ブラッククローバー（ブラクロ）の紅蓮の獅子王まとめ

レオポルドの昇級

アスタたちが魔宮を攻略した後に開かれた戦功叙勲式で、レオポルドは二等中級魔法騎士の称号が授与された。具体的な任務は不明だが、レオポルドは星を7つ獲得する活躍を見せたとのこと。魔法帝ユリウスからも「獅子王団団長と同じく君の炎魔法の威力は圧倒的だね」と評価される。

白夜の魔眼の王都襲撃

戦功叙勲式の最中にテロリスト集団の「白夜の魔眼」に王都が襲われた。紅蓮の獅子王のフエゴレオンとレオポルドは、黒の暴牛のアスタ、ノエルとともに騒動の鎮圧にあたる。その時のアスタの戦いぶりを見て、レオポルドは彼の強さを認めて自らのライバルと認定する。フエゴレオンは兄たちに馬鹿にされたことで委縮しているノエルに活を入れ、戦線に復帰させた。
フエゴレオンは苦戦するアスタに助太刀する形で敵の幹部と交戦、圧倒的な力を見せつける。その時にアスタを認めて魔法帝を目指す彼に「この私ともライバルだな」と声をかけた。団長のフエゴレオンに認めてもらったことはアスタにとって大きな出来事となる。
他の騎士団のほとんどが白夜の魔眼の罠にかかって王都から離れた場所へ転移させられる中、紅蓮の獅子王と黒の暴牛は王都で戦い続ける。しかしフエゴレオンは空間魔法で移動させられてしまう。そこで罠にかかってペンダントを奪われ、右腕を欠損する重傷を負う。帰ってきたフエゴレオンのその姿を見てレオポルドは思わず動揺してしまうが、兄の言葉を思い出して奮起する。アスタとともに白夜の魔眼の新手と交戦するが、そこに飛ばされた騎士たちが戻ってきたことで九死に一生を得た。
白夜の魔眼が撤退した後、フエゴレオンとレオポルドの救命措置が行われた。2人とも一命をとりとめたものの、フエゴレオンは目を覚まさなかった。レオポルドは兄をも超える男になることを誓った。

メレオレオナの団長就任と強化合宿

団長のフエゴレオンが昏睡状態に陥ったため、代理として姉のメレオレオナが団長に就任した。メレオレオナはフエゴレオン以上の実力の持ち主と噂されながらも戦闘・政に興味がないという理由で表に出ず、魔の力場が強い豪魔地帯を巡る野生暮らしで自らを鍛えていた変わり者だ。魔法騎士団に所属せず各地の強魔地帯を巡っていく事をフエゴレオンに伝えたときには凄まじい大喧嘩に発展したが、この非常事態を受けて団長に就任した。

紅蓮の獅子王は「星」の取得数で1位か2位しかとったことがなかったが、この年はフエゴレオンの不在の影響もあって第5位まで転落してしまう。これに怒ったメレオレオナは団員たちに活を入れ、温泉合宿を企画した。この合宿にメレオレオナは黒の暴牛のアスタやノエルと、金色の夜明けのユノを同行させる。また「星」の取得数を発表する場にいなかった黒の暴牛の団長ヤミと碧の野薔薇団長のシャーロットも連れていくことに。
温泉合宿の場所はユルティム火山という強魔地帯だった。この地は溶岩が常に噴出する危険地帯で、魔（マナ）が暴れ狂い呼吸するのもままならない場所だ。紅蓮の獅子王の団員たちは、ヤミやシャーロットを手本に、魔を身体能力向上に使い続けることで魔導士の魔力に磨きがかかり極致領域に達した状態である「マナスキン」の練度を向上させる。またメレオレオナはアスタやノエルに発破をかけて彼らの能力向上に一役買った。

王撰騎士団（ロイヤルナイツ）による白夜の魔眼のアジト総攻撃

白夜の魔眼を問題視したクローバー王国は王撰騎士団（ロイヤルナイツ）を結成し、白夜の魔眼のアジトに総攻撃を仕掛けることになった。選抜試験にはフォルティやレオポルド、ルベン、ベンといった面々が参加し、フォルティ以外の3人がメンバーに選ばれた。また王撰騎士団の団長はメレオレオナが務めることになった。
白夜の魔眼のアジトへに侵入は順調に行われたが、途中で転生魔法が発動する。転生魔法は人間に器に、エルフという種族の魂を植え付けるものだ。これによりエルフに肉体を奪われた団員が次々と離反する。紅蓮の獅子王はルベンやベンが離反。また紅蓮の獅子王のアジトでは副団長のランドールがエルフに体を奪われた。
メレオレオナはルベンをはじめとするエルフと対決。5人を相手に1人で奮闘し、エルフであるライアに「本当に人間か」と言わしめる。しかし途中で気絶してしまい、アスタによって救出される。
エルフに肉体を奪われなかった王撰騎士団のメンバーは、白夜の魔眼を追って王都へ急行する。紅蓮の獅子王団員を率いてエルフとなったランドールと対峙。エルフの魔力に押されるものの、最後まで諦めない信念が昏睡状態に陥っていたフエゴレオンに干渉し、炎の精霊サラマンダーを呼び込んだ。サラマンダーを得て見事に復活したフエゴレオンはランドールを拘束した。
その後フエゴレオンはエルフに肉体を乗っ取られた紫苑の鯱団長のカイゼルと、メレオレオナはエルフのヴェットと交戦。そしてお互い「メレオレオナの弟として（フエゴレオンの姉として）負けられない」と力を発揮し、撃破する。
その後はエルフとの和解を果たし、アスタの反魔法と金色の夜明け団長のウィリアム・ヴァンジャンスの魔法などで全ての転生魔法が解除された。

アスタの裁判

白夜の魔眼との戦い、ひいては人間とエルフの戦いは悪魔が暗躍した結果だった。この一件を受けクローバー王国はアスタに宿る悪魔を問題視する。アスタが処刑されそうになったところへ、団長に復帰したフエゴレオンと銀翼の大鷲団長のノゼルと共にユリウスの命で魔法裁判所に乱入し、黒の暴牛にユリウスからの命令を伝え、アスタを国外へ追放するという形で彼の身を守った。

ハート王国での修行とスペード王国の襲撃

レオポルドはハート王国の精霊守による修行に推薦され、ハート王国を訪れた。精霊守とはハート王国に5人いる実力者だ。この修行により、レオポルドはさらに実力を伸ばしていく。
それから半年後、ハート王国は悪魔憑きが支配するスペード王国の襲撃に遭う。レオポルドは敗れたハート王国の魔導士に代わり、スペード王国の魔導士と戦う。当初は敵の魔法に翻弄されていたが、敵の攻撃を耐え凌ぎ凄まじい大きさの術式を完成させ逆転を果たした。しかしスペード王国の勢いは止めることができず、スペード王国の幹部である「漆黒の三極性」の1人、ヴァニカにハート王国の王女を誘拐されてしまう。そしてレオポルドはヴァニカの呪いの爆弾により、重傷を負った。その後はエルフの国に保護され、更に強くなるため修行を行うことになる。

スペード王国へ侵入

ハート王国にスペード王国が進軍してきたのと時を同じくして、クローバー王国もスペード王国の襲撃を受けた。これにより、黒の暴牛のヤミと金色の夜明けのウィリアムが拉致されてしまった。彼らは現世と冥府を繋ぐ魔法の経路を開き、悪魔の力をさらに引き出すための魔法に利用されようとしていた。
彼らを救い、悪魔の顕現を防ぐべく、スペード王国への進軍が黒の暴牛の副団長ナハトを先頭に計画される。これに団長のフエゴレオンは参加。またエルフの国で修業を積んだレオポルドも参戦する。さらにナハトは団から離れていたメレオレオナも呼び寄せ、最高戦力でスペード王国を叩くことを決める。
クローバー王国の精鋭部隊がスペード王国に突入。フエゴレオンは漆黒の三極性直属の精鋭部隊「漆黒の使徒」と遭遇し、ナハトたちを先に進ませるために自ら囮となって戦闘を開始する。
メレオレオナは独自に行動し、スペード王国が巨大な伝説の魔神を復活させたところに乱入する形で戦いに参加した。スペード王国の魔神はかつてのスペード王国の王族であり、凄まじい魔力を持った二人の青年が変貌した姿だ。恐ろしいほどまでに強大な存在であったが、メレオレオナはザグレドに自身の魔法が通用しなかったことで編み出した新たな魔法「炎魔法 灼熱腕（カリドゥス・ブラキウム） 煉獄・深淵」を放ち、見事に沈めてみせる。

その後、クローバー王国はヤミとウィリアムを救出することに成功するが、最上級悪魔のルチフェロが不完全ながらも顕現してしまう。フエゴレオンやメレオレオナは他の団長たちと共にルチフェロに挑むものの、ルチフェロの力はあまりにも強大で、文字通り一蹴される。それでもメレオレオナは再度立ち上がって更に魔力を跳ね上げ対抗するが、限界が来てしまう。しかし彼女の稼いだ時間は無駄ではなく、アスタ、ユノ、ヤミ、ナハトの連携でルチフェロを倒すことに成功した。