ただいま、おかえり（漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ

CV：進藤尚美
弘の母親で穏やかな雰囲気を持つ女性。
着物姿であることが多く、真生には藤吉家に嫁いだ証として自分が譲り受けた着物を渡した。

荻原和彦（おぎわら かずひこ）

CV：寺島惇太
真生の従兄で、子供の頃に親戚の取り決めで婚約の約束をしていた。
真生の地元にある旅館で働いている。

『ただいま、おかえり』の用語

オメガバース

欧米が発祥の物語設定で、生物学的な性として男女のほかにα（アルファ）、β（ベータ）、Ω（オメガ）という3つの性が存在するユニバース（架空の世界）のこと。オメガバースの特徴として、男女関係なく妊娠することができる。男女合わせて6種類の性別を持った人々が存在する世界線である。

α（アルファ）・β（ベータ）・Ω（オメガ）の違い

α（アルファ）

あらゆる面で優秀とされているエリート層。身体的には「ヒート」という突発的な発情期があり、ヒート中の妊娠率は100％。「ヒート」はΩのフェロモンに反応して催し、一度ヒートに入ると暴力的になってしまう傾向がある。人口全体の約20％。

β（ベータ）

βは最も人口が多い普通の人。身体的にはα、Ωのように発情期はなく、Ωのフェロモンに反応しない。人口全体の約70％。

Ω（オメガ）

定期的に発情期があり、生殖率が低いことからαやβよりも劣る存在とされ、社会的地位が低い。身体的には1か月に1度約7日間発情期があり、Ω特有のフェロモンを持っている。Ωの体から放出されるフェロモンはαを誘惑してしまう性質を持つ。βに対してはさほど効果はない。また、男性であっても妊娠、出産が可能。人口全体の約10％。

番（つがい）

αとΩの間だけに起こる設定。「番」はαとΩの発情期中にαがΩのうなじを付近を噛むと成立する。噛まれた際の歯形はずっと残り、原則として番は解消できない。そのため望まない相手と番になってしまわないように首輪をつけて自衛するΩもいる。
なお、「番」の中でも「魂の番」と呼ばれるものがある。これはαとΩが発情とは関係なくお互いのフェロモンに惹かれ、一目見た瞬間に感じあい、必ず相思相愛状態になる。ただ、「魂の番」はかなり稀なケースであり、都市伝説レベルの話。ちなみに『ただいま、おかえり』の主人公真生と弘は「魂の番」である。

発情期抑制剤

Ωの発情期用に開発されたΩ専用の薬。αホルモンを主体とした成分でΩホルモンを抑制することでΩのフェロモンの分泌を軽減させる。効き目には個人差があり、アレルギーやなかなか効かない体質のΩもいる。
また、発情期が突然起きてしまった場合に腕や足に刺す特効薬もある。こちらは5分以内に発情は沈静化するが、副作用が強く、頭痛、吐き気、眩暈などが起きる。

『ただいま、おかえり』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

輝が繋ぎ止めた藤吉親子の仲

弘の父親と弘は真生との結婚を強く反対され、真生へかけた言葉が酷かったことから仲が悪くなっていた。弘の父親は弘や真生と和解するため会いにくるもうまくそのことが伝えられず、弘が弘の父親と縁を切ろうと声をかけようとしたところ、輝が突然走って現れる。輝は弘の父親に「ひーくんのぱぱ、いーめたぁめぇぇぇ！！ごめしゃちーて！」と伝える。それを聞いた弘の父親が「ごめんなさいか…なるほど…」と笑い「まったくだ！順番を誤ってしまったな、簡単なことだった」と弘にすまなかったと謝罪し、和解することができた。仲直りをするのに謝罪することができなかった弘の父親が輝の言葉を聞いて弘に謝罪することができ、弘となんとか和解もできた。輝の言葉によって藤吉家の親子の縁が結び直された印象的な場面である。

藤吉家と真生の関係が好転