漆間恒（ワールドトリガー）の徹底解説・考察まとめ
漆間恒（うるしま わたる）とは葦原大介によるSFバトル漫画『ワールドトリガー』の登場人物。異世界である近界（ネイバーフッド）からの侵略者・近界民（ネイバー）から世界を守るための組織・界境防衛機関「ボーダー」に所属する戦闘員である。B級漆間隊の隊長を務めており、ポジションは銃手（ガンナー）。その存在は公式ファンブックで明らかになっていたものの、本格的に本編に登場し始めたのは遠征選抜試験編からである。初登場時はセリフなしのたった1コマのというものだったが、Xで一時トレンド入りを果たした。
B級ランク戦とは、界境防衛機関「ボーダー」の主力とされているB級部隊の格付けを行うための模擬戦である。3～4の部隊が1つのマップで戦い、その戦いで獲得した得点に応じて順位が決まる。
漆間恒（うるしま わたる）率いる漆間隊は、このB級ランク戦の際に名前のみが登場した。なお、漆間隊の部隊編成や漆間が装備しているトリガーの詳細などは、公式ファンブック『ワールドトリガー オフィシャルデータブック BORDER BRIEFING FILE』で明かされている。
B級ランク戦開始時点では9位だったが、全日程が終了した後は14位まで下がった。これはB級中位グループの最下位に当たる。
遠征選抜試験
B級ランク戦が終わり、「ボーダー」は予てより計画していた近界（ネイバーフッド）への大規模な遠征のための準備を本格的に開始する。そのためにB級中位以上の隊員を対象にした遠征選抜試験を行う。漆間隊の漆間とオペレーターの六田梨香はここで初登場を果たす。
給料形態が歩合制であるB級部隊である自分が1週間も試験のために無給で拘束されることを不服とした漆間は、上層部に意義を申し立てた。その様子を見て、その場にいた漆間を知る他のメンバーは、「漆間らしい」と評価していた。上層部は漆間に対して上層部は選抜試験に合格すれば遠征に行かない場合でも正規の手当の半額、日当5,000円を支給すると約束する。漆間はそれに納得し、試験に対してやる気を見せた。
遠征選抜試験は通常の部隊メンバーではなく、試験に選ばれた臨時隊長がメンバーを選んで作る、シャッフル部隊で行われる。漆間はA級風間隊の万能手（オールラウンダー）である歌川遼（うたがわ りょう）が隊長を務める歌川1番隊に配属された。部隊メンバーはB級玉狛第二（三雲隊）の攻撃手（アタッカー）である空閑遊真（くが ゆうま）、B級柿崎隊の銃手である巴虎太郎（ともえ こたろう）、そしてB級隊那須隊のオペレーターである志岐小夜子（しき さよこ）である。
漆間は上層部が約束してくれた手当を手にするために、真面目に課題に打ち込むのだった。
漆間恒の関連人物・キャラクター
通常部隊メンバー
六田梨香（ろくた りか）
B級漆間隊のオペレーター。漆間よりも1つ年上の17歳。並行処理能力が重要なオペレーターという役職だが、実は並行処理が苦手で、同時にいろんなことを考えることが不得意であるとのこと。穏やかでのんびりしているが、困惑しておどおどしてしまうことも多々ある。
遠征選抜試験ではA級三輪隊の狙撃手（スナイパー）である古寺章平（こでら しょうへい）が隊長を務める古寺6番隊に所属している。
六田梨香（ワールドトリガー）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
六田梨香（ろくた りか）とは、葦原大介によるSFバトル漫画『ワールドトリガー』の登場人物。異世界である近界（ネイバーフッド）からの侵略者・近界民（ネイバー）から世界を守るための組織・界境防衛機関「ボーダー」に所属しており、B級漆間隊のオペレーターを務めている。オペレーターに必須の能力・並行処理能力が低く、同時にいろんなことを考えることができない。オペレーターの能力評価の低さも作中トップクラスである。漆間隊に戦闘員が隊長の漆間恒しかいないのは、六田の処理能力の都合であると考えられる。
遠征選抜試験メンバー
歌川遼（うたがわ りょう）
CV：三浦祥朗
舞台俳優：奥野翼
A級風間隊の万能手（オールラウンダー）。漆間と同い年の16歳である。人当たりが良くフォロー上手。同じ部隊の菊地原士郎（きくちはら しろう）が口が悪いため諌め役も務めている。攻撃手用の短刀ブレードトリガー「スコーピオン」をメインに使用し、射手用トリガーの「メテオラ」や「ハウンド（追尾弾）」も使用して戦う。
遠征選抜試験では臨時部隊の隊長を任された。漆間の所属する歌川1番隊の隊長としてチームをうまくまとめている。
空閑遊真（くが ゆうま）
CV：村中知、皆川純子（VOMIC版）
舞台俳優：植田圭輔
B級玉狛第二（三雲隊）の攻撃手（アタッカー）で、遠征選抜試験では漆間と同じ歌川1番隊に所属している。漆間の1つ年下の15歳。
近界（ネイバーフッド）出身の近界民（ネイバー）であるが、そのことは「ボーダー」内の人間でもわずかしか知るものがおらず、漆間も空閑近界民であることは知らない。「ボーダー」では空閑は”外国育ち”という設定になっており、漢字がまだあまり読めず、日本語の読解力もまだあまりない。一般教養に関する試験では問題文が読めないために足を引っ張っており、漆間からは怒りを買っていた。しかし戦闘に関する知識や発想力については漆間も頼りにしている節がある。
巴虎太郎（ともえ こたろう）
CV：井野優
B級柿崎隊の銃手である（ガンナー）で、遠征選抜試験では漆間と同じ歌川1番隊に所属している。漆間の2つ年下の14歳。
小学生の時から「ボーダー」に所属している。当時は唯一の小学生隊員だった。銃手であるが、攻撃手用長刀ブレードトリガー「弧月（こげつ）」も使う。
志岐小夜子（しき さよこ）
CV：広橋涼
B級隊那須隊のオペレーターで、遠征選抜試験では漆間と同じ歌川1番隊に所属している。漆間と同い年の16歳。
悪天候でも狙撃から相手の正確な位置を割り出すことができる優秀なオペレーター。ただ異性が苦手で、特に年上がダメ。年上の異性相手だと「社会生活に支障を来たす」状態になるという。弟がいるため、年下ならば多少は平気だろうと歌川は空閑や巴に志岐の相手を任せていたが、家族でないからか、苦手意識は消えておらず、挙動不審になっており、歌川1番隊ではなかなか苦戦を強いられている。
漆間恒の名言・名セリフ／名シーン・名場面
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