バーレスク(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『バーレスク』とは、2010年に公開されたアメリカのミュージカルドラマ映画である。監督はスティーブン・アンティンで、主演はクリスティーナ・アギレラが務めた。ロサンゼルスのストリップクラブである「バーレスク」を舞台に、物語が展開されていく。バーレスクでは女性達が様々なショーを行なっている。片田舎で育った主人公アリは、歌手になる夢を追いながらロサンゼルスへと向かい、その後バーレスクの舞台で才能を発揮し、スターダムを目指す。
ジャックの元フィアンセ。ジャックとは遠距離恋愛中だった。アリがジャックと一緒に住んでいる事を知り激怒する。
ミスター・アンダーソン(演:ジェームズ・ブローリン)
バーレスクの向かいのビルのオーナー。
『バーレスク』の用語
バーレスク・ラウンジ
作品の舞台となるバーレスク・ラウンジは、鮮やかな照明、豪華な装飾、豪華な舞台セットなど、視覚的な魅力に溢れており、ダンサーが妖艶なダンスを披露している。客席にはテーブルや椅子が配置され、観客はパフォーマンスを見ながらお酒を飲むことができる。
バックダンサー
バーレスクのショーに出るダンサーで、主役ではなく後ろの方踊る脇役。
空中権
土地上の空間における権利のこと。土地の所有者は、地表から一定の高さ以上の空中領域も所有する権利を持つことがある。この空中領域を、地表の所有権とは独立した不動産として扱うことができる。
『バーレスク』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
アリが生歌を披露するシーン
ニッキの代わりにステージに立ったアリだったが、ニッキから音楽を止めさせる嫌がらせを受ける。音楽が止まり、場内はとても静まりかえっていた。観客はガッカリして帰ろうとしていたが、アリが突然マイクを持ち歌い始めた。アカペラで歌い出すと、その力強く美しい声がクラブ内に響き渡った。素晴らしい歌声に誰もが圧倒され、観客たちの反応からもアリの歌唱力の高さに心を打たれていることが伝わってくるシーンだった。
「Diamonds Are a Girl's Best Friend」のパフォーマンス
バーレスクのダンサーがマリリン・モンローの名曲「Diamonds Are a Girl's Best Friend」を歌いながら、華やかな衣装とダンスを披露するシーン。彼女たちの魅力とセクシーさが会場を沸かせ、それを見たアリは自分の姿を重ね、さらにこのステージに立ちたいと強く思うシーンである。
テス「成功への道は、多くの魅力的な駐車スペースで囲まれている」
テスが言う「成功への道は、多くの魅力的な駐車スペースで囲まれている」はアリに忠告をする言葉である。マーカスのことが気になっていたテスは、アリに成功を求める上で誘惑に負けずに進むよう忠告している。アリはこの言葉を聞いて、人気になり天狗になっていた自分を見つめ直すことになる。
テス「自分の顔はキャンバスよ」
アリは母親の愛情を知らないまま育った。バーレスクのパフォーマーはみな綺麗なメイクでステージに立つのだが、母親からメイクの仕方も学んでいないアリは上手くできなかった。仲間たちが誰も助けようとしない中、テスがアリにメイクをしながら「自分の顔はキャンバスよ」と言い、メイクを教えてくれた。アリはそんなテスを母親のように慕うのだった。
『バーレスク』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
クリスティーナ・アギレラの思いが詰まったシーン
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目次 - Contents
- 『バーレスク』の概要
- 『バーレスク』のあらすじ・ストーリー
- 夢を抱く主人公
- バーレスクの危機
- 最後の決断
- 『バーレスク』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- エイリーン・シャーウッド(演:クリスティーナ・アギレラ)
- テス (演:シェール)
- ジャック (演:カム・ジガンデット)
- バーレスクで働く人たち
- ショーン(演:スタンリー・トゥッチ)
- ニッキ(演:クリスティン・ベル)
- ジョージア(演:ジュリアン・ハフ)
- アレクシス(演:アラン・カミング)
- スカーレット(演:タニー・マッコール)
- ココ(チェルシー・トライユ)
- デイヴ(演:テレンス・ジェンキンズ)
- その他
- マーカス(演:エリック・デイン)
- ヴィンス(演:ピーター・ギャラガー)
- ナタリー(演:ディアナ・アグロン)
- ミスター・アンダーソン(演:ジェームズ・ブローリン)
- 『バーレスク』の用語
- バーレスク・ラウンジ
- バックダンサー
- 空中権
- 『バーレスク』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- アリが生歌を披露するシーン
- 「Diamonds Are a Girl's Best Friend」のパフォーマンス
- テス「成功への道は、多くの魅力的な駐車スペースで囲まれている」
- テス「自分の顔はキャンバスよ」
- 『バーレスク』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- クリスティーナ・アギレラの思いが詰まったシーン
- 自分でほとんどの衣装を用意したシェール
- 『バーレスク』の主題歌・挿入歌
- 主題歌: クリスティーナ・アギレラ「Express」
- 挿入歌:クリスティーナ・アギレラ「Something's Got a Hold On Me」
- 挿入歌:クリスティーナ・アギレラ「But I Am A Good Girl」
- 挿入歌:マリア・ディロン「Guy What Takes His Time」
- 挿入歌:シェール「You Haven't Seen the Last of Me」
- 挿入歌:シェール「Welcome To Burlesque」