デッドマウント・デスプレイ(DMDP)のネタバレ解説・考察まとめ
『デッドマウント・デスプレイ』とは、原作・成田良悟、作画・藤本新太による漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。2017年から『ヤングガンガン』で連載を開始した。略称は『DMDP』。勇者に倒され、現代の新宿で生きる少年・四乃山ポルカに憑依し転生したネクロマンサー・屍神殿が、警察や犯罪者、親戚の陰謀に巻き込まれながら、仲間と共に戦い、人間としての成長しつつ、平穏な暮らしを目指す戦いを描いていく。逆異世界転生モノであるが、ベテランがあえて挑む類のなろう系で、群像劇形式が魅力の作品である。
サバラモンドの落とし子
シヴィル・A・サバラモンド
CV:村瀬歩
帝国宮廷魔術師第一席のアリウス・サバラモンドによく似た少年。姓は同じだが血縁関係というわけではなく、オリジナルのアリウスから作られたクローン人間。100年ほど前まだ赤子だった際に、異世界から渡っているため、実際の年齢はもっと上だと思われる。小さい頃から異世界について書かれた資料を読み漁っていたため、知識としては知っていたが自分を生み捨てたような存在であるアリウスのことは嫌っている。
魔術をうまく扱うことはできず、肉体強化とただ魔力を放出する程度しかできなかった。しかしアリウスのクローンであるため、屍神殿の魔術を使い方を見ただけで再現するなど、独学ではあるが短時間で魔術を組み上げるほどの天才っぷりを発揮している。
四乃山ポルカを仲間に引き込もうとするが、中身が屍神殿だったため失敗。対決に敗れた後は、本格的に魔術を学ぶ代わりに彼らの協力者となった。
アラハバキ
全身傷だらけの筋肉質な女性。非常に好戦的で考えるのは苦手。本名は幅木 ソアラ(はばき そあら)。屍神殿の世界にいた魔獣の臓器を移植させられた改造人間のようなもので、高い身体能力と再生能力を持つ。父親に売られて以降の人体実験で散々な目に合っていたらしく、元凶となった彼に直接復讐がしたいと望むほどだった。
小幽の勝負に敗れて以降は、魔獣化の制御を教わる代わりに屍神殿の協力者となった。
ルル
CV:岡咲美保
色黒の幼い少女。高位の石の精霊憑きで声を聴くことができるが姿を見ることができない。彼女に何かあると精霊が守ろうとするため周りの被害が著しい。精霊との対話方法を知らないため全く制御できず、暴走させることが多かった。
ミサキとの対決の後、精霊語を使用しての制御を仕方を教わる代わりに屍神殿の協力者となった。
阿牙倉家
阿牙倉 マジリ(あがくら まじり)
CV:赤崎千夏
阿牙倉の長女。血の繋がりのない男女を養子に向かい入れ、「阿牙倉」の形成した。黒いセーラー服に漆黒の髪という一見すれば女子高生のような姿。気の多い性格で気にいった相手を養子にしようとする。過去に小幽の両手足を斬り落とし、質にして養子にしようとしたが、四乃山に先を越されたことは誤算だったと苦々しい顔をしていた。その後ミサキのことも気に入り、二人纏めて養子にしようとしているがミサキには難なく躱され、小幽にも断固として断られている。
その正体は屍神殿の世界にいた最高位吸血鬼で本名はリディ・マラクーガー。種族の枠組みを超えていて、種族の頂点すらも通り越した絶対的な孤高の存在で、「神祖返り」の二つ名で呼ばれていた。
100年前に火吹き蟲の始まりとなった実験体の2人を救出し、さらに疑似人格の大量コピーに力を貸した。
阿牙倉 百矢(あがくら ももや)
CV:八代拓
阿牙倉マジリの弟で、渋谷で裏社会の荒事を請け負う「阿牙倉家」の一人。2m以上ありそうな高身長で、人混みでもすぐにどこにいるか分かる。銃火器でで武装した集団を一人で皆殺しにできるなど高い戦闘力を誇る。西田を殺し、氷室と共に匠を攫って拷問するが、助けに来たミサキと小幽の二人を相手取る。だが種族進化したばかりのミサキの力に不意を突かれ敗北した。
阿牙倉 夏南(あがくら かな)
CV:高木美佑
阿牙倉マジリの妹で、「阿牙倉家」の一人。大きな眼鏡にフードを深くかぶった女性。ワイヤーを使った戦法が得意。
阿牙倉 ダリア(あがくら だりあ)
CV:松本沙羅
阿牙倉マジリの妹で、「阿牙倉家」の一人。長い髪をフィッシュボーンしている長身の女性。蹴り技が得意。
阿牙倉 夢路(あがくら ゆめじ)
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目次 - Contents
- 『デッドマウント・デスプレイ』の概要
- 『デッドマウント・デスプレイ』のあらすじ・ストーリー
- 新宿へ転生した死霊術士
- 『怪人ソリティア』の復帰講演と没落した帝国の国章
- 阿牙倉一家と秘密結社「サバラモンドの落とし子」
- 「火吹き蟲」の正体と新宿大戦
- 死体探し
- 『デッドマウント・デスプレイ』の登場人物・キャラクター
- 主要メンバー
- 屍神殿(かばねしんでん)
- 四乃山 ポルカ(しのやま ぽるか)
- 崎宮 ミサキ(さきみや みさき)
- 繰屋 匠(くるや たくみ)
- 細呂木 雅 (ほそろぎ みやび)
- 四乃山 小夜(しのやま さよ)
- 雷 小幽(レイ シャオユウ)
- クラリッサの関係者
- 倉木 リサ(くらき りさ)
- 一ノ瀬 古瑠斗(いちのせ こると)
- 阿字城 イズナ(あじしろ いずな)
- デスクロー 佐谷(ですくろー さや)
- カルラ・ウォン
- 裏井(うらい)
- 西田(にしだ)
- 浅浦 カザミ(あさうら かざみ)
- 幌島 リンネ(ほろしま りんね)
- 幌島 ヒイロ(ほろしま ひいろ)
- その他の仲介屋
- 氷室 久遠(ひむろ くおん)
- 安藤 瑠士亜(あんどう るしあ)
- ジョッアキーノ・ソルダーティ
- カタシロ
- 厄ネタ
- レミングス
- 怪人ソリティア(かいじんそりてぃあ)
- 火吹き蟲(ひふきむし)
- 雑貨殿(ざっかでん)
- サバラモンドの落とし子
- シヴィル・A・サバラモンド
- アラハバキ
- ルル
- 阿牙倉家
- 阿牙倉 マジリ(あがくら まじり)
- 阿牙倉 百矢(あがくら ももや)
- 阿牙倉 夏南(あがくら かな)
- 阿牙倉 ダリア(あがくら だりあ)
- 阿牙倉 夢路(あがくら ゆめじ)
- 警察関係
- 岩野目 ツバキ(いわのめ つばき)
- 荒瀬 耿三郎(あらせ こうざぶろう)
- 戸沢 弾正(とざわ だんじょう)
- 八津 蘭丸(やつ らんまる)
- 合川 咲姫(あいかわ さき)
- 山田 文代(やまだ ふみよ)
- 幅木 秀秋(はばき ひであき)
- 鷹巣 次郎太郎(たかす じろたろう)
- 西明寺 水琴(さいおんじ みこと)
- 四乃山家
- 四乃山 呂算(しのやま ろざん)
- 四乃山 カノン(しのやま かのん)
- 四乃山 岳(しのやま がく)
- 四乃山 尊(しのやま たける)
- 四乃山 希吏(しのやま きり)
- 四乃山 涼火(しのやま すずか)
- 四乃山 華月(しのやまかづき)
- 四乃山 紫月(しのやましづき)
- 四乃山 五郎(しのやま ごろう)
- 龍宮機関
- 暴(パオ)
- 太貝(タイペイ)
- 蓬(よもぎ)
- その他
- 山ノ浦 章太(やまのうら しょうた)
- ばあや
- 胡蝶・エイトポート(こちょう・えいとぽーと)
- 神薙 涼馬(かんなぎ りょうま)
- 偽火吹き蟲(にせひふきむし)
- 屍神殿と契約した霊
- 皇帝/フラムロディア・バャディラーズ
- パロミー
- ラカベニア
- ルフ・ヴェルライズ
- 異世界
- イーズリーズ・ソルドフレイル
- シャグルア・エディス・ルグリッド
- ロメルカ・リメルカ
- ピラウィッゾ
- シルク・マラクーガー
- ウルドヴィジア
- シュラ・ゾーゾルッゾ・クランプランプ・ランプトン
- レクリア・ローフィラルド
- パニ
- アリウス・サバラモンド
- 屍神殿の父親
- 聖女/エルシア・サバラモンド
- 『デッドマウント・デスプレイ』の用語
- 亜眼(あがん)
- 死霊術(しりょうじゅつ)
- 魔溜石(まりゅうせき)
- 厄ネタ(やくねた)
- 拷問ビル
- バヤディ帝国
- 三纂(さんさん)
- サバラモンドの落とし子
- 『デッドマウント・デスプレイ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 屍神殿「軽々しく命に触れるな。命は全部、僕の玩具だ」
- 屍神殿「クズとかゴミとか穢れてるとか、そういうのを決めるのは社会なんだと思います。それは否定しません。でも誰と友達でいるかは、僕が決める」
- 四乃山呂算「何より俺は親だぜ? 理屈なんているかよ」
- 怪人ソリティア「人生を楽しむコツは無駄を楽しめるかどうか。無駄な時間、無駄な努力、無駄な散財。それを省くという事は、究極的にただ呼吸と食事と睡眠をするだけの装置と成り果てる事だ!」
- 荒瀬 耿三郎「私が鞭ならイワさんが毒混じりの水飴だ」
- 四乃山小夜「貴方を信じて契約した魂の事を貴方も信じてあげなさい」
- 雷小幽「僕のこの血は、四乃山を護る雷だ」
- 崎宮ミサキ「どうせなら私も巻き込まれたいと思っているからね。一緒にポルカ君を助けに行こう」
- 繰屋匠「必要以上に悪ぶることも善人ぶることもねぇ。やりたいように全力でやれよ『屍神殿』!!」
- 岩野目ツバキ「お前の復讐は別の形で果たしてやる。少なくとも日本の中にいるサバラモンドとかいう連中は俺が潰す」
- フラムロディア・バャディラーズ「この世界で……自分の意思で…今度こそ守りたいものを守れ!」
- 『デッドマウント・デスプレイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 屍神殿が討伐された後を描く本編同時進行の書き下ろし小説
- アニメ収録前にお祓い
- ソリティアはアニメより先にCMで先行出演
- ヤングガンガンにてDMDP外伝小説を先行公開
- 『デッドマウント・デスプレイ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):Sou「ネロ」
- 第2クールOP(オープニング):水瀬いのり「スクラップアート」
- ED(エンディング):水瀬いのり「アイオライト」
- 第2クールED(エンディング):内田雄馬「Hope」