デッドマウント・デスプレイ(DMDP)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『デッドマウント・デスプレイ』とは、原作・成田良悟、作画・藤本新太による漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。2017年から『ヤングガンガン』で連載を開始した。略称は『DMDP』。勇者に倒され、現代の新宿で生きる少年・四乃山ポルカに憑依し転生したネクロマンサー・屍神殿が、警察や犯罪者、親戚の陰謀に巻き込まれながら、仲間と共に戦い、人間としての成長しつつ、平穏な暮らしを目指す戦いを描いていく。逆異世界転生モノであるが、ベテランがあえて挑む類のなろう系で、群像劇形式が魅力の作品である。

イーズリーズ・ソルドフレイル

CV:豊口めぐみ
100年以上前に滅びたバャディ帝国の宮廷魔術師第二席で、「放浪桟敷(ほうろうさじき)」の異名を持つ。屍神殿に死霊術を教えた師匠で、彼よりも強いとされている。草食獣と思式獣の頭蓋骨を被って素顔を隠しており、扇情的な踊り子ともとれる衣服をまとった女性。
今や廃墟を化したバャディ半島に住んでおり、魔人と呼ばれて恐れられている。
屍神殿の記憶ではそっけない態度を取っていたが、弟子の仇であるシャグルアを容赦なくボコるほど溺愛していたらしい。
彼から弟子の言葉を聞き、以降はシャグルアと共に行動している。

シャグルア・エディス・ルグリッド

CV:草尾毅、天海由梨奈(幼少期)
ゲルドウッド教団に所属する騎士。屍神殿と同じく〝亜眼〟持ちで「厄災潰し(やくさいつぶし)」の二つ名を持つ。3歳の頃に呪いの子だと村を追い出された日、野盗に襲われ家族を皆殺しにされる。教団に保護されてから、英雄として戦場の最前線に立ったり、邪教集団や非合法組織と一人で相対したり、竜などの災害と呼ばれる魔物の討伐に勤しんでいた。
屍神殿を討伐後、亜眼持ちにしか見れない彼の日記を読み、屍神殿は本当に討伐すべき邪悪な存在だったのか疑問を抱く。ゲルドウッド教団の裏の顔がいくつも書かれていたため、もう教会のためには働けないと切り捨てることを決意。転生の秘術で身体を乗っ取られた「屍神殿」として、教団を出奔し、追われる身となった。
その後、100年以上前に滅びた巨大な帝国の跡地であるバャディ半島に向かい、イーズリーズやロメルカと出会い、行動を共にしている。

ロメルカ・リメルカ

CV:高森奈津美
樹木と融合して操る樹操術士(ウッズメイズ)の女性。非常におしゃべりで喋りだすとノンブレスでしゃべり倒す。廃毒竜と呼ばれるドラゴンであるピラウィッゾと話し出すと三日三晩は会話が途切れないらしい。
シャグルアが半島に訪れた際に追い払おうとしたが失敗に終わり、逆におしゃべりが災いして自分が帝国関係者という情報を与えることになってしまった。このような人物ではあるが、帝国の宮廷魔術師第七席の座に就く程の実力はある。

ピラウィッゾ

廃毒竜(はいどくりゅう)と呼ばれるドラゴンで、シャグルアが直接相対したことがある竜。人型を取ることもでき、姿は中性的な子供で饒舌。本人曰くドラゴンの姿で人の言葉を話すのは疲れるらしい。
シャグルアがいたヌャンイルド王国の先王を殺すことで国全体を破滅の危機に追いやった。住民が言うには権力者の肉を珍味として食らい、高貴な魂を用いて自分の寿命を延ばしている。だがそれは全くの風評被害で、実際は王達が万能の凶器を作るための材料に「廃毒竜の血」を求め、殺そうとしてくるため返り討ちにしていただけだった。

シルク・マラクーガー

強力な吸血鬼の暗殺者で「紅雪(こうせつ)」の異名を持つ。阿牙倉マジリことリディ・マラクーガーの実の姉。今や世間が認知するほど知れ渡っている暗殺者で、その理由は仕事をこなす前に必ず暗殺を世間に対して予告するため。一見快楽主義のようだが、暗殺対象の大半は犯罪のもみ消しなどを行っている貴族や悪徳商人、犯罪組織の幹部、凶悪犯などで一部の民衆には英雄扱いされている。
教団の最高幹部である「聖導師」の依頼で、シャグルアの暗殺を命じられ刺客として送り出される。しかし彼が暗殺対象はかけ離れた善人であるため、「屍神殿」に乗っ取られたという話が虚言であることに気が付く。実は彼女が送り出されたのは陽動で、教団はイーズリーズを始末するために囮として使っただけだった。

ウルドヴィジア

CV:伊瀬茉莉也
傀雷竜(かいらいりゅう)と呼ばれるかつて世界を雷光で染め上げたとされるドラゴンで、イーズリーズに討伐された。自分の死骸を商業ギルドから買い戻させるのを条件に、霊魂は彼女と200年の契約を交わしている。その死骸は弟子である屍神殿に渡り、小幽の右腕に移植された。

シュラ・ゾーゾルッゾ・クランプランプ・ランプトン

CV:松岡禎丞
帝国宮廷魔術師第三席で二つ名は「虚銃座(うつろじゅうざ)」。屍神殿のことを弟分として、可愛がっており、彼が殺されアンデットとなった後も変わらず接していた。同盟を結んだパニに派遣され、教団に暗殺されそうになった神官のレクリアを助け、彼女と共に行動している。

レクリア・ローフィラルド

CV:柚木涼香
教団の女性神官で、屍神殿の討伐にシャグルアを援護した。彼が出奔する前、唯一会話をして真実を告げられた。シャグルアに変わって教会を取りまとめていたが、人民の信頼を得始めてたことで、邪魔になった上層部に暗殺されそうになる。
間一髪のところを、帝国宮廷魔術師第三席であるシュラに助けられ、彼ともに行動をする。

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