呪怨 -ザ・ファイナル-（映画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
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『呪怨 -ザ・ファイナル-』とは日本を代表するホラー映画『呪怨』シリーズの完結編である。監督は落合正幸。キャッチコピーは「最恐が、終わる。」。
それまでの『呪怨』シリーズが1作ごとに独立していたのに対し、今作は『呪怨 終わりの始まり』の続編となっており、失踪した妹の行方を追う女性と不気味な少年を引き取った母子が様々な心霊現象に襲われていく。
2015年6月20公開。全国144スクリーンで上映され、映画観客動員ランキング（興行通信社調べ）で初登場第7位であった。
呪いの家の門扉を厳重に封印し、へたりこむ竹田
呪いの家を訪れた妻と義妹が死んでしまった竹田は、全ての元凶であるこの家を取り壊して呪いを元から断とうと決意する。その手始めとして門扉を鎖で雁字搦めに封鎖した。「この家さえなくなれば呪いは断ち切られる」と呟いてへたりこむ竹田だったが、彼の決意も虚しく、呪いは親戚の家に引き取られた俊雄とともに新たに別の家に巣食おうとしていた。
絵菜「私が死んでも一緒に遊んでね」
謎の白い少年と友達になる絵菜
入院生活を送る絵菜は、近所にある玲央の家を観察することを趣味としている。ある日、その家の中を動き回る白い少年を目撃してしまう。夜中に黒猫を伴った少年が訪ねてくるが、自分の死が近いことを知っている絵菜は「私が死んでも一緒に遊んでね」と少年と約束する。俊雄を恐れることなく、初めての友達になってくれたのだった。
結衣「止められない。終わりはないの」
麻衣は玲央の家で妹の結衣と再会する。
失踪した結衣を探すための手がかりとして佐伯俊雄の行方を追っていた麻衣は、俊雄を引き取った家を訪問する。そこで遭遇した心霊現象に逃げ出そうとした麻衣の足元に縋るように結衣が姿を現す。思わぬところで妹と再会したことに驚く麻衣に、結衣は「止められない。終わりはないの」と言って高笑いをするのだった。
『呪怨 -ザ・ファイナル-』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
俊雄の設定が初期設定から大幅に変更
そもそもの発端である佐伯家の殺人事件であるが、剛雄が妻の伽椰子を殺害したのは妻の浮気を疑い、俊雄は自分の子供ではないと思い込んだからである。これは剛雄が「乏精子症」であり、自然妊娠させる可能性が限りなく低い体質であると知ったためだが、浮気は全くの濡れ衣であり俊雄は剛雄の実子であった。身に覚えのない浮気を疑われた上に殺害された伽椰子が強い怨みを残したのも当然のことだ。
しかし『呪怨 終わりの始まり』においては、伽椰子は不妊に悩みノイローゼになっている女性という設定になっており、そんな彼女が嘗て虐待死した山賀俊雄という少年の霊を腹に宿して産みなおしたのが佐伯俊雄である。つまり佐伯俊雄は剛雄の実子ではない。剛雄が妻を殺してしまった事件は、剛雄にも同情の余地があるものになっている。
そして『呪怨 -ザ・ファイナル-』においては、佐伯俊雄が意識を失っている間に彼の体から謎の白い少年・山賀俊雄が抜け出してきて数々の心霊現象を起こす、という設定に変化している。
取り壊された呪いの家
呪怨とは「つよい恨みを抱いて死んだモノの呪い。 それは、死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、『業』となる。 その呪いに触れたモノは命を失い、新たな呪いが生まれる」と説明されている。ただし今作では、その家によって家族を2人亡くした不動産業者の竹田が家を取り壊している。呪いの家に蓄積され「業」となった呪いはどうなってしまうのか、という新たな取り組みでこの映画は制作されている。
HIKAKINの銀幕デビュー作
実写劇場版『亜人』に本人役で出演したり、他にも様々な映画やTVドラマに出演経験のあるHIKAKINの銀幕デビュー作は『呪怨 -ザ・ファイナル-』である。
『呪怨 -ザ・ファイナル-』の主題歌・挿入歌
主題歌：DOUBLE「Circle of Life」
作詞：SWEEP・TAKAKO 作曲：SWEEP・Maestro-T
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目次 - Contents
- 『呪怨 -ザ・ファイナル-』の概要
- 『呪怨 -ザ・ファイナル-』のあらすじ・ストーリー
- 麻衣
- 玲央
- 絵菜
- まどか
- 俊雄
- 碧
- 奏太
- 伽椰子
- 『呪怨 -ザ・ファイナル-』の登場人物・キャラクター
- 主要キャラクター
- 生野麻衣（しょうのまい／演：平愛梨）
- 北村奏太（きたむらそうた／演：桐山漣）
- 玲央（れお／演：おのののか）
- 佐伯家の人間
- 佐伯俊雄（さえきとしお／演：小林颯）
- 佐伯伽椰子（さえきかやこ／演：最所美咲）
- 佐伯剛雄（さえきたけお／演：緋田康人）
- その他の登場キャラクター
- 碧（みどり／演：柳ゆり菜）
- まどか（演：松浦雅）
- 生野結衣（しょうのゆい／演：佐々木希）
- 竹田京介（たけだきょうすけ／演：袴田吉彦）
- 弥生（やよい／演：黒島結菜）
- ファミレス店員（演：HIKAKIN）
- 絵菜（えな／演：RIMI）
- 玲央の母（演：中原果南）
- 『呪怨 -ザ・ファイナル-』の用語
- 呪怨
- 伽椰子の日記
- 『呪怨 -ザ・ファイナル-』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 竹田「この家さえなくなれば呪いは断ち切られる」
- 絵菜「私が死んでも一緒に遊んでね」
- 結衣「止められない。終わりはないの」
- 『呪怨 -ザ・ファイナル-』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 俊雄の設定が初期設定から大幅に変更
- 取り壊された呪いの家
- HIKAKINの銀幕デビュー作
- 『呪怨 -ザ・ファイナル-』の主題歌・挿入歌
- 主題歌：DOUBLE「Circle of Life」