機動戦士Vガンダム(ヴィクトリーガンダム)のネタバレ解説・考察まとめ

『機動戦士Vガンダム』(きどうせんしヴィクトリーガンダム)とは、1993年に放送されたロボットアニメ。『ガンダムシリーズ』の作品の1つで、「宇宙世紀」と呼ばれる時代の中で繰り広げられる戦争を描いている。物語後期の主人公機であるV2ガンダムは「光の翼」という特徴的な武装を持ち、その見栄えの良さから後に様々な作品で同様の装備が用いられた。
地球の不法居住者で暮らす少年ウッソ・エヴィンは、リガ・ミリティアとザンスカール帝国の戦争に巻き込まれ、その中でパイロットとしての類稀な素質を開花させていく。

CV:堀内賢雄

ウッソの父親。リガ・ミリティアの創設者の1人でもあり、普段は「ジン・ジャハナム」の偽名を使って活動している。さらに同名の影武者を複数用意して徹底的に自分の正体を隠しており、リガ・ミリティアに参加したウッソの前にも物語終盤まで姿を現さなかった。
物語終盤、リガ・ミリティアの戦艦リーンホースJr.の特攻に巻き込まれる形で退場。しかし実際には密かに脱出しており、ザンスカール帝国と深い関係にあった木星開発公団に対抗するために地下に潜って暗躍を続けたとされる。

ミューラ・ミゲル

CV:兵藤まこ

ウッソの母親。かつてはMS開発会社サナリィで働いており、物語開始時点ではリガ・ミリティアに協力していた。
仕事人間ではあるが息子への愛情も持ち、ウッソと再会した際は彼の成長を喜んでいる。しかし彼女がウッソの母親だと知ったザンスカール帝国の軍人によって人質にされたまま戦闘に巻き込まれ、敵機との激突で“頭部以外が潰される”という衝撃的な最期を遂げた。

地球連邦軍(ちきゅうれんぽうぐん)

ロベルト・ゴメス

CV:加藤治

ザンスカール帝国に対抗するため、リガ・ミリティアに合流した地球連邦軍の大尉。
昼行燈を絵に描いたような人物で、物語に当時要したばかりの頃は「地球連邦の軍人はこんなに堕落していたのか」とウッソたちを呆れさせていた。しかしリガ・ミリティアの主戦力となっているのが幼い少年であることを知ると衝撃を受け、「プロの軍人である自分が不甲斐ないせいで、こんな子供を兵士にしてしまった」と悔やみ、大人として彼らを守り導こうと奮闘する。態度を改めてからはウッソたちから「頼りになる大人」として信頼され、リガ・ミリティアに欠かせない人物として活躍した。

ザンスカール帝国(ザンスカールていこく)

マリア・ピァ・アーモニア

CV:篠原恵美

ザンスカール帝国の女王。しかしあくまで神輿としての存在であり、実権はほぼ持っていない。かつてはスラム街で暮らしていたが、娘のシャクティを産んだ頃からサイキッカーとしての資質に目覚め、人々の病気を癒しながら人々を教え導くようになる。当時有力政党の党首だったカガチがこの活動に目をつけ、言葉巧みに取り込んで自身の傀儡とした。
この際、シャクティまでも政争の道具にされることを恐れ、信頼していた人物に「カガチの手の及ばないところで育ててほしい」と彼女を託すが、結局は彼らに裏切られて娘と生き別れになっていた。

個人としては悪人ではなく、「自分ではカガチを止められない」として完全に諦めてはいたが、ザンスカール帝国の凶行に苦悩していた。シャクティと再会すると、遅ればせながら「なんとか自分の立場を利用して戦争を止められないか」とも考え始めるが、帝国内部の政争に巻き込まれて死亡する。

クロノクル・アシャー

CV:檀臣幸

ザンスカール帝国の女王マリアの実弟。20歳。反骨心と功名心が強く、サイド2がザンスカール帝国に飲み込まれていく中で、「姉の七光りだと思われずに自分の力を周囲に認めさせたい」と考え、軍に志願する。
「リガ・ミリティアの部隊が戦災孤児を連れている」と思い込んで戦闘を躊躇する、先輩軍人がウッソの母親を人質にしたと知って「2度とアイツを先輩と呼ぶまい」と怒りを露わにするなど、個人としてはそれなりに善良。リガ・ミリティア最強のエースパイロットとなったウッソを相手に、幾度も死闘を繰り広げた。

カテジナ・ルース

CV: 渡辺久美子

カサレリアの程近くにある、ウーイッグという街の裕福な家に生まれた少女。17歳。たびたびここに買い物に来るウッソから憧れの感情を向けられ、時折話し相手になる程度の交流を続けていた。
物語序盤、リガ・ミリティアの幹部と一緒にザンスカール帝国に拉致される。この時は完全に民間人だったため、クロノクルが後見人となって保護することを提案。すると「恐ろしい戦争屋だと思っていたが、彼のように優しい人間もいるのだとしたら、ザンスカール帝国とはどのような組織なのか」を知りたい気持ちが芽生え、クロノクルの下で働き始める。

MSパイロットとしてすさまじい素質を秘めており、ウッソに匹敵する成長速度でザンスカール帝国のエースとなる。同時に戦争の狂気に飲まれ、ザンスカール帝国の思想に染まり、戦いと殺戮を楽しむ凶悪な人物へと変貌していった。
小説版では「強化人間」(“ニュータイプの能力を人工的に再現した”存在。MSパイロットとしての優れた能力を得るが、精神の安定を欠くようになる)としての処置を受けていたことが明かされているが、アニメ版でどうだったのかは不明。

『機動戦士Vガンダム』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ウッソ「僕らが出来なければ、次の世代がやってくれます」

地球浄化作戦を断行するザンスカール帝国。そのトップであるカガチは、「人類は滅びるべきである」との思想を持っていた。彼はひたすらに戦争を繰り返す宇宙世紀という時代に絶望し、「これから先も人類は悲劇と過ちを繰り返す、ならば自分の手で介錯してやるべきだ」と考えるようになっていた。ザンスカール帝国の侵略行為は、全てはカガチの絶望から始まったものだったのである。
物語終盤、カガチと対峙したウッソは、彼の思惑と絶望を感じ取り、「それは誤りである」と指摘する。まだ若く、カサレリアで自然に囲まれて育ったウッソにとって、「子が親を越えていくこと」、「過ちを乗り越えて進んでいくこと」はごく当たり前の事実であり、カガチの出した結論など老人の妄言にしか思えなかった。
「その自惚れが人類を間違えさせたのだぞ」とカガチが反論すると、ウッソは「僕らが出来なければ、次の世代がやってくれます」と言い返す。責任転嫁しているように見えて、「人類は、自分たちの子孫はきっとそんなに愚かではない」という力強い信頼に満ちたセリフである。

リーンホースJr.の特攻

エンジェル・ハイロゥを巡る攻防の中、敵の防衛線を前に足踏みを続けていたリガ・ミリティアの宇宙戦艦リーンホースJr.は、「艦首の大型ビームシールドを束ねてビームラムを生成し、これを頼みに敵艦隊中枢に突撃する」という一か八かの行動を取る。「そろそろ覚悟を決める時かな」との艦長の言葉を受けたゴメスは、「閣下がそうお考えなら」と返し、艦を動かす最低限の人員を残して総員に対艦を命令。物語の序盤からリガ・ミリティアとウッソたちの戦いを支えてきた組織の重鎮たちと共に、全員が死を覚悟した上での最後の攻撃を仕掛ける。
特攻を美化するかのような内容に賛否両論はあるものの、ベテラン軍人と「ザンスカール帝国を止めなければならない」との思いで命懸けで戦い続けた老人たちの、文字通り最期の見せ場である。『ガンダムシリーズ』全体を見回してもこのシーンを「最高の名場面」として挙げる声も少なくない。

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