海信行(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
海信行(かい のぶゆき)とは『ハイキュー!!』に登場する人物で、音駒高校3年のウィングスパイカーとして春高全国大会出場に貢献した。細かい心遣いや気配りでキャプテンの黒尾鉄朗(くろお てつろう)を副キャプテンとして支えている。春高全国大会での烏野高校戦では、影山飛雄(かげやま とびお)のジャンプサーブをきれいにセッターに返した。レシーブ力が高いと言われる音駒高校の中でも、抜群の守備力があることが分かる。高校卒業後はバレーを引退し、造園業と樹木医を兼業している。
海信行の概要
海信行(かい のぶゆき)は漫画『ハイキュー!!』の登場人物で、主人公たちの烏野高校にとって宿命のライバルである、音駒高校3年生で副キャプテンとして活躍している。
守備力が高いと言われる音駒高校の中でも、海は抜群の守備力でチームを支えている職人レシーバーと作者からは言われている。
キャプテンの黒尾鉄朗(くろお てつろう)やリベロの夜久衛輔(やく もりすけ)は、同級生で入学した時から『全国大会出場』を互いの目標としてきた戦友だ。
ぶつかる事も多く喧嘩が絶えず犬猿の仲と言われていた、夜久と黒尾の仲を取り持つなどチームの潤滑油的な役割を担っており、海の落ち着いた性格や周囲への気配りで3人はいいバランスを保っている。
副キャプテンとして、チームメイトの事で悩んでいた黒尾にさりげなく助言するなど、メンタル面で音駒を支える。
コンバートした犬岡の力になりたくて、付きっきりでレシーブの特訓に付き合う後輩思いな一面もある。
コンバートとはポジションを変更したという意味だ。
就職先はバレーボール関係ではなく、造園業と樹木医を兼業している。
海信行のプロフィール・人物像
所属:音駒高校(ねこまこうこう)3年4組
役所:バレーボール部副主将
ポジション:ウィングスパイカー(WS)
背番号:2番
身長:176.5cm
体重:68.9kg(高校3年4月)
最高到達点:309cm
誕生日:4月8日
兄弟構成:姉・弟
好物:海ぶどう
最近の悩み:些細な気掛かりはありますが、生きていれば何とかなると思っています
CV:星野貴紀
外見は黒髪の短髪で落ち着いた雰囲気の持ち主。
そのため、主人公で烏野高校の日向翔陽(ひなた しょうよう)からは「濃い坊主頭の人」と呼ばれている。
性格は穏やかで控えめ、黒尾や夜久と同い年とは感じられない貫禄をコート内外で放っている。
大事な場面では、的確に仲間をフォローする音駒の精神的な支柱として黒尾やチームメイトを支える。
海信行のポジション・能力
「音駒高校3年能力パラメーター」
パワー:3
バネ:2
スタミナ:3
頭脳:4
テクニック:4
スピード:3
※最低1~最大5の5段階評価
攻撃面ではあまり目立たないが、春高全国大会では絶好調の影山のサーブを試合開始直後から完璧に上げてみせるなど、守備の安定感抜群だ。
レシーブ力が高いと言われる音駒高校の縁の下の力持ち的な存在。
海信行の来歴・活躍
音駒高校バレーボール部入部
バレー部の部室で黒尾と夜久と出会う。
海は「2人ともバレー部の見学?俺は1年5組の海信行よろしく」とにこにこしながら2人に話しかけた。
しかし、2人は中学生の時の大会で対戦していて黒尾の中学校が夜久のチームにボコボコにされていた。
そのためか2人の仲は悪く、食べたい物や好きな女性の髪型など色々な事が正反対の答えになり、喧嘩ばかりしていた。
そんな時、部活で先輩から目標を聞かれると黒尾と夜久は「全国制覇」と答えた。
先輩たちは驚いていたが、隣に居た海は「右に同じです」と答え、3人の目標が一致した。
烏野高校との初めての練習試合
海は音駒の監督である猫又育史(ねこまた やすふみ)の下でチーム作りに励んでいた。
3年に進級すると、宮城県の烏野高校顧問の武田一鉄(たけだ いってつ)の働きかけにより、インターハイ予選前に烏野総合運動公園の球技場で遠征試合を行うこととなる。
音駒高校の通称は”ネコ”、烏野高校の通称は”カラス”。ネコとカラスはゴミ捨て場でよく戦っているのを見かける動物であり、それにちなんで音駒高校と烏野高校の戦いは「ゴミ捨て場の決戦」と呼ばれていた。
試合が始まる前に円陣を組み黒尾が、「俺達は血液だ。滞り無く流れろ、酸素を回せ、”脳”が正常に働くために」と言う。”脳”とは研磨の事だ。
この声掛けを、研磨は恥ずかしがったが海は「自分らへの暗示みたいなモンだ」と言い研磨を納得させた。
この試合で、烏野高校の変人速攻に音駒陣営は驚いた。
烏野優位と思われたが、音駒は持ち前の安定感で点数を取り、練習試合を全勝する事が出来た。
互いのプレーを称え合い、その後、全国の舞台で「ゴミ捨て場の決戦」を行う事を誓い合った。
関東合宿
埼玉県の私立森然高校で開催される、関東のバレーボール強豪校合同夏合宿に参加する。
音駒高校の他には同じく東京の梟谷学園、神奈川の生川高校、森然高校と宮城県の烏野高校が参加する事になった。
春の高校バレー東京都代表決定戦 準決勝(対梟谷)
春の高校バレー東京都代表決定戦の準決勝は、木兎光太郎(ぼくと こうたろう)率いる梟谷学園との戦いとなった。
スパイク力が全国5本の指に入ると言われている木兎は絶好調。
しかしそんな木兎の強烈なサーブを海はきれいにセッターに返した。
「普通ならサービスエースの手応えなのに。化け猫レシーブめ」と木兎に思わせるほどのレシーブだった。
拾って繋げてと競っていたが、絶好調の木兎を止めきれずストレート負けをしてしまう。
春の高校バレー東京都代表決定戦 3位決定戦(対戸美)
春高の残り1枠の代表をかけて戸美学園と対戦する。
戸美学園は、高精度のサーブやどこまでも粘り強い守備、ブロックアウトの戦術、急所をしつこく狙い続ける攻撃、相手をを煽りミスを誘う事が上手く、礼儀正しくクリーンなチームだと印象づけ試合会場全体を味方につけるプレースタイルだ。
狙われたのは2年の山本猛虎(やまもと たけとら)だった。
イライラを募らせる山本を必要以上に狙い続ける戸美学園。
山本のレシーブをカバーしに行った夜久が、観客の足を踏んでしまい捻挫し足を痛めてしまう。
悔しそうにする夜久に対し、黒尾は「たまにはベンチから音駒の勝利を見るのも良いんでない?」と言い、海は「心配するな。全国大会までのちょっとした休憩だ」と声をかける。
夜久がコートから去る後ろ姿を見て黒尾と海は、気合を入れ直す。
1セット目は音駒が勝利する。
2セット目の中盤、夜久の代わりに入った1年生リベロの芝山優生(しばやま ゆうき)とミドルブロッカー灰羽リエーフ(はいば りえーふ)のブロッカーとレシーバーが合わず失点を重ねる。
リエーフの手をぶん回すブロックの問題だと気がつく黒尾だったが、プレーがノッているリエーフに対し水をさすべきじゃないのかと悩む。
そんな姿を見た海は「黒尾、リエーフが未完成なのは皆百も承知だ。あいつが多少勝手したって音駒は崩れたりしないよ」と声をかけた。
その言葉通り、2セット目も音駒高校が勝利し、春高全国大会の出場を決める。
2回戦目の前夜
初の全国大会を前に3年生3人で語り合っていた。
そこへ音駒の”脳”であるセッターの研磨がやってきて「バレーを続ける絶対的理由は無いけど、止める理由も別にない。どっちでもないのはふつうだよ」と言い「汗をかくとか息切れるとかは好きじゃないけど、レベル上げは嫌いじゃないし」と言いその場を立ち去った。
そんな研磨の姿に海は「”レベル上げ”って言うのが研磨っぽいな」と笑った。
春の高校バレー全国大会 1回戦 VS清川高校
1回戦の相手は清川高校と戦った。
清川の強打をレシーブし続ける音駒高校にシビレを切らした清川のスパイクはアウトになり点数を重ねる。
セットカウント2-0で音駒高校が勝利し2回戦へと駒を進めた。
2回戦 VS早流川工業高校
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目次 - Contents
- 海信行の概要
- 海信行のプロフィール・人物像
- 海信行のポジション・能力
- 海信行の来歴・活躍
- 音駒高校バレーボール部入部
- 烏野高校との初めての練習試合
- 関東合宿
- 春の高校バレー東京都代表決定戦 準決勝(対梟谷)
- 春の高校バレー東京都代表決定戦 3位決定戦(対戸美)
- 2回戦目の前夜
- 春の高校バレー全国大会 1回戦 VS清川高校
- 2回戦 VS早流川工業高校
- 3回戦 VS烏野高校
- 卒業後
- 海信行の関連人物・キャラクター
- 黒尾鉄朗(くろお てつろう)
- 夜久徹輔(やく もりすけ)
- 灰羽リエーフ(はいば リエーフ)
- 山本猛虎(やまもと たけとら)
- 孤爪研磨(こづめ けんま)
- 犬岡走(いぬおか そう)
- 海信行の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「リエーフが未完成なのは皆百も承知だ。あいつが多少勝手したって音駒は崩れたりしないよ」
- 「終わりだけど、この3年間が黒尾と夜久と一緒で良かった」
- 海信行の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 濃い坊主の人
- 新幹線好き
- 劇場版の入場特典『33,5巻音駒番外編』での裏話