ラヴィーネ(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
ラヴィーネとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。魔法都市オイサーストで暮らす新米魔法使いで、一級魔法使い試験に主人公フリーレンと共に挑戦する。
貴族の娘で、3人の兄から溺愛されながら育ち、その反動で言動がやたらと荒々しい。幼馴染のカンネとはしょっちゅうケンカしているが、互いの良さも悪さも知り尽くして信頼し合う仲。ラヴィーネはフリーレンの協力を得て一次試験を突破するが、二次試験で失格。次回の試験にも挑戦すべく、オイサーストで修行に励む。
ラヴィーネ(葬送のフリーレン)の概要
ラヴィーネとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。貴族の家に生まれた、魔法都市オイサーストで暮らす新米魔法使いである。
魔法学校を卒業後、幼馴染のカンネと共に一級魔法使い試験に挑戦。そこで主人公フリーレンと出会い、協力して様々な試練に臨んだ。
ラヴィーネはフリーレンの協力を得て一次試験を突破するが、二次試験で失格。3年後に開催される次回の試験にも挑戦すべく、幼馴染のカンネと共にオイサーストで修行に励んでいる。
ラヴィーネ(葬送のフリーレン)のプロフィール・人物像
CV:鈴代紗弓
貴族の末娘で、3人の兄を持つ。兄たちはいずれも優秀だが全員がシスコンで、何かとラヴィーネを溺愛し様々なプレゼントを贈り、母親もこれを止めずに微笑ましく見守っている。ラヴィーネはこの環境に反発しており、女の子らしい振る舞いを求める家族への反発もあって非常に言動が荒々しい。
幼馴染のカンネとはケンカばかりしているが、いつも一緒に行動しており、互いの良さも悪さも知り尽くして信頼し合う間柄。共に試験に挑戦して様々な形で協力してくれたフリーレンには感謝しており、試験終了後に直接お礼を伝えている。
同じ魔法都市オイサーストで暮らす魔法使いエーデルとも交流があるが、魔法学校からの知り合いなのか、一級魔法使い試験での縁なのかは不明。
ラヴィーネ(葬送のフリーレン)の魔法・能力
魔法学校を卒業したばかりの、三級の資格を持つ新米魔法使い。実戦経験はほとんどないが、状況や相手の力量を見る目はそれなりにあり、一級魔法使い試験でも臆病なカンネを叱咤して果敢に敵に挑んでいた。
互いの人柄をよく知るカンネとの連携はかなりのもので、百戦錬磨のフリーレンも感心している。
氷の矢を放つ魔法(ネフティーア)
ラヴィーネの得意とする魔法。氷の矢を放って敵を攻撃する。
周囲に水が多ければ多いほど矢の数や大きさが強化されていくため、水場や雨の中でこそ真価を発揮する。
飛行魔法(ひこうまほう)
空を飛ぶ魔法。もともとは人類の魔法ではなく、魔族が使用していたもの。原理が完全に解明されていない状態で技術として取り込んだため効率が悪く、消耗が激しいのが欠点。
ラヴィーネは魔法学校でこの魔法を習っている。
ラヴィーネ(葬送のフリーレン)の来歴・活躍
カンネと共に魔法学校を卒業
魔法都市オイサーストの貴族の家に生まれる。3人の兄に溺愛されながら育つも、彼らへの反発からやたらと言動荒々しく雄々しい性格となった。同年代の少女であるカンネとは、幼い頃からの親友である。
魔法学校に入学し、カンネを引っ張るようにしながら魔法を修めていく。三級魔法使いとしての資格を得て卒業した後、魔法使いとしてのさらなる成長のため、カンネと共に一級魔法使い試験に臨む。
一級魔法使い試験
一級魔法使い試験では、一次試験前に他の参加者と即席のチームを作ることとなる。ラヴィーネはカンネと、一級魔法使いの資格を求めて街にやってきたエルフの魔法使いフリーレンと組む。
フリーレンはかつて魔王討伐を果たした英雄の1人で、その肩書きに見合う強大な力の持ち主だったが、試験会場の中でカンネと取っ組み合いのケンカをしているラヴィーネを見て「こんな子たちとチームを組むなんて大丈夫だろうか」と頭を抱えることとなった。
一次試験
開始直前に明かされた一次試験の内容は、「チームに1人の脱落者もいない状態で、結界で閉ざされた一定の空間の中で制限時間までに隕鉄鳥(シュティレ)を確保する」というものだった。隕鉄鳥は魔力探知に引っかからず、極めて頑強かつとんでもなく素早いという特徴があり、捕まえるとなると非常に厄介な存在だった。
フリーレンは50cmほどの距離にまで近づいた鳥を捕まえる魔法を修得しており、ラヴィーネたちはこれを使って隕鉄鳥の確保を目指す。「結界内部の水場で派手に魔法を使い、魔力に敏感な隕鉄鳥を“魔法が使われていない水場”に誘導する」という方法で確保に成功するが、ここに別のチームの魔法使いが隕鉄鳥を奪おうと乱入する。
フリーレンが相手チームの魔法使い2人を相手取る中、ラヴィーネはカンネと共にリヒターという格上の魔法使いと対決。リヒターは「チームのメンバーが1人でも脱落すれば一次試験は突破できなくなるのだから、ラヴィーネたちのどちらかか両方を殺して諦めさせて隕鉄鳥を差し出させよう」と物騒なことを考えていたが、人を殺すことに積極的なわけでもなく彼女たちにおとなしくするよう命じる。
しかし自分の仲間2人がフリーレンに敗れるのを見たリヒターは、もはや手段を選んではいられないとラヴィーネたちの殺害を決意。追い詰められる2人だが、フリーレンが試験会場を覆う結界の解除に成功したことでその内部に雨が降り注ぎ、形勢逆転。カンネが得意とする、雨の中でこそ真価を発揮する「水を操る魔法」でリヒターを防御魔法ごと押し流して退け、これにより一次試験を突破する。ラヴィーネもカンネもこれがフリーレンの協力あってのことだとよくよく承知しており、試験後に彼女に感謝の言葉を伝えている。
二次試験
二次試験の内容は、「とある未踏の地下迷宮を最下層まで踏破する」というものだった。試験官は一級魔法使いのゼンゼで、迷宮内にはそれほど危険な魔物もおらず、比較的安全なものになるはずだった。
しかし、迷宮深部に敵対する者の精巧な複製を作り出す水鏡の悪魔(シュピーゲル)がいたことで、安全だと思われていた二次試験は一気に危険度が跳ね上がる。フリーレンの実力は、今回の試験の参加者どころかすでに一級魔法使いの資格を得た者たちと比べても圧倒的に格上だった。
「この迷宮は兄の1人がかつて探索したところだから、その時の情報を持つ私ならなんとかなる」と考えてカンネと共に迷宮に突入するラヴィーネだったが、水鏡の魔物が作り出した参加者たちの複製に追いやられて逃げ惑う。やがてフリーレンたちによる複製体の攻略作戦が始まり、なんとか彼女たちと合流したラヴィーネとカンネもこれに協力する。
ラヴィーネは一次試験での因縁があるリヒターと即興のコンビを組んで戦うが、ゼンゼの複製体に不意打ちされて深手を負う。「こんなところで諦めるなんて」と悔しがるラヴィーネだったが、リヒターに諭されて事前に渡されていた脱出用のゴーレムを起動。無念のリタイアとなった。
さらなる研鑽に励む
カンネとフリーレンは二次試験を突破するも、前者は実力不足、後者は試験官を務めたエルフの大魔法使いゼーリエとの確執によって三次試験で失格。しかしフリーレンは自身の弟子のフェルンが合格して一級魔法使いとなったことで、「用はすんだ」とオイサーストを去っていく。
ラヴィーネはカンネと共に彼女とその仲間たちを見送り、「3年後に開催される次回の一級魔法使い試験に挑戦する」旨を宣言。いつかまた会おうと誓い合って別れることとなった。
ラヴィーネ(葬送のフリーレン)の関連人物・キャラクター
フリーレン
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ヴィアベル(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
ヴィアベルとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。魔王軍残党と長年戦い続けてきた北部魔法隊の隊長であり、その経歴に見合う高い戦闘能力を持つ。 強面で言動も荒々しく、必要だと判断した殺しは躊躇なく実行する。しかし不要な戦いは避けるなど軍人としては良識的で、戦いを離れれば面倒見の良さや気配りの上手さを発揮する二面性のある人物。一級魔法使い試験に参加した中でも屈指の猛者として注目される一方、主人公フリーレン一行の戦士シュタルクを熱心に自軍にスカウトする。
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