ワールドトリガー(ワートリ)の玄界(ミデン)・近界(ネイバーフッド)まとめ

『ワールドトリガー』(ワートリ)とは、日本の漫画家・葦原大介によるSF漫画。ある日突然、三門市という町が近界(ネイバーフッド)と呼ばれる異世界からの侵略者・近界民(ネイバー)の襲撃を受けた。その危機を救ったのが、界境防衛機関「ボーダー」である。「ボーダー」は、様々な近界の国の攻撃から、近界民達が玄界(ミデン)と呼ぶ自分達の世界を守るために戦う。
主な舞台となる三門市や、登場する近界の国には、細かな設定が施されており、その設定の奥深さが世界観をより鮮明にしている。

『ワールドトリガー』(ワートリ)の概要

『ワールドトリガー』とは、日本の漫画家・葦原大介によるSF漫画。2013年に集英社の『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された。その後作者急病のため2016年に休載へと入る。2年という長期休載を経て、2018年に再び『週刊少年ジャンプ』にて連載を再開した。5週連続『週刊少年ジャンプ』にて連載をした後、同社の月刊誌『ジャンプSQ.(旧ジャンプスクエア)』に移籍。長期休載に入る前である2014年にTVアニメ化しており、オリジナルストーリーも含めた全73話が放映されている。連載復帰後は、2021年1月にTVアニメ2ndシーズン、同年10月に3rdシーズンが放映されており、新たなファンを獲得した。

物語の舞台は、三門市と呼ばれるとある都市。三門市はある日突然、近界(ネイバーフッド)と呼ばれる異世界からの侵略者・近界民(ネイバー)の襲撃を受けた。その危機を救ったのが、主人公の三雲修(みくも おさむ)や空閑遊真(くが ゆうま)が所属する界境防衛機関「ボーダー」である。「ボーダー」は、近界の攻撃から、近界民達が玄界(ミデン)と呼ぶ自分達の世界を守るために日々戦うのだ。

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玄界(ミデン)/こちら側の世界とは

玄界(ミデン)とは、主人公の三雲修(みくも おさむ)達が暮らす世界のこと。異世界・近界(ネイバーフッド)の人間からそう呼ばれている。作中では、近界を「あちら側の世界」と表現することがあり、その対義語として玄界を”こちら側の世界”と表現することもある。

町並みや文化などは、現実の日本とほぼ同じ。「ボーダー」本部が設置されている三門市が『ワールドトリガー』の主な舞台になっている。三門市という町にも細かな設定がされており、各地域の名前や特徴などがある。作中では、「ボーダー」関係の施設以外にも飲食店や花屋などが登場し、その1つ1つの店に歴史がある。

近界(ネイバーフッド)/あちら側の世界とは

近界(ネイバーフッド)とは、主人公の三雲修(みくも おさむ)達が住む世界・玄界(ミデン/こちら側の世界)とは違う空間に存在する異世界。作中では、”あちら側の世界”と表現することもある。近界は宇宙空間のような暗闇の世界。そこに巨大なトリガーで作られた星が浮かんでおり、その上に国が成り立っている。天体のようにそれぞれの星は常に移動しており、一定の軌道上に存在する国を「惑星国家」と呼び、一定の軌道を持たずに動き回る国を「乱星国家」と呼ぶ。星同士が近づくと、艇(ふね)での行き来が可能となる。

近界の軍事国家などは、トリオン能力が優れた人間を捕獲して、近界同士の戦争に用いる。そのため、玄界にトリオン兵を送り込んで襲撃してくることもある。

『ワールドトリガー』(ワートリ)の玄界(ミデン)/こちら側の世界

三門市(みかどし)

『ワールドトリガー』の物語の主な舞台。人口は約28万人。主人公の三雲修(みくも おさむ)達が住んでいる。4年半前に近界(ネイバーフッド)からの大規模な侵攻があった。2日間に及ぶ近界からの攻撃で東三門は壊滅。被害は、死者1200名以上、行方不明者400名以上に上った。この第一次大規模侵攻の後、近界民(ネイバー)やトリオン兵の存在が公になり、壊滅した東三門に界境防衛機関「ボーダー」本部が設置されるに至った。

警戒区域(旧東三門)

「ボーダー」が本部周辺に設定した区域。第一次大規模侵攻の被害をもろに受けた場所である。門(ゲート)と呼ばれるトリオン兵が現れる場所を誘導する装置が本部にあるため、戦場になる確率が高い。そのため一般人の立ち入りは禁止となっている。ただ厳密な侵入規制はされておらず、バリケードも有刺鉄線のみ。そのためやろうと思えば簡単に侵入することができる。住民は既に移住しているが、住居はそのまま残っている。

放棄区域

警戒区域の周辺部で、住民がいなくなったため無人となった場所。住居の所有権は元の住民に残っているため、防衛任務の際は被害を出さないように戦う隊員も多い。主人公の1人・空閑遊真(くが ゆうま)の持つ黒トリガー(ブラックトリガー)争奪戦で、迅悠一(じん ゆういち)やA級嵐山隊がA級上位混合チームや三輪隊と戦った場所である。

三門市立第一中学校(みかどしりつだいいちちゅうがっこう)

警戒区域の南東に位置する市立中学校。B級影浦隊の狙撃手(スナパー)絵馬ユズル(えま ユズル)が通っている。

第一次大規模侵攻の被害地域に最も近く、そのため戦災や引っ越しで生徒数が3割ほど減った学校。学校にはどこか厭世的(人生に絶望し、世をはかなむ傾向にあるさま)な雰囲気が漂っている。作者曰く、「本編でいらんことしがちなC級隊員は大体ここの出身」だそう。

三門市立第二中学校(みかどしりつだいにちゅうがっこう)

警戒区域の東北東に位置する市立中学校。元那須隊の狙撃手(スナイパー)の日浦茜(ひうら あかね)やB級柿崎隊の銃手(ガンナー)の巴虎太郎(ともえ こたろう)が通っている。

住宅地の外れにある学校で、程よくのんびりとした校風を持つ。多くの生徒は素直だったり天然だったりする様子。第二次大規模侵攻の際に、C級隊員が一番多く攫われたのが、この三門市立第二中学校の学区であるため、生徒の保護者はわりとピリピリしている。

三門市立第三中学校(みかどしりつだいさんちゅうがっこう)

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隠岐孝次(おき こうじ)とは、『ワールドトリガー』に登場する人物である。県外からスカウトされボーダーに入隊した。ボーダー本部B級生駒隊の狙撃手(スナイパー)として活躍している。出身は大阪府で普段から関西弁で話す。トリオン体では常にサンバイザーを着用。右目の下に泣きボクロがあるのが特徴だ。自身の隊長である生駒達人(いこま たつひと)からはモテる認定されていて、よくからかわれている。遠征選抜試験では諏訪洸太郎(すわ こうたろう)に指名され、諏訪7番隊として試験に参加する。

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東春秋(あずま はるあき)は、『ワールドトリガー』に登場するボーダー本部B級6位の東隊の隊長で狙撃手(スナイパー)である。年齢は25歳と、戦闘員中2番目の年長者。現ボーダー創設時のメンバーの一人で「最初の狙撃手」で狙撃手ランク第3位。ほぼ全ての狙撃手が東の弟子筋と言え、人望も厚い。指揮力も忍田真史(しのだ まさふみ)本部長と並びNo.1の実力者である。 任務外ではボーダー提携の大学院でトリオンや戦史の研究をしている。

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風間蒼也(かざま そうや)とは『ワールドトリガー』の登場人物で、ボーダー本部所属A級風間隊の隊長。他人の才能や才覚を見抜くことに長けており、優れた育成能力も持ち合わせている。厳しめな物言いもするが、役目を果たしたものを称賛したりと優しさも持ち合わせている。スコーピオンをメイントリガーとして扱い、アタッカーランクは2位の実力者。部隊の戦術は聴覚と透明化のトリガーを駆使したステルス戦闘を得意としている。間接的ではあるが、本作主人公の一人三雲修(みくも おさむ)の成長に何度もかかわっている。

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