟でもある。母の仇として父を倒すための強さを追求していた。地下闘技場チャンピオン。『刃牙らへん』ではジャック範馬の急激な進化ぶりを、地下闘技場の客席から静かに見守っている。
花山薫(はなやまかおる)
暴力団花山組組長。日本一の喧嘩師。身長1m91cm、体重166kg。『刃牙らへん』では、プロレスラー花田純一が鎬昂昇戦前の”小手調べ”として花山に挑戦する形に。立ち合いでは、花山がいきなりの豪快な右ストレートを花田純一に見舞おうとするが、柔道の”背負い投げ”で投げられて、床に叩きつけられる。その衝撃で一瞬意識が飛ぶものの、すぐに起き上がる花山だったが、花田はすでにその場から消えていた。
本部以蔵(もとべいぞう)
本部流柔術創始者。過去シリーズの『刃牙道』ではジャック範馬に路上(正確には公園内)の“武器ありルール”で全身を縄で捕縛して勝利している。同じく『刃牙道』では現代に甦った剣豪・宮本武蔵を地下闘技場の“武器ありルール”で背後からの裸絞めで絞め落とし勝利した。なりふり構わないジャック範馬の異常な勝利への執念を高く評価している。
花田純一(はなだじゅんいち)
プロレスラーであり、本部流柔術免許皆伝も。本作では日本一の喧嘩師・花山薫に挑み、花山の右ストレートをカウンターの背負い投げで床に叩きつける事に成功。カウンターの手応えを得られると、その場からさっさと逃走した。その後、ジャック範馬戦を控える”紐切り”鎬昂昇と組手を行い、血だらけにされても尚、戦おうとするが、師匠でもある本部以蔵に止められる。ジャックvs鎬戦では鎬のセコンドに陣取っている。
愚地独歩(おろちどっぽ)
武神。空手団体”神心会”総帥。身長1m78cm、体重110kg。地上最強の生物・範馬勇次郎に右目を潰され、普段は眼帯を装着している。愛妻家で妻の名前は”夏江(なつえ)”。本作ではジャック範馬戦を控える鎬昂昇に手合わせを申し込まれる。
愚地克巳(おろちかつみ)
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目次 - Contents
- 『刃牙らへん』の概要
- 『刃牙らへん』のあらすじ・ストーリー
- なりふり構わぬジャック範馬の覚醒
- 研ぎ澄まされる紐(ひも)切り空手
- 進化する非情の噛道(ごうどう)
- 父・勇次郎が初めて見せる優しさ
- リベンジの機会到来
- 『刃牙らへん』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ジャック範馬(じゃっくはんま)
- 鎬昂昇(しのぎこうしょう)
- 佐部京一郎(さぶきょういちろう)
- 範馬勇次郎(はんまゆうじろう)
- ピクル(ぴくる)
- 他の強豪格闘家
- 範馬刃牙(はんまばき)
- 花山薫(はなやまかおる)
- 本部以蔵(もとべいぞう)
- 花田純一(はなだじゅんいち)
- 愚地独歩(おろちどっぽ)
- 愚地克巳(おろちかつみ)
- その他
- 鎬紅葉(しのぎくれは)
- 徳川光成(とくがわみつなり)
- 『刃牙らへん』の用語
- 紐(ひも)切り
- 噛道(ごうどう)
- 地下闘技場(ちかとうぎば)
- 『刃牙らへん』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- サミュエル神父「倒れる程ガンバる…と 倒れる迄ガンバる…は似て非なるもの まるで異なる出来事なのです」
- 範馬勇次郎「『噛みつき』という聖地に 独り踏み入った 稀なる純度だ」
- 本部以蔵「踏んだ修羅場 場数が風貌に『武』を宿す」
- 『刃牙らへん』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- タイトル『刃牙らへん』の由来について話す作者
- 喝采を欲するジャック範馬のインナーチャイルド
- ”噛道(ごうどう)”誕生は父のアドバイスから